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渡辺志保 デイヴ・シャペル初来日公演詳細レポート

渡辺志保 デイヴ・シャペル初来日公演詳細レポート MUSIC GARAGE:ROOM 101
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渡辺志保さんがbayfm『MUSIC GARAGE:ROOM 101』の中でコメディアン、デイヴ・シャペル来日公演について詳しく紹介していました。

(渡辺志保)というわけで4時台前半は私が先日、行ってきたデイヴ・シャペルというコメディアンのライブの様子をお伝えしたいと思います。デイヴ・シャペルってなかなかちょっと日本でね、名前を聞く機会は少ないかもしれないんですけれども。まず、アメリカのお笑いシーンっていうかコメディアンっていうのは、日本とちょっと違ってスタンダップコメディーと言って、1人でマイクの前に立ってひたすらジョークを1人でしゃべっていくというスタイルが主流なんですけれども。

このデイヴ・シャペルはおそらくいま、アメリカで最も稼いでいると言ってもいいぐらいのスタンダップコメディアンの1人です。黒人の男性なんですけれども、たとえばNetflixで彼のスタンダップコメディーのライブが見れるんですけれども。それも1本20億円相当のギャラが支払われたという風に言われておりまして。本当にどんだけ稼いでるの?っていう感じの超有名コメディアンの方です。

で、そのデイヴ・シャペルのショーがここ日本で見れるという。もちろん初来日ということでですね、もうこれは行かねばならん!ってことで。それでチケットを買おうかなと思ったんですけど、言っても日本だとあんまり知名度は高いとは言えませんから、まあまあ大丈夫でしょうと思ってちょっとね余裕ぶっこいてたら、本当に瞬時にソールドアウトしまして。もうかなり「ああ、どうしよう、どうしよう?」と思ったんですけれども。運よく私の知人が「1枚、チケットが余ってるぞ」ということで連絡をくれまして、飛びついて有楽町の方に見に行ってまいりました。

で、会場は本当に90%ぐらいが外国人の方で。日本人の方が少ないというような感じでしたね。で、私の知り合いのブルックリン出身の男性の方がいるんですけれども。彼も後から連絡を取って。「日本に何年か住んでるけど、あんなに外国人の人が一堂に会したイベントを俺はかつて見たことがない」という風にも言っていたぐらい、かなりインターナショナルなバイブスに包まれた会場でしたね。

で、ですね、デイヴ・シャペルって本当にマジソンスクエアガーデンを埋めちゃうぐらいの人気があるコメディアンなんですけれども。最初、会場に入ると壇上でですね、DJの人が曲を流していて。途中からDJの人が「みんな、立ってくれ!」ということで。「いまからデイヴ・シャペルを迎えるぞ!」ということで、すごいパーティーチューンをどんどん流して、お客さんのボルテージを上げに上げて。それでようやくデイヴ・シャペルが登場。ちなみに開演時間よりも30分ほど後ろ倒しの時間でデイヴ・シャペルさんが登場したという感じでした。

で、「ああ、Netflixであんだけ見てたあのデイヴ・シャペルがこんな近い距離にいる!」というような感じで。私は去年、アメリカのフィラデルフィアに行った時も、フィラデルフィアのヒップホップバンド、ザ・ルーツが主催するフェスがありまして。そこにもデイヴ・シャペルがゲストで出るということだったので。まあまさかデイヴ・シャペルが……待ってても絶対彼は日本には来ないだろうから、アメリカまで見に行っちゃえ!って思って実は去年ね、見に行ったという経験があるんですけれども。

そのフェスが野外フェスだったんですけどね、悪天候によりデイヴ・シャペルが出てきてから10分ぐらいでキャンセルになってしまったんですね。なんで本当に見たって言っても一瞬、ちょっと遠くから見たっていう感じの。で、その後に嵐が来てずぶ濡れになって、とぼとぼ歩きながら会場を後にしたという経験があるんですけれども。まあちゃんと日本で、立派な会場でデイヴ・シャペルを見ることができて感激!っていう感じでですね、非常にテンション高いままショーを拝見したという感じです。

で、とても貴重だなと思ったんですけれども、彼はアメリカ出身のコメディアンですから、もちろんアメリカのネタが多いんだけど、日本にローカライズしたネタもいくつかやってくれて。まず冒頭、出てきて数分したところで、「日本に原爆を投下したのは本当に謝る。ごめんなさい」っていうことを言ってました。で、その後に、アメリカで……何だろう? 結構キツい人種差別なんかを取り上げたジョークが多くて。

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日本にローカライズしたネタも披露

こういうところで私がそれを再現するのは非常にはばかられるんですけれども、たとえば「過去の奴隷制の問題を話すと『過去のことはもう忘れなさい』って言われるんだけど、他の問題を取り沙汰すると『いや、これは過去から、昔から根付く重要な問題なんだからもっと真面目に考えなきゃダメだ!』みたいなこと言われるから、過去の問題って難しいよね。でも原爆を落としたのは本当にごめん」みたいなことをおっしゃっている場面もありましたし。

後は日本語ね。「俺が知ってる日本語は3つだ」ってことで。「『こんにちは』は『What’s up』、『ありがとう』は『Thank You』、そして『すいません』は誰かが俺のジョーダン(スニーカー)を踏みそうになった時に言う言葉だろ?」っていう感じで。よくご存知だなという風に思いました。その後も、これはちょっと他の番組でもしゃべったんですけども。「温かいコーヒーをください」っていうセンテンスがすごくリズムよくというか、面白く聞こえるみたいで。「アタタカイ、コーヒーヲ、クダサイ……」というのをずっとデイヴ・シャペルが劇中、繰り返していたりもしました。

それで、やっぱりアメリカのコメディアンの生のジョークですよね。だからすごく時事ネタも多かったですし。今年の初めに話題になりましたR.ケリーというR&Bシンガーの、彼が過去に女性に対して働いた暴行の件が非常に話題になりましたけれども。それをもうネタにしちゃうんだよね。で、そういう話であるとか。

渡辺志保 R.KELLY告発ドキュメンタリー『Suriviving R.Kelly』を語る
渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中でR.ケリーを告発するドキュメンタリー番組『Suriviving R.Kelly』について話していました。

同じくマイケル・ジャクソンが過去に彼がまあ……いま、本当にマイケル・ジャクソン、当たり前ですけども生きてないですから、どれだけ真実が語られているのか、非常にちょっと「ん?」って思うところもありますけれども。彼が働いてきた性的暴行というか、そういったこともネタにしてましたし。あとは、マス・シューティング(銃乱射事件)ですね。アメリカだといま、学校で若い学生さんが銃を持ってきてそれを乱射して、何十人も犠牲者が出てしまうというような出来事もありますけれども。「日本は銃の心配をしなくていいよね」って。デイヴ・シャペルも3人の子供がいるんですけど。「僕たちはアメリカで子供を育てていると、そのマス・シューティング、スクール・シューティングに怯えて暮らさなきゃいけないんだよね」っていうような話をしていたりとか。

あとはもちろんいまのね、トランプ政権のアメリカであることをネタにしたりとか。非常に機知に富んだというか、私としてはそのアメリカのコメディアンの方のライブに行くこと自体が初めてでしたので、本当にいろんな意味で興奮しながらショーを拝見した次第です。で、ちょっと私はその後、自分の他のラジオ番組の生放送があったので、最後の最後までは聞くことができなかったんですけれども、一緒に行った方によりますと、最後は結構こ感動的なスピーチのような形で。ジョークではなくスピーチのような形で幕を下ろしたということで、すごく感動的だったという風にもうかがっておりますので。

なかなかね、こういう機会はないかなと思うんですけれども、アメリカのそういうスタンドアップコメディー、Netflixで本当にいろいろと見れますので、ぜひみなさん興味がある方はぜひぜひ見てほしいなという風に思っております。そしてですね、デイヴ・シャペルと言いますと、2005年に彼が作った映画が1本ありまして。『ブロック・パーティー』という映画なんですけれども。

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当時私もね、たしか吉祥寺あたりの映画館に見に行った覚えがあるんですけれども。これ、ドキュメンタリー映画のようになってまして、デイヴ・シャペルがブルックリンの空き地みたいなところでブロック・パーティー……入場無料のコンサートを開くという。それに至るまで、そしてそのコンサートの模様を収録した映画なんですけれども。バックバンドはザ・ルーツ。そしてローリン・ヒルとプラズ、そしてワイクリフ率いるザ・フージーズの再結成であるとか。タリブ・クウェリ、モス・デフ、コモン、エリカ・バドゥ、ジル・スコットとか、もう本当にそうそうたるメンバーによるライブが行われる。

デイヴ・シャペルも自分の故郷からバスを出してですね、無料でお客さんを招待して。みんなでヒップホップ・ミュージックで楽しもうじゃないかという、そういった様子を描いたドキュメンタリー映画『ブロック・パーティー』というものがありまして。ちょっとね、デイヴ・シャペルのショーを見に行って私も改めて『ブロックパーティー』を見返しちゃって、もう本当にもっとヒップホップのこと好きになっちゃった! 胸アツ!っていう感じで再度見た次第です。

で、ここでちょっとその『ブロック・パーティー』で私がいちばんグッときたシーンがあのカニエ・ウェストがデイヴ・シャペルの地元の高校生のマーチングバンド。「ドラムライン」っていう風に言いますけれども。その学生さんと一緒に『Jesus Walks』というカニエ・ウェストの代表曲をね、一緒に街で行進しながら歌うシーンがありましてね、もう本当のピュアな高校生の子たちがひたむきにね、演奏しながら踊ったりしていて。そこに若き日のカニエ・ウェスト。かわいい感じでしたね。いまもカニエ・ウェスト、ある意味かわいいですけどもね。そこで自分の代表曲を歌うっていうそのシーン、私はいちばんグッときましたので、ここでちょっと振り返る意味も込めて、この曲お届けしたいと思います。カニエ・ウェスト『Jesus Walks』。

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Kanye West『Jesus Walks』

<書き起こしおわり>

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