立川志らく 5年目を迎えたM-1審査員の仕事を語る

ナイツ塙 山田邦子の『M-1 2022』審査員就任を語る ザ・ラジオショー

立川志らくさんが2022年12月22日放送のニッポン放送『ナイツ ザ・ラジオショー』に出演。5年目となったM-1グランプリの審査員の仕事を話していました。

(塙宣之)同じですね。5年連続で。

(立川志らく)そうなんですよね。一緒に。

(土屋伸之)塙さんとずっと同じなんですね。審査員で出ている年は。霜降りの時からですか?

なんでピンの落語家が漫才を審査するんだ?

(立川志らく)そう。霜降り明星の時ですね。あれからずっと一緒ですもんね。もう毎回、言われるのが「なんで漫才のコンクールをピン芸人の落語家が審査するんだ?」って。毎年、必ず言われますね。で、今年になって、今回は山田邦子さんが入ってきたから。「ああ、これでおそらくその批判は向こうに行くだろう」って思って。

(土屋伸之)フハハハハハハハハッ! ちょっと和らぐだろうと?

(立川志らく)そしたら、みんなまた思い出しちゃったんですよ。「山田邦子もそうだけど、なぜ志らくもやっているんだ?」って。また思い出しちゃったよっていう(笑)。

(塙宣之)「なぜ、志らくもだ?」って。

(土屋伸之)でも、やっぱりそのバランスをね、うまく……ありますよ。ピン芸人もいて、落語家さんもいて。東西があってっていう。

(立川志らく)M-1が漫才師のテクニックを競う大会だったら、落語家はアウトだけども。人生が変わる、明日のお笑いのスターを生む会だから。審査員が漫才師だけだったら、漫才のテクニックだけを見て。それでしゃべくり漫才が勝っちゃうじゃないですか。でも、私なんかが入ってるから、比較的変なのが多くなってきたりするんでしょうね(笑)。

(土屋伸之)いろんな分野の視点があるっていうのがいいですよね。

(立川志らく)そうそう。漫才のテクニックは私はわからないから。だからやっぱり、思わずヨネダ2000とかランジャタイに入れちゃったりするのよ(笑)。

(土屋伸之)フフフ(笑)。そうっすね。

漫才のテクニックはわからないから、ランジャタイやヨネダ2000に入れてしまう

(塙宣之)でも毎回、思うんですけど。志らく師匠、今日もお弟子さんが何人か、来られてるじゃないですか。なんか、他の出演者……たとえば松本さんとか、皆さんビッチリ、スーツでその取り巻きみたいにみんな、いらっしゃるじゃないですか。吉本の人とか。

(土屋伸之)楽屋の前にね。

(塙宣之)志らく師匠の時はお弟子さんが私服で楽屋にいるのが俺はすごくほっとするんですよね。

(立川志らく)ああ、そうですか(笑)。

(塙宣之)緊張感が一気になくなるというか。

(立川志らく)だって周り、前座修業してる連中だから、スーツなんか持ってないんだよ(笑)。みんな、お金ないし。

(土屋伸之)M-1の時のテレ朝はみんなスーツの人なんだ。だいたい。

(塙宣之)みんなスーツっすよね。なんか異常な光景ですよね。ピリピリしてて。

(立川志らく)うん。たから私服なのはうちぐらいですよね。

(塙宣之)そう! 本当にそうなんですよ。

(土屋伸之)そんな中だから、余計にお弟子さんが浮くんだ。

(立川志らく)そうそう。なんかもう間違って入ってきちゃったぐらいの時、あるよ(笑)。

(塙宣之)間違った集団が入ってきた、みたいな。「なんだ? この4人組?」みたいな。志らく師匠のお弟子さんたちでね。

(立川志らく)そう。私もだって、みんなのイメージは着物だけども。で、スーツを着るわけじゃなくて、今日と同じようなラフな格好で入ってくるからね。「関係者以外はあちらに……」っていう、そういう雰囲気になるんだよね(笑)。

<書き起こしおわり>

タイトルとURLをコピーしました