PUNPEEとRAU DEF ラップスタイルの形成を語る

PUNPEE RAU DEFとの出会いを語る SOFA KING FRIDAY

RAU DEFさんがJ-WAVE『SOFA KING FRIDAY』にゲスト出演。PUNPEEさんと自身のラップスタイル形成の過程について、話していました。

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coming soon…

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(RAU DEF)(PUNPEE『Hero』を歌いながら)「君は僕のヒーロー♪ ○△※□~♪」。

(PUNPEE)フハハハハッ! 全然違うよ!

(RAU DEF)「○○な存在で~♪」。

(PUNPEE)どう? あのメロディー。

(RAU DEF)かなりいい。だからこうやって真似したくなるな、みたいな。

(PUNPEE)本当? ラウくんってでも、俺の曲のメロディーを結構さ、バカにしてるのかわかんないけど、真似してくれている時あるよね(笑)。

(RAU DEF)いや、でもかなり……。

(PUNPEE)だって『タイムマシーンにのって』とかも……。

(RAU DEF)全然かっこいいと思っているよ!

(PUNPEE)『タイムマシーン』の時も……。

(RAU DEF)ああ、「昔から住んでる♪」って。

(PUNPEE)フハハハハッ!

(RAU DEF)だからそれは……「もうしょうがないね♪」みたいな。

(PUNPEE)フフフ、あれ、ずっと「昔から住んでる」って言っていたよね。

(RAU DEF)でも、かっこいいじゃないですか。残っていいなって思います。

(PUNPEE)そんなわけで『SOFA KING FRIDAY』という番組なんですが。J-WAVEで1週間に1回、番組をやっているんですよ。

(RAU DEF)すごいですね。

(PUNPEE)RAU DEF氏ってなんでラップを始めたんですか?

(RAU DEF)ええーっ?

(PUNPEE)最初に始めたのって何歳からだったの?

(RAU DEF)ラップを始めたのって、うーん……。

(PUNPEE)はじめてあった17歳の時にもうその田町のイベントでやっていたから。中学生ぐらいの時にはじめたの?

(RAU DEF)うん。

(PUNPEE)でもなんで最初にそのスタイルになったの? 最初に聞いた日本のヒップホップってなんだったの?

(RAU DEF)でも本当にジブさんとかマジで聞いてたし。

(PUNPEE)『最終兵器』とかってこと?

(RAU DEF)そう。『最終兵器』を超聞いた。マジで聞いた。

(PUNPEE)でもさ、キングギドラたちを聞いてラウくんのスタイルにならなくない? 声も高くてさ。それは誰から、どこから自分のフロウとか声の出し方って来たと思うの?

(RAU DEF)なんかエミネムとか当時、高音じゃないけど、ちょっと……。

(PUNPEE)ちょっと高かったね。

(RAU DEF)でもやっぱりエミネムとかってエミネムの乗り方じゃないですか。別に黒人じゃない乗せ方、ラップっていうか。それが白人のラップなのかはわからないけど。でも、俺はそればっかりやっていて。ドスがきいた声じゃない声で、そういう基本的なラップのかっこいい乗せ方をやったらどうなるのかな?って思ったというか。

(PUNPEE)うんうん。「ドスがきいている」っていうのはメソッドマンとかみたいなこと?

(RAU DEF)そうそう。基本が、ベースがある声みたいなのじゃなくて。

(PUNPEE)そうじゃなくて、もうちょっと自分の丸い感じの声というか。

(RAU DEF)っていうか、ビースティ・ボーイズのやつらがメソッドマンのハメ方をしたら超ヤバいみたいな。

(PUNPEE)ああー、そうなんだ。だからどこからあのスタイルは……言ってみたら、たぶんラウくんのスタイルを模倣している人っていまも1人もいないと思うの。自分よりも年下とかで。5lackとかはさ、ちょっといるじゃん。でもラウくんって真似できないのかな? わかんないけども。

(RAU DEF)わかんない。そこに潜んでるぜ、模倣犯! みたいな(笑)。

(PUNPEE)フフフ、誰のライン?

(RAU DEF)いやいや、わかんない。「模倣」で出ないかな?って思って。でもわかんない。どうなんですかね。

(PUNPEE)それをいまね、話していてふと思ったかもしれない。ふと思った。なにからそれができあがっていったのかな? みたいな。

(RAU DEF)わかんない。もうとりあえずラップしかやりたいなと思うことがなくて。マジで。

(PUNPEE)で、ラップをし続けて。いろいろとデモを送ったりとか。『CONCRETE GREEN』にも。

(RAU DEF)なんか音楽とか歌ってみるのって面白いなって思ったんだと思う。当時。他にやりたいこととかもなくて。

(PUNPEE)で、しかもこれはたぶんあんまり公に言っていないことだと思うんだけど。最初は歌詞、なかったよね?

(RAU DEF)俺?

完全に何も見ずにラップするスタイル

(PUNPEE)ファーストアルバムの『ESCALATE』を録っている時、リリックを見ながらやっていなかったよね。もう完全に何も見ないでラップしていたよね?

(RAU DEF)ああ、当時はそうっすね。

(PUNPEE)あれが結構みんなびっくりしていた印象がある。

(RAU DEF)なんかジェイ・Zとかがそれをやっているって聞いたり。海外のやつはそうやっているってどこかから聞いたりしていて、それがかっこいいと思って。で、それができるように……筋トレみたいな感じです。

(PUNPEE)だからリリックはその時にはなくて。「こんな風に録っているやつ、本当にいるんだ」って思った記憶があった。リリックを見ないとさ、ラップが上手くできるみたいなのはなかったの?

(RAU DEF)それは絶対にあると思う。だってこう……ヘルメットとかをつけてバイクに乗るとか、ちょっとダサいじゃないですか。

(PUNPEE)いや、捕まっちゃうよ(笑)。

(RAU DEF)見映え的な問題っす。だからもっと快適な、風をもっと感じられるみたいな。

(PUNPEE)ああ、なるほどね。重さがないみたいな。

(RAU DEF)そうそう。だからたとえばスカイダイビングをする時にパラシュートがなかったら超爽快! でも、死ぬよみたいな。

(PUNPEE)なるほどね。その印象がありました。でもこれ、どこでもしゃべってなくない? インタビューとかで。

(RAU DEF)うん。

(PUNPEE)で、そんな感じのラジオなんですけど。ラウくんが自分のラップでいちばん落とせたなっていう曲はあるの? それ、すぐ出てこない?

(RAU DEF)それね……全曲(笑)。

(PUNPEE)アハハハハハッ! ああ、本当?

(RAU DEF)フフフ、これね、わかってんのか、お前ら? みたいな(笑)。

(PUNPEE)でもラウくんのラップって編集が必要ないんだよね。だからいろんな人のラップとかを録ったりするけど。重ねをずらしたりとかさ。でもラウくんのラップは本当に編集が不要で1本でいけるんだよね。だから「あっ、ラップうまっ!」って録っているとなる。

(RAU DEF)リスナーのみなさん、いま聞きましたか? マジで!

(PUNPEE)フフフ(笑)。

(RAU DEF)でもそれも当時のスパルタ音楽観みたいなのがまだ残っているというか。「いやいや、途中から歌い直すとか、ないでしょ?」っていう。まあ、周りにそういう人たちが多かったというか(笑)。「お前、覚えてこいよ。スタジオに来てからやるんじゃねえよ!」って。でも自分もそう思っていたし。「たしかにな」って。それは海外セレブの「じゃあスタジオに入って、ちょっとチルしてからやりますか」みたいな。で、リリックをそこから書き始めるとか。それはライフスタイルであってもまあ成り立っていればいいけど。

(PUNPEE)でもさ、途中でジェイ・Zも4ずつ録っていたみたいな噂が入ってきてさ。

(RAU DEF)いや、全然4どころじゃないでしょう? 一言一言やってるでしょ? みたいな。

(PUNPEE)フフフ(笑)。たしかに。

(RAU DEF)でもまあかっこいいし。

(PUNPEE)じゃあ、1個に決められないんだ。その自分の「これ、いま聞いてくれ!」みたいな。

(RAU DEF)えっ? だからさっき歌ったやつとか。

(PUNPEE)ああ、最初の。『Feel Me In』のやつ。

(RAU DEF)うん。

(PUNPEE)あれのさ、たまにラウくんがメロディーをつける時の……あれだったらクレイグ・デイビッドのラインじゃん。「Can you fill me in♪」って。

(RAU DEF)うんうん。

(PUNPEE)ああいうラインの引用は自分でやっているの?

(RAU DEF)もちろんそれは、だってかっこいい……だから、思い出のカタログだよね(笑)。

(PUNPEE)フハハハハハッ!

(RAU DEF)思い出のカタログからこれ、今回載せ替えいくか? みたいな。

(PUNPEE)ああー。『Fill Me In』ってリアルタイムだった?

(RAU DEF)なんか当時、夜中にやっていた……ランク王国ってあったよね?

(PUNPEE)たぶんいまもあるよ。

(RAU DEF)その後に映画、あったよね?

(PUNPEE)ああ、なんとか劇場みたいなの、あったかな?

(RAU DEF)その時のオープニングだったんですよ。当時。それがずーっとかっこよくて。携帯の着メロの時代。まだ。着メロのいろメロミックスとかにその素材がなかったの。クレイグ・デイビッドの。

(PUNPEE)それがなかったの? ああ、じゃあ『FEEL ME IN』を聞きましょうか?

(RAU DEF)いや、そういうわけではない(笑)。

(PUNPEE)違うの? 聞こうよ。だってさ、「この1曲」っていうのが出てこないんだもん。

(RAU DEF)じゃあ今回のアルバムから行くわ。

(PUNPEE)それを1曲かけて、お別れしましょう。あれは? PVで歌っているやつ。

(RAU DEF)じゃあ、そうですね。この間、ビデオにもなりました。『Domestic Love』。

(PUNPEE)というわけで本日の『SOFA KING FRIDAY』Vol.26、ゲストはRAU DEF氏でした。たぶん次回に続く。さよなら、さよなら、さよなら。

(RAU DEF)どうぞ!

RAU DEF『Domestic Love』

<書き起こしおわり>

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