丸山ゴンザレスさんがTBSラジオ『たまむすび』にゲスト出演。リゾート地として有名なフィリピン セブ島の裏の顔、スラム街や踊る刑務所、地元民の射撃場などについて話していました。
(赤江珠緒)さあ、そして今日はセブ島のお話ということですが、今回はセブ島のスラム街と踊る刑務所というテーマになっているんですが……これはなんですか?
(丸山ゴンザレス)これはですね、セブってどうしてもリゾート地のイメージがあるじゃないですか。そういう面だけじゃなくて、もちろん人が集まってお金が動くようなところってかならず裏側の面っていうか別の面があるんですね。そういうところってあんまり光が当たらないというか、当然当たるような場所でもないので、そこを僕がレポートというか、取材してきたということですね。
(ピエール瀧)なるほど。まあ、観光客もいっぱい来るでしょうし、観光産業あるところの裏で、そこを束ねている人たちとかトラブルを解消する人たちがいるんだと。
(丸山ゴンザレス)そうですね(笑)。
(赤江珠緒)セブ島のどのあたりですか?
(丸山ゴンザレス)ええと、いわゆるリゾートで有名なのが、セブ島って大きな島なんですけども、マクタン島っていう島があってそこには橋でつながっているんですが、空港があるのがマクタン島というところで。そこはリゾートホテルがいっぱいあるところ。街の中心部っていうのはセブシティという橋を渡ったところにある大きな街なんですね。そっちの方はみなさん、ショッピングとかで行かれるんですけども、そちらの中心部……あんまり観光客が行くようなところじゃないんですけど、中心部の車で10分ぐらい行ったところに普通にもうありまして。
(赤江珠緒)ほうほう。
(丸山ゴンザレス)まあ、実際に見てもらった方が早いんですが、こういうような……
(ピエール瀧)出た! ザ・スラム街っていうルックス。はー。これ、結構街の中心地……こっち、ヤバいじゃないですか。なんですか、これ?
(赤江珠緒)骨が……
セブ島のスラム街
(丸山ゴンザレス)これはですね、スラム街で有名なところでロレガっていうところがありまして。ロレガ・ストリートっていうところがあって、そこ沿いに掘っ立て小屋みたいなスラムがあったんですが、そこはちょっと燃えてしまったんですけども。そこのすぐ横に、大きなお墓があって。で、僕は本当はこっちを取材しに行ったんですけど、お墓の中に住んでいる人たちがいるという……
(赤江珠緒)お墓の中に?
(丸山ゴンザレス)セメタリー・スラムなんて言われるんですけども。墓場のスラム。
(ピエール瀧)なるほど。はい。
(丸山ゴンザレス)そこにどういう人たちが暮らしているのかな? と思って調べに行ったんですね。そしたら本当にお墓の中に、そのまんま人が暮らしているという。
(ピエール瀧)ちょっとお墓がね、カプセルホテルみたいになっていくつか並んでいるようなところの……
(赤江珠緒)棺がドン! と入りそうな。
(丸山ゴンザレス)そうです。最下層のお墓なんですね。で、他のちょっとお金のある人のお墓って、小屋みたくなっているんですよ。
(ピエール瀧)なるほど。戸建てなんですね。
(丸山ゴンザレス)で、その中に人が暮らしているんです。
(赤江珠緒)じゃあお墓に骨みたいなのが納めてあるんだけど、それをちょっと脇にどけて……みたいな感じで?
(丸山ゴンザレス)いや、どけないでそのまま一緒にいるんですよ。で、「どうしてここで暮らすことが可能なの?」って聞いたら、そのお墓の持ち主と契約しているらしいんですよ。だから、墓守りがてら。お墓の持ち主たちは滅多に来ないので。で、放っておくとこの写真のように、露出しちゃうんですよ。壊れちゃったりとかして風化しちゃうんで。それを避けるためにきちんと墓守りをしておくという条件で、「暮らしていいよ」と。ないしは、お墓参りに来た人たちにロウソクを作って売ったりとか、埋める石版を彫ったりとか、そういうお墓絡みの職人さんたちもそういう形で住んでいるんです。
(ピエール瀧)なるほど。そうか、それはまあ、なぜそうなったか? というと、光と影の世界で影側に落ち込んじゃうとそうなっちゃうっていうことですね?
(丸山ゴンザレス)まあ、あんまりみなさんが見に行くような場所ではないんですけども、僕としては非常に興味深いなと思って見に行ったというところです。
(赤江珠緒)でも、需要と供給がある意味、スラム街の中で成立している街ですね。
(丸山ゴンザレス)もう利害関係だけで成立しているんですよ。もうきれいごとは抜きっていうところで。そういうところもスラム街を見ていて楽しいっていうか。上っ面の話で終わらないというか。「我慢」っていうのをあまりみなさんしないので。利益があるところにかならずアクションがあるというか、利益がないところにはなにも起きないっていう。
(赤江珠緒)これはセブシティからも近いということですけども。もしうっかり入っちゃったりしたら危険なんですか?
(ピエール瀧)観光客がうっかり足を踏み入れそうなところにあるんですか?
(丸山ゴンザレス)まあ、踏み入れようと思えば。っていうか、知っていれば入れますよね。でも、知らなければやっぱり踏み込んでいくような場所ではないので。
(ピエール瀧)「普通、この角は曲がらないっしょ?」っていう?
(丸山ゴンザレス)そうですね。入っちゃったとしても、まあ気にしないで出てくればいいと思いますけども。まあ、僕個人の意見としては1人でフラッと行ったりとか、夜とか暗い時に行くのとかは止めた方がいいとは思いますね。
(ピエール瀧)まあ、そうですね。
(赤江珠緒)なるほど。さあ、そして続いてはセブ島の刑務所についてということなんですが?
踊る刑務所
(丸山ゴンザレス)刑務所なんですけども、こちらなんですけど。刑務所ってみなさんがイメージされる通りの刑務所なんですけど、ここは割と世界的に有名なんですね。それは更生プログラムの一貫で踊る……ダンスをやっている刑務所なんです。
(ピエール瀧)ああーっ! たまに世界おもしろニュースみたいなので出てくる?
(丸山ゴンザレス)あれですね。あの現場に行ってみたいなと思って、ちょっと……
(ピエール瀧)なるほど(笑)。「生の感じはどうなんだ?」っていうね。
(丸山ゴンザレス)生の感じがこれ、実際に行ってみたんですけども。行政がちゃんとやっているプログラムというか、オープンにしているので。中に普通に申し込んで入ることができるんですね。お金もかからず、誰でも。
(ピエール瀧)ああ、一般の人でも?
(丸山ゴンザレス)はい。毎月最終土曜日。まあ、開かれたり開かれなかったりするんですけど事前に市役所なんかに問い合わせると、「今月はやります・やりません」っていう感じで。で、行ってみたらびっくりしたんですけど、すごいレベルが高いんですね。
(赤江珠緒)踊りの?
(丸山ゴンザレス)踊りのレベルが高いんですよ。で、これはテレビとかおもしろ映像には映っていなかったんで知らなかったんですけど、ちゃんとした演出家が入っていて、その場でちゃんと演出をしていくんですよ。
(赤江珠緒)囚人の人たちを?
(丸山ゴンザレス)振付師。
(ピエール瀧)コリオグラファーっていうんでしたっけ? それ的な人がちゃんといて、ステップやらなにやらも全部教えていると?
(丸山ゴンザレス)もともとちゃんと更生プログラムの一環なんで、普段から練習はしているんですけど、その場でプログラムを……今日の客の入りを見て、プログラムを変えたりとかしながら、きちんとやっていましたね。
(赤江珠緒)へー!
(ピエール瀧)これはその中に収監されている囚人の人たちは「ああ、やれやれ。また来た。面倒くせー」ってやっているんですか? それとも、意気揚々とやっているんですか?
(丸山ゴンザレス)意気揚々なんです。やっぱね、ダンスでたぶんですけど、聞いてみた限りだとプログラムでみなさん、普段練習している時に上手いやつだけが表に出されてやって。
(ピエール瀧)ああ、まあね。並ぶ順番としてね。
(丸山ゴンザレス)他の囚人のみなさんは、やっぱり入って眺めているんですよ。
(赤江珠緒)(笑)
(ピエール瀧)あっ、本当だ。先の向こう側で金網つかんで見ている連中もいるんだ!
(丸山ゴンザレス)はい。やっぱり上手くない人はこういう風に……
(赤江珠緒)じゃあ、踊れる人はそれなりに優越感があるんだ。
(丸山ゴンザレス)あると思いますよ。すっごい誇らしげに踊ってますし。で、曲と曲の間のインターバルの時に見ている見学者に「来い、来い!」っつって一緒に写真を撮ったりとか。
(赤江珠緒)えっ、そんなこともできるんですか?
(丸山ゴンザレス)そうです。できるんです。
(赤江珠緒)そんなふれあいもあるの?
(丸山ゴンザレス)ふれあいもあります。で、女の囚人の方たちもそこにいて。男女混成チームで踊っているんで。そういう意味では、刑務所の中にいる人たちの中でもやっぱりできる人はいろいろ特権があると。
(ピエール瀧)そうだね。だって女の子の近くに行けるんだもんね。
(丸山ゴンザレス)行けます、行けます。
(ピエール瀧)そりゃそうだよ。収監中だったらそれはあるでしょうね。
(赤江珠緒)まあ、ねえ。
(ピエール瀧)そうか。じゃあ、踊っている囚人の人たちも「これは人に見せるものだ」っていう自覚が芽生えているっていうことですね?
(丸山ゴンザレス)すっごいですね。もうなんか髪型とかも結構モヒカンにしていたりとか。その時に合わせてかなり気合いを入れているんですね。
(赤江珠緒)どんな曲の踊りですか?
(丸山ゴンザレス)PSYの『江南スタイル』とかブルーノ・マーズの『Uptown Funk』とか、最新のやつとかも結構入れて。だから本当に演出家が入っているんだなっていう感じが。それに合わせてちゃんと振付してやっているので。全部曲ごとに踊りが違うんですよ。かなりアクションも。で、演出家の人が衣装とかを用意していて、囚人服の上に1枚羽織らせるとか、サングラスをサッと渡して「これをかけろ」とか。曲ごとに全部変えていくんですよ。
『江南スタイル』
『Uptown Funk』
『アルゴリズムこうしん』
(赤江珠緒)でもそのね、一般の人もすぐに見に行けて、写真とかを撮ったり、ふれあいがあるっていう時は物を渡しちゃったりとか、そういうことはないんですか?
(丸山ゴンザレス)一応入る前に荷物チェックとかはあるんで。我々も。見に行く側もちゃんとカバンの中はチェックされたりとかはあるんで。変な物は持ち込んでないっていう。
(ピエール瀧)赤江さんは思いつくよね!(笑)。
(赤江珠緒)(笑)。やっぱりさ、脱走のための道具とかさ。
(ピエール瀧)はいはいはい。糸ノコみたいなやつとかね。
(赤江珠緒)毎月渡しに行くみたいな。
(丸山ゴンザレス)でも、ゆるいっていうか中に売店とかありましたから。刑務所の中では比較的ゆるいかな?っていう感じはしましたね。
(ピエール瀧)なるほど。まあ、そんな軽犯罪といかそんな重たい人は……
(丸山ゴンザレス)あ、一応全部入っているそうです。
(赤江珠緒)全部入っている?(笑)。
(丸山ゴンザレス)はい。ただやっぱりちょっとイッちゃっているような人とかは踊れないんで。あんまりそういう場には来ないっていうか、模範囚に近い人ですね。
(ピエール瀧)なるほど。シリアルキラーは置いておいて……っていうことですね(笑)。
(赤江珠緒)そっかー(笑)。
(丸山ゴンザレス)でも、刑務所らしくあちこちにサンドバッグとか吊り下げられているのが本当に刑務所チックだなって思いましたね。
(赤江珠緒)へー! 送り迎えもあるそうですね。
(丸山ゴンザレス)ああ、そうなんですよ。これが、僕はすごくツボに入ったんですけど、囚人を移動する護送車に乗れるんですよ。それで、市役所が窓口になっているんでそこのシティーホールから刑務所まで往復で乗れるのが……
(ピエール瀧)ああ、なるほど。それは演出なのかな? どうなんすかね?(笑)。
(赤江珠緒)不思議なシステムですねー(笑)。
(丸山ゴンザレス)オプションとしてはすごくいいですね。
(ピエール瀧)なるほど。じゃあそんなに嫌な感じはないというか?
(丸山ゴンザレス)全然ないです。やっぱり明るいですね。鉄格子の向こう側にいる踊れない囚人の人たちもかなり、僕がカメラを持っていたらこの人たちから「撮れ、撮れ!」って言ってくるぐらい、結構明るい……国民性として明るいんで。ネアカなので、そういうところではあんまり悲惨な感じはないですね。もちろん、現実としてはあるんですけども。
(赤江珠緒)踊る能力がある人は、結構そこでブイブイいわせられるという感じなんですね?
(丸山ゴンザレス)そうですね(笑)。
(ピエール瀧)そんなの、だってそこのダンスチームの本当にセンターになっちゃったらさ、刑期終わりたくなくなっちゃうんじゃないの?(笑)。
(赤江珠緒)(笑)
(丸山ゴンザレス)それはあるかもしれないですね(笑)。
(ピエール瀧)「もう出ちゃったら俺、あそこに墓のところに逆戻りでしょ?」みたいな。ねえ。
(丸山ゴンザレス)そういう考えを持っている人もいるかもしれないですね。
(赤江珠緒)そしてもうひとつ。セブ島の射撃場も。
(丸山ゴンザレス)瀧さんとか、海外に行かれた時に射撃とかされたこと、ありますか?
(ピエール瀧)僕、あります。あります。グァムで1回撃ったかな?
地元民の行くゆるい射撃場
(丸山ゴンザレス)ああいう時って割とちゃんと耳栓をするとか、ちゃんと的があったりして撃ったりとかされると思うんですけど、セブ島は銃に関して少しゆるいところがありまして。オープンエアーで撃てるんですね。
(ピエール瀧)これ、学校の裏じゃん(笑)。
(赤江珠緒)(笑)
(丸山ゴンザレス)山の中でただ、撃てるっていう。
(赤江珠緒)囲いもなにもない感じですね。
(丸山ゴンザレス)そうなんですよ。で、実際にもちろんちゃんとした日本人経営とかで日本人を相手にしているところとかもあるんですけど。そういうグァムとかソウルにあるようなところもあるんですが、そういうのじゃなく、お金を払うと誰でも、耳栓もなにもなく、山の中でただ撃てるという。
(赤江珠緒)ドラム缶に向かって撃つ?
(ピエール瀧)フィリピンって、銃はどう規制されているんですか?
(丸山ゴンザレス)ちゃんと、日本とかと同じようにもちろん持てないです(笑)。
(ピエール瀧)持てないけども、ここに行けば撃てる?
(丸山ゴンザレス)はい。撃てます。すごく格安で撃てますね。
(ピエール瀧)ここにあるリアル銃に気軽に触ることができるっていうことですよね?
(丸山ゴンザレス)もちろんです。先ほどの拳銃密造工房も実はセブ島にあるんですね。だからもともと銃に関しては結構ゆるいところがセブ島はあって。で、外国人相手にしてないところは地元の人用にこういう風に……許可を取った人が練習に来れるようにっていうことで、きちんとした射撃場というよりはいろんな銃を自由に撃てるようにっていう感じになっているんで。
(赤江珠緒)うん。
(丸山ゴンザレス)的とか本当に関係なしで大きな銃を持ってきてただ撃てるのがいいんですけど、値段がとにかく安いっていうのがいちばんの売りですね。
(赤江珠緒)値段はおいくらぐらいですか?
(丸山ゴンザレス)だいたい、ハンドガンっていう普通の銃がありますよね? あれのカートリッジ1個撃って600~700ペソなんで1500円行かないぐらいですね。
(ピエール瀧)あのマガジンを1個、カチャーン!って入れて、ダーン、ダーン。ダーン!って撃って全部やって1500円ぐらい? はー。
(赤江珠緒)たしかにお気軽な値段ですなー。
(ピエール瀧)そうっすね。持ち込みの人もいるっていうことですね?
(丸山ゴンザレス)もちろんです。僕が取材に行った時、ちょうど横の方で軍の偉い方が来ていて。かなり上の方だったらしいんですけど、自分の銃を持ってきてあちこちぶっ放していたんで危なかったですね(笑)。
(赤江珠緒)なんかボウリングみたいな感覚で(笑)。
(ピエール瀧)まあ、そうじゃないかな。たぶん。
(赤江珠緒)マイボールを持ってくるみたいな感覚でマイ銃で(笑)。
(ピエール瀧)遠くに空き瓶とか置いて、こっちから石投げてパリーン!って割れるみたいなのを子供の頃にやったじゃないですか。あの延長な感じでやっているっていう?
(丸山ゴンザレス)そうですね。ドラム缶をただ適当に、そのへんにあるドラム缶を持ってきて、置いて的にしてみたりとか。なんか適当にフルーツ持ってきてぶっ放すとか。そういう感じの。
(赤江珠緒)はー!
(丸山ゴンザレス)ただ、募集っていうか窓口が日本語とかで当然出ていないので、自分で探すっていうか。僕もここの会員さんに知り合って、「そういうところがあるよ」って言って連れて行ってもらったっていう感じになるんで。もちろん、申し込めば行けるんですけど、日本語とかでは通じないので、最低でもやっぱり英語とかで申し込むと、こういう面白いところに行き着くっていうところですね。
(赤江珠緒)ふーん! セブ島もたしかにいろいろありますね!
(ピエール瀧)まあ、そりゃそうでしょうね。我々、だからリゾートの海がきれいとか、水上コテージみたいなのとか。そんな感じのイメージを勝手に持っていますけども、まあそうでしょうね。
(赤江珠緒)それは一面だもんね。
(丸山ゴンザレス)そうですね。まあ、面白いところで言うと、他にも携帯の泥棒市場とかありますけどね。盗まれた携帯だけを販売している蚤の市みたいなのが夜遅くにマーケットの中に開かれてたりとか。
(赤江珠緒)えっ?
(ピエール瀧)なるほど。自分の盗まれた携帯に電話したら、鳴るんじゃねえか?っていう(笑)。「これ、俺のだ!」っていう(笑)。
(丸山ゴンザレス)時々、探しに行く人もいるみたいですね。「盗まれたから」って。
(ピエール瀧)そうだよね(笑)。
(赤江珠緒)へー! そうかー!
(ピエール瀧)まあそりゃあ、観光地とはいえさ、その土地で暮らしている人たちもいるわけだしさ。そこで生まれて育った中でね、ちょっと悪い方に足を踏み入れちゃう人もいなくはないでしょうからね。
(丸山ゴンザレス)もちろん真っ当な道に行く人もいるんで。全然もう……僕、スラム街ってあんまり怖いと思っていないのは、あくまでも人々の暮らしの場なので。そこに入っていくことはそんなにビビらなくてもいいんじゃないかな?っていつも思ってますね。
(ピエール瀧)まあ、そうか。そうですね。
(赤江珠緒)ドゥテルテさんの人気はどうですか?
ドゥテルテ大統領の人気
(丸山ゴンザレス)すごいありました。やっぱり特にお金のない階層の人とかからはすごい熱狂的な支持がありましたね。で、やっぱり「いま警察とか役所とかが賄賂とかそういうのを取る人たちがいる。そういう人たちによっていろんな手続きが機能しない。だったら全部ぶっ壊してほしい!」っていうぐらいのことを言っていました。
(ピエール瀧)なるほど。そうね。賄賂でショートカットできたりできなかったりとか、もみ消したりとかそういうのがあって機能しないんで、じゃあもう全部キチッとねっていうのは、そうかもしれないな。
(丸山ゴンザレス)まあ、ドゥテルテさん自体はダバオ市っていうところでそういうことを実際にやった実績があるので、それをフィリピン全土でやってほしいっていうのがみなさんの意見ですね。
(ピエール瀧)一般市民の。そうだ。クライム側じゃない人たちね。
(赤江珠緒)(笑)
(丸山ゴンザレス)はい。クライム側の人たちからはいろいろな意見が来ましたけどね。僕のネタ元にしているそういう方面の人たちからも、「もうフィリピンは終わりだから、ちょっと別の国に行くよ」っていう連絡をいくつかいただいたり。
(ピエール瀧)なるほど。俺たちのフィリピンでのビジネスは終わりだと。
(赤江珠緒)(笑)
(丸山ゴンザレス)終わりだと。
(ピエール瀧)場所を移してやるぞっていう。
(丸山ゴンザレス)東南アジアの某国に行くと言ってました(笑)。
(ピエール瀧)なるほど(笑)。
(赤江珠緒)そっかー。丸山さんは明日、その『フィリピン英語留学 潜入DVDブック』を発売されます。これは丸山さん、どんな内容ですか?
(丸山ゴンザレス)本当、いま話したような内容ですね。いま、フィリピンって英語留学ですごい注目されている場所なんですよ。ただ、「英語留学で」と言われてもいまいち、授業の内容とかを調べてもわからない人もいるでしょうし、そもそもフィリピンで留学生活ってどういう感じなの?ってイメージが全くつかないと思うので、それを自分で「潜入」と言ってますけども、普通に授業を受けてきたという。
(赤江珠緒)あ、体験してきた?(笑)。
(丸山ゴンザレス)それを面白くDVDにまとめておりますというところです。
(赤江珠緒)おおー。「絶対に失敗したくない方、必見」ということで、『フィリピン英語留学 潜入DVDブック』はガイドワークスから税別2750円で発売されます。
『フィリピン英語留学 潜入DVDブック』が本日発売です。なにかと話題のフィリピン留学とは?その効果は?フィリピンの生活って?危なくないの?全部まとめて体験してきました。その様子をDVDで見てください! https://t.co/aseDGBrblc
— 丸山ゴンザレス(丸山佑介) (@marugon) 2016年12月9日
(丸山ゴンザレス)あと、12月17日にジュンク堂書店池袋本店でこのDVDに関するトークショーがありますので、よろしかったらぜひ。
(ピエール瀧)なるほど。物騒な話もまた聞けるということでしょうな。
(丸山ゴンザレス)はい。ボツにした部分を。
(ピエール瀧)ああ、いいですな。
(赤江珠緒)丸山ゴンザレスさん、今後行きたいなと思っているところはあるんですか?
(丸山ゴンザレス)そうですね。いろんなところに行きたいなと思っているんですけども。まあ、世界のおもしろ格闘技とか回りたいなと思ってます。
(ピエール瀧)おもしろ格闘技?
(丸山ゴンザレス)はい。コンゴのプロレスとか(笑)。
(ピエール瀧)コンゴのプロレス? はー!(笑)。
(丸山ゴンザレス)いろんな競技が世界中になるので、回ってみたいなと。
(赤江珠緒)なるほど。じゃあまた、その節は『たまむすび』にお越しください。
(ピエール瀧)そうですね。気をつけて行ってきてください。
(丸山ゴンザレス)ありがとうございます(笑)。
(赤江珠緒)はい。ありがとうございます。本日のおもしろい大人はジャーナリストの丸山ゴンザレスさんでした。ありがとうございました。
(丸山ゴンザレス)ありがとうございました。
(ピエール瀧)ありがとうございました。
<書き起こしおわり>