吉田豪と小林清美 アイドルの恋愛問題を語る

吉田豪と小林清美 ワイルドすぎる弟伝説を語る SHOWROOM

K&Mミュージック代表の小林清美さんが『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』に出演。吉田豪さんとアイドルの恋愛問題などについて話していました。

(吉田豪)まあ、こんな感じで清美先生は最高に面白いんですけど、一応番組的にアイドルの話もしておきましょうか。

(小林清美)はい。そうですね。アイドルさん。アイドルさんは本当に歳がかなり離れているじゃないですか。

(吉田豪)清美先生から比べるとね。清美先生は現在43歳?

(小林清美)はい。非公開なんですけど43です(笑)。

(吉田豪)フハハハハハハハッ! 崩壊しているじゃないですか(笑)。まあ、ゴッドタンでバレたんですよね?

(小林清美)そうですね。で、本当にアイドルさんが自分の子供みたいにかわいいので。歳が離れているのに。で、やっぱり「好きです」って言われると……「清美先生が好きです、きれいです、かわいいです」って言われるとその子のことを応援したくなっちゃうんです。

(吉田豪)無条件にイベントに呼んでいる人、だいたい好きになりますよね?

(小林清美)そうなんですよ。「好きです」って言ってくれている方をお呼びするとどんどんどんどん「好きです」って言ってくれるから、また呼びたくなるっていうことで。

(吉田豪)まあ清美先生のピュアさがズルいのが、アイドルの子とかがおもしろエピソードとして話した話を普通に清美先生が感動したりとか悔しがったりとか、その反応が良すぎて……アイドルは笑ってほしいのに、「そんなことをするひどい人がいるんですか! 許せない!」ってスイッチが入ったりとか(笑)。だいたい清美先生が持っていっちゃうんですよ(笑)。

(小林清美)ええーっ? そうですか?

(吉田豪)「怒り出した!」みたいな(笑)。

(小林清美)いや、でもアイドルさんって一生懸命生きているじゃないですか。すごくピュアに。だからそういう話を聞くと、なんかもしネタで言っているものだとしても、私は本当だと思ってしまうので、やっぱりそういう反応になってしまう。

(吉田豪)たとえば2週間前のゲストの絵恋ちゃんが、その時にも話していたんですよ。海でイベントをやった時、本当に海も嫌いで精神的にも追い込まれていたのに、「やらなきゃ、やらなきゃ……」って思って海の中に突っ込んでいたら、オタクが絵恋ちゃんに水をかけだして。さらに関係のない人まで水をかけだして。で、オタクが体を張って絵恋ちゃんを水から守ったみたいな話をバカ話としてしたら、感動して泣き出したんですよね? 「そんないい話があるなんて!」って(笑)。「ここで泣くの!?」っていう(笑)。

(小林清美)感動しましたもん。でも、絵恋ちゃんも私のことを「目が強すぎる」みたいな感じで……。

(吉田豪)っていうかね、絵恋ちゃんは「ビジネス破天荒」って言っていて。

(小林清美)そうなんですか。えっ、絵恋ちゃんあれは素じゃないんですか?

(吉田豪)素じゃないですよ。

(小林清美)あ、そうなんだ。普段の絵恋ちゃん、知らないじゃないですか。

(吉田豪)そう。ビジネス破天荒と本物の破天荒がいて、ビジネスサイコパスと本物のサイコパスがいるみたいな。いろいろとあるんですよ。

(小林清美)へー。いま、お休みをされていますよね。

(吉田豪)そうですね。

(小林清美)へー! そうなんだ。

(吉田豪)(コメントを読む)「人のボケを潰す天然」。そうなんですよ。

(小林清美)ええっ、そうなんですか?

(吉田豪)アイドルのおもしろエピソードを平気で潰していくっていうか。まあ、それが面白いんですけど(笑)。

アイドルのおもしろエピソードを平気で潰す

(小林清美)ああ、本当ですか? でも、私は引き出しているつもりで話はしていますけどね。その1人1人に。でもどうしてもなんか、「ああ、そのエピソードがあるんだったら、私もこんなエピソードがあるよ」ってこう……。

(吉田豪)そうなんですよ。かぶせちゃうんですよ(笑)。より強いエピソードで潰しにいっちゃうから(笑)。

(小林清美)そういうところか!

(吉田豪)「清美先生がまた乗っかって潰した!」みたいな(笑)。

(小林清美)ああ、そういうところがダメなのか。

(吉田豪)いや、全然ダメじゃない。結果的には面白いんですけど……やっぱり清美先生に勝てないんですよ。普通のアイドルだと。

(小林清美)でもそれはね、難しいところですよね。私みたいな人生はアイドルさんには送ってほしくないわけですよ。やっぱり、みんな生まれた時から本当のお父さんと本当のお母さん……私みたいに本当のお母さんがわからない。本当のお父さんが誰かわからない。この中で生まれてきた子供って……。

(吉田豪)また、お父さんが死ぬ時にもひどいことを言われたりね。

(小林清美)そうなんですよ! 「本当のお父さん」と呼ばれていたお父さんが死ぬ2週間前に私に「20万、貸してくれ」って言ったんですよ。病室のベッドでですよ。

(吉田豪)ようやくお父さんと連絡が取れて。

(小林清美)そう。生き別れて、全然会っていなくて死ぬ2週間前に突然電話が来て。「お父さんだよ、会いたい」って言うから病室に行ったら「20万、貸してくれ」って言われて。

(吉田豪)「それかよ!」っていう。

(小林清美)もう、本当にショックすぎて。まあさすがに貸さなかったですけども。だからね、本当にこういう人生を……。

(吉田豪)アイドルには送ってほしくないと。

(小林清美)送ってほしくないんです。で、やっぱりいま、大人になってアイドルさんとせっかく出会ったら、私みたいな恋愛もしてほしくないっていうことでロクデナシイタコを始めたし。

(吉田豪)うん。

(小林清美)私みたいな人生じゃなくて、ちゃんと素敵な人を見つけて、素敵な家庭を……好きな人に愛されるっていうことを送ってほしいんですよね。

(吉田豪)もともと山梨で清美先生がK&Mミュージックを始めた経緯とかも結構、泣ける話じゃないですか。

(小林清美)そうなんですよ。

(吉田豪)もともと音楽教室に勤めていた人が片親だったりとかで月謝が払えない人が意外といて。そういう人たちをいかにして支えるか?っていう。

(小林清美)そう。それで中嶋ふたばっていうこの間、結婚して活動休止っていう鏡星のふーちゃん、中嶋ふたばがちっちゃい頃、そこの教室に通っていまして。私はそこの副校長みたいな形で教えていたんですね。で、山梨のアクターズスクールで教えていて。そしたら、お母さんしかいなかったので、月謝が高かったんですよ。それで月謝が払えないから歌が習えないっていうことで泣きながら「辞めます」って言った時、校長に「お願いですからこの子の月謝、私が半分払うでもなんでもいいけど、そういう形で通わせられませんか?」って聞いたら、「そんな甘いことはできない」って言われて。

(吉田豪)片親補助みたいなね。

(小林清美)で、「できない」ってなったので、「じゃあわかりました。私、ここを辞めます。この子は私が教えます」って言って始めたのがK&Mミュージックなんですよ。で、鏡星のメンバーのそのふーちゃんを私が教えたかったがために、そのK&Mミュージックっていうのを立ち上げて。で、つい最近、幸せな結婚をしたので。もう私の夢はひとつずつ叶っているんですよね。だから、アイドルさんたちって私、思うんですけども。好きな人を作っちゃいけないとか、事務所によってあるじゃないですか。

(吉田豪)ありますね。むしろ、それで罰金を取るぐらいのね。やらかしたら。

(小林清美)でも、よく考えてください。好きな人ぐらい、いいじゃないですか。ファンの人を好きになっても、いいじゃないですか。えっ、なんでいけないんですか?って私は思います。

(吉田豪)まあ疑似恋愛ビジネスをやっている以上、せめて上手く隠してくれ、みたいなものがあるんだろうなって思いますけどね。

(小林清美)うーん、隠さなくても……でもまあ、それぞれの事務所さんの考えはあると思うんですけども。やっぱりね、女の子に「恋愛をするな」なんて無理なことなんですよ。隠れてしますもん。もっと隠れてします。

女の子に「恋愛するな」と言っても無理

(吉田豪)ある程度の年齢までは厳しくしても、ある程度の年齢以降は解禁しないと難しいですよね。僕が公言しているのは18ぐらいまではアイドルに専念して、そこからはなんとなく黙認で、「上手くやってよ」にするのがいいんだろうなって。

(小林清美)ああー。でも、人間じゃないですか。だから恋もするし、寄り添いたくもなるし、ぬくもりがほしくなるじゃないですか。だから応援した方が世の中、上手くいくと思うんですよね。それでもし離れちゃうファンの人がいたら、それまでだと思うし。そういう目でしか応援していないんだと思うし。歌とかその子のことを応援しているんであれば、全てひっくるめて応援できれば彼女たちは辞めないで済むし。結婚をしてもアイドルできるし。どんな形でも歌を続けられると思うから。ダメですかね?

(吉田豪)(コメントを読む)「それじゃアイドルじゃない気もする。難しい」って。

(小林清美)「難しい」……じゃあ、どうしよう?

(吉田豪)これはだから、小林よしのり先生がAKBオタだったわけですけども、よしりんが漫画で描いていたんですよ。「アイドルの恋愛を認めるなんてふざけた話だ。じゃあお前はお前の大好きなアイドルが『私、昨日セックスしてきました。イエーイ!』みたいに盛り上がっている時、お前は盛り上がれるのか?」みたいに描いていたんですけども。それは「そこまで言うな」っていう話じゃないですか。

(小林清美)そこまで言わなくていい。

(吉田豪)上手く隠してくれればいいんですよ。そこで罰則とかになっていくとおかしな話になるっていう。

(小林清美)そう。だからそこまで言わなくても、別に……。

(吉田豪)だって正直、僕ら普通に恋愛してても言わないじゃないですか。

(小林清美)言わないですよね。

(吉田豪)それだけの話ですよ。清美先生が突然「昨日、セックスしました!」って言わないじゃないですか。これだけオープンな人でも。

(小林清美)ああ、でも私、宇宙のことは言っちゃうな。

(吉田豪)ああ、そうか。宇宙セックスは……(笑)。それはでも、手を触れるぐらいなんで(笑)。

(小林清美)そうです、そうです。そうですよね。

(吉田豪)っていうだけの話だと思うんですよ。

(小林清美)本当、そうですよね。だから難しいけど、なんかファンの方からのその形も、なんかそういう大きな形でアイドルさんのことを見てあげれば、たぶんずーっと辞めないで続けられそうな気がします。

(吉田豪)結局どこかで限界が来て「もう辞める!」ってなっちゃうのはそういう自由のなさが理由なわけじゃないですか。本当に長くいろいろと見たいんだったら、もうちょっとゆるくしてもいいんじゃないの?っていう。それはその2週間前のゲストだった絵恋ちゃん然りなんですよ。絵恋ちゃんが、正直実年齢は結構行ってますよ。そんな人が、この前のこの猫舌SHOWROOMの配信の最後のところで、「休んでいるから恋愛解禁しちゃうかも」みたいな感じで終わらせたんですよ。そしたらそれに傷ついたみたいな感じで「絵恋ちゃん、恋愛したら僕は別のところに流れます」みたいなファンがいて。いや、これだけピュアにがんばってきた人がこの年齢までがんばってまだダメなのか?っていう。結構僕、それショックだったんですよ。うん。

吉田豪と絵恋ちゃん 活動休止期間とファンの推し変行動を語る
絵恋ちゃんが『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』にゲスト出演。吉田豪さんと活動休止期間中にしていたことや、ファンとの合同結婚式イベント、そしてファンたちの推し変行動について話していました。

(小林清美)だからガチっていうことですよね? ガチで好きだから……っていうことですよね。難しいですよね。

(吉田豪)ハタチそこそこならまだわかるよ。でも、絵恋ちゃんの実年齢を考えて!っていう。

(小林清美)なんか、やっぱり人間としての幸せもあると思うし。だからみんなそれぞれ、そういう目で見てくれればたぶんずーっと続けられると思います。アイドルを。

(吉田豪)(コメントを読む)出産時期を逃したりするのは本当に不幸だし、規制したらダメだと思う」。本当にそういうことですよ。

(小林清美)そうすればたぶん、ずっと続けられるんじゃないかな?って思いますよね。

(吉田豪)ねえ。(コメントを読む)「推しの恋愛相手がちゃんとリスペクトできれば問題ないけど、ムズいよな」。そこなんですよね。「こいつにだけは!」みたいなのもあるし。(コメントを読む)「呪いみたいな」「アイドルオタクもそろそろ意識革命を」って。

(小林清美)あと、アイドルさんたちが年齢とかで辞めてしまう……自分で決めて「もうここまでやったら私は辞めます」みたいなアイドルさんたちを見ると、すごい悲しくなってしまうんですね。

(吉田豪)結局、アイドルが人生のメインじゃなくて、この後の生活の方がメインって考えると……だから普通の仕事に転職するにはこの年齢がギリみたいな。だから22ぐらいから25まで。まだ第二の人生を歩める時期に辞める子が多いじゃないですか。

(小林清美)なんか私、売れるとか売れないとか、それだけが全てじゃないから。本当に。私なんかは本当に1人でもファンの人がいる限り歌っていきたいと思うし。なんか本当に売れるっていうことだけを考えていると、私はこの年齢までやっていないですけど。そこを……やっぱり売れたいのかな? 若い子の夢って、「大きいところでやりたい」とか「テレビをつけたら自分が映っているのが見たい」っていうのもありますもんね。

(吉田豪)ありますね。

(小林清美)だからみんな人それぞれの夢があるから。難しいかもしれないけど、やっぱりずーっとみんなの活躍を同じように見ていたいっていうのもあったりするから。アイドルさんが「もう卒業します」とか「辞めます」っていうと、ちょっとそれは悲しいというか。「もうちょっと見たかったな」っていう子たち、たくさんいますからね。

(吉田豪)うん。

<書き起こしおわり>

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