渡辺志保 WhoHeem『Lets Link』を語る

渡辺志保 WhoHeem『Lets Link』を語る block.fm

渡辺志保さんが2020年10月19日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中でWhoHeem『Lets Link』を紹介していました。

(渡辺志保)それで私も次に1曲、かけさせてもらいたいと思うんですけど。私もほら、若者に一生懸命、話題についていこうと思って。それで次は、さっきヤナさんがSada Baby『Whole Lotta Choppas』という曲をかけてくださいましたけども。私はフーヒームの『Lets Link』という曲。

(DJ YANATAKE)これもね、同時期ぐらいから来ていたよね。

(渡辺志保)それで8月ぐらいにリリースされて、もう9月には大ヒットになって。彼はベイエリア出身の若いラッパーなんですけど、既にソニー系列のメジャーディールを獲得したっていうことで。

(DJ YANATAKE)やっぱり1曲で夢があるよね!

(渡辺志保)いや、すごいですね。それでもう既にストリーミングの回数も800万回ぐらいに迫る勢いっていうことで。それがそのわずか1、2ヶ月でそんな数字を叩き出しちゃってるのがこのフーヒームっていう名前の西海岸出身の若いラッパーということです。ただ、めっちゃ夢があるんだけど……この間もstarRoさんとの契約の話であるとか。

たとえば、私もちょっとジュース・ワールドが亡くなった時とかにも言及したような気もするんですけど。めちゃめちゃこれでバーン!って一気に名前が有名になって、お金がバーン!って入ってくるのはいいんだけど。でもたとえばメンタル面のケアであるとか、その後のキャリアのことであるとか。そういったものも一緒に整備されるといいなという風に思いながら。でも、ちょっとね面白いなって。もしかしたら次のリル・ナズ・Xみたいになるのかな?って。

(DJ YANATAKE)だからとりあえず不動産、買っとけっていう話ですよね。

(渡辺志保)みんなね、それを言いますよね。そうね。だからまあ、土地かビルかはわからないですけどね。

(DJ YANATAKE)これもTikTokヒットなんだっけ?

(渡辺志保)そうそう。これもTikTokヒットなんですよ。

TikTokヒット

(渡辺志保)だからこれがね、ちょっと前に見たらローリングストーンかなんかの記事だと、これが最新のTikTokが産んだバイラルヒットスターだ、みたいな感じのものも既に上がっていましたので。

(DJ YANATAKE)俺、でもすごい思うんだけど。ちょっと前までやっぱりさ、「○○チャレンジ」って……今ももちろん「○○チャレンジ」なんだけど。なんか本人発信で、本人が振り付けをして、「これをみんな、やってね!」っていうのが軒並みコケているような気がして。やっぱり結果、本当に自然発生したものしか……もちろんドレイクみたいな狙い方はありなんだけど。その振り付けまで作って一生懸命、「このチャレンジやって! このチャレンジやって!」みたいなのがもうちょっと、逆に古く見えちゃうっていうか。

(渡辺志保)ああ、そうだと思います。だから今、結構みんなその有名TikTokerとかに……。

(DJ YANATAKE)そうそう。やらせて。それをリポストするとかの方がクールっていうか。

(渡辺志保)そうなんでしょうね。でも私が今、こういうことをしゃべってるっていうことは、もっとTikTokの最先端では全然違うことが行われているんだろうな、とか思うし。これは自分の他のラジオ番組でも話したんですけど。今、そのTikTok自体がアメリカでどうなるかわからないっていう風になっているから。やっぱりTRILLERとかがその人気TikTokerをすごい頑張って引き抜こうとしているみたいな記事も読みましたので。

(DJ YANATAKE)ただ、この動き自体はまだしばらくトレンドを作るっていう意味では変わらなそうだし。ただ、やっぱり狙い過ぎちゃダメなんだよな。そのへんが透けて見えちゃダメなんだろうな。

(渡辺志保)ダメだし。で、たとえばこの『Lets Link』もさっきのSada Baby『Whole Lotta Choppas』みたいにちょっとバウンシーな曲じゃないですか。だから完璧にこういう系統の曲が今はTikTokで流行っているんだろうなっていう。だからこのフーヒームというラッパー自体が一体どこまで今後、注目されるとか、彼のプレゼンス、存在感を残すかっていうところ。そこも気になるところですね。

(DJ YANATAKE)あとはシステム的にどうやってもやっぱり一発屋になりやすい感じだよね。

(渡辺志保)そうそう。だからね、それですよね。というわけで、「ああ、そうなんだ」という感じで聞いていただければと思います。フーヒームで『Lets Link』。

WhoHeem『Lets Link』

(渡辺志保)お届けしましたのは今、すごいTikTokバイラルヒットになっておりますフーヒーム『Lets Link』でした。

(DJ YANATAKE)なんかロディ・リッチとかのさ、歌メロ感みたいな。クセになる感じでいいですよね。

(渡辺志保)そうね。今年もお正月からずっと『The Box』が流行っていたなっていう、そういう印象だったし。

(DJ YANATAKE)なんか、ねえ。他のジャンルの人からしてみたら「変な声だな」とか思うような気もするんですけどね。でもその反面、日本語ラップとかを聞いていてもそうなんだけども。めちゃくちゃ歌に対してバッチバチにスピットしてくるみたいな……今、話題のralphくんとか。あとHideyoshiの新譜がめっちゃよかったんですよ。『Jitsuryoku』っていう曲。まあ、また機会があればHideyoshiはちゃんと呼んでかけるのであれなんですけども。最近、一番好きな日本語ラップの1個かな。

(渡辺志保)ああ、本当?

(DJ YANATAKE)あとはJAGGLA『ATTOTEKI』。あれもかっこいいんですけども。

<書き起こしおわり>

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