渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中でヴィンス・ステープルズの新曲『BagBak』を紹介していました。
(渡辺志保)ここでもう1曲、私のおすすめチューンを聞いていただきたいと思います。西海岸を代表する技巧派ラッパー、ヴィンス・ステープルズ。彼もちょっと前に日本に来たんですよね。Beatsのイベントで来日してましたけども。ヴィンス・ステープルズが新曲、その名も『BagBak』というタイトルの曲を発表しまして。そちらを聞いていただきたいと思うんですけど、この『BagBak』っていうのはスラングのひとつで「あっち行け!」とか「俺の目の前から去れ!」みたいなニュアンスの意味らしいんですね。それをフックでも連呼しているんですけども。
このヴィンス・ステープルズのリリックの中にもバース2にですね、「Obama ain’t enough for me, we only getting started(オバマがやったことは十分じゃなかった。なぜなら、俺たちはまだまだ始まったばかりだかさ)」っていうラインがあるんだけど。この「Obama ain’t enough for me」っていうライン。同じようなことをジョーイ・バッドアスもちょっと前に発表しました『Land of the Free』っていう曲で同じようなことをラップしていて。
Joey Bada$$『Land of the Free』
Joey?Bada$$ ? Land Of The Free @joeyBADASS_ https://t.co/6V8lJ37fTF
「Obama just wasn't enough, I just need some more closure」— みやーんZZ (@miyearnzz) 2017年2月6日
もしかして、アメリカの一部の若いラッパーの子とか若い黒人の子たちの間では、そういうスピリットがひとつ共通項になっているのかな? なんていうのをちょっと感じたところでもありますので、聞いてみてください。ヴィンス・ステープルズで『BagBak』。
Vince Staples『BagBak』
はい。いまお届けしておりますのはヴィンス・ステープルズで『BagBak』でした。
<書き起こしおわり>