安住紳一郎さんが2020年5月17日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で3週連続で届いた有働由美子さんからのメールを紹介。同業者同士の甘噛みについて話していました。
(安住紳一郎)さあ、そして3週連続になりました。どういうことなんだろう? フリーキャスターの有働由美子さんからメールが来ています。有働さん……暇なのかな?
(中澤有美子)そんなことはないと思いますけども(笑)。
(安住紳一郎)「毎週書くと負けた感じがするので控えようと思いましたが、どうしても安住氏に聞きたい質問がありまして、悔しさを忍んで投稿しました」。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!
(安住紳一郎)どうしたんでしょうか? 「……その前に構成作家さま、おはがき、ありがとうございました」。先週ね、メッセージを読まれたということで、有働さんにも返礼のはがきを出そうということで。「いらないかな?」って思ってメールでね、「もし必要でしたら住所を教えていただければ送ります」って言ったらリアル住所を書いて送ってきましたね。
(中澤有美子)フフフ(笑)。ありがとうございます(笑)。
(安住紳一郎)「……おはがき、ありがとうございました。安住さんを美化しすぎたはがきの絵に、いよいよ安住さんもお山の大将に祭り上げられているのではないかと老婆心ながら心配申し上げました」。出ました! 皆さん、聞きました? これが同業の甘噛みですよ。ある程度、信頼しあっている仲間とはまずちょっとね、技をかけあって、お互いにどれぐらいで限界があるのか?っていうのをガッとやるわけですよ。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!
(安住紳一郎)で、有働さんは有働さんでこの本来、自分だったら読みたくないような文章を書いて、それを安住が読むのかどうかを確認しているんですよ。それで「ああ、これぐらいなら行けるんだな。わかりました」っていうことですよね。「わかりました」っていう感じで。私はこれと同程度の毒を返せばいいということですよね。どうですか? この40代、50代になりなんとする同業者の甘噛み。先週、中澤さんもおっしゃっていましたけどもね。他業種の方から見ると「なぜ傷つけ合うのか?」って思ったりしますよね。ただ結婚式とかに出ますとね、「ああ、そうなんだ。ここまでお互いに罵り合いながらコミュニケーションを深める業界なんだ!」って思ってね。「ちょっと怖いな……」って思ったりすることもあったりするわけですけども。
(中澤有美子)そうらしいですね。
「悪口を言える」=「信頼している仲」
(安住紳一郎)「悪口を言える」ということが「信頼している仲」ということなんですよ? 話が途中になっていますが……「私の捨てられないものは今まで、異性からいただいたラブレターや贈り物です。おばあさんになって、誰からも振り向かれなくなった時に読み返して、自分の存在を認めてあげたいという長期的セルフケアです。安住氏はかつて付き合った女性からのプレゼントや手紙をどうしていますか?」というね……有働さんはもうラジオをやるべきでしょうね。これは、声がかかりますね。
(中澤有美子)フフフ(笑)。本当、そうですね。
(安住紳一郎)日曜日、できるんじゃないですか? お願いします。私はですね、ちょうど最近は自宅にいる時間が長くなっていますので。当然、部屋の整理なんかをしたんですけども。整理しつつ、やはり昔の思い出が出てきまして。いい思い出が出てきましたので、手を休めては思い出散歩に出かけ、コーヒーを淹れ、そしてまた作業に戻り、コーヒーを淹れ、思い出に帰り……という繰り返しですね。
(中澤有美子)フフフ、そうですか(笑)。
(安住紳一郎)「ああ、俺の人生はこの後、思い出を振り返るだけで相当時間が潰せるぞ! これはいいな!」と思いましたねー。
(中澤有美子)よかったですー(笑)。
(安住紳一郎)昔はね、結構丁寧に恋愛をしている時期もありましてね。やっぱり「ああ、こういう時もあったんだ」とか「この時の女性の気持ちにはきちんと応えられていない」みたいなことで思い出散歩に出かけましてね。「どこで間違ったのかな? ああ、ここなんだ」なんて確認をして。コーヒーを淹れて飲むものですね。
(中澤有美子)へー!
(安住紳一郎)もうコーヒーを飲みすぎて胃が痛くなっちゃってね。
(中澤有美子)そうなんですか。アハハハハハハハハッ!(笑)。
(安住紳一郎)「うーん……自粛も悪くないな」なんて言いながらやっていますね。
(中澤有美子)じゃあ、大事に取っておいているということですね。
(安住紳一郎)大事に取ってありますよ。たまにね、こういうアーカイブが役に立つ時、ありますからね。
(中澤有美子)アーカイブ。本当にそう。
(安住紳一郎)そうですよ。ちょっとね、カガミさんかなんかにナレーションをしてもらってね。「安住アーカイブ」なんて。
(中澤有美子)すごい重厚。
安住アーカイブ発掘
(安住紳一郎)前にね、赤江珠緒さん。TBSラジオで活躍されていますけども。皆さん、ご存知だと思いますけども。あんまりね、赤江珠緒さんのことを言うと結構強烈なファンの方がいらっしゃるから。また炎上してしまったりすることもあるんですけども。前にほら、赤江珠緒さんが学生の時に私に出したラブレターというものがあったでしょう? それを紹介したらまた軽くファンの方からいろいろとお叱りがあったんですけども。
(中澤有美子)ラブレターなの?
(安住紳一郎)ラブレター的なもの?
(中澤有美子)「レター」でしょう? ただの(笑)。
(安住紳一郎)いえいえ、ちゃんとありましたから。そしたら、この自粛期間中にサルベージしたらまた赤江珠緒さんからの手紙がもう一通、出てきましたから。これまた、たまむすびに呼ばれた時に持っていかなくちゃ!って思ってね。役に立つから。
(中澤有美子)フフフ、嫌がられる(笑)。
(安住紳一郎)嫌がられますよね(笑)。でも、やっぱりびっくりしない?
(中澤有美子)びっくりしますね。時を越えてね。
(安住紳一郎)「あれ、誰だろう、これ?」って思ってね。
(中澤有美子)そうですか(笑)。
<書き起こしおわり>