星野源さんとダウ90000・蓮見翔さんが2023年3月7日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で星野源『くだらないの中に』について話していました。
(星野源)で、ちょっと曲を選曲していただいたってことで。しかも僕の曲を選んでくれたらしいという。メールが来てるんですけど。熊本県の方。「蓮見さんは源さんのファンらしく、曲を聞いてよく励まされていたそうですが一番思い入れのある曲はなんですか?」ということで。ありがとうございます。
(蓮見翔)それはまさに今からかけていただく曲なんですけど。言っちゃっても大丈夫ですか? 『くだらないの中に』なんですけども。これ、言い方は変ですけども。この曲のファンというか。もう本当にずっとこればっかり聞いて。しんどい時。本当に……2020年に組んで、ちょっと間とかは本当にずっとこれを聞かせていただいてて。
「人は笑うように生きる」
(蓮見翔)「人は笑うように生きる」っていう歌詞にずっと励まされてきて。本当に……なんか、すごいしんどい時期がいっぱいあって。自分の中では……でも結構早くに売れさせてもらってるんで、人よりはしんどくはねえだろうっていうことだと思うんですけど。それでもなんかやっぱり、どうしようもない日がどうしたって、あるじゃないですか。そこで、でも結局この源さんのエッセイとか、曲とかをずっと聞かせたりもしてたり、読ませてもらったりしていて。
で、勝手に親近感とかを湧かせてもらうている中で、この人が曲で「人は笑うように生きる」って書く状態がもう僕にはわからなくて。どうやったら、ここまで書けるようになるんだろうって。で、「僕は時代のものじゃなくて あなたのものになりたいんだ」っていうところがなんか今になって少し……生意気ですけども、少しだけわかるようなってきたというか。なんか、世間に必要とされ始めはしたけども。だけど、そうじゃなくて。結局は近くにいる人に楽しんでもらえてるのが一番嬉しいなとも思うし。
やっぱり高校の友達とか親が公演を見に来てくれて、みたいなのも。まだまだなんかそっちがやっぱり嬉しかったりもするし。そういうことを常に、なんか常に近くにいていただいた曲なので、本当に好きです。
(星野源)へー! うわー、嬉しいっすね。なんか、この曲はすごい前に書いた曲ではあるんだけど。あの「人は笑うように生きる」っていうのも、理由っていうか、言葉はないんですよ。その書いた理由の言葉は。ただ、「これしかない」と思って書いたの。この言葉しかなくて。で、なんかこれは……でも「これってどういう意味ですか?」って言われても、答えられないみたいな。「この言葉の中に入ってます」って言うしかないみたいな。
(蓮見翔)そう、なんですよね。もう、そうなんですよね。
(星野源)「そう」っていう(笑)。それをでも、すごくそばに置いてくれて、すごく励まされてくれたっていうのは非常に嬉しいです。
(蓮見翔)ちょっとこれ、すごいですね。
(星野源)じゃあちょっとその曲で、蓮見くんとお別れしたいと思います。今日、本当に台本も書いてくれて。ありがとうございました。
(蓮見翔)ありがとうございました。甲州街道を通るたびに「聖地巡礼になってしまえ」と思って(笑)。
(星野源)なるほど(笑)。じゃあ、『くだらないの中に』を聞きながら、また通ってもらいたいです。
(蓮見翔)はい。渋滞を願います(笑)。
(星野源)今日のゲストは蓮見翔くんでした。ありがとうございました。
(蓮見翔)ありがとうございました!
星野源『くだらないの中に』
<書き起こしおわり>