プチ鹿島とモーリー・ロバートソン 竹中平蔵を語る

プチ鹿島とモーリー・ロバートソン 竹中平蔵を語る 水曜日のニュース・ロバートソン

プチ鹿島さんがBSスカパー!『水曜日のニュース・ロバートソン』の中で、日刊ゲンダイが報じた移民法と水道事業民営化と竹中平蔵氏の記事を紹介。モーリー・ロバートソンさんとともに竹中平蔵さんについて話していました。

(プチ鹿島)ということで、おじさんが大好きなタブロイド紙から、今週も私が記事をピックアップしてまいりました。まずは、こちらの記事からご覧いただきましょうか。日刊ゲンダイです。12月7日付け。先週、いろいろと大きな動きがありましたよね? 外国人労働者受け入れの移民法、そして水道事業民営化。なんと、「2つの悪法」って書いてありますけども。その「2つの悪法に共通する竹中利権」っていうことでございまして。

(モーリー)来たっ、新自由主義!

(プチ鹿島)そうなんです、モーリーさん。僕もやっぱり普通に暮らしているおじさまたちからすると、言ってみればひとつの象徴ですよね。おじさんのトップにいる、おじさんの中のおじさんっていう方がいるんですよ。これが竹中平蔵さんという方で、実はこの方、この2つに共通して、「自分で提案して自分で決めてボロ儲け」っていう……これ、ゲンダイ師匠が言っているわけですよ。どういうことか?っていうと、外国人労働者の受け入れに関しては、大きな追い風になる団体がある。それが外国人雇用協議会ということなんですが、これが実は竹中さんが関係している団体というか、組織なんですよね。竹中さんはその顧問についている。オリックスの宮内さんとともに名を連ねていていて。

(モーリー)いつも同じプレイヤーばっかりコロコロ出てこない? またこの人たちか!っていう。

(プチ鹿島)だからこのオリックスの宮内さんも、それこそ小泉さんの頃からね。

(モーリー)ずーっと手を変え品を変え、同じ人たちが。

いつも同じプレイヤーばかり出てくる

(プチ鹿島)「○○諮問会議」の中にいて。で、これがまあ、外国人労働者。移民ですね。で、もうひとつ、水道に関しても実は竹中さん、こちら14年の5月15日に経済財政諮問会議ということで、「これからはコンセッション制度の活用を通じた成長戦略の加速」っていう資料を配布していたということなんです。で、竹中さん、実はそれから3年たった17年3月、浜松市が実施した下水道事業のコンセッション方式でヴェオリア・ジャパンほか、竹中さんが社外取締役を務めるオリックスなどの企業グループが運営権を25億円で取得したという。

(モーリー)フハハハハハハハッ! みんなお仲間じゃん! ズブズブだよ(笑)。

(プチ鹿島)そうなんです。だから、言ってみれば結局まあいつもの通りの。自分たちで提案して自分たちがうまいことやっているじゃないか?っていう、そういう紙面なんですが。僕はこの記事で、あらためてモーリーさんに聞きたいのは、もうモーリーさん、すでにおっしゃってますけども。これは別に最近始まったことじゃなくて、いわゆる新自由主義のシンボルを掲げて、小泉さんの頃からね。竹中さんをどうご覧になっていますか?

(モーリー)竹中さんはそういうシカゴ学派っていう経済学派の新自由主義の権化を日本に輸入した張本人だと思うんですよ。要は、人間に値段がつくという考え方。人間には値札はつかなかった時代があったんだけど、特にさっきのベルリンの壁崩壊の後は世界の経済がひとつになって。で、2000年ごろからは中国もWTOに入って、本当に人間の労働力や時間……要は、人間の時間に値段をつける。そして高い国と安い国っていうのがあるわけ。で、当然高い国から安い国に流れて、こっちの雇用をこっちに付け替えるわけじゃない? その設計士の1人ですよね。

(プチ鹿島)で、いまだにこうやって見ると、やっぱり「○○諮問会議」とかで重宝されて。ご自分が提案をされて。もちろん、竹中さんは「じゃあこの国をどうしていくか?」っていうことで、「こういうプランはどうですか?」っていう、そういう考えをされているとは思うんですよ。

(モーリー)ただね、これがおじいさん同士の暗躍した派閥の取り決めに見えるんですよ。っていうのは、新自由主義っていうのはみんなが平等に値段がついて、ちょっとでもダメだったらすぐにリコールされたり、すぐに不信任動議が出るっていう風通しのよさをうたっているわけ。ところが実際は、新自由主義というツールを使って人を底辺に追いやるんだけど、上澄みの既得権を持つ人たちはなんら無風状態が続いているっていう。すごいですよね、この二重構造。

新自由主義で生まれる二重構造

(プチ鹿島)だからいまだにこの話題が出てくるっていうことは、なんら無風のゴキゲンな状態にいるっていうことですよね?

(モーリー)おいら、ゲンダイの執筆陣に加わりたくなりますよ。こういうのを見ていると。

(プチ鹿島)なんだったらモーリーさん、モーリー師匠になるかもしれないですね(笑)。

(モーリー)ヤベえ! どうするんだろう? なんか脱北じゃなくて、逆の入北っていうか。

(プチ鹿島)だからこういう意味でいうと、ゲンダイの噂とかゴシップ的なことを書いているようなイメージがあるんですけど、結構こういうのを読むと面白いっていうね。

(モーリー)あのね、ヴェオリアっていう企業名が出てくると、私は個人的にアンテナがピキピキッて立っちゃうんですよ。やっぱり特に途上国の水はこういう国際企業にどんどんどんどん権利を買われてしまって。その地元にいる人が、南アフリカであれボリビアであれ、もう自分の生活費を圧迫するぐらい水道料金が高くなって、風呂に入れませんとか。そういうことが結構あるから、これはリアルなんだよ。

モーリー・ロバートソン 日本の水道民営化を語る
モーリー・ロバートソンさんがBSスカパー!『水曜日のニュース・ロバートソン』の中で、法案が国会を通過した日本の水道民営化について話していました。

(プチ鹿島)うん。水ですら、格差が生まれてしまう。

(モーリー)電気がなくても生きていけるけど、水がなかったら死にますよね。そういうことなんですよ。あと、下水が流れなくなったらどうなるんだ? とか。だからすごいこれ、切実なのに報道のディベートやディスカッションが少ない。移民法よりももっと少ないですよね。

<書き起こしおわり>

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