ハライチ岩井『翔んで埼玉』『劇場版シティハンター』を語る

ハライチ岩井『翔んで埼玉』『劇場版シティハンター』を語る ハライチのターン

(岩井勇気)で、どこの映画館に行こうかな?って。

(澤部佑)フランスのじゃなくて?

(岩井勇気)フランスのじゃないよ! フランスの実写版じゃなくて、『シティハンター』のアニメの劇場版です。で、映画館、どこに行こうかなって。で、『シティハンター』の舞台は新宿だから。これはもう新宿だ!っていうことで。「『翔んで埼玉』も埼玉で見たし、新宿だ。歌舞伎町のTOHOシネマズだ!」って。もう『シティハンター』も出てくるし。

(澤部佑)おっ、いいねえ。

(岩井勇気)で、チケットを予約して、仕事終わりに本当に上映ギリギリの時間に仕事が終わってさ。で、急いで行ったんだよ。新宿に着いたのが上映の10分前ぐらい。「ヤバい、ヤバい!」ってなって。で、走って。遅れちゃうからってもう歌舞伎町をダッシュしてさ。途中、ホストに「あっ、岩井さん! 応援してます!」なんて言われて。走りながら「ありがとう!」みたいな感じで。ほぼ冴羽獠なのよ(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハッ! 本当だ!

(岩井勇気)ほぼ冴羽獠だったね。

(澤部佑)体験しながら(笑)。

(岩井勇気)新宿の知り合いに声をかけられて「おい!」みたいな。そんな体験をしながらギリギリで着いてさ。でも、やっぱりポップコーンとコーラだけはとりあえず買って。焦っていたから間違えてデカめのポップコーンを買っちゃって(笑)。

(澤部佑)ハズいね。1人で(笑)。

(岩井勇気)で、劇場に入ったんだよ。ただこれがね、時間帯もこの時間しか俺は行けないみたいな感じで。初の4DX(笑)。

(澤部佑)4DX?

(岩井勇気)4DX。『シティハンター』を4DXで見るという。

(澤部佑)なんだっけ、4DXって?

(岩井勇気)だから座席がガタガタ動いたり、あとは空気が風がプシューッて出てきたりとか。あと匂いが出てきたりとかするやつを『シティハンター』で見るというね。

(澤部佑)ハリウッドの超大作とかじゃなくて。『シティハンター』で。

(岩井勇気)新宿歌舞伎町のTOHOシネマズしか『シティハンター』の4DX、やってないかもね。うん。で、ワクワクしてさ。「4DX、どんなんだろう?」って。

(澤部佑)いや、いいじゃん。

(岩井勇気)座席に座ってさ。で、ポップコーンとコーラを横に置いて。それで始まったんだよ。そしたら冒頭。もうやっぱりワチャワチャしたカーチェイスみたいなのから始まるんだけど。初っ端からめちゃくちゃ揺れるんだよね。ガタガタガタッ!って。思ったよりもガタガタ揺れるからさ。もう本当に「あれ? ジョイポリス来ましたっけ?」みたいな。本当にアトラクションなの。

(澤部佑)ジョイポリス(笑)。

(岩井勇気)本当に。お台場の。

(澤部佑)ああ、あるね。グルグル回るやつとかね。

(岩井勇気)本当にね、映画館じゃないのよ。アトラクションに乗りに来たぐらい揺れるのよ。ガタガタ。となると、やっぱりもうポップコーンを盛りに盛って放ってあるのね。だからもう全部、ブチまけちゃうの。座席に置いておいたままだと。

(澤部佑)そんなに?

(岩井勇気)「横に置いておいたらヤバい、ヤバい!」ってなったから、取ってさ、自分で手で持って。周りを見たらポップコーンなんて買っている人、いないの。4DXでポップコーンなんか買っちゃいけなかったんだ!ってなって。誰も、もうジュースも持っていないし。で、ポップコーンなんて持っている人、1人もいないし。

(澤部佑)4DXのマナーとして?

(岩井勇気)マナーとしてというか、「わかりますよね?」みたいな。

(澤部佑)「こぼれますよね?」って(笑)。

(岩井勇気)そうそう。もう急いで手で持って。ポップコーンを守りながらカーチェイスを「収まれ、収まれ……」って冒頭からドキドキしながら(笑)。

(澤部佑)フフフ(笑)。

ポップコーンと相性最悪の4DX

(岩井勇気)で、その後で日常シーンになって。落ち着いて「ああ、よかった」なんて思ったらまたさ、思わぬところで来るのね。冴羽獠がさ、また女の子に「もっこり!」なんて飛び込もうとして。で、ヒロインの香が100トンハンマーで「なにやっとんじゃー!」とかってドーン!ってやった時、ガタガタガタッ!って揺れて(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハッ! 超いいじゃん!

(岩井勇気)で、ポップコーンが……(笑)。

(澤部佑)ヤバい、ヤバい(笑)。100トンハンマーで揺れるの? すげえ! 超面白いじゃん!

(岩井勇気)びっくりして。で、その100トンハンマーのシーンなんて『シティハンター』、何回もあるからさ。そのシーンで「ヤバい、ヤバい、ポップコーン!」ってなってさ。「もうやめろよ、冴羽獠、セクハラすんの!」って思って(笑)。

(澤部佑)それが冴羽獠だから……。

(岩井勇気)「セクハラ、やめろよ! ポップコーンがこぼれるだろ、冴羽獠!」って思ってさ。「こっちはカップに対してポップコーンがもっこりになっているんだから!」って思って(笑)。

(澤部佑)フフフ、なにそれ? 『シティハンター』にあおられた表現。

(岩井勇気)でさ、もうポップコーンこぼさないアトラクションになっちゃって。途中から。でも、大きいのを買っちゃったから食べきれないしさ。で、「もう揺れてもこぼさないぞ!」って思ってがっちりと持っていたら、ちょっとシリアスなシーンになって。銃撃戦ですよ。バババババッ!って撃ち合ってさ。もう銃撃戦になったら撃つたびに椅子の後ろから風がビューン!って吹いてきてさ。「あっ、ポップコーン……ポップコーン、こぼれる!」って。もうポップコーンが吹き飛ばされちゃうんだよ。

(澤部佑)そんな強い風なんだ。

(岩井勇気)すごい風が来るから。「こっちもあるのかい!」ってなって。「やめろ、やめろ、撃ち合いはやめてくれー!」ってこっちもなって(笑)。で、ポップコーンを持っていることで「もう早く日常のシーンにならないかな?」って。『シティハンター』の日常のシーンを望んじゃっているんだよ。ポップコーンを持っていることで。

(澤部佑)フハハハハハハッ! そうか。醍醐味を、やっぱり。銃撃戦とか。

(岩井勇気)でさ、「ふざけんなよ!」って思ったのがまたさ、海坊主っていうスキンヘッドで筋肉ムキムキのやつがさ、すぐバズーカをぶっ放すからさ。もう風と揺れが同時に来ちゃって(笑)。

(澤部佑)海坊主、やっぱりすごいね。

(岩井勇気)「ビューッ! ガタガタガタッ!」ってなって。「ああっ、ポップコーンが!」ってなって。「すぐバズーカを撃つなよ、海坊主!」ってさ(笑)。

(澤部佑)フフフ、楽しんでるなー(笑)。

(岩井勇気)それでも守りきっていたんだけどさ、もう最後の最後ですよ。もう海坊主の最後の最後。肉弾戦。海坊主がもう本当に殴り合いするシーンがあったんだけど。そこがもう半端じゃない。いちばんそこが揺れて。バコーン!って殴るたびにガタガタガタッ!ってなってさ。

(澤部佑)バズーカよりも。

(岩井勇気)「やめろやめろ、海坊主!」ってなって。もう乱打戦ですよ(笑)。

(澤部佑)悪と戦ってるんでしょ? 止めてるの、1人だけだよ!

(岩井勇気)「話し合いにしろ!」って(笑)。「バコーン! ガタガタガタッ!」って揺れてさ。もう最後のとどめのシーン。海坊主が最後の一撃でバコーン!ってなった時にガタガターンッ!って揺れて。もうバラバラバラッ!ってポップコーンがこぼれちゃって(笑)。「うわあ……ゲームオーバー!」ってなっちゃってさ。

(澤部佑)「ゲームオーバー」って……いや、ゲームじゃないから。

(岩井勇気)「ああ、終わっちゃったよ」ってなって。だから思ったよね。もう今度から冴羽獠にポップコーンのボディガードを頼もうって(笑)。

(澤部佑)フフフ、依頼者(笑)。

(岩井勇気)そう。依頼しようって。掲示板で。

(澤部佑)「XYZ」ね。

(岩井勇気)そう。「XYZ」(笑)。

(澤部佑)ちょっと塩がついて(笑)。

(岩井勇気)「ポップコーン守ってください」って(笑)。

<書き起こしおわり>

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