安住紳一郎 運動会・玉入れの結果発表の演出方法を提案する

安住紳一郎 運動会・玉入れの結果発表の演出方法を提案する 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんがTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の中で運動会の玉入れについてトーク。玉入れの結果発表の際のよりよい演出方法を提案していました。

(安住紳一郎)玉入れはどっちか勝ったか?って答え合わせというか結果発表の時の盛り上がり方を注意しないといけないですからね。あれは私、常々気にしているということを前にも話したと思うんですけども。

(中澤有美子)そうでしたね。ええ、ええ。

(安住紳一郎)忘れもしませんけども。これは気持ち悪い話なので。決していい話ではないんですけども。10年ほど前に私は三重県の伊勢市。伊勢神宮のある伊勢市に撮影で行った時にちょっと空き時間というか休憩時間というか、撮影の合間の時間がありまして。私はハイエースの後部座席に座りながら小一時間ほどボーッと座っていたんですね。で、エンジンを止めたハイエースがコインパーキングのようなところに停まっていて。そのコインパーキングの横に保育園か幼稚園かがあって。そこで運動会の前日の総練習みたいなのをやっていたんですね。その時の運動会の練習の声がずーっと私のハイエースの開いた窓から声が聞こえてきていて。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)エンジンもエアコンも止めていたんで、風を入れていたんですね。そしたらずーっと練習をしている様子が聞こえてきて。幼稚園なんでほとんどマイクは保母さんとか幼稚園の先生が使っていたんですが、その時の玉入れの結果の答え合わせのところの演出があまりにも稚拙で。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)さすがに我慢ができなくなって、言いに行ったっていうね。気持ち悪い、怖いっていう(笑)。

(中澤有美子)言いに行ったんでしたっけ?(笑)。

(安住紳一郎)言いに行ったんです。ええ。言いに行ったんです。それで、いかに慣れていないとはいえ、演出というものはある!っていうことをね、言いに行ってすごく感謝されたっていう、いい話がありますね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)ええ。「さすがにそれでは幼稚園児も心が離れてしまう。先生、違います!」って説明をしに行ったことがあるんですね。ずーっと聞いていたから。

(中澤有美子)改善点をまとめ、上申したと。

(安住紳一郎)まあ、そうですね。「先生、こことここを押さえたら絶対にもっと楽しいものになります。見に来た人も盛り上がりますし、園児たちもグッと心をつかまれますから。絶対にここはこうした方がいいです!」っていう風にね。「隣で総練習を見ていた者なんですけども……」っていう(笑)。

(中澤有美子)アハハハハハッ! 「あのー……」って(笑)。

(安住紳一郎)「ちょっと仕事柄、そういうようなイベントの運営に慣れている者ですけども……」って言いに行きましてですね。まあポイントは、たとえば白組が玉を18個入れていて、紅組が玉を17個ぐらい入れていて。接戦の場合ですけども。いちばん最初に「いーち!」って玉をグーンと上げますよね。で、「にーっ!」ってパーンってやりますよね。それを同じペースでやるのは間違いなんですね。お互いになんとなく白組と紅組の審査員で目配せをして、なんとなく何個目ぐらいからペースをさげようっていうのをアイコンタクトしてほしい。それで最初のうちは「いーち、にーっ、さーん!」ぐらいのペースでやってほしい。延々と同じペースで26ぐらいまでやるもんだから、飽きちゃうからね。

(中澤有美子)うんうん。

(安住紳一郎)だから「いーち、にーっ」ってそこは早め。で、結論が出そうになってきたところでグッとペースを抑えるっていう。

(中澤有美子)アハハハハハッ!

最初は流して、結果が出そうになるところでグッとペースを抑える

(安住紳一郎)で、「あるのかな? ないのかな?」みたいな。「じゅーっ……ごーっ!」「あっ、両チームともあった!」みたいなのがほしいっていうね。で、「危ない!」って思った時の「紅組あるのかな? 白組はまだあるのかな?」みたいな、「じゅーっ、ごっ!(ワーッ!)」っていうね、その感情を発露させるタイミングを作ってっていうようなことを言いに行きました。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)危ない。でも、とっても感謝されましたよ。「ああ、そうですよね。ずーっと同じペースでやっても飽きちゃいますよね」って。だってずっと同じペースでやっていたら、突然終わりが来るんだもん。

(中澤有美子)そうですね。そうです、そうです。

(安住紳一郎)「いーち、にーっ、さーん……じゅう……紅組、ありませんか? じゃあ、白組の勝ちでーす」なんて、「ズルーッ!」って感じですよね?

(中澤有美子)フフフ(笑)。アテンションを持ってこないと。

(安住紳一郎)そう! なんですね。はい。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)相当気持ち悪がられたと思いますけども。でも、気になっちゃったから。

(中澤有美子)そうですね。もう、言わずには……。

(安住紳一郎)もう言わずにはいられない。「I cannot help ……ing」ですから。かならず。結構あるんですよ、私。もう本当に余計だから。

(中澤有美子)いいと思います(笑)。

(安住紳一郎)結婚式とかに出席していてもちょっとね、「あれっ?」とかなるとサササササッて行って。

(中澤有美子)ええ、ええ。「ここをこうやれば……」って。

(安住紳一郎)「ここはこう変えた方がいいと思いますよ」って言いに行っちゃうんだよね。

(中澤有美子)へー!

<書き起こしおわり>

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