渡辺志保 2018年・Tygaの予想外の快進撃を語る

渡辺志保 2018年・Tygaの予想外の快進撃を語る INSIDE OUT

渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中で2018年に予想外の大ヒット曲を連発したタイガについて話していました。

Taste [Explicit]

(渡辺志保)次にオンエアーしたいのはタイガ『Taste feat. Offset』ということで(笑)。オフセットが続きますけども(笑)。

(DJ YANATAKE)フハハハハハッ!

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(渡辺志保)今年2018年、私はタイガへの興味が薄れてきていたんですけども……。

(DJ YANATAKE)いや、本当に。っていうか、全世界がそうだったでしょう?

(渡辺志保)薄れてきていたんだけど、2018年、すごい大健闘の年だったですよね?

(DJ YANATAKE)いまね、オフエアーの時にも話していたんだけど『Kyoto』っていうアルバムが出て、日本的には日本のデザインが使われたりして「おっ!」とかって思っていたけど、ぶっちゃけあのアルバムも話題にならなかったし。「ああ、このままタイガはどうなっていっちゃうのかな?」みたいな。YMCMBと契約して、全然うまくいかなくてそこをドロップしたりして、ああ、タイガはどうなっていっちゃうのかな? そして、アルバムもあんまり話題になんないな。このまま終わっていくのかな?って思ったら、今年の快進撃みたいな。

(渡辺志保)ねえ。そう。やっぱり10年ぐらい前に『Rack City』を大ヒットさせたあのタイガが戻ってきた!っていう感じがしますし。いまからかけるのは『Taste』なんだけど、たとえば他にもニッキー・ミナージュの『Dip』とかさ。

あとは『SWISH』とかも。

結構クラブヒットしていた印象がありますし。たぶんストリーミングとかでもね、バイラルヒットになっていたと思う。で、やっぱりタイガといえば私としてはですね、長年カイリー・ジェンナーとずーっと付き合ってたっていう。で、カイリー・ジェンナーと付き合っていたからこそ、クリス・ジェンナー……カイリーのお母さんがカニエとタイガを一緒にビジネスさせようとしたというか。G.O.O.D.ミュージックのマネジメント部門にタイガを入れ込もうとしてたんだよね。たしか。間違っていたらすいません。

なんだけど、まあカイリーと別れてしまった。イコール、カーダシアン家とのパイプもなくなってしまったので。で、ちょうどその『Kyoto』のあんまりバズんなかったみたいな感じで、やっぱりカーダシアン・ジェンナー家と縁が切れてしまうと怖いなっていう風に思ってたんですけど、そこを本当に本当に打ちのめして、2018年はヒットシングルを連発した。

で、いまそのカーダシアン・ジェンナー家の女の子たちと付き合っているがためにいざこざに巻き込まれまくってるのがトラヴィス・スコットというですね、万能なラッパーの方がいますけども。まず、カニエさんがまた先週末ぐらいですね、Twitterで活発にいろいろと発言をしていまして。で、トラヴィスの『SICKO MODE』っていう曲がいま本当にビルボード・チャートで1位だからみんな知っていると思いますけども。『SICKO MODE』のドレイクのバースでちょっとカニエのことを揶揄するようなラインがあったんですよ。

で、そこでドレイクに対してね、「俺がいなければお前はいまのドレイクじゃないんだぞ!」っていうことをツイートしてですね。あの……YMCMBのリル・ウェインの立場は?っていう感じなんですけども。そういうことを言ってみたり。で、なんなら「これをOKしたトラヴィス・スコットもどうかと思う」みたいな感じになっちゃって。で、それでトラヴィスがナイキの服を着てるとかなんとかっていうのもね、みなさんの攻撃の的になってしまった。

そこでカイリー・ジェンナーがですね、「もうカニエとトラヴィス、ちゃんと話し合って全て結果オーライだから心配しないでね」みたいなことも言ってましたけれども。まあ本当にね、たまんないですよねっていう。なんの話をしたいかちょっとわかんなくなってきたけど。うん。

(DJ YANATAKE)まあいいや。カニエとドレイク……もともとあれでしょう? ドレイクの10年前のアルバムの中で1曲でカニエの曲をサンプリングしてたんだね。で、それの許諾を取ろうとして。ビーフ中なのに。ビーフ中っていうかプシャ・Tがね。ビーフもあったから。それで「おら、来た! こいつはフェイク野郎だ! こんな時期に俺にクリアランスを頼んで来やがって!」みたいな。そこからなぜか、ツイートを100連投ぐらいしたんでしょう?

(渡辺志保)そう。だから私も全部を追いかけている自信がないので、いまどれだけ私が正しいことを自分がしゃべっているかも定かではないんですが。うん。さすがにもうちょっと追いかけきれないって思ってしまいました。で、キム・カーダシアンもね、「ぶっちゃけカニエはTwitterから離れてほしい」みたいなことも言ってましたし。うん。

(DJ YANATAKE)まあ、そんな感じでまた2人のビーフが激化していて。今後また『INSIDE OUT』でもちゃんと紹介していきたいと思いますけども。まあでも、また大物たちがモメるとね、話題がそっちに集中しますからね。

(渡辺志保)しますし。でもさ、たぶんカニエとドレイクがビーフしても何もいいことは生まれないのはさ、もうさ分かりきってることでもありますからね。多分周りの冷静な大人たちみんなが止めるというか。ドレイクもあまりにもう乗っかってこないと私は思います。

(DJ YANATAKE)まあとにかくカニエがなんか知らないけど怒りのツイートをブワーッてやって、ドレイクはインスタのストーリーでなんか「お前の発言(ワラ)」みたいな感じの絵文字だけをね、つぶやいて。

(渡辺志保)そしたら「絵文字で返すな!」ってすぐにツイートしててワラ。「ヒマか!」みたいな感じでしたね。はい。

(DJ YANATAKE)まあ、そんなのも気になりますけども。僕はカニエはあれなんですよね。メタルギアソリッドを作った小島秀夫監督に会おうとしているのもだいぶ気になりましたけども。

(渡辺志保)実際に小島監督がTwitter上で返した?

(DJ YANATAKE)いや、返していないんですよ。俺が知っている限りは。なんかゲーム業界の偉い人みたいな人が「間に入ろうか?」みたいな。

(渡辺志保)なるほど、なるほど。

(DJ YANATAKE)あとね、このタイガの話に戻りますけど、この『Taste』から『Dip』とか『SWISH』とかヒット曲を連発してて。この感じを作ったD.A.Domanっていプロデューサーがいて。この人が結構ね、ヤバかったなっていう。で、この間、それこそKOWICHIくんのワンマンの時に楽屋でCREAMのStaxx T a.k.a T’Z BEATZ。彼はビートメイカーでもあって。そしてZOT on the WAVE。Lil’Yukichi。あとはTokyo Young VisionのDJ NORIO。4人でプロデューサー談義みたいなのをしていた時、このD.A.Domanがヤバいと。やっぱり次のDJマスタード感を完全に……。

(渡辺志保)ビンビンにありますよね。

(DJ YANATAKE)それを作ったって言っていて。オープニングでもインストでかけてましたけどもコダック・ブラックの『ZEZE』とかね、そのへんもプロデュースしていて。このサウンド感はマスタードではなくてD.A.Domanっていう人が、そのマスタードの感じを……。

(渡辺志保)継承してアップデートしているっていうような感じですかね?

(DJ YANATAKE)このプロデューサー、ビートメイカーたちも注目していますよという感じですね。

(渡辺志保)かしこまりました。じゃあ、ちょっとそこで聞いてください。タイガで『Taste feat. Offset』。

Tyga『Taste ft. Offset』

(渡辺志保)はい。いまお届けしておりますのはタイガ feat. オフセットで『Taste』です。このサウンド感、たしかにさっきも言ったけど、タイガが10年ぐらい前に『Rack City』をマスタードと組んで出した時の「新しい、これ!」みたいな。そういうヴァイブスが非常にするなと思いました。

(DJ YANATAKE)だからタイガがこういった復活を2018年にするとは、なかなか予想できていなかったよね。

(渡辺志保)そうね。だからもう新しいサウンド的なパートナーを見つけたっていう感じだから、今後も快進撃が続くんじゃないかと思っています。

<書き起こしおわり>

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