ハライチのお二人がTBSラジオ『ハライチのターン』ラジオクラウドで芸人の先輩・後輩の付き合いについてトーク。後輩芸人に話しかける難しさや先輩芸人と無理に飲みに行くことの無意味さなどについて話していました。
(澤部佑)先週の内容を受けてのメールが届いていたんですよ。本編に入りきらなかったのでこちらで紹介しますね。「岩井さん、澤部さん、こんばんは。40代のフレッシュリスナーです。先週の放送でU字工事の益子さんが子供の勉強のことでどうしたらいいのか、岩井さんに聞いてきた話をされていましたよね。『なんで俺に聞いたんだ?』と言っていましたが、後輩と話す時になんの話題を切り出したらいいか、わからなかったんじゃないでしょうか? 自分にも部下がおり、後輩にどう話しかけていいのかわかりません。岩井さんならどうしますか?」。
(岩井勇気)いや、益子さんは違うと思うよ。
(澤部佑)益子さんはまあ……そうね。
(岩井勇気)益子さん、意外と俺にすごい話しかけるからね。
(澤部佑)俺にも話しかける。っていうかまあ、おしゃべり好きだよね。だからまあ、そうね。
(岩井勇気)そうそうそう。
(澤部佑)益子さんは違うかもしれないけど、この方もだから部下、後輩にどう話しかけていいのかわからないっていう。それを岩井さんならどう話しかけますか?っていう。
(岩井勇気)本当だよね。
(澤部佑)これ、でも結構ムズいっすよね。
(岩井勇気)結局さ、先輩が後輩を選んでいるようで、後輩が先輩を選んでるからね。
(澤部佑)はー、たしかに。そうだな。
(岩井勇気)だってさ、別に先輩からの誘いを適当に断れるんだもん。後輩って。適当に理由をつけて。
(澤部佑)まあね。断ろうと思えばね。
(岩井勇気)だからついていく先輩なんて決めれるじゃないですか。
(澤部佑)後輩がね。っていうことはもう、よりこの人は声をかけるのが怖くなっちゃうね(笑)。
(岩井勇気)そう。逆転してるからね。本当に。
(澤部佑)後輩にどう話しかけていいかわからない時に、そんな情報を入れられちゃったら(笑)。「えっ? 選ばれるのかよ……」って。
(岩井勇気)俺は……ちょっとわかんねえな。これ。
(澤部佑)後輩?
(岩井勇気)俺さ、もう本当に上にしか向いていないから。完全に。先輩にしか。
(澤部佑)ああ、そう? でも、後輩と遊ぶじゃん。
(岩井勇気)特定の、本当に1人とかだもん。
(澤部佑)まあ、はじめましての後輩はたしかに、あんまり我々2人とも話しかけないよね。
(岩井勇気)そうだよね。全然しゃべりかけない。
(澤部佑)しゃべりかけない。
後輩に話しかけるのはムズい
(岩井勇気)先輩って話しかけやすいのよ。本当に全然知らない先輩でも。「飲みに行きましょうよ」とか言ったら……逆の立場だったらすげえうれしいでしょ?
(澤部佑)うれしい。いきなりね、後輩にね。たしかに。なんであんなムズいんだろう? 後輩に話しかけるの。
(岩井勇気)そう。
(澤部佑)話、なんも続かない。
(岩井勇気)そうだね。なんか……。
(澤部佑)1人、だから後輩で新作のハーモニカだっけ? そのボウズでメガネかけたやつ。あいつは「澤部さん、すんません。尊敬しています。すごい……応援してて。ボウズも真似ていて……」なんて。なんか、そいつともあんまりしゃべれないっていう(笑)。それはそれで。
(岩井勇気)フフフ(笑)。うん。
(澤部佑)なんか、思いっきり味方なんですけどね。
(岩井勇気)何を話したらいいのか、わかんねえな。マジで。強制的に「飲みに行こうぜ。行くぞ!」みたいな。「どうする? お前……」って聞いて。だいたい「どうする?」っていう時は別にそんなに来てほしいとは思っていないと思っているんだよ(笑)。
(澤部佑)フハハハハハッ! そのパターンもあるよね。一応誘うけど……っていうね。それ、どうするの? 「あ、お願いします!」ってなっちゃったら。
(岩井勇気)でも、やっぱりちょっと、あんまり来てほしくないなっていう感じは俺、ちょっと出していると思うのよ。
(澤部佑)ああーっ、怖っ! なにそれ?
(岩井勇気)出ちゃっていると思うの。それでも「来たい」っていうやつは、なんかかわいがろうと思う。
(澤部佑)逆に。いい根性しているなというか。
(岩井勇気)そうそうそう。
(澤部佑)俺もだから後輩にあんまり話しかけないけど、ライブ終わりとかさ、たまに……まあ、俺も数少ないけど仲がいい後輩というか。笑撃戦隊の柴田とか、しんのすけとかもいたりして。そのへんと飲みに行こうってなって。「後輩、もうちょっと声をかけますか?」みたいになって。「澤部さんと飲みに行くけど……」みたいに柴田が声をかけだして、「ああ、お願いします! ぜひ!」みたいに言われると、ちょっとなんか俺もニヤニヤしちゃうよね(笑)。「おい、いや、なんだよぉー」って(笑)。
(岩井勇気)フハハハハハッ!
(澤部佑)「いいけどさぁー」って(笑)。やっぱりうれしいもんだよね。うん。
(岩井勇気)でも、どうすることもできないじゃん。来ても。もう、その後輩は自ら絶対に帰れないじゃん。だからなんか、「いいよ、別に。いつ帰っても」って……でも、「別にいつ帰ってもいいよ」って俺が言っても、試している感じしない?
(澤部佑)ああー、そうね。「いや、いけますよ」みたいになるよね。
(岩井勇気)ってなるのを試している感じ、しない?
(澤部佑)する、する。っていう風に言わなきゃいけないのかな?ってね。
(岩井勇気)あと、俺自体がやっぱり別に先輩と飲みに行くのは好きなのね。別におごってくれるし、話も面白いし。でも、なんかその若手芸人の全然テレビに出ていない頃に先輩となんか飲みに行かなきゃいけないみたいになんとなくなるじゃん?
(澤部佑)まあね。
先輩と飲みに行って売れた芸人なんか、いない
(岩井勇気)それ、本当に意味ないなって思うから。誰か先輩と飲みに行って売れた人なんか、いないでしょう?(笑)。
(澤部佑)フハハハハハッ! まあ、売れた人、いないのかな? わかんないけどさ。それは。たしかに。
(岩井勇気)バーターで仕事もらった人って1人、2人はいるかもしれないけどさ。全然それ、めちゃくちゃ遠回りじゃん。そんなの。意味ないのよ。マジで。そんな時間あったらネタ作っていた方がいいし。
(澤部佑)フフフ(笑)。なるほどね。
(岩井勇気)だから意味ないけど……本当になんか、俺のことが好きで飲みに行くならいいよっていう感じ。
(澤部佑)それは意味あるよね。尊敬している人とならね。一緒にいればね。
(岩井勇気)「先輩と飲みに行っても意味ないよ」って言うんだもん。来る時に。本当に。新人みたいなやつには。
(澤部佑)「ああ、行かせてください!」って言うけど。
(岩井勇気)「関係ないよ。別に。俺はお前を使うとかも別にないし。そんなところにもいないし。別に飲んでいたやつだからって何かを優遇することはないけど。俺と飲みたいっていうんだったら別に来てもいいよ」って。
(澤部佑)それを最初に言うの?(笑)。
(岩井勇気)言うよ。マジで本当に。
(澤部佑)「ああ……は、はい……」ってなるでしょう? 向こうは。
(岩井勇気)変な勘違いさせない方がいいから。
(澤部佑)いや、まあまあ別に。
(岩井勇気)最初にそれ、必要だよ。俺らの時代、「先輩と飲みに行け」みたいな感じの空気、出ていたじゃん?
(澤部佑)そうね。
(岩井勇気)そいつら、みんないなくなったでしょう?(笑)。
(澤部佑)口が悪いな(笑)。まあね。ということでじゃあ、このリスナーの方、参考になったでしょうか?(笑)。
(岩井勇気)フハハハハハッ! たしかに。なんの話をしていたっけ?(笑)。
(澤部佑)「後輩に話しかけるにはどうすればいいでしょうか?」っていう話だったんですけど。
(岩井勇気)そうか(笑)。
(澤部佑)聞く人をちょっと間違えましたということで。すいません。
(岩井勇気)そうね。
<書き起こしおわり>