渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中でミーゴスのオフセットが交際中のフィメールラッパー、カーディ・Bにプロポーズしたニュースについて紹介していました。
(渡辺志保)週末……日本時間で言うと10月28日かな? アメリカ時間で言うと10月27だったんですけども、ペンシルバニア州フィラデルフィアのラジオ局、Power 99っていうのがありまして。そこがすごいフェスみたいなライブ『POWERHOUSE 2017』っていうのを開催したんですね。ヘッドライナーはミーク・ミル。ミーク・ミルってフィリー出身なんですよ。で、フィリーのギャングとかヤンキーたちにすっごい絶大なる支持を得ているのがミーク・ミルなので、この日のヘッドライナーはミーク・ミルだったんだけど。あとはリック・ロスとかトラビス・スコットなんかも出演すると。
で、その中にいまをときめくカーディ・Bもラインナップされていたんですよね。それで、みなさんの話題は結果的にそのカーディ・Bになっちゃったんだけど。カーディ・Bがパフォーマンスしている時にミーゴスのメンバーのオフセットが来て、一緒に曲を披露していて。で、知っている人も多いと思うけど、ミーゴスのオフセットとカーディ・Bっていうのは付き合っているんですよね。今年のはじめぐらいから交際がスタートして。一時期は別れたんじゃないか?っていう噂があったりとか。ちょっと前もカーディ・BがInstagram上でおっぱいの谷間をグイン!って見せながら、いかにもクラブで撮りました、みたいなセルフィーをインスタのストーリーに載せて「Single」っていう文字でキャプションをつけてアップしたんですよ。
「Single」っていうのはまあ、「彼氏(旦那)がいません。私、いま独り身です」っていう状態のことを言うんですけど。で、その瞬間にTwitterのトレンドワードにカーディ・Bが来て、「カーディ・Bがオフセットと別れた!」っつってみんなその思わせぶりに「Single」ってキャプションをつけているスクショをバババババッて上げて。私もスクショをバッて撮って、「うおっ!」みたいな感じだったんですけど。そのすぐ後にカーディ・B自身がまたInstagramのストーリーで「ベイビーたち、ごめん。ちょっと私、大げさに言い過ぎちゃったけど。彼氏にちょっとイラッとして言い過ぎちゃったんだけど、私たちは別れてません」みたいな、そういうすごいメンヘラかまってちゃんみたいな感じのやりとりを自分でInstagramにやっていたんですよ。
カーディ・B「Single」
それでその後、ニューヨークファッションウィークとかでも2人で仲睦まじく座っている姿なんかをパパラッチされたみたいなのもあって。まあカーディ・Bとオフセットは仲がいいんだなってことだったんですけども……そのフィリーのライブでなんと、パフォーマンス中にオフセットがおもむろに片膝をついて。よく英語では「Bended Knee」とかって言いますけど。で、指輪をパカッ!っつって、カーディ・Bに「結婚してくれ」って、何万人と観衆がいる中で。ちなみにこのPower 99のライブはチケットもソールドアウトしていたらしいんですけども、何万人もの観衆が見守る中で「結婚してください」とプロポーズしたと。
で、みんな観客の人が「ウワーッ!」ってなっているんだけどさ。いま、動画がいろいろと出回ってますが、「ウワーッ!」っていう観客の歓声が次第に「カーディ! カーディ! カーディ!」って歓声に変わっていって、もう私なんかも勝手に胸熱!ってなっちゃって。で、カーディももちろんすごい長いエクステンションの髪の毛をつけていて、それを振り乱して「Yes!」みたいな感じで。で、アリーナのド真ん中でオフセットがカーディ・Bちゃんの薬指に8カラットのダイヤモンドですって! それをはめてね、めでたしめでたし!っていうね。
オフセットのプロポーズ
でも、彼らがすごいのはその直後にお互いがInstagramのストーリーで見せびらかしポストがすごくて。で、いかにもオフセットもその指輪を撮って、「8 ct.(8カラット)」ってキャプションをつけてストーリーに上げていたりとか。これ、もう日本だったら超顰蹙買うだろうなって思って(笑)――まあ、アメリカでも顰蹙を買うと思いますけども――超顰蹙買うだろうなと思ったりとか。で、カーディちゃんも指輪をゆーっくり自分の指で回しながら、いろんな角度からiPhoneの前で指輪を回す動画とかを撮っていて。これもまた顰蹙を買うだろうな……みたいな感じなんですけども。まあ、8カラットのエンゲージリングを渡したと。
で、結構さ、日本もそうかもしれないけど、婚約期間から実際に結婚するまでって結構ちょっとブラックボックス的なところもあるというか。婚約したはいいけど、なかなか結婚しないっていう例が、結構私が見る限り、アメリカではポピュラーな気がするんですよ。たとえばT.I.とその奥さんのタイニーなんかも婚約期間が何年も続いて、そこからやっと結婚。で、その後数年で離婚しちゃうっていうようなパターンもありましたし。その間に子供がいっぱい生まれたりするんだけど。なので、オフセットとカーディもいま婚約はしたけども、果たして2人が無事にゴールインできるかどうかっていうのはちょっとレペゼン野次馬としては気になるところですし。
で、すぐに向こうのケーブルテレビ局のBETとVH1がそれぞれ、「結婚式までの道のりをリアリティー番組にします」っていうのをTwitterなんかで公開オファーとかもしていて。みんな考えることは一緒なんだなっていう風に思いました。結構私ね、人のそういう結婚エピソードとか出産エピソードとか……ほら、おばちゃんだから、とにかく大好きなの。
(DJ YANATAKE)フハハハッ!
(渡辺志保)で、本当に心からおめでとう!って思うんですよ。カーディ・Bにしろ、この間も知人にご子息が生まれたとか。そういうのも本当に、おめでとう!っていう気持ちで。
(DJ YANATAKE)ああいう、片膝を付かれて指輪を出されるみたいな……大観衆の前でっていうのは置いておいて、片膝を付かれてみたいなのは憧れたりするの?
(渡辺志保)憧れるから、まあまあ私も結婚してますけど、夫に「こういうの、やって」っていうね。「いつでもいいから、とりあえずやってくれ」っていうのはオファーをしました。
(DJ YANATAKE)アハハ! ああ、なるほどね。ああ、今回の件でね。
(渡辺志保)今回の件で、やっぱりこういうの、いいなっていうね。で、プロポーズの常套句みたいなのが英語でももちろんあるんですけど。「She said “Yes”(彼女は”イエス”と言った)」っていう。何気ない言葉なんだけど、「She said “Yes”」って「プロポーズをして彼女からOKをもらいました(ガッツポーズ)」っていう気分を表す言葉でもあるんですよ。で、あのオフセットが自分のインスタのストーリーでも「She said “Yes”」っつって、後ろから撮った……自分のプロポーズをしている瞬間を誰かに撮らせていたのか、誰かが撮ったビデオを送ってもらったのかわからないけど。そういうのをうれしそうにポストとかしていて。「いやー、いいねえ」って。はい。
(DJ YANATAKE)あと、いま下世話に調べてみたんですけど、8カラットのダイヤモンドはどれぐらいの値段。お値打ちがあるのか?ってことで、だいたいまあ2800万から5000万円ぐらいだと。
(渡辺志保)結構幅広くね?
(DJ YANATAKE)まあ、ピンキリなんじゃない? でも、まあああいう特注のやつだからね、5000万ぐらいなんですかね。だいたいね。
(渡辺志保)そうね。いやー、すごい。(ツイートを読む)「オフセットとカーディ・Bちゃんには神田うのバリに結婚式・披露宴を30回ぐらいやってほしい」と。私もね、そう思う。(ツイートを読む)結婚指輪を作ったジュエリー屋さんのInstagramを紹介してくれていますね。「8カラットだと4500万ぐらいですかね」とかって。すごいですね。私1カラットがいくらぐらいだってそういう相場も全く……。
(DJ YANATAKE)わからないよね。デカちゃデカいほど、値段も倍、倍、倍!っていう感じなんですかね。
(渡辺志保)で、私、Twitterでもつぶやいたんですけど、カーディ・Bとオフセットってもともとカーディ・Bちゃんの『Lick』っていうシングルで一緒にフィーチャーしているのがあって。カーディは『Bodak Yellow』がヒットする前、この『Lick』が結構流行っていて。この『Lick』は女の子たちのアンセムみたいにもなっていたんですけども。
Cardi B『Lick (feat. Offset)』
その『Lick』のミュージックビデオが発表されたのが2017年5月なんですよ。で、その次の月の6月24日に『Bodak Yellow』。いま後ろで流れていますけど、『Bodak Yellow』のビデオが出たんです。
Cardi B『Bodak Yellow』
ということで、この数ヶ月でさ……まだ半年。オフセットとの交際がスタートしました。で、その『Lick』のビデオで「おっ、やっぱり2人、付き合ってんじゃね?」みたいになってからさ、もうすごいよね。で、Twitterで言った通りですけど、伴侶をつかまえて。で、しかもその伴侶もさ、アホみたいに稼いでいる大人気ラッパーじゃないですか。で、全米史上2人目のフィメールラッパーとしてビルボード・ナンバーワンもとったりして。もういま、本当に世界中の女の子が「カーディ・B! カーディ・B!」みたいになっていて。ニッキー・ミナージュもビヨンセもリアーナも「カーディ・B、おめでとう!」みたいな感じになっているし。すごいっすよね。
(DJ YANATAKE)すごいっすね。もう番組の1/4がいま、カーディ・Bの話で……。
(渡辺志保)うわーっ! いまふと時計を見て我に返った! で、そのオフセットがカーディ・Bにしたプロポーズの数時間前にミーゴスが新曲を発表して。で、『MotorSport』っていう曲なんですけど。これはミーゴスが今年のはじめに出した『Culture』っていうアルバムがありますけど、その『Culture II』っていうのが次に発売されると。これもいまかいまかとみなさん、待ち構えてると思うんですけども、『Culture II』というアルバムのオフィシャルリードシングルになると言われてまして。
で、この『MotorSport』のリリックも面白いんだけど、やっぱりこういうオフセットとカーディ・Bのあれこれがあったから……この曲がすごいのはミーゴスの3人の他のカーディ・Bとプラス、ニッキー・ミナージュを引っ張ってきて、フィメールラッパー2人に続けてバースをキックさせているんですけど。あのね、ちょっといいリリックがあるので紹介したいんですけど。カーディ・Bのバースの直前にオフセットがバースを蹴っていて。なんで、クエイヴォ、フック、オフセット、カーディ・Bの順番でマイクがパスされていくんですけど。
パスをもらったカーディ・Bが「私はBMXのようにディックを乗りこなす(Ride the dick like a BMX)」って言っているんですけど。「I love when he go on tour ’Cause he cums more, when I see him less」っていうリリックがあるんですけど。「彼がツアーに出ている時の方が私たち、いい感じなんだ」って。なぜなら、2人で会う日が少ない。だからその分、彼氏がセックスする時に興奮するらしいんですよ。っていうのをすごい抜け抜けと言っていてさ。これ、一緒にライブでパフォーマンスする時とか、オフセットはどういう表情を……もう鼻の下をグワーッて伸ばしてラップするのかもしれないけど。
あとニッキー・ミナージュもすごい、「私がかぶっている王冠はあんたの頭にはフィットしない(My crown won’t fit on your bum ass lace fronts)」っていうリリックがあって。それも絶対にね、レミー・マーティンに絶対に向けているリリックなんですけど。「あんたの頭にはフィットしない」っていう後に、ご丁寧に「フロントレースの頭にはフィットしない」って書いてあるんですね。で、「フロントレース」ってなにか?っていうと、フロントレースのウィッグっていうのがあって。前の部分がレースになっていて、そこに毛が植えられていて。まあ結構お手軽なウィッグなんですよ。なんで、あからさまに他の女……まあちょっとチープなお手軽な女に向けてディスっているラインなんかもありまして。うーん、いい曲ですね。
(DJ YANATAKE)フハハハッ!
(渡辺志保)なんのこっちゃ、みたいな。まあ前置きがすごくすごく長くなってしまってすいません。本日のオープニングチューンを聞いていただきたいと思います。ミーゴスで『MoterSport feat. ニッキー・ミナージュ&カーディ・B』。
Migos『MotorSport (feat. Nicki Minaj & Cardi B)』
(渡辺志保)はい。いまお聞きいただいておりますのはミーゴスで『MoterSport feat. ニッキー・ミナージュ&カーディ・B』。ニッキーちゃんのバースの途中でフェードアウトしちゃってすいませんっていう感じですけども。もうね、聞いてほしい。聞いてほしいし、私もこれ、土曜の朝でしたかね? ヤナタケさんがプロポーズの動画をわざわざ教えてくれて。それで「どっひゃー!」みたいな感じでいい週末を過ごせませた。
(DJ YANATAKE)めっちゃ興奮してましたね(笑)。
(渡辺志保)アハハハハッ! 「どっひゃー!」みたいな。週末はずっと2パックの対訳の仕事っていうのをやっていて、ずっと脳内が「To Live In LA」みたいな、すっごいことになっていましたけどね。それで一気に目が覚めたという感じでした。
<書き起こしおわり>