モーリー・ロバートソンとプチ鹿島 日本の酷暑と東京五輪を語る

モーリー・ロバートソンとプチ鹿島 日本の酷暑と東京五輪を語る 水曜日のニュース・ロバートソン

モーリー・ロバートソンさんとプチ鹿島さんがBSスカパー!『水曜日のニュース・ロバートソン』の中で酷暑の続く日本の夏についてトーク。2年後に控える東京オリンピックと関連付けて話していました。

(プチ鹿島)でももうこの暑さね、41度ですか。「災害級」って言われているわけですよ。それが2年後には東京でオリンピックをやるということで。絶好のオリンピック日和ですよね。これ、どうするんですかね?

(モーリー)あのね、これ僕が中学生だった時、広島県のとある男子校にいたんですけども。そこではどんなに暑くても朝礼は詰め襟の黒い服でやっていたの。

(プチ鹿島)ああ、ヤバい!

(モーリー)そうすると、何人かが先生が話している最中にバタッ、バタッて倒れていくんですよ。そうするとそれをみんなはもうね、風物詩として見ていて。「バッタ」って呼んでいたの。

(高橋茉莉)フフフ(笑)。

(プチ鹿島)バッタって呼んでたんですか?

(モーリー)それはさ、修道学園なんですけど。「修道の伝統のひとつじゃ~!」ぐらいの風にちょっと誇らしく、倒れるまできっちりと立ち続ける。これによって性根が座る。スポ根! みたいな。で、僕ら自身もそれを先生に言われて受け入れていたので。

(プチ鹿島)はい。部活の時に「水を飲むな」とかね。昔はそうだったですけども。

(モーリー)そうそうそう。あれはじゃあ、今回はどうなるんですか? そういう部活オリンピックになるんですか?

(プチ鹿島)そういうことでしょう。だから森喜朗さんは昨日、ある新聞のインタビューで「この暑さをチャンスに変えるんだ!」って言ってましたよ。「今年を暑さを2年後のために実証実験で……」みたいに。こうやって戦争って負けていくんだなって思いましたけども。

「この暑さをチャンスに変える」(森喜朗)

(モーリー)ねえ。だからいちばん最初にちょっと出てきた杉田水脈議員とそれをオヤジがかばう体質っていうのと精神論と目の前にあるいわゆる基準値が内向きな基準値の延長を求めて……これ、(オリンピックは)世界に向けて開かれたイベントですよね?っていう。そこの視点がどこかで脱落して。内側を見ている人たち同士で気持ちよくなるっていうことの繰り返しで。

(プチ鹿島)そう。だから「いまこそ、この暑さで日本のイノベーションを証明するんだ!」みたいな。

(モーリー)……なるほど。

(プチ鹿島)どうですか、高橋さん?

(高橋茉莉)日本の夏って日傘だったりかき氷だったり、日本ならではの経済効果が生まれそうなアイテムがたくさんあると思うんですよ。

(プチ鹿島)日傘男子とかもね。

(高橋茉莉)そう。だからそれが東京オリンピックで広まったら、それこそチャンスになるんじゃないかなと思いますけども。

(モーリー)じゃあむしろ暑さをチャンスに変えちゃうと。

(プチ鹿島)でも訪日外国人とか倒れると思うんだよね。

(高橋茉莉)じゃあ、お水を買っていただいて。もう「東京にお水は美味しい」ってよく言われていますので……。

(モーリー)フハハハハハッ!

(高橋茉莉)東京のお水をボトリングして……。

(プチ鹿島)むちゃくちゃ前向きだよね(笑)。

(モーリー)わかった! 日本の精神論をこの際、輸出アイテムに変えるっていうことですよ。

(プチ鹿島)精神論を?

(モーリー)そう。「精神論を持って帰ってね」みたいな。誰が買うんだ? フフフ、すいません(笑)。

<書き起こしおわり>

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