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PUNPEE『Seasons Greetings’18』を振り返る

PUNPEE『Seasons Greetings’18』を振り返る SOFA KING FRIDAY
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PUNPEEさんがJ-WAVE『SOFA KING FRIDAY』の中で新木場スタジオコーストで行われた自身のライブ『Seasons Greetings’18』を振り返っていました。

(PUNPEE)というわけで今回は先週行われた『Seasons Greetings’18』の振り返りスペシャルという感じになります。お便りを何点か読もうと思います。千葉県にお住まいの男性の方。「PUNPEEさん、はじめまして。メールさせていただきます。先日行われました『Seasons Greetings’18』を見させていただきました。ステージ上の幕が上がった瞬間、いつものDJブースに加えてドラムセットともうひとつブースが見えた時にバンドセットになるのかと思いきや、なかじまはじめさん。ドラムの方ですね。打ち込みのビートをリアルタイムで叩き、Illicit Tsuboiさんが音を出していく。

『MODERN TIMES』収録曲を中心にライブならではのアップデートしていく構成が非常に巧みでいままで見たライブの中でも快演だったと思います。今回、いままでの原島“ど真ん中”宙芳さん、ZAIさんにはじめさん、ツボイさんを加えた構成に至った経緯や3ヶ月の準備期間でのエピソードをお聞かせいただけたらと思います」。ありがとうございました。

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『Seasons Greetings』の意味

まず、ツアーの名前。『Seasons Greetings』っていうのは直訳すると「季節のご挨拶」的な意味なんですけど。本国では主にクリスマスの時に用いられる言葉なんですね。っていうか、それ用の言葉なんですけど、響きが自分の中でよくて。

他にも「Homecoming」っていうのも思いついたんですよ。『スパイダーマン:ホームカミング』とか。あとホームカミングスっていうバンドの方もいらっしゃるんですけども。「帰郷」ですね。故郷に帰るっていうあれなんですけど。でも、『Seasons Greetings』っていう直訳すると「季節の挨拶」っていうのがよくて。これだったら毎年、どの季節にもできるし。それにちなんだ季節の催し物になるかなと思ってつけさせていただきました。で、準備期間なんですけど、実質3ヶ月っていうか2ヶ月半ぐらいだったと思うんですけど。最初、5月26日に新木場のスタジオコーストでライブができるということを聞いて。「うーん、どうしようか?」っつって。

自分的には去年やった『MODERN TIMES』、アルバムを出した時のツアーの『MODERN TIMESツアー』っていうのをやった時、結構チケットを取れなかった人がいて。そういう人たちのためにも今回、その続きみたいなのをやればいいんじゃないかと思って。「やろう」って思ったんですけど。でも、普通にそれをただやるだけだとなんかひとつ、しっくりこなくて。っていう時に、お世話になっているレーベルSummitのダーマスっていう細いモヤシみたいな……収入が増えた説があるにもかかわらず、全く太らないという増田さんという人がいるんですけど。その人が「じゃあ生のドラムを入れたらどうだろう」っていうことを言い出して。

その前の年かなんかにりんご音楽祭っていう長野のフェスでイリシットツボイさんとそのなかじまはじめさんという方が2人でセッションで出たんですよ。それがすごいかっこよかったから、今回彼らを加えて試したらどうだろうか?っていうことを提案して。それだったらやる意味があるな……という感じから決まりました。仕組み的には生のドラム+SPDっていうパッドを叩くと中に仕込んで入れておいた音。ドラムの音色が流れるパッドを2つ使っていて。言ったら、自分がアルバムで使ったドラムの音色をそのままそのパッドに割り振って、それを叩いてもらっているっていう感じです。

ただ、それで再現するだけだと結局DJで音出しするのと変わらないから、そのグルーヴを保ったままドラムのなかじまさんの崩しで適当に遊んでもらうっていう構成になりました。で、それをツボイさんがアップデートしていって、音を結構分厚くしていったりとか、そういう感じの構成。で、SIMI LABのZAIちゃんはもうスナイパーのように小気味いいスクラッチをやって。ミチヨシくんはメンタル的な……曲を出すのとスクラッチ、効果音だったり、あとはバーですね。ステージに冷蔵庫を構えて、誰にでもゲストに来たラッパーとかシンガーの人にいつでもお酒が渡せるようにバー的な立ち位置、感じで立ってもらって。あとはツボイさんが全体のミックスをまとめる、デカい音を調整したりとか、そういう感じの編成になっていました。

で、編成はそんな感じで結構仕込んだ部分だったりとか。練習もいくらかして。やっぱりバンドのセットが入るとヒップホップのバンドって、バンドになれば1個上に上がったって思いがちだと思うんですけど、実はそれがちゃんと息が合ってなかったら普通にDJでやった方が完成度は高いんじゃないか?っていうのがあって。そういうバンドもいろいろと見てきたりしているので。やっぱりちゃんと、この曲にはこのグルーヴのドラムが合うみたいなのを結構ドラムのはじめさんとやり取りしたりして。言ったら、「この曲はあえてハイハットを叩かない。その方がグルーヴが出るんじゃないか?」っていうのを結構何回か重ねてやったっていう、そういう感じの仕込みをしました。

というわけで、ドラムセットになったヒップホップのショーの中で自分が好きな作品から1曲かけたいと思います。これはMTVのアンプラグドでやったジェイ・Zのライブになるんですけど。バックバンドがザ・ルーツっていうドラムにクエストラブっていう人がいるすごいかっこいいヒップホップバンドなんですけど。その編成でやった2001年のMTVアンプラグドのアルバムから1曲。ジェイ・Z『Song Cry』。お聞きください。

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Jay Z『Song Cry(Unplugged)』

ソング・クライ [Explicit]
Posted at 2018.6.2
ジェイ・Z
Universal Music LLC


※アンプラグドバージョンではありません

というわけでお聞きいただいたのはジェイ・Z『Song Cry』。MTVアンプラグドバージョンでした。この曲に限らずアルバム全体がかっこいいというライブアルバムですのでよかったらチェックしてみてください。

(中略)

(PUNPEE)ここでもう1枚メッセージ。板橋区にお住まいの女性の方ですね。「PUNPEEさん、こんばんは。先日の『Seasons Greetings’18』に参加しました。セットリスト、ゲスト、ステージの演出、構成、お土産、どこを切ってもすごく満足度が高くて最高のライブでした。参加できてよかったです。『『Seasons Greetings』だけに年に何回か同じタイトルのライブをやったりするのかと思っていたのですが、内容が濃すぎたのでこれは年一でも我慢しようと思いました」。はい、ご安心ください。1年以上完全に空けまくって次回はやったりすると思うので。ご安心ください。ゆっくり待っていただけたらと思います。

「……そんな中、アンコールの『さよならインターネット』弾き語りだけは歌と演奏が段違いにゆるくて笑いながら崩れ落ちそうになりました。なんであそこで弾き語りをしようと思ったのか、気になります。あれはすごくよかったです。最後の予告で映像が『2018年夏、拡大公開予定』とあったのですが、夏になにかあるのかと期待しています。が、気長にリリースを楽しみにしております。ありがとうございます」。はい。今回、もうひとつ凝ったことがステージの感じですね。デカい画面。LEDという映し出されるものを今回、はじめて入れてみようと思って。結構大きめのセットを入れてみました。

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デカいセットを入れたかった

スタジオコーストにその規模のLEDを入れるのは実ははじめてだったらしくて。「結構アホですよ、これ」って言って止められた部分もあったんですけど、実現に至りました。なんだろう? 前からヒップホップのショーをいろいろと見ていて、ステージ上にやっぱり街、ストリートとか家とかを作るのってすごい憧れとしてあって。たとえば『Yo! MTV Raps』のテレビでやっていた昔のヒップホップ番組。海外の番組の中で階段があって2階があるんですよ。2階の廊下があってそこでメアリー・J.ブライジが歌っていたりとか。で、下でソファーに座りながら誰かが歌うみたいなセットとか。

自分の世代の人とかヒップホップが結構好きな人は知っているというか、登竜門的なライブDVDで『Up in Smoke Tour』っていうツアーのDVD、ビデオがあって。それはドクター・ドレー、スヌープ・ドッグ、エミネム、アイス・キューブとかで回ったツアーなんですけど。それとかもステージ上に店とかがあって。コンビニみたいな。そこから最初登場したり、2階があったり。ステージ上にローライダーっていう跳ねる車が出てきたりとか。

なんかそういうのの憧れがヒップホップっていうか、最初に見ている人にはあって。そんな感じの2階のあるセットがどうしても組みたくて。それがどんどん大きくなっていったらこんな感じの規模になりました。次はもっと、電信柱とかいろいろ用意したりとか……でも本当に動ける場所がひとつか2つあったり、段があったり花道っていうの? お客さんの席にのびているやつがあるだけで全然面持ちが違うっていうか。そこも使ったらひとつのアクションになるし。ただ曲をやっているだけでも「ようこそ!」みたいな。で、LEの3メートルぐらいあるやつのいちばん上で歌うのが結構ヤバくて。なんかその感じの、
自信満々にできるよみたいな感じがすごい楽しくて。

それを普段しっかり自分の活動をしているISSUGIくんとかKoedawgちゃんとか、あと5lack、GAPPER、PSGもそうだし。あと神戸からtofubeatsを呼んだりとか。そういう人たちをそこでショーをするっていうのがすごいやりたかったから。結構それがしっかりできてよかったと思います。次は昔、ビージーフォーがものまね王座でやっていた4人ぐらい列になってやるやつみたいなのとかもいつかできたらいいですね(笑)。で、質問の最後の方。『さよならインターネット』の弾き語りをなんでやったんでしょうか?っていうのなんですけど、単純にその曲をアンコールでやったんですよね。弾き語りで。普段はDJとラップっていう感じでやっているんですけど、その曲を弾き語りでやったんですけど。

なんだろう? まあ、アンコールで少しスイッチしたいっていう意味ももちろんあったし、その後に出てくる偽PUNPEEの布石にしたいっていう部分もあったんですけど。

たまたまEverlastっていう昔『Jump Around』っていうヒットを出したハウス・オブ・ペインというヒップホップグループのメンバーがラップとかをメインにやっていたんですけど、途中からギターだったりブルージーな作風のもの。歌声のあるものとかを歌っていて。その人が若い時に出した『Jump Around』のカバーをアコースティックギターでやっているのを見た時、俺も40、50ぐらいになったら全部自分の曲をアコースティックギターとかでやってみたいなとか(笑)、すげー浅はかなことを思ってしまって。演奏っていうか、すごい拙いどうしようもないギターで。曽我部恵一さんがゲストで来てくださったんですけど、曽我部さんが来るって決まった瞬間に「やっぱりこれ、やめようかな? 恐れ多い」って思ったんですけど、やらせていただきました。

そんなわけで、そのEverlastの『Junp Around』のオリジナルが出た20年後ぐらいのカバーのバージョンを聞いてみましょう。

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Everlast『Jump Around?』

というわけでお聞きいただいたのはハウス・オブ・ペインの自分のカバーになります。Everlastの『Jump Around?』でした。いいですね。なんかいい感じで時の流れが自然の流れとして。……いいですね。うん。

<書き起こしおわり>

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