トラックメイカーのSTUTSさんがFM yokohama『BAY DREAM』に出演。MPCのスタジオライブ演奏後にサイプレス上野さんとMPC1000やトラック作りなどについて話していました。
(STUTSのMPC スタジオライブ後に……)
(サイプレス上野)イエーッ! 素晴らしい!
(遠藤舞)いやー、これ本当に動画で見せたい、みんなに!
(STUTS)ありがとうございます。
(遠藤舞)すごい!
(サイプレス上野)これ、シークエンスは?
(STUTS)全く使ってないです。
(サイプレス上野)ノーシークエンスですよ。もう完全に生で。MPCってサンプラーなんだけども、わからない人に言ったら、サンプリングしたものが(機械の)パッドの中に収納できまして。
(遠藤舞)ボタンがあってね。
(サイプレス上野)俺たちヒップホップはこれでだいたい音を作っていくっていう文化なんだけども。それをいま、生で。なんて言うんだろうね? ドラムの人が生でやっているのに、キーボードの人とかもいろいろ入ってきてる、みたいな。
(遠藤舞)もう、だから楽器ですよね。
(サイプレス上野)楽器、楽器。
STUTS MPC1000演奏 参考動画
(STUTS)そうですね。楽器としても使えるなっていうのはありますね。
(遠藤舞)完全に。これ、生でやるのは結構難しいっていうか、珍しいんですか?
(STUTS)ああ、なんかそこまでやっている人は多くないんですけど。
(サイプレス上野)どうですか? MPC1000使いの(ビート)武士としては?
(ビート武士)生で打ったら、やっぱり生感が出ちゃうんですけど。STUTSくんのは音源を聞いているような。全然ズレないんですよね。
(STUTS)ありがとうございます。
(遠藤舞)言わなきゃわかんないですよね。「えっ、これ流しているんだよね?」ってなるよね。だからもう、すごい説明したいもん。「違うよ」って。
(サイプレス上野)生でぶっ叩いている。しごいてましたからね。武士はやらないの? 生で。
(ビート武士)俺、あんな上手く叩けないっす。
(サイプレス上野)あれは難しいよね。まあ、1000もパッドの数は16個だよね。
(STUTS)はい。16個です。
(サイプレス上野)だから、どこに何(の音)が入っているか、ちゃんと把握しておかなきゃいけないから。
(遠藤舞)私、まずそこを覚えられないもん。絶対(笑)。ねえ、指がすごい。
(サイプレス上野)ねえ。「タッタタッタンッ♪」って。もう俺にできることなんてね、一応、俺も持っているんだけどね。馬の蹄のやつ。「タカタッタカタッタカタッタ……」っていうのを1個のパッドで。ハイハットの「チッチッ♪」ってやつを、「チチチッチチチッ……」って。「馬! 馬、馬!」とかって(笑)。
(遠藤・武士)(笑)
(STUTS)いや、でもそれすごいです。それできるのは。
(サイプレス上野)ただやって、ゲラゲラゲラッて。
(遠藤舞)でも指10本、全部くまなく使っている感じでしたもんね。
(STUTS)そうですね。使う時は使いますね。
(サイプレス上野)千手観音スタイルですよ。
(遠藤舞)そうそう。それそれ。すごかった。
(サイプレス上野)おっ、武士がなんかやる気になってる?
(ビート武士)いえいえいえ……すごい、ちょっと触ってみたくなりました。
(STUTS)ぜひ(笑)。