宇多丸 NGT48・山口真帆卒業発表を語る

宇多丸 NGT48・山口真帆卒業発表を語る アフター6ジャンクション

宇多丸さんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中でNGT48の山口真帆さんが卒業発表をした件について話していました。

(宇多丸)あと、例のNGT48ですよね。

(熊崎風斗)放送番組とかでも大々的にやられているようなニュースですね。

(宇多丸)山口真帆さんが暴行被害を受けたとされていて。で、結局不起訴にはなったんだけど……いろいろとやっぱり全然その対応が山口さん的には納得がいくものではなくて。「もう、いられない」っていう感じになって辞めることになってしまった。

(熊崎風斗)終結としては……。

(宇多丸)もう本当に超後味が悪い上に……まあ、もちろんそれぞれにそれぞれの言い分があって、真相っていうのもあるでしょうから、ちょっと僕がこの場でそこまで迂闊なことは言えないんですけども。山口さんがおっしゃっているような劇場なりの対応が本当ならば、これは言語道断だと思います。その物言いとか、本当にひどいと思うし。あの、ここでやっぱり、要は接触が多いグループの先駆けなわけですよね。AKBグループというもの全体が。握手会とかをやって、ファンとの接触が多い。

なおかつ、地域密着型であると、こういうことは起こりかねない。起こりやすいかもしれない。で、実際にこういう怖いことが起こってしまったという時、このシステムそのもの全体の責任者である……これ、いまの組織構造がどうなっているのかは知りませんけども。僕らから見て、組織全体、こういうシステムの考案者である秋元康御大はやっぱり公の場に出て、大鉈を振るってなにかをやるなり、ちょっとこのシステムそのものが持っている危うさが露呈してしまっているわけだから。

(熊崎風斗)そうですね。

(宇多丸)いま、どういうお立場でNGTとの距離感がどうとかは知りませんけども、僕らから見ると「秋元さん、なんか言わないのはおかしいですよ?」っていう感じがすごくしますよね。はい。以前、僕は何度か秋元さんにインタビューして。作詞家としてもインタビューをしていますし。

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(熊崎風斗)はい。

(宇多丸)まあ、そういうAKBの運営者っていうかプロデューサーとしてもお話を聞いていますけども。あのね、秋元さんは「逆にこういう場に出てなにかを言えば言うほど、逆に誤解が深まってしまうし……」っていう、秋元さんなりの引っ込み思案方向があって。

(熊崎風斗)ああー。

(宇多丸)で、僕はここで人間・秋元宣言をしないと。秋元さんだって人間なんだから、ちゃんと思っているところを言えば、伝わる人には……まあ、伝わらない人には永久に伝わらないけど。というのが僕の意見で。

(熊崎風斗)はい。

直接連絡できるほどの距離感でもない

(宇多丸)で、せっかく秋元さんの連絡先を知っているのに、こういう時に図々しく連絡をするほどの距離感でもないというこのもどかしさ。

(熊崎風斗)フフフ、そうですね(笑)。

(宇多丸)そこまで親しいわけじゃないっていう。でもさ、僕がここでまた言わなかったら言わなかっで、「圧力があるのか?」とか。ねえよ、そんなもん!

(熊崎風斗)たしかに、いろいろと勘ぐることはね、ありますからね。

(宇多丸)毎回言われるんだよ。圧力がどうこうとかさ。「じゃあ、くれよ! どこに届けたらくれるんだよ、それをよ! うっせーな、この野郎!」っていうさ。

(熊崎風斗)フフフ、個人的な怒りの方になってきましたね(笑)。

(宇多丸)そうそうそう(笑)。「なんだ、この野郎!」っていうね。

(熊崎風斗)今回の件とはまた別個にあるんですね、いろいろと。

(宇多丸)そう。あるから。でもとにかく山口さんの周りに関しては後味の悪いことになってしまって。あの、まあいまからでも秋元さん、なんかこれはコメント&アクションを起こすべきことではないかな?っていう風に思ったりしますよね。まだグループが存続するのであればなおさら……という感じがいたします。

<書き起こしおわり>

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