小袋成彬 巨大な世界地図を買って考えたことを語る

小袋成彬 巨大な世界地図を買って考えたことを語る MUSIC HUB

小袋成彬さんがJ-WAVE『MUSIC HUB』の中で最近、巨大な世界地図を購入して自室に貼ったことを話していました。

(小袋成彬)ハーモニー、大事よ。これからはハーモニーです。波長を合わせていくんです。いろんな人と。肌の色も関係ありません。思想も……波長を合わせていきましょう。ハーモニーでございます。それで思い出したけど最近、4メートル、3メートルぐらいの大きさのあの世界地図を買ったですよ。今、ベッドに貼っていて。僕はちょうどね、アフリカ大陸の下で寝てる状態なんですけど(笑)。

買ってよかったです。イギリスで買った世界地図なので、いわゆる世界の人がほとんど認識してる世界地図。イギリスが真ん中にある。GMT(グリニッジ標準時)の位置にあって。そこから大西洋を挟んで左側にアメリカ。それで一番遠い右端に日本がある。「ああ、あれが東洋か」っていうような。だからね、縮尺が変わったんですよね。世界のね。

世界の縮尺が変わる

僕らはね、世界地図っていうと日本が真ん中の地図ですよね。太平洋の向こう側にアメリカがあって、すぐ左隣に中国。で、左の果ての方にヨーロッパっていう。で、「ヨーロッパって遠いな。イギリスって何で昔、世界を支配したんだろう?」って思ってましたけど、いざ改めて4メートル、3メートルの世界地図……イギリスが真ん中のやつをみると「ああ、すごいな。ここが本当に真ん中だったんだ」っていうのは改めて思い知らされました。

それにしても日本ですよ。東のあんなね、あんな遠い東の国に3000万人近い都市が首都でね、世界最大のね都市人口があって。で、みんな礼儀正しくて。めちゃめちゃ技術がすごくて……なんか、すげえ国だなってたしかに思うんですよ。なんか、不思議。うん。で、そういえばね、僕のロンドンの友達で日本のことを好きな人たちがいっぱいいて。みんなね、本当に何回も日本に行ってるし、俺が行ったことないような場所も知ってて。日本語もちょっとしゃべれてびっくりするんだけど。そんな友達たちが口を揃えて言うのが、「日本はなんかホームみたいに感じる」っていつも言うんですよ。

空港を降りた瞬間に「ああ、帰ってきた」って思うらしいんですよ。それで「どういうところが?」って聞くと、「居酒屋をおしぼりが出るし、おもてなしもサービスもすごいし、優しくしてくれるし。なのに技術も高くて……」って。「なるほどね」と思って。当たり前だと思っていたけども、いざ外から見るとたしかになって。それがね、またまた東の果てのなんか変な島国って思うと、たしかに魅力的だなって思うんですよね。そうだな。だからちょっと世界地図を買って、結構自分の国の見方が変わったな。

まあこれまでもね、いろんな経験を通して「ああ、やっぱり日本ってすげえな」とか、「ここはやっぱり日本はダメだな」とかって思うこといっぱいあるんですけど。本当にね、日本に行きたい人ってすごいいっぱいいるんですよ。「いつか行きたい」とかじゃなくて「本当に行って働きたい」みたいな。あの空気の中でね。それでこっちのギスギスした雰囲気がすごく苦手な人たちもいるから。そういう人たちは日本に行くとね、なんか心地良いって感じる人も多いらしいので。

とはいえ、そんなに外から受け入れている国でもないので。ちょっとね、最近考えを改めたんですけど。「日本からどんどん世界に出るべきだ」っていうのは何となく思っていて。それで実際に来てみて、「ああ、逆だったな」と思いましたね。「日本がどんどんと受け入れていくべきなんだ」っていうのを僕は感じました。ここ1年半ぐらいで。

外からの人をどんどん受け入れていくべき

そんなカルチャーを守りつつ、世界中の人を受け入れていくっていうのが一番理想かな? ここからの日本、新ジャパン。もう国籍も肌の色も関係なく……おもてなしっていうか、なんとなく人をいたわる心はある民族だなって思うから。自分の中にも。

その思想にすごく共感した世界中の優しい人たちが集まって……っていうのが本当に理想だし。場所的にもできるからね。一番東の果てでそういう空間を作っていこうよっていうのはね、いいと思いますからね。まあ、夢を語っていきましょう。ということでJ-WAVE『MUSIC HUB』小袋成彬でした。また来週。

<書き起こしおわり>

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