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渡辺志保 2021年グラミー賞ノミネートの顔ぶれを語る

渡辺志保 2021年グラミー賞ノミネートの顔ぶれを語る INSIDE OUT
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渡辺志保さんが2020年11月30日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中で前週に発表された2021年開催の第63回グラミー賞のノミネートについてトーク。ノミネートされたアーティストや作品について話していました。

(渡辺志保)というわけで、まるで誘導尋問かのように後ろでザ・ウィークエンドの『Blinding Lights』のオケが流れて……疾走感あふれる月曜日の夜になっておりますけれども。

(DJ YANATAKE)今年、一番流行ったっていうか……。

(渡辺志保)まあ、体感的に流行った曲っていうかね。エアロビチャレンジとかね、日本でも流行りましたけども。というのも先週、第63回グラミー賞のノミネート作品が発表されまして。それが結構……毎年さ、グラミー賞ってもはやみんな何か言いたいみたいになっちゃってると思うんですけど。「おかしいじゃねえかよ!」みたいなのをみんな、何か言いたいっていう感じだと思うんだけど。それで今年は特にその「おかしいんじゃねえか?」っていうその火種がデカくなってるなという感じですね。

(DJ YANATAKE)何があったんですか!?(笑)。

(渡辺志保)恐ろしいわ! まず、ビヨンセが最多ノミネート。9部門。レコード・オブ・ジ・イヤー、ソング・オブ・ジ・イヤーを含む最多9部門でノミネートされたっていう。

(DJ YANATAKE)今まで、名盤をたくさん出してましたけど。今年はビヨンセ、何を出しましたか?

(渡辺志保)な、な、なんと! シングル『BLACK PARADE』で最多9部門にノミネートを獲得という。

(DJ YANATAKE)なるほど。

(渡辺志保)非常になんというか、忖度の匂いがするというね。まあ、皆さんは私がいかにビヨンセは好きか、ご存知だと思いますし。なんなら、つい今日もIVY PARKの新しいお洋服を買ってしまったぐらいで。

(DJ YANATAKE)いいですね。IVY PARK、新しいの、かっこいいよね。

(渡辺志保)そう。黒いのが出たからね。それを買いに……。

(DJ YANATAKE)あのつなぎみたいなやつ?

(渡辺志保)いやいや、つなぎみたいなやつとか、ちょっと奇抜なやつを着たかったんだけども、ちょっとまだ1歩踏み出せず……無難なレギンスを買ったんですけども。でも、店内は全部ビヨンセのビデオとか、あとはビヨンセの曲がずっと流れていて、私はテンションバリ高だったけど、旦那はすごい帰りたそうにしていましたね(笑)。

(DJ YANATAKE)あれでしょう? 宮下パークの方にしかないんだよね? 渋谷は。

(渡辺志保)そうなんですよ。今日、区役所に行く用事があったんで、寄ったんですけど。で、それはよしとして、ザ・ウィークエンドさんが今年、『After Hours』っていうアルバムをリリースしまして。まあ世界中で大ヒットしたっていうアルバムで。この『Blinding Lights』もそうだし。私は非常にアルバム自体が大好きなアルバムだったんですけれども。それが1部門もノミネートされておらず。

(DJ YANATAKE)ええっ!

(渡辺志保)「ええっ!」みたいな。で、ちょっと物議を……。

(DJ YANATAKE)ちなみにこのシングル『Blinding Lights』が今年のセールスでは2位ですね。1位がロディ・リッチ『The Box』。

(渡辺志保)ああ、『The Box』は何部門かでね。

(DJ YANATAKE)これは長かったですからね。1月とかからの曲だからね。

(渡辺志保)昨年末に出たアルバムの中からの『The Box』でしたから。で、ザ・ウィークエンドに関しても……だからあれだけ『Blinding Lights』が流行っていて。あと、私はシングル『Heartless』がすごい好きで。この番組でもかけたように思うんですけども。でも、そんだけ世界中で「流行ったよね! 2020年、今年流行ったアルバムと言えば『After Hours』だよね!」みたいな会話に上がっても全くおかしくないぐらいの超大作だったんだけども、グラミーにはノミネートをされなかった。

で、そのノミネーションの結果を受けて、ザ・ウィークエンドさんご自身も「Corrupt」と……「グラミーはもう崩壊してる」という風にご自身のコメントを寄せておりましたし。

ザ・ウィークエンドがノミネートされない

(渡辺志保)だからそれが結構一番、今年の今のところ、デカいプロブレムっていうか、イシューっていう感じがします。

(DJ YANATAKE)噂だと翌週のスーパーボウルに……っていうね。

(渡辺志保)2月のスーパーボウルのハーフタイムションにもう彼が出ることが決まっているので、そういう……。

(DJ YANATAKE)規程があるとかないとかっていう話も。

(渡辺志保)視聴率の取り合いになるからとか。

(DJ YANATAKE)でも、なんかそれを両方できるように話し合いを進めてきてたのに……みたいな。

(渡辺志保)ねえ。ちょっと意味わかんないですよね。あとね、今年は新人賞……ベスト・ニューアーティストっていうのがありますけど。私はですね、このニューアーティストも本当によく意味がわかんないなと思って。今年から規程が変わったんですって。前までは、アルバムを出してても最大で3枚まで。だからアルバム3枚までだったら新人の扱いだったけど、その枠が外れたっていう。ただ、最低1枚のアルバムは出していなければならないっていうのがニューアーティストの規程だったかな? ちょっと曖昧で申し訳ないんですけど。

でも、メンツがね、ドージャ・キャット、メーガン・ザ・スタリオン、ケイトラナダ、D・スモークとか。まあ、ブラックミュージック系だとそういう名前が並んでるんですけど。まずさ、メーガンはでも今年、この間メジャーデビューアルバムが出たけど。でもそれってグラミーの査定期間と外れてしまうが……しかし、ミックステープは何枚も出してるからいいのか?って思ったり。それで謎なのがケイトラナダ。もうなんかさ、新人じゃなくない? みたいな。

何度も来日してるし、私の中では結構もうレジェントとまでは呼べないものの、しっかりと名のある、今までに実力を発揮していろんなレコード、記録があるアーティストという風に認識しておりましたので。まあチカは今年、XXLの10フレッシュメンにも選ばれてたからありかなっていう感じだけど。D・スモークもそうよね。去年のNetflixの番組で大きく注目を集めてからだから、うなずけなくもないが。ドージャ・キャットなんてさ、今年のアルバムがさ、3枚目のアルバムとかですよね。たしかね。あのピンクのやつがね。でも……「えっ、えっ?」みたいな(笑)。

(DJ YANATAKE)だからなんか「近年ブレイクしたらOK」みたいな、すごいフワッとした感じに。

(渡辺志保)でも、それもなんかわかんないじゃないですか。もはや。

(DJ YANATAKE)だからこれから、もうすごいずっと売れなかった……もう20年ぐらいずっと売れなかった人が突然一発、ワンチャンでバコーン!って当てたら、新人賞って?

(渡辺志保)まあ、でもそうですよね。50歳の新人とか、ありえますし。別にそれもいい話といえばいい話だが……ただ、なんかヒットレコードがさ、特にドージャ・キャットなんてさ、もうヒットレコードが過去2、3年ぐらい遡ってもあるように思うんですけれども。彼女も新人枠ということで。やっぱりちょっとグラミーさんの見解ってわからないなと思ったの。だからそのニューアーティストに関しても、毎年「えっ?」とか思うんだけど、今年は特に「えっ?」て思っちゃったところで。

あと、これはかねてから「こういう名前に変えますよ」っていう風に発表されていたから、そんなに別に今回めちゃめちゃ驚いたわけでもないけど。これまで、ヒップホップとR&Bのコラボレーション部門みたいなものが元々、そのヒップホップとR&Bのコラボみたいな部門だったのが名前を変えてベスト・メロディックラップパフォーマンスっていう。「えっ、なにこれ?」みたいな。

Best Melodic Rap Performance

(DJ YANATAKE)ベスト・ラップパフォーマンスもあるんだよね?

(渡辺志保)そうなの。だからまだ「R&Bとヒップホップのコラボ」って言ってくれた方が分かりやすいじゃん? 「ああ、アシャンティとジャルールのコラボね」とか、そういう風にちょっと「ああ、なるほどね」って感じがするんですけど。たとえば、ノミネートされてるのはトラヴィス・スコットの『HIGHEST IN THE ROOM』。まあ、メロディックといえば、メロディックよね。あと、ドレイクとリル・ダークの『Laugh Now Cry Later』。まあまあ、メロディックといえばメロディックだよねっていう。あとはアンダーソン・パークの『Lockdown』。ロディ・リッチの『The Box』。ダベイビーとロディ・リッチの『Rockstar』と続くわけだけど。

これもさ、どこからどこまでが「メロディック」の範疇なのか、非常に分かりにくいなと思ったし。言ったら最近の、もうビルボードチャートに入るみたいなポピュラーなラップソングってだいたい全部、メロディックじゃないですか? メロ感が強い。

(DJ YANATAKE)そうだね。歌っているからね。ほとんどがね。

(渡辺志保)「エモい」みたいなさ。だからこれも意味がわかんないと思っていたら、その反動なのかベスト・ラップアルバムは結構ゴリゴリで。

(DJ YANATAKE)あとはベスト・ラップパフォーマンスの方もさ、これはあれですけど。たしかビッグ・ショーンとニプシー・ハッスルのやつとか、入っているでしょう? ニプシーさん、もちろん素晴らしいアーティストなんですけど……亡くなっちゃっているんで。「パフォーマンス」って……?

(渡辺志保)そうね。ポップ・スモークの『DIOR』もね、ポップ・スモークは亡くなっているし。だから亡くなっているけども、パフォーマンスなんだっていう。そこはなんかさ、ベスト・ラップソングとか。もしくはポップ・スモークこそベスト・アルバムとかね。

(DJ YANATAKE)「パフォーマンス」ってライブパフォーマンスじゃないのかな? なんかものすごい広い定義のものなのかな?

(渡辺志保)そうかもしれない。バイブスみたいな(笑)。もはやバイブスっていう定義なのかもしれない。

(DJ YANATAKE)で、またラップアルバムが話題を呼んでますけど。

(渡辺志保)いや、「これは誰が選んだの?」みたいな……いい意味でね(笑)。「誰が選んだの?」って思うんですけど。一応、読み上げますと……『ALFREDO』。フレディ・ギブス&ジ・アルケミスト。『BLACK HABITS』。D・スモーク。『A WRITTEN TESTIMONY』。ジェイ・エレクトロニカ。『KING’S DISEASE』。ナズ。『THE ALLEGORY』。ロイス・ダ・5’9””っていう……か、カテェ!

(DJ YANATAKE)ちょっと池袋匂がしますよ(笑)。

(渡辺志保)「BEDかな?」みたいな。いや、いいことですよ。カテェ!っていう(笑)。

(DJ YANATAKE)でもエミネムさんがインスタグラムの方で「やっとグラミーもヒップホップが分かってきたね!」みたいな。そのラップ部門についてはコメントされてましたけども。

(渡辺志保)だからすごいザ・リリシストみたいな。フレディ・ギブスとか私なんか「えっ、ギブスさんがレッドカーペットを歩くんだ!?」みたいな。

(DJ YANATAKE)本人たちもびっくりしたと思うけど。でも、まあいいんだよ。アルバムっていうことに対してさ、やっぱりもう内容がないようなアルバムもあるとは思うんで。

(渡辺志保)『Pluto x Baby Pluto』的な(笑)。まあ、いいんですけど。

(DJ YANATAKE)ねえ。ずっと同じことを連呼してるよりはね、いいのかもしれないですけれども。なんか急に極端に舵を切ったなっていう……。

(渡辺志保)極端なんだよ。いいけどね。

(DJ YANATAKE)でも、やっぱりバズっていたのはリル・ベイビーのアルバム『My Turn』が一番売れていたんだよね。でも、それが入っていないっていう。

(渡辺志保)そうなんだよね。まあ、『The Bigger Picture』はちょいちょいノミネートをされていますけども。

(DJ YANATAKE)でも『The Bigger Picture』もさ、もちろんBlack Lives Matterの話でわかるんですけども。「もう俺、ああいう曲は作らねえから」みたいなこともリル・ベイビーさん、おっしゃっているからね。

(渡辺志保)なんかあれだけで評価されるのもたぶん彼的にはちょっと違うなっていう。自分がずっとやってきたこととやっぱり異なるわけですから。「違うな」と思っていらっしゃるかもしれないね。いや、分からないね。本当に。で、前から別に商業的なものをよしとするわけじゃないじゃないですか。こういうグラミーとかアワードって。それは全然OKなんですけど、あまりにも乖離が激しいな、振れ幅が……みたいな。それであと、私がちょっと細かいながらも「これはありなんだ?」ってちょっと思ったのが、「アーバンというカテゴリーをなくします」っていう風に言っていて。

(DJ YANATAKE)ああ、タイラー・ザ・クリエイターが指摘していたやつね。

「アーバン」部門問題

(渡辺志保)それで、「アーバン」という言葉だけでブラックのアーティストをその枠の中に閉じ込める、ある意味で魔法の言葉みたいな感じになってるから。だからアーバンをなくすということで。それでR&Bの部門もベスト・プログレッシブ・R&B部門って名前を変えたわけなんですけど。でも、ラテン部門にはアーバンが残ってるんですよね。それにびっくりしちゃって。ベスト・ラテンポップ・アルバム・オア・アーバン・アルバムっていう風にカテゴリーが残っていて。で、バッドバニーのアルバムとかがフィーチャーされているんですけども。

(渡辺志保)だからそのブラックミュージックの文脈でのアーバンはダメだけど、ラテンの文脈でのアーバンはありなんだ……とか思っちゃって。

(DJ YANATAKE)すごいですね。もうなんか一生しゃべっていられるぐらい、ツッコミどころが……。

(渡辺志保)とか思っちゃって。

(DJ YANATAKE)まあ、今回はそういうグラミーということで。で、大きいところで言うと、それでも主要4部門に割と今までよりも入っている・入ってないみたいな話もあったんですけど……でも、なんかメンバーを見るとなー。

(渡辺志保)そうね。ジェネイ・アイコとメーガン・ザ・スタリオンにやっぱり私は頑張ってほしいな。もうメグちゃんにかっさらってほしい。

(DJ YANATAKE)でもこれ、やっぱりビリー・アイリッシュがいっぱい取るのかな?

(渡辺志保)まあまあ、ビリー・アイリッシュももちろん素晴らしいアーティストですよ。あと、私が個人的に「おっ! 嬉しいな!」って思ったのが、司会者がトレバー・ノアっていう人で、初めての司会ということで。トレバー・ノアもスーパー人気ブラックコメディアンですから。それで今年、いろんなことがありましたから。それをどういう風にモノローグに落とし込んだりとか、合間合間のご自身の言葉に落とし込んでいくかっていうのはすごく楽しみですし。

あと、あんまり授賞式そのものの詳細については明かされてないのかなと思ってまして。たとえば、ちゃんと……「ステイプルズセンターでやる」とは報じられているけども、どれぐらい人を入れるのか? 毎年恒例のレッドカーペットとかやるのかなとか思うし。それこそパフォーマンスとかもね、どうなることやらと思いますし。そのへんもちょっと、これから見守っていきたいなという風に思いますね。

(DJ YANATAKE)フタを開けたらウィークエンドがオープニングでライブやって特別功労賞みたいな……どうですか? ありますよ、これ。

(渡辺志保)ブレイクスルー賞みたいなね。あるかもしれませんよ。

(DJ YANATAKE)そこまでの描かれたシナリオかもしれませんよ? 当たったら誰か、1000円ください(笑)。

(渡辺志保)1000円ね(笑)。今からちょっと準備しておこうと思いますが(笑)。

<書き起こしおわり>

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