倉持由香さんがBSスカパー!『水曜日のニュース・ロバートソン』の中でグラビアアイドルのお仕事についてトーク。雑誌のグラビアのギャラについて話していました。
BSスカパー241 『水曜日のニュース・ロバートソン』ご視聴くださった皆様ありがとうございました〜〜!!!!!緊張したけど何とか #グラドル自画撮り部 の紹介やグラビア業界の今後を話せてよかったです…!時事問題、勉強になりました!またどうぞよろしくお願いします!!
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— 倉持由香@ グラドル自画撮り部部長 (@yukakuramoti) 2019年1月23日
(モーリー)そもそも、生き残りが大変そうですね。
(倉持由香)本当に大変なんですよ。グラビアアイドル業界。いま、「グラビアアイドル」っていう職業の人は1000人ぐらい……たぶんもっといると思うんですけど。グラビアアイドルで名前が思い浮かぶ子、10人挙げられますか?
(プチ鹿島)10人も……難しいですね。顔は思い浮かぶんですけどもね。
(モーリー)自分のコラムを持っている週刊プレイボーイで、自分のコラムを探す時にかならずグラビアを通らなきゃいけないので。商店街を駆け抜けるように見ておりますが、名前は……(笑)。
(倉持由香)アハハハハハハッ!
(モーリー)でもやっぱり、顔を覚えていないかな?
(倉持由香)そうなんですよ。そのぐらい、本当にグラビアアイドルとして名前と顔が一致するのは本当に難しいことですし。私も13歳の時にデビューしてもう15年目になるんですけど。デビューして9年間ぐらいは闇の中というか地中にずっといて。セミみたいな感じでずーっと。
(プチ鹿島)セミを越してますよね。
(倉持由香)ずーっとこういう感じだったんですけど、やっとここ数年で……。
(モーリー)でも、セミよりも命が長い。
(倉持由香)1週間よりは生きたいですね。長めに生きたいんですけども。
(プチ鹿島)いやー、よくがんばりましたね。
(倉持由香)本当に、どうにか毎日毎日、売れるためにはどうしたらいいのか?って戦略的に考えないと。
(モーリー)それをローティーンの時からずっと考えるんだ。
(倉持由香)ずーっと考えていました。
(モーリー)すごい生き方だな。
(プチ鹿島)その時代っていうのはどういう生活をされていたんですか?
(倉持由香)そうですね。前の事務所にいた時には事務所に住み込みをしておりまして。事務所の台所にドンキで買ってきた安い寝袋を敷いて、4年間ずっと事務所の台所で寝ていたんですよ。
(プチ鹿島)えっ、住み込みってそういう意味で住み込みですか?
(倉持由香)そういう意味で住み込みをしていて。それであと先輩のマッサージとか買い出しとか事務所の掃除・洗濯・電話番とかお茶くみとか……。
(モーリー)相撲部屋みたい。
(倉持由香)そうですね(笑)。
(プチ鹿島)芸人だと、同じエピソードをハリウッドザコシショウさんから聞いたことがあるんですけども……。だいたい寝袋でって。
(倉持由香)アハハハハハハッ!
(モーリー)すごい!
(倉持由香)ずっと固い寝袋で寝ていて、悔しくて悔しくて。「絶対に自分の力でタワーマンションに住んでやる!」って。
(プチ鹿島)こっからタワマンに?
(倉持由香)ここから自分の稼ぎで絶対に住む!っていうのを決めてましたね。
(プチ鹿島)でも、実際に厳しい世界じゃないですか。
(倉持由香)本当に厳しいです。本当に、先ほど、週刊プレイボーイの名前が出ましたけど、週プレの表紙をやってもノーギャラなんですよ。
(モーリー)ええーっ! ヤバい! どうしよう? 俺、自分のコラムで批判しなきゃいけなくなるよね!
(倉持由香)アハハハハハハッ!
(モーリー)あのね、こういうディスクロージャーがいちばん困るんだわ!
(倉持由香)週プレのコラムはギャラ、出るんですよ。モノクロページのコラムは1ページでもギャラが出るんですけども。
(モーリー)ああ、出る、出る。
(倉持由香)カラーで結構セクシーな、手ブラをして表紙をやっても、ノーギャラです。
(モーリー)ええーっ!
(プチ鹿島)えっ、そうなんですか?
基本、雑誌の表紙はノーギャラ
(倉持由香)グラビアアイドルは、ヤンジャンでもヤンマガでも、全部雑誌の表紙はノーギャラですね。
(モーリー)それ、どうなの? NHKですらさ、本当に低いギャラだけど、出るよ。所さんのところでももらっているよ、俺。
(プチ鹿島)それはあれですか? 高校球児が甲子園に出るみたいな、名誉なことだからノーギャラでいいだろうっていう?
(倉持由香)そう。名誉なことだからって。
(モーリー)手ブラが名誉なんですか? これが本当の「手ぶらで帰る」みたいな。ごめんなさ~い!(笑)。
(倉持由香)アハハハハハハッ!
(プチ鹿島)だからこういう有名な媒体に載るっていうのが……。
(モーリー)そのやり甲斐搾取、どうよ? ヤバくね?
(倉持由香)フフフ(笑)。
(モーリー)それなのに、そういうならわしがあるぐらい、結局お金を出版社側が独り占めしているにもかかわらず、雑誌そのものは売れなくなっているんだよ。全体に。なにこれ? そうすると、ますます搾取構造でしか生き残れないじゃん。改善できないループだよね? その中でどうやって生き残るかを考えたのがピラミッド構造っていう?
(倉持由香)はい。グラビアアイドルとかにとっていちばん大事なのは握手会とか、写真集とかを実際に買ってくださる方なので。
(プチ鹿島)実際に足を運んでお金を落としてくれる。
(倉持由香)そう。お金を落としてくれる層を増やすには、私の名前を知っている人たち。ピラミッドの底辺の絶対数を増やしていかなきゃいけないっていう。最初は小さいピラミッドでもどんどん名前が売れていけば、自ずとピラミッドが大きくなっていってイベントに来てくださったり商品を買ってくださる方の山も自然に大きくなるって考えたので……。
<書き起こしおわり>