渡辺志保 カナダ・トロントでのドレイクの影響力を語る

渡辺志保 カナダ・トロントでのドレイクの影響力を語る INSIDE OUT

渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中でカナダ・トロントに訪れた際の模様をレポート。現地で調査したドレイクの影響力について話していました。

(渡辺志保)私、ちょっとカナダのトロントの方に行っておりまして。それもすごく光栄な機会にあずかりまして、日本のあるメディアさんに声をかけていただいたんですけれども。トロント観光局というところが世界のジャーナリストを何人か集めて、「トロントがこんなに素晴らしい。特に音楽的にこんなに素晴らしい街なんだよ!」っていうことをアピールするというプレスツアーに参加させていて。日本からは私だけがうかがったんですが、他にも中国とかドイツ、UKからジャーナリストが集まっていてて。

で、みなさんで老舗のジャズクラブであるとか、あとはトロントってすごくパブリックアートがたくさんある街なんですね。で、そういったところでグラフィティーの聖地みたいなところを巡ったり。で、トロントといえばドレイクということで、いちばんのハイライトはいま、全米。北米を回ってますドレイクとミーゴスのツアーのトロント公演をみんなで見に行くというのがそのプレスツアーのハイライトだったんですけれども。

なんと私たちが見に行くツアーのドレイクのショーが延期になってしまいまして、結局ドレイクとミーゴスは見れないまま帰国したんですけれども。でもそれにしても、やっぱりいろんな多種多様な文化を経験させていただいたということで非常に意義深いトロント滞在ではありました。で、そのドレイクのライブを見に行く当日の朝、「今日のトロントのライブは中止です」っていうアナウンスが一斉にバーッとされたんですよ。「なんで中止になったのかな?」って思いながら、夜もずっと1人でホテルで過ごしていて。ちょうどMTVのVMA、ビデオ・ミュージック・アワードをやっていたから。せっかくだからVMAをテレビで見ようかなと思って。

で、その前にVMA、どんな感じかと思ってTwitterでタイムラインを見ていたら、なんとニューヨークのラジオシティホールで行われていたビデオ・ミュージック・アワードの会場にミーゴスのオフセットとクエヴォが参列していてさ。「えっ! お前ら、VMAにおるんかーい! だからキャンセルしたんかーい!」みたいなね。で、VMAにカーディ・Bが長女カルチャーちゃんを産んではじめて公の場に出るっていう。それがこの間のVMAだったんですけども。まあ、それのためにオフセットもクエヴォも現場に駆けつけたのかな?って。でも私もカーディ・Bは大好きだし、それはちょっと責められないわと思っていたんですけれども……。

ドレイク・トロント公演キャンセルの本当の理由

実は、トロント公演がキャンセルになってしまったのは他の理由がありまして。なんとドレイクがね、トロントに行く前はシカゴでライブを行っていたんですけれども。そこでソフィアちゃんという10歳の女の子。そのソフィアちゃんという小さい子供がいて、彼女がすごく重い病気を患っているんですよ。なんだけど、そのソフィアちゃん……いま10歳で今度11歳になるっていう個がいまね、バイラルヒット中の『In My Feelings』のダンスを踊るビデオをネット上にあげまして。

「もしも、私の11歳の誕生日にドレイクに会えたら嬉しいな。あなたがシカゴにいるのは知ってるんだよ」っていうメッセージを発信したら、なんとなんとそのソフィアちゃんの誕生日にドレイクが病院にお見舞いに来たんですね。

Me and my love Sofia talking about Bieber and Owls and Basketball???

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それで「実は今日、自分はライブをキャンセルして君に会いに来たんだ」っていう風に言ってまして。その記事を読むとね、本当にしょうがないというか、致し方ないなって。だってこの後さ、ドレイクは自分のキャリアの中でたぶんトロントでライブすることって何十回とあるはずなのよね。でもソフィアちゃんは、その何十回のうちに行けるかどうかわからないですし。本当に来年の自分の誕生日の時に元気かどうかもわからないような容態だからこそ、ドレイクはねソフィアちゃんを見舞ったということで。

そういったニュースを見るにつけ、まあ今回いろんな運命が働いたんだなって思うようにしてます。でも本当に意義深い旅行でございまして。このことに関しては、お声掛けいただいたメディアでいろいろと書きたいなと思ってますので乞うご期待という感じです。ちなみに、私はトロントでいま話題の映画『クレイジー・リッチ!』を見てきまして。明日、私はTBSラジオの『アフター6ジャンクション』に出るんですけども。この『クレイジー・リッチ!』を見た感想ももし時間の余裕があれば、明日宇多丸さんと一緒にトークしたいななんていう風に思っていますので、ぜひぜひ明日のTBSラジオも聞いてみてください。

でも本当にトロントってドレイクの街だわと思いました。いろんな人、会う人会う人に「ぶっちゃけトロントではドレイクはどういう風に受け入れられているのか?」みたいなことを聞いて回ったんですけど、観光局の人がおっしゃるにはドレイクの観光経済への効果って5%もあるんですって。なので年間トロントに観光に来る人の5%ぐらいはドレイク目当てトロントに来てらっしゃるっていう。

その他にもね、向こうの音楽プロデューサーの方とも話をしたりもしたんですけれども。やっぱりドレイクって本当に日本にいるとちょっと分からないぐらい、もう超ポップスターで本当にめちゃめちゃパワーのあるアーティストだっていうことが今回の旅で本当によく分かりました。なので私、いつかかならずやトロントでドレイクのライブを見るという、ある種リベンジを果たしたいなと思うを思っております。ちなみにトロントの公演は3日連続であって、その1日目がキャンセルになったんだけど。2日目はなんとさ、トラヴィス・スコットを連れてきて『SICKO MODE』を生で一緒にやっていたんですよね。

ねえ。シェック・ウェスとかもその場にいたみたいでさ、ちょっとたまんないっていう感じがするので、ぜひ私もいつかトロントで。もう1回、トロントに行ってドレイクのショーを見たいな、なんて思いました。

そして、『アフター6ジャンクション』といえば宇多丸さん。といえば……っていう感じで昨日、青森県八戸市に行ってまいりまして。なぜかと申しますと、『INSIDE OUT』でもおなじみ、写真家のcherry chill willさんの地元、フッドなんです。そこでcherry chill willさんがRHYMESTER さんを引き連れて地元八戸でトークイベント。そして深夜のライブイベントをやるという企画がございまして。なんと私も、わざわざ司会進行として八戸に連れて行ってもらって。

20年ぶりなんですって。八戸でRHYMESTERさんがライブをするのは。で、めちゃめちゃエモいイベントになりました。ぶっちゃけcherry chill willさんもちょっと目頭が熱くなるような場面もありまして。私もね、こんな歴史的な場面に立ち会えて本当に光栄だなと思いましてですね。本当に胸がいっぱいになった次第でございます。このへんのことをもしかしたらしたら明日の『アフター6ジャンクション』でもお話してるかも分かりませんのでぜひぜひチェックしてみてください。

(中略)

(渡辺志保)でもね、ちょっと話が戻っちゃうけど。本当にね、トロントのクラブのドレイク合唱具合は本当にすごかったです。私がすごい感銘を受けたのは、たまたま私が行った時のも『Nice For What』から『In My Feelings』につなげていたんだけど。『In My Feelings』のさ、私の大好きなシティ・ガールズのところをみんな歌うの。特に女の子が。

そこが本当に胸熱!っていう感じでしたね。で、DJの方がさ、きっとおそらくドレイクはもうこのトロントにいるはずだ!っていうシャウトをしながら曲をかけてたんだけど。まあ実際にはいなかったっていうこともございました。まあでも本当にいい思い出です。

<書き起こしおわり>

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