ナイツ塙『M-1グランプリ2018』審査員への意気込みを語る

ナイツ塙『M-1グランプリ2018』審査員への意気込みを語る ナイツのちゃきちゃき大放送

ナイツの塙さんがTBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』の中でM-1グランプリ2018の審査員を務めることについて、その意気込みなどを話していました。

(土屋伸之)今朝、塙さんニュースでね、M-1の審査員って発表がありまして。

(塙宣之)ありがとうございます。

(出水麻衣)そうですよ。驚きました。

(塙宣之)M-1の審査員で停電になったらマズいですよね?

(土屋伸之)もういいよ! 停電の話は(笑)。

(塙宣之)あの音と電飾で電気使いすぎて(笑)。

(土屋伸之)ああ、それぐらい電気使うんだ(笑)。あの出囃子、そんぐらい電気使うんだ(笑)。

(出水麻衣)いつ頃、お話が来たんですか?

(塙宣之)なんかね、結構前から言われていて。で、12月2日なんですけども。ずっとM-1っていうか、「仮で押さえておいてください」みたいな変な言い方をするから、ずっとなんかあるのかな?って思っていたんですよ。それで2、3週間前になってもずっと仮だから。「ちょっとこのままだと仕事、入らなそうだから家族でせっかくの日曜日だから休み、行っていい?」みたいなことを言ったら、「いやー、うーん、どうなんですかね? 一応まだ仮のままなんで」みたいな。

(土屋伸之)マネージャー、言えなかったんだ。

(塙宣之)それで最近、言われましたね。12月2日。だから僕はね、もともとその日は休みだったから、別に家からテレビ朝日まで行けばいいじゃないですか。入り時間、たぶん17時ぐらいだと思うんですけど。サンドイッチマン富澤さん、広島県で営業なんですよ。お昼に。それで1回目と2回目の公演があって。2回目の公演が14時半からなんですね。で、14時半からなんでサンドイッチマン、トップバッターにしてもらったとしても20分ぐらい、漫才やりますよね?

(土屋伸之)うん。

(塙宣之)で、3時に広島を出るとして、間に合わないですよ。6時半からだから。「これ、どうするんですか?」ってこの前、聞いたんですよ。そしたら、ヘリコプター・自家用ジェットを出すんだって。テレビ朝日が。

(土屋伸之)ええーっ! 富澤さんに?

(塙宣之)言っちゃっていいのかな? テレ朝がジェット機を出すんだって。

(土屋伸之)えっ、広島の営業って……ハヤサカさん?

(塙宣之)ハヤサカです。

(土屋伸之)フハハハハハハッ!

(塙宣之)まあ、ハヤサカさんは別にリスナーは知らないから。M-1の時期でも関係なくゴリ押しで入れるスーパーイベンターがいるんですけど。「M-1審査員? 知らないわよ、あたし!」っていうような人ですから。

(土屋伸之)フハハハハハハッ!

(出水麻衣)女性なんですね。

(塙宣之)ハヤサカさんの営業でグレープカンパニーも折れて。入れていたのに、まあハヤサカさんを上回ったのがテレビ朝日ですね。

(土屋伸之)そうですね。自家用ジェットという方法で。

(塙宣之)ハヤサカさんもそれに乗って帰るんじゃないか?っていうね。

(土屋伸之)なんでだよ!(笑)。「じゃあ、あたしも帰るわよ、それで!」って(笑)。

(塙宣之)早く帰りたいからっつって(笑)。カルロス・ゴーンと一緒ですよ。

(土屋伸之)フフフ、あの人はずっと乗っているから(笑)。本当の自家用だからね。

(塙宣之)すごいよね。

(出水麻衣)たしかに六本木あたり、ヘリポートありますもんね。

(塙宣之)すごくないですか? ジェットですよ。広島から。

(土屋伸之)ジェットってどこに降りるの?

(塙宣之)それはわかんないけどさ。ねえ。あの人、敗者復活以来でしょ? 運ばれるの。

(土屋伸之)M-1の決勝の舞台にね(笑)。

(塙宣之)俺は上石神井から自分で運転していくのに。

(土屋伸之)フフフ、それは知らないよ(笑)。それは普通ですよ。

(塙宣之)同じぐらいの時間でしょ? だって。すごいよね!

(土屋伸之)上石神井の車と同じぐらいの? 広島からのプライベートジェット。

(塙宣之)すごいよね。だからちょっと審査員をやるんですけども。

(出水麻衣)意気込みはありますか?

(塙宣之)漫才協会が1組でもいればね、100点入れるんですけども。

(土屋伸之)あ、決勝のメンバーにね。

(塙宣之)でも漫才協会、見事に3回戦で全滅していますから。

(土屋伸之)フフフ、だいぶ前から届かなかったね。

(塙宣之)この前、東洋館の横にカラオケ屋さんがあるんですよ。そのカラオケ屋さんの中で、ちょっと僕らメッセージを撮らなくちゃいけなくて。個人的なたのまれたやつを。それで、カラオケボックスの中でカメラを回していたんですけど、隣の歌声がちょっと聞こえちゃうから、隣の人に「ちょっとだけ歌を止めてもらうこと、できないですかね?」って言いにいこうと思ったんですよ。そしたら隣が漫才協会の後輩で青空ピー介プー子のピー介だったんですね。たまたま。

(土屋伸之)たまたま。

(塙宣之)それで、「じゃあいいですよ。いま、歌を入れませんよ」って。で、そこで「何やってんの?」って聞いたら、「ほぼ毎日カラオケボックスに来て、1人で2時間ぐらい歌うんだ」っていう。「なんのために?」って聞くと、「ちょっとずつ上手くなっているんですよ。毎日行くと。昨日は『ハナミズキ』、○点だったのに今日はそこから2点、上がっていたんですよ!」っつって。「ああ、これは漫才協会、全滅するわけだ」っていう。

(土屋伸之)フハハハハハハッ! あの……漫才の練習をこもってやっているんじゃなくて?

(塙宣之)一青窈の『ハナミズキ』の練習をしている。

(土屋伸之)漫才の中で歌う歌の練習じゃなくて?

(塙宣之)そんなネタ、見たことない。毎日、『ハナミズキ』をただ歌って。

(土屋伸之)ただ歌唱力を上げたいというだけですか?

(塙宣之)「1点でも2点でも上がるようになるのがいま、楽しくてしょうがないんですよ、塙さん!」って。これはダメですよね。そりゃあ。0点ですよ、そんなもん。M-1の決勝に来ても。

(土屋伸之)フハハハハハハッ! そんな漫才協会から代表して審査員ということですからね。

(出水麻衣)今回、決勝に出られた方々でなにかつながりだったり思い入れがある方っているんですか?

(塙宣之)つながりっていうか、正直スーパーマラドーナも歳は変わらないですし。だからコンビを解散してなっているんですけど、ほぼ同級生なんですよね。だから同級生に点数をつけるのがなんか嫌だなっていうのはありましたし。

同級生に点をつける難しさ

(土屋伸之)そうですね。NON STYLEの石田くんとかもね、そうだったからね。前回審査員をやった時にもスーパーマラドーナが出ていたから。同期なんですね。

(塙宣之)あとは、実は今年の2月に読売テレビの新人大賞で審査員をはじめてやったんですよ。それ、巨人師匠も一緒にいたんですけど。その時、それは5組だったんですけど、トップバッターの子がニッポンの社長っていうコンビだったんですけど。めっちゃくちゃ面白かったんですよ。で、また俺が好きな漫才だったから。それで、よくトップバッターってだいたいみんな85点とか90点ぐらいで様子を見るじゃないですか。俺、マジでこれ以上は受けないだろうなって思ったの。他のコンビは。俺、わかんないけど。見てないから。それで95点にしたよの。

(土屋伸之)はい。

(塙宣之)そしたらみんな、「はあ?」みたいになって。「つけすぎじゃない?」みたいな。

(土屋伸之)トップバッターで95点。

(塙宣之)それがね、もうまんまと間違えちゃって。そこから、全員すっげー受けるから。俺、全員が95点ぐらいよ。

(土屋伸之)フフフ(笑)。

(塙宣之)それで結構「塙の審査はひどい」みたいになっていたの。で、俺も自分でも思ったの。「これ、難しいな、審査」って思ったの。

(土屋伸之)そういうのも考えなきゃいけないんだ。トップバッターの点数とか。

(塙宣之)やっぱり漫才協会の若手とかを見ている時は、明らかに受けてないから。低くできるんだけど、受けるじゃない? やっぱりあそこまで来た人って受けないわけがないから。

(土屋伸之)だからそのABCのやつよりももっとすごいレベルの。M-1決勝だから。1組目からめちゃくちゃ面白いわけじゃない?

(塙宣之)そうでしょう? で、1組目を、たとえば去年のユニバースにしても、低くする意味って別にないじゃん? 受けるんだったら。俺らもトップバッターをやったことがあるから、そういう風にされるのは嫌だったから。だけど、なんかその基準っていうのがわからなくなっちゃったんだよ。で、それを1回、ダウンタウンの松本さんとお話をした時に「はじめて審査員をやったんですけど……」って。「それ、さま~ずの大竹も陥ったやつやで。そうなんねん。だから基準、あった方がエエと思うで」みたいな。

(土屋伸之)やっぱりトップバッターは抑えなきゃいけないんだ。

松本人志の審査基準

(塙宣之)「えっ、で、松本さんはその審査の基準っていうのはどこにおいているんですか?」って聞いたんだよ。そしたら……教えてくれなかったね。

(土屋伸之)フフフ、へー! そうなんだ。

(塙宣之)教えてくれなかったっていうか、「ん? そんなんもう、適当、適当」って。上手くかわされたね。

(土屋伸之)みんなそれは知りたいところだからね。

(塙宣之)知りたいよ! なんなの、あれ?

(土屋伸之)だからやっぱり松本さんの顔色を見ながら審査するっていうのは塙さんにはやってほしくないよね。

(塙宣之)いや、隣の席じゃないことを祈るね(笑)。

(土屋伸之)フハハハハハハッ!

(塙宣之)隣の席だったらちょっとチラチラ見ちゃう(笑)。

(土屋伸之)どうしてもやっぱり気になっちゃう(笑)。隣はたぶん違うだろうからね。上沼恵美子さんとかだろうから。

(塙宣之)だからこれ本当に、事前に決めておこうかな、もう。

(土屋伸之)どういうこと?

(塙宣之)だから当日、どうせみんな受けるから、わからなくなるじゃん? 一瞬で。「さあ、どうぞ!」って言われて。「あ、ヤバいヤバい……95!」とかなるじゃん? だからあと1週間あるから、事前に決めておこうかなと思って。

(土屋伸之)もう見ちゃうの?(笑)。

(塙宣之)全員、見て。

(土屋伸之)全員の準決勝とかの映像を見て?

(塙宣之)もういま、言っておきましょうか? トム・ブラウンは80点です。

(土屋伸之)いやいや、ダメです(笑)。いま、点数出しちゃダメです(笑)。

(塙宣之)もうわかんないんで。

(土屋伸之)絶対にダメですよ。順番もまだわからないし(笑)。えみくじだから。

(塙宣之)そうなんだよねー。

(土屋伸之)順番がわからないから、それはできないよ。事前に決めておくっていうのは。それで本当にトップバッターのやつに90何点とかになったら……。

(塙宣之)いやいや、これはもう好みなんで。面白い基準っていうのは一応あるのね。そこはしっかりとつけようと思っていますよ。一生懸命やりますよ。

(土屋伸之)松本さんも前に言っていたけど、関東の芸人さんが特に審査員を断る人が多いっていうね。そういう風に言っていたから。やっぱり、みんななんかメリットがないから、やりたがらないんだよね。審査員を。

(塙宣之)1回やった人でも、もうちょっとやりたくないっていう。

(土屋伸之)プレッシャーもあるし。現役でお笑いをやっているから。自分も審査される立場だから。ハードル上がるだけだから、みんなやりたがらないから。でもそういうの、言ってられないっていうことだよね? 松本さんもずっとそれでやってきているから。

(塙宣之)まあやっぱり、人の人生を決めれるっていうのは最高じゃないですか。

(土屋伸之)ああ、こいつは違うわ。こいつはちょっとやっぱり違う。頭がおかしかった。

(塙宣之)おいおいおい! 権力を手に入れたぞ! やっと!

(土屋伸之)ダメだ、こいつ(笑)。

「ついに権力を手に入れたぞ!」(塙)

(塙宣之)ここまで来たぞ、やっと! 俺のよ、俺のこの指ひとつでよ、あいつらの人生、変えてやるんだぜ!

(出水麻衣)アハハハハハッ!

(土屋伸之)博多大吉さんみたいに謙虚な言葉は出てこなかったわ(笑)。

(塙宣之)65点、つけちゃおうかなー?

(土屋伸之)「それでも漫才界のために」みたいな気持ちだと思ったら、違ったわ。

(塙宣之)65点、つけちゃおうかなー? まだロビー活動しているやつ、いないですよ。

(土屋伸之)フハハハハハハッ! やめなさい!

(塙宣之)俺、今日あたりかまいたちからメールが来るかなと思ったけど、来ないっすね。

(土屋伸之)ないよ、そんなの。「先輩、お願いします!」とか、ないよ。

(塙宣之)来ないっすね。

(土屋伸之)当たり前だろ!

(塙宣之)来たらラジオで速攻で話そうと思っていたんですけども。

(土屋伸之)最低だな、おい! 最低なやつが審査員に入っちゃったな。本当に……。

(塙宣之)爪痕、残したいんで!

(土屋伸之)フハハハハハハッ! ダメよ! 審査員でその気持ちはダメ! 出場者は爪痕残していいけど。

(塙宣之)あそこでは受けなかったから。今度、審査員の席で受けたいんですよ!

(土屋伸之)審査でボケようとしたら絶対にダメよ!

(塙宣之)なんでですか? 漫才で爪痕残せなかったんだから。いいでしょう。優勝したいですよ。審査員で優勝。

(土屋伸之)最悪の人選になっちゃった……。

(出水麻衣)ヒヤヒヤしますね、これね。M-1ね。12月2日ですね。

(塙宣之)12月2日です。

(土屋伸之)決勝の審査員ということでございます。

<書き起こしおわり>

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