小袋成彬と夏帆 中高生時代に聞いていた音楽を語る

小袋成彬と夏帆 中高生時代に聞いていた音楽を語る MUSIC HUB

夏帆さんがJ-WAVE『MUSIC HUB』にゲスト出演。小袋成彬さんと中高生時代に聞いていた音楽などについて話していました。

(小袋成彬)曲をかけましょう。音楽番組なんですよ、これ。で、いま7曲用意してて、先週は2曲かけたので2番と7番以外の番号で気になるのがあれば。

(夏帆)ああ、じゃあザ・フレーミング・リップスにしよう。4番。

Do You Realize?
Do You Realize?

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Flaming Lips
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(小袋成彬)フレーミング・リップス。「好き」って言っていたもんね。

(夏帆)そう。好きなの。それこそ下北で飲んでいた時にさ、お店でかかって。「ああ、これ好きなんだよね」って。

(小袋成彬)「フレーミング・リップス、聞くんだ」って思ってびっくりしたんだよね、ザ・フレーミング・リップスで『Do You Realize??』。

The Flaming Lips『Do You Realize??』

(小袋成彬)お聞きいただいたのはザ・フレーミング・リップスで『Do You Realize??』でした。いや、いいですね。フレーミング・リップス。

(夏帆)いいですね。好きだなー。

(小袋成彬)ライブ、見たことある?

(夏帆)ライブ、見たことない。見たい。

(小袋成彬)あのね、舞台の下手と上手にそれぞれ20人ぐらい友達を読んで、ワーッて盛り上がるっていうのがフレーミング・リップスのやり方なの。で、みんなすごい思い思いの格好をして、この曲を流してブワーッていうような。それが彼らのスタイルっぽい。なんですよ。でも、フレーミング・リップスを知っている人、いないわー。

(夏帆)いるよー。

(小袋成彬)いやー、なかなか……ちょっと上の世代だしね。

(夏帆)ああ、そうかもね。

(小袋成彬)当時は音楽、よく聞いていた?

(夏帆)うん、聞いてた。

(小袋成彬)いちばん聞いていたのは、いつ?

(夏帆)ええとね、中、高、20代前半。

(小袋成彬)じゃあ、10代の後半ぐらいから?

(夏帆)うん、そうだね。最近、あまり聞かなくなっちゃったな。なんかさ、絶対移動中とかさ、歩いている時とかさ、音楽を絶対聞きたい人だったんだけど。最近なんかね、もう考え事をしてるからか無音がいいっていうね(笑)。

(小袋成彬)なるほど(笑)。当時、なにを聞いていた? いちばんよく聞いてたのは何? ハマった度でいうと?

(夏帆)ハマった度? 何聞いてた? そう言われると……。

(小袋成彬)俺はね、RIP SLYMEとかにハマっていたよ。たぶん15、6の時にそうかな。

(夏帆)中学生の時はね、Coccoとかもすごい聞いていた。あ、でもくるりも中学の時。

(小袋成彬)早いよね。くるりを聞いているのが早いもん。

(夏帆)東京だからかな?(笑)。

(小袋成彬)いや、東京だからだよ。浦和にまず届いていないもん(笑)。

(夏帆)でもさ、私の地元で聞いている子、いなかったかも。

(小袋成彬)ああ、そう? やっぱり早かったんだよ。

(夏帆)でも、仕事をしているっていうのもあるかもね。やっぱりさ、周りにそういう人たちがさ。

(小袋成彬)だってバンプ、アジカンとかじゃないの? 15、6の頃って。

(夏帆)ああー。あ、みんな聞いてた。

(小袋成彬)でしょう? くるりはすげーよ。早いよ、やっぱり。15、6から洋楽をすごい聞き始めていて、ちょっとそのへんがすっぽりと抜けているんだけど。スキマスイッチとか、聞いてないの?

(夏帆)聞いてない。

(小袋成彬)逆に聞いてない。いやー、すごいな。Oasisとかは?

(夏帆)うん、聞いてた。うち、親がさ、洋楽をすごい聞く人で。

(小袋成彬)マイケル・ジャクソン大好きでしょう?

(夏帆)あ、そうそう(笑)。マイケル・ジャクソンのPVを見せられて育っているからね、私(笑)。

(小袋成彬)『THIS IS IT』とかも俺ら、大学の時じゃなかった?

(夏帆)違うよ、高校。

(小袋成彬)あれ、高校?

(夏帆)私、覚えているもん。あのさ、ちょうど私、修学旅行で沖縄にいたの。そしたら親からメールが来て。「マイケルが……マイケルが……」っていう連絡が来たのをすごい覚えている。だから高校生だね。高3だね。18の時。

(小袋成彬)そうか。ギリで高校か。えっ、修学旅行で沖縄に行ったんだ。

(夏帆)そう。修学旅行で沖縄に行って。

(小袋成彬)高校は……そうか。高校はちゃんと行っていたんだ。

(夏帆)行っていたよ。

(小袋成彬)卒業したでしょ?

(夏帆)卒業した。

(小袋成彬)「大学に行きたい」とかって思った?

(夏帆)そうだね。行くものだと思っていた。大学に。その仕事と両立が出来なくて。あと、もうね、私は高校が出たぐらいで仕事をやめているんじゃないかって思っていたの。やめるんじゃないかと思っていて。だから、大学も行こうと思っていたんだけど。ちょうど受験シーズンとかもすごい忙しかったし。なんかその大学行く余裕がなかったっていうか、準備もできなかったし。それになんだろう。大学行ってやりたいことが特になかったんだよね。

(小袋成彬)ああ、そうなんだ。でもパラレルワールドでさ、大学に行って卒業をして、たとえば雑誌の編集者として働いて……とかって考えたこと、ある? やってみたい職業とか、なかった?

この仕事をしていなかったら……

(夏帆)それをね、25ぐらいの時に考えた。まあ、25って遅いけどさ。この仕事をしてなかったら、何やりたいかなって思った時に何も思いつかなかったんだよね(笑)。なんかその時に。

(小袋成彬)おおーっ。バイトもやってみたいとかもなかったの?

(夏帆)バイトはやってみたいと思っていたけど、バイトもやってきてないし。びっくりしたの、その時に。何か私は「この業界に染まるもんか」と思って10代からずっと仕事してきたわけ。「絶対に私はこの業界には染まらない」って思ってたんだけど、その時に「もうズブズブじゃん!」って(笑)。

(小袋成彬)そうね(笑)。やりたいこと、たしかにね。

(夏帆)もうどんなに考えても、この仕事以外にやりたいことがなくてっていうか。行き着く先は絶対にこの仕事だったから。その時にちょっとびっくりした。自分でも。

(小袋成彬)でもそのびっくりした自分に折り合いはつけたの? その、本当に思い浮かばなかったの? どう思ったの?

(夏帆)で、その時にはなんでそういうことを考えたのかっていうと、もう仕事をやめようって思ったの。25ぐらいの時に。それは10代の時に「あ、もう仕事やめるかもな」って思っていたのとはまた別の次元で。「もう私はこの仕事を続けられない」って思って。「もう無理だ」って。「私はやりたいけど、たぶんもう求められない」って思って。「もうダメだ、無理だ」っていう。なんかすごい、ちょっとダウナーな時期があって。

(小袋成彬)いろんな環境が重なったのかな?

(夏帆)そう。その時に思ったの。でも別に他にやりたいことがないなって思って。「海外に行こうかな」とか「パンを焼いてみようかな」とか考えたんだけど(笑)。

(小袋成彬)ああ、行っていたね。「フランスでパン屋をやりたい」とかって(笑)。言っていたわ、そういえば。

(夏帆)フフフ、けど結局、それも別にすごいさ……。

(小袋成彬)めちゃめちゃ本気なわけでもないしね。

(夏帆)全然本気じゃない。で、その時にね、びっくりしたの。

(小袋成彬)フフフ、びっくりするよ。それ、どう乗り越えたの?

(夏帆)まあいろいろとあるけど。周りの人に助けてもらったりとか。まあでも、うーん……。

(小袋成彬)自分が変わったの? 周りが変わったの? どっちが早かった?

(夏帆)自分かな?

(小袋成彬)自分が変わったんだ。すごい救われた現場があるっていう?

(夏帆)ああ、そうそう。その後に行った現場でね、そんなに……まあ短い作品だったんだけど。本当にその時期、全然仕事が「楽しいな」って思えなくなっちゃって。「もう辛いな、辛いな」みたいな。でも、その時期に行った現場で、久しぶりに「楽しいな」って思った現場で。「ああ、私はこういうことが好きだったんだな」っていうのをすごい思い出したっていうか。それでちょっと元気に元気になって。なんかさ、ちょっと気持ちが前向きになるとさ、いろいろと環境も変わっていったりするんだよね。

(小袋成彬)好転するね。

(夏帆)それでね、なんか元気になった。

(小袋成彬)いま、ちょうど上向きだ。

(夏帆)いまね、そう。上向き。

(小袋成彬)(小袋成彬)年始から(笑)。

(夏帆)年始から上向き。っていうか、上向きにしてる(笑)。

(小袋成彬)いや、大事、大事。人生のテーマよ、僕は。いつでも上向きにしないと。

(夏帆)そう(笑)。

(小袋成彬)よかったよかった(笑)。

<書き起こしおわり>

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