星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で自身の楽曲『キッチン』を紹介していました。
(星野源)それでは久しぶりにこの曲をかけるのではないか。たぶん超久しぶりなんじゃないかな? ライブでも全然やったことがない。ただ、これを作った……もう8年前か! 8年前はなんか夏から秋になるちょっと寂しいっていうか、胃のあたりに穴が空いているような感じっていうか。ちょっと涼しくなってきて「ああ……」っていうあの感じを曲にすごく上手く込めれたんじゃないかなっていう風に思っておりましたが、誰も話題にしてくれない(笑)。
誰も話題にしてくれないという記憶がとても強いこの曲をお送りしましょう。星野源で『キッチン』。
星野源『キッチン』
(星野源)東京都のハタチの方。「『キッチン』の切ない感じ、好きです。風がちょっとだけ冷たくなった今日みたいな陽気にはぴったりですね。夏の暑さが過ぎ去ってすごしやすくなるこれからの季節、お散歩しながら聞きたいです」ということで、ありがとうございます。
そうね。これ、もうだから作ったのは結構前ですよ。なんか、これは失恋の歌なんですよ。失恋っていうかお別れをした後の歌なんですよね。なんで、それまでの人生の中で付き合っていた人と別れた時のことをすごく思いながら、まだ家の中にその人の雰囲気が若干残っているという。その人が作っていったご飯の感じがちょっと残っているという。そういう感じを思いながら。
で、その切ない思い出を持っているんだけど、きっとこれも忘れていくんだろうなっていう。なんかそういう歌を作ろうと思って作ったのが『キッチン』という歌でございます。お送りしたのは星野源で『キッチン』でした。
<書き起こしおわり>