マキタスポーツさんとプチ鹿島さんが、みんなが確実に盛り上がれるカラオケの鉄板選曲の例をTBSラジオ『東京ポッド許可局』の中で披露していました。
(サンキュータツオ)そして、来る6月。スペシャルウィーク(聴取率調査週間)がございますけども。ここでなにをしようかね?っていう話をしまして。
(プチ鹿島)スペシャルな話、する?
(マキタスポーツ)ふつおた(普通のお便り)とかね、いろいろやりましたけどね。
(サンキュータツオ)まあ、鹿島さんとマキタさんがいちばん盛り上がっていました『カラオケJAPAN』。
(プチ鹿島)あー!いいですね。
(マキタスポーツ)カラオケJAPANね。『カラオケはDJである』というね。
[参考リンク]マキタスポーツが語る カラオケ選曲論
(プチ鹿島)赤坂のカラオケ館から中継します!
(サンキュータツオ)違いますよ(笑)。ラジオでやりますけども。
(マキタスポーツ)見附のところにあるやつね。
(サンキュータツオ)マキタさんがだから、『カラオケとはフロア文化である』というね、明言。『DJである』ともおっしゃいましたけど。みなさんが、もし職場で。職場じゃない方もいらっしゃると思いますが、まあ上司、あるいは後輩、若手もいる中で、みんなで忘年会的な、宴会的なところに行った時にどういう11曲、チョイスするのか?って。
(プチ鹿島)あ、なるほど。カラオケJAPAN。
(サンキュータツオ)カラオケJAPAN。これはどうします?自分が回ってきた11曲にします?それとも、みんなでどういう11曲に?
(マキタスポーツ)僕はもうそうこの神となってですね。いま、考えていますよ。
(プチ鹿島)だから要はザックジャパンのメンバー発表みたいな感じですよね。
(サンキュータツオ)だから曲名と、なぜそれを選んだか?っていうのを1行ぐらいにまとめて、トントントントンいってもらいたんですけど。じゃあ、ちょっとマキタさん、例文やってもらってもいいですか?
(マキタスポーツ)いいですか?まず1曲目。『お嫁サンバ』です。
(サンキュータツオ)お嫁サンバ(笑)。
(マキタスポーツ)もうこれ、確実です。あの、これはですね、まあ20代から60代ぐらいまでの。会社の設定だとするとですね、まあ30代から40代になっている人がですね、率先して盛り上げ役として買って出て。まずパッと出て。最初、日本人引っ込み思案ですから。そこでお嫁サンバやって。ちょっと音痴なんです。
(サンキュータツオ)場を和ませる。
(マキタスポーツ)ただ和ませる。ハードルを下げる。のために、この曲は最適です。
(サンキュータツオ)そして・・・
(マキタスポーツ)その次は『抱きしめてTONIGHT』。
(プチ鹿島)ああ、いい!
(サンキュータツオ)それは誰の曲ですか?
(マキタスポーツ)これは田原俊彦のビッグヒット曲なんです。
(プチ鹿島)トシちゃんがいちばん絶好調の頃。
(マキタスポーツ)そう。『教師びんびん物語』。
(サンキュータツオ)じゃあ、聞いたらわかる?『♪♪♪♪』みたいなやつ?
(マキタスポーツ)それです!これなんですけど、これはトシちゃんのモノマネとかができるんです。だから、これは年齢がたとえば20代の人、トシちゃんがわからなくても、『んなぁやーみぐぉーとーを♪』って歌ったら、『あれ?おかしなことが起こっているぞ?』ってわかります。
(プチ鹿島)どこかで見たトシちゃんなんだよね。
(マキタスポーツ)そう。焼き直しの焼き直しの。
(サンキュータツオ)そして・・・
(マキタスポーツ)次がですね、ここでようやく中間管理職ぐらいの人が出てきてですね。課長クラスが出てきまして、『星降る街角』です。
(サンキュータツオ)星降る街角っていうのは誰の曲ですか?
(プチ鹿島)いいよ。いいよ。
(マキタスポーツ)これはムード歌謡の名曲なんですけど。星降る街角、カヴァーいっぱいされてますね。これはなにがいいか?っていうとですね、『ウォンチュー!』ってみんなが言えるんですよ。
(サンキュータツオ)(笑)。あ、じゃあみんながひとつになれる曲。
(マキタスポーツ)ひとつになれる。
(サンキュータツオ)なるほど。かけ声もできると。
(マキタスポーツ)これ、もうベタ中のベタの曲ですね。で、次にですね、『おい、ちょっと女性も歌えよ!』っていうことで。でも、いちばん若い人には振らないです。なぜなら若い人たちはちょっとまだ萎縮してる。若い女の子もいるんですけど。
(サンキュータツオ)30才になったかならないかぐらいの?
(マキタスポーツ)いや、バブルを知っているちょっと浅野温子入ったぐらいの・・・
(サンキュータツオ)結構年じゃないですか。
(マキタスポーツ)この人が、『DIAMONDS』歌います。
(サンキュータツオ)あー!
(プチ鹿島)いい!プリプリはいいよぉー!
(サンキュータツオ)40才で独身であってほしいですね。
(マキタスポーツ)もう、そうですね。独身。訳ありです。訳ありの人がですね、めいいっぱいはりきって、『ダイヤモンドだねー♪』。
(サンキュータツオ)いいでしょう!あげます。それは。
(マキタスポーツ)で、『もう若手も歌え!』とか言って、次に出てくるのが『太陽のKomachi Angel』。
(サンキュータツオ)(笑)。『エーンジェール♪』ってまた、みんなで言えると。
(マキタスポーツ)『エーンジェール♪』を言ってもらう。で、もう星降る街角を歌った上司はここでもう自分で開放してますから、頭に巻いちゃってますから。ネクタイを。そういう人まで『エーンジェール♪』って言えばいいのか。
(サンキュータツオ)(笑)。よーし、曲は知らないけど、みんなが言ってるからここで言っちゃおう!みたいな。
(マキタスポーツ)そうです。意外とこいつは歌が上手かったり。結構稲葉に寄せてたりとかしますけど。
(サンキュータツオ)もうマキタさんはこんな感じでいいですから(笑)。
(マキタスポーツ)まだいっぱいありますよ?
(プチ鹿島)あの、僕も発表していいですか?本当に、この間。よく酒場でみんなでワイワイ・・・『そういえば、カラオケJAPANっていう企画がこの間盛り上がったんだよ』って言う時に、同年代の女子・男子の意見も含めてワイワイ決めたのが。これ、見てください。メモ、5月17日2時8分って。で、トップが『シーズン・イン・ザ・サン』。どうですか、これ?
(マキタスポーツ)あー!これはいいと思います。なぜならね、この曲は『ストップ・ザ・シーズン♪』って出るじゃないですか。ここね、音を外しても盛り上がるんですよ。
(プチ鹿島)そうそうそう。
(サンキュータツオ)あ、なるほど。逆にね。
(マキタスポーツ)これ、ちゃんと当てられたら絶対に盛り上がりますから。
(プチ鹿島)2番が、『俺ら東京さいくだ』。
(マキタスポーツ)あー!危ないな、これ!
(プチ鹿島)危ない!危ない!
(マキタスポーツ)これはね、フロアが怪しい空気になりますね。
(サンキュータツオ)だけど、いい意味でバカにされるんじゃない?
(プチ鹿島)ハードルを下げる理論ですよ。
(マキタスポーツ)これを往年の吉幾三のマネをしているクリカンのマネをしている可能性があるからね。それが・・・
(サンキュータツオ)寄せるとちょっと寒いかもしれない。
(プチ鹿島)で、そのイメージで盛り上がったというテイで。僕発信じゃないですよ。いろんな意見で。で、3曲目。しっとりさせろっていうので、『セカンド・ラブ』。どうですか?
(マキタスポーツ)セカンド・ラブって中森明菜じゃないですか。これはちょっとしっとりさせすぎですよ。これはちょっと。はい。
(サンキュータツオ)3曲目でそれは。まだ『Desire』の方がいいんじゃないですか?明菜だったら。
(マキタスポーツ)そうですね。『Desire』はかならず。僕もね、入れてます。
(プチ鹿島)で、そういうのも。で、4曲目、聞いてください。『Let It Go』。アナと雪の女王。
(マキタスポーツ)あ、これいま旬のものですね。
(サンキュータツオ)あ、いいじゃない!
(プチ鹿島)いろんな人が歌っているじゃない。レット・イット・ゴー三匹。
(サンキュータツオ)(笑)。それ言いたかっただけでしょ!レット・イット・ゴー三匹ってなんだよ(笑)。
(プチ鹿島)で、最後。これ、日付をちゃんと証拠で見せましたね?ネタじゃないよっていうので。最後、あがったのが『YAH YAH YAH』。
(マキタスポーツ)ああ、YAH YAH YAHね。
(プチ鹿島)これを話した次の日に、ああいうことになっちゃったんです。
(サンキュータツオ)なるほど。シャブ&飛鳥。
(マキタスポーツ)(笑)。『かならず手に入れたいものは』。なんだったんだよ?っていう話ですよ。
(プチ鹿島)『いまから殴りにいこうぜ』。炙りにいこうぜ、いまから。
(マキタスポーツ)『余計なものなどないよね』。あるじゃねーか!っていうね。
(サンキュータツオ)放送できなくなる可能性がございますので・・・まあ、でもこのような感じで曲と理由を。理由は本当に手短かにお願いします。ワンセンテンス。で、一応ルールとしてはですね、できるだけその場にいる人が楽しめる最大公約数の選曲。要するに苦痛を感じない。あと、作家性の強い、自分が好きな歌を歌いたいっていう欲望をちょっと抑えつつ、みんなを盛り上げるサービス精神で。
(プチ鹿島)いかに公に尽くせるか?ということだね。
(サンキュータツオ)ここはマキタ審査員によって、いいカラオケでしたねと。
(プチ鹿島)いい空間だねと。
(サンキュータツオ)言っていただけるような11曲を選んでくらださい。
(マキタスポーツ)いいでしょう。やりましょう。
<書き起こしおわり>