プチ鹿島さんがBSスカパー!『水曜日のニュース・ロバートソン』の中で岸田文雄氏が自民党総裁選への出馬を見送ったというニュースについて話していました。
(プチ鹿島)私が気になったのはですね、いろいろあるんですけど岸田さんが自民党総裁選へ出馬見送りっていうので。僕は実はここ1ヶ月ぐらい、岸田さんの動きを新聞報道でウォッチしていたんですよ。というのは、もう出るか出ないか、ずーっと迷っていて。最近の報道によると『徳川家康』を読み始めたっていうんですよ。
【自民党総裁選】岸田文雄会長「徳川家康の生き方に共感」 岸田派、対応一任も「決められない男」に危惧(1/2ページ) – 産経ニュース https://t.co/iP160DOaqi @Sankei_newsさんから
— みやーんZZ (@miyearnzz) 2018年7月26日
(高橋茉莉)えっ?
(モーリー)「鳴くまで待とうホトトギス」だ!
(プチ鹿島)永田町のおじさんの悪い癖で、自分のことをかならず戦国武将にたとえてしまうっていう。徳川家康は別に優柔不断なわけじゃないんですよ。「家康と一緒にすんなよ!」って僕は思いながら見ていたんですけど、やっぱり出なかった。で、実は安倍さんからの次の次の禅譲、譲り受けることを狙う作戦があるっていうんですけど……安倍さんと別に近い人じゃないじゃないですか。
(モーリー)世界観がすごく違う。
(プチ鹿島)そう。で、僕は自民党の総裁選のウォッチを結構子供の頃からしているんですよ。だいたいそういう口約束って守られたためしがないんですよ。だから岸田さんがいかに呑気かっていうのが僕はすごくわかっちゃったんですよね。
(モーリー)じゃあ党内で……逆に言うと弱々しい反対を自民党の中で言ってくれた方が「ほら、ちゃんと議論しましたよ」という口実を得て、より勇ましく改憲に進めるという? 使いやすい反対者。
(プチ鹿島)そうなんですよ。岸田さんが出れば憲法論議もいろんな角度からできると思っていたんですけども。もう石破さんと安倍さんっていうそこの対決になっちゃうじゃないですか。
(モーリー)そうなると雰囲気論ですよね。
(プチ鹿島)だから昔はね、派閥の中でハト派とかタカ派とか……。
(モーリー)昔は「自民党左派」っていうのもなかった?
(プチ鹿島)いわゆるハト派ですよね。その中で緊張感があったんですけど、いまはもうそういうのがないんだなっていうのが。
(モーリー)そしてやっぱり気になるのが、そこに投票をし続ける人たち。まあ僕から見ると消極的な理由で支持しているようにも見えるんですけど。ここまでグチュグチュってなっちゃった自民党をそれでもやっぱり支持する?
自民党が支持される理由
(プチ鹿島)だからいちばん支持をされている理由っていうのが「他に適当な人がいないから」って、そういうことですよね。
(モーリー)というランドスケープなんですけど、いかがでしょうか?
(プチ鹿島)どうですか? 岸田派の話とかこういう話って? もうかなりね、世界から見るとちっちゃい話ですけども。
(角幡唯介)いや、僕はプチさんがなんで子供の頃から自民党総裁選を……(笑)。
(プチ鹿島)僕はね、そういう悪い大人の権力闘争とか大好きだったんです。竹下派分裂とかね、ドキドキワクワクしていたんですよ。
(角幡唯介)政局みたいな?
(プチ鹿島)そうなんです。意外とそういうところに人って出るじゃないですか。だからやっぱり岸田さんってすげーフラフラした人なんだなっていうのが今回わかっちゃったんで。
<書き起こしおわり>