オードリー若林さんが2022年3月12日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で髪型をセンター分けに変えた理由について話していました。
(若林正恭)ええと……どこからしゃべろうかな? この間、『お笑いラジオスターライブ』が日曜日にあって。マスクして歩いてて。いろんな人に挨拶を……ニッポン放送の方だとか、芸人さんに「おはようございます」って挨拶したら、なんかみんなが「ざっす」みたいな感じとか、挨拶を無視されたりとかしてて。「あれ、なんでかな?」って思っていて。で、1回もう確定的だったのがオードリーの楽屋に「若林さん、いらっしゃいますか?」って言って入ってきた人がパッと楽屋を1周して。俺1人しかいないの見て「また伺います」って言って出て行っちゃって。「これ、なんなんだろうな?」って思っていら俺、マスクしててセンター分けだったからなんですよね。
(春日俊彰)ああー。
(若林正恭)で、気付かれなくて。「そんなに人間って変わるかな?」って。マジでなんか芸人さんにも……会うのが嬉しいメンバーじゃん? 「おはようございまーす!」みたいに言っても「おっす」みたいな。で、俺も真っ黒の服でダウン着てたから。真っ黒のジャージだったからかもしれないけど。スタッフさんだと思ったのかな? 「ざっす」ぐらいで。「えっ、なんか俺、嫌われてんのかな?」って思っていたぐらいなんだけども。で、「これはやっぱりしゃべんなきゃ」と思って。で、NHKの『100カメ』がレギュラーになったんですよ。
(春日俊彰)ありがたいね。
(若林正恭)でね、これが『100カメ』の前にね、美容院に髪を切りに行ってたんすよ。で、髪を切っていて……俺、もうなんかよく分かんないけど。正5とか小4ぐらいまで坊主で。そこから……もっとかな? もうずーっと同じ髪型なのね。で、理由とかも別にないんだけども。まあ1回、アフロにしたり、金髪にしたり。でも、金髪にしてても同じ髪型だったから。で、乾かしたままで何もしなくていいからあの髪型だったんだけど。で、『100カメ』の前に美容院に行ってたんですよ。で、3週間に1回ぐらい行っているんだけど、俺の髪の毛って目に向かっで刺さりに来るような感じで生えてくるのよ。
(春日俊彰)なるへそ。伸びてくると。
(若林正恭)直毛みたいなのじゃなくて。だからもう目に入ったら、切りに行かなきゃいけないの。それがね、3週間に1回ぐらいなのよ。
(春日俊彰)結構早いね。間隔、短いね。
(若林正恭)どんぐらいで切りに行っている?
(春日俊彰)ええっ、どれぐらいだろうな? 切ったの、去年かな?
(若林正恭)ええっ?
(春日俊彰)年末ぐらいかな? 切ったの。
(若林正恭)じゃあ3ヶ月経っているよね。そんなに行かなくていいんだ?
(春日俊彰)いつもは2ヶ月ぐらい。ちょっと今は空いてるけど。2ヶ月ぐらい。私はもうギリギリまで短くしてもらってるから。あんまり行きたくないから。「七三に出来る一番短いところまで切ってください」ってやっていて。だから切りたての時とかは結構やっぱり「どうした?」って南原さんによく言われるだけど。「失敗した?」みたいな。
(若林正恭)南原さんって髪型とか見た目、すごい気にするよね。
(春日俊彰)すごい気付いてくれる。だからそういうところ、すごいよね。
(若林正恭)俺、1回コンタクト忘れて眼鏡で出ようとして。ここのラジオでもしゃべったことあると思うけど。南原さんが大慌ててでマネージャーさんに「俺のコンタクト、若林に貸してあげてくれ」っつってて。俺、別に眼鏡でいいじゃん? たまにたまにはっていうか、別に。コンタクトを忘れてきたから。でも「若林が予備校生みたいにしか見えないから。コンタクトを貸してあげてくれ」っつって。で、度が全然違うコンタクトを入れて結局、全然モニターが見えなかったっていうことがあって。ありがたいけど。で、「見た目はちゃんとした方が芸人としていい」っていうのをお持ちの方だよね。
(春日俊彰)まあ、そうだろうね。若林さんの服装とかもね、「あれ? 今日は、あれだね」みたいなことを結構おっしゃってるからね。
(若林正恭)あと、あのね、甘辛コーデみたいなのにしてね。コーディネートして出るコーナー、あったでしょう? 野々村真さんの娘さんがコーディネートをしてくれて。その洋服もいただいて。洋服、バッチリ……。
(春日俊彰)それぞれメンバーをプロデュースするみたいなね。
(若林正恭)それもね、「真ん中分けにして出てください」ってねスタッフさんに言われて出たらね、終わった後に「若林の真ん中分け、お前気持ち悪いぞ」って。「もう絶対やめた方がいいぞ、お前」って言われたことがあったの。で、それはそれで結構前の話なの。それで美容室に行っていて……俺ね、美容師さんがもう長いから。俺、同じところにずっと座ってるのがダメな人間なのよ。だからパチンコとかできないの。
(春日俊彰)なるへそ。まあ、長いもんね。
同じところにずっと座っているのが苦手
(若林正恭)あと、だからまあいろいろ言い方はあるけれども。授業とかもずっとそうやって受けていられないから。「廊下に立ってなさい」って言われるの待ちで。「廊下に立ってなさい」って言われて廊下を走っていたみたいな、そういう人間なのよ。で、それはそれでいいじゃん? で、とにかくキツいの。1ヶ月に1回とか3週間に1回、髪切っている時間が。でさ、絶対そういうところもあるの。これ、発明してほしいんだけどさ。首がさ、寝たらカクンッてなるじゃん? そしたら、切ってる人は困るじゃん? だからここ首を、こう……なんていうの? ちょうどはまって寝れるやつ、ないのかな?
(春日俊彰)椅子みたいな?
(若林正恭)思わない? 絶対やった方がいいよな。寝るもんな。ああ、ほら。ヅカは髪の毛の色を変えるから。あれって1時間ぐらい座るんでしょう? 4時間!? 髪の毛って色を変えるのにそんな時間かかるの? キツいっしょ? 首にそういうのがあって、寝れる方がいいよね? もう、説明してくれて。だからあれよ。ダウンジャケットのここみたいに、首が寝てても支えてまっすぐになれるような椅子にしてほしいよな。美容室は。
(春日俊彰)あれとかはちょっとカクッとなっちゃうのか。首枕みたいなの、あるじゃん? 飛行機とか車とかに乗る時の。あれだと……。
(若林正恭)背もたれがないじゃん? 美容室は。だからじっと、寝れもしないから本を読んでるんだけど。まあ、その本読んでる時間がよかったりするんだよね。
(春日俊彰)じゃあ、いいじゃない? 寝なきゃいいんだからさ。
(若林正恭)で、ちょっと「3週間に1回、来るのはしんどいですけど……」言って。それでお金を払う客が言うのも変な話なんだけどね。切ってくれてる人に。で、「なんか方法、ないっすかね?」って言ってたの。それで「パーマかけたりしたら、2ヶ月に1回とかでよくなるんすか?」「ああ、でも根本がまっすぐになったらちょっとパーマって変な感じになるんで。1ヶ月に1回、来てもらわないとダメですよ。あとパーマも時間かかりますよ、若林さん」「ああ、そうっすか。なんか、ないっすか?」「センター分けにしたら1ヶ月半とか2ヶ月に1回でよくなるかもしれないですね」って言われたの。「ええっ、そうなんすか!」っつって。
(春日俊彰)へー。髪型で変わるんだ。
(若林正恭)でもちょっと南原さんにね、「お前、センター分け、気持ち悪いぞ」って言われた記憶がちょっとあるんだけど。あ、でもこれ、南原さんが確実に言ったんだけどね。俺、誇張してないんだけど。で、「センター分けって誰がいます?」って。俺はサトミツしか思いつかなかったのよ。
(春日俊彰)まあ、代表だよね。
(若林正恭)センター分けといえば。サトミツと北澤豪しか思いつかなかったから。
(春日俊彰)ああ、元日本代表の? たしかに。北澤さん、長髪ではあるけどね。長髪センターか、普通センターかしかないか。データは。
(若林正恭)そうそう。で、「あれって2ヶ月に1回とかでよくなるんだ」と思ったら……話はここからなのよ。これがね、俺の髪型なんて誰も気にしないと思ってたら、星野源さんがこの間、火曜のラジオで『お笑いラジオスターライブ』を見てくださってたみたいで。オードリーのネタも見てくださっていて。「若林さんが真ん中分けになってた」って言ってくれたのよ。星野さんだけよ。気付いてくれているのは。それで「キュンとした」とは言ってくれてたの。優しいから。でもなんかね、聞いてる感じね、どうだろう? 星野さん本人に聞かないとちょっとわかんないけど。いや、これは本当、俺の予測よ? 似合ってない側で思ってんじゃないかなっていう間尺はあったけどね(笑)。
(春日俊彰)言葉とは裏腹に(笑)。
(若林正恭)いや、星野さんはでも優しいじゃん? だから「キュンとした」という言葉は残してくださっていた。うん。
(若林正恭)あと、俺の奥さんもね、全部褒めてくれるのよ。もう眼鏡も髪型も。「これ、どう思う?」っつって切った後に見せても全部「いいと思う、いいと思う」って。あと靴とかも。「これ、合ってる?」「合ってる。ばっちり」って言うから。わからないの。シビアじゃないから。
(春日俊彰)なるほどね。たしかに、たしかに。本当のところはどうなんだ、みたいなね。
(若林正恭)そう。「あの番組、どうだった?」とか言っても「面白かった」って言ってくれる人だからさ。これまた……。でね、星野さんがそういう風に言ってくれたんですよ。で、美容師さんに「センター分けって誰とかですか?」って聞いたら「いや、星野源さんとか……」とかおっしゃったのよ。そしたらさ、俺はほら、サングラスからしてさ、パーカーからしてさ、俺は星野源さんになりたい人間だから。
(春日俊彰)はいはいはい。
「俺は星野源さんになりたい人間だから」
(若林正恭)俺たちの年代で……星野さんは俺たちより年下だけど。俺たちの年代って難しいじゃん? 一気にさ、なんだろうな? おじさんっぽい格好に行く歳か、若すぎ……ダブルネームのジョーみたいなさ、若い格好で。ねえ。『TOKYO TRIBE』みたいな。
(春日俊彰)懐かしいな(笑)。
(若林正恭)井上三太さんの『TOKYO TRIBE』の漫画みたいな格好をまだ40でもしてるっていう。それか、田中義剛さんに行くかじゃない?
(春日俊彰)いやいや、随分結構、究極だな。極端だな。えっ? カウボーイハットみたいなのをかぶってっていうこと?
(若林正恭)うん(笑)。
(春日俊彰)義剛スタイルは極端じゃない?
(若林正恭)極端かな?
(春日俊彰)うん。もっとその間、ほしいけどな。ゆくゆくは義剛スタイルになるんだけどね(笑)。みんな。
(若林正恭)フハハハハハハハハッ! えっ、みんなテンガロンハットに?
(春日俊彰)なんかジャケットを着てさ。「すぐ馬に乗れます!」みたいな格好はするんだけど……間はほしいな。
(若林正恭)それか、もうちょい手前だね。だから花畑牧場だ。
(春日俊彰)近いな(笑)。だいぶ義剛寄りじゃない? もうちょっとダブルネーム・ジョー寄りにしてほしいのよ。そこはもう義剛さん、入っちゃってるからね。
(若林正恭)もうほぼよ、ほぼ。
(春日俊彰)それはもう義剛さんよ。間、ほしいけどな。でも、難しいよね。たしかに。その若い格好もなんかちょっとね、浮いちゃうし。顔と合ってないみたいな。肌感と合わないもんね。我々の肌質と。
(若林正恭)でさ、ほら。元々アメフト部だったっていうのもあるのかさ、ジャージが楽じゃない?
(春日俊彰)楽。スウェットとかトレーナーとかがいい。
(若林正恭)で、スウェット着てスニーカー履いている自分が、楽屋の鏡に映っている時にね、『九条の大罪』に出てくる新人みたいに見えたのよ。セカンドバックとか持ってさ、ジャージ着ていてさ。
(春日俊彰)フフフ、セカンドバッグ持っていたら、それはそうだよ(笑)。
(若林正恭)俺は持ってないけども。なんかジャージにスニーカーじゃん? あの『九条の大罪』に出てくる新入りは。だから服、ムズいなって思ってるけど。もう星野さんが理想だと思うのよ。この年代の。アラフォーっていうの? 俺たち、もうアラフォーじゃないのか?
(春日俊彰)でもアラウンドだからまだ入るんじゃない? 45ぐらいまで入るんじゃないの? どうなんだろう?
(若林正恭)驚くだろう? 今年、44だぞ?
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! いや、本当だね!
(若林正恭)今年44のスケジュールかよ? 1時3時でラジオやって。次の日に漫才やらされて。お前、いいかげんにしろよ、本当に(笑)。
(春日俊彰)10年以上変わってないっていうね。まあまあ、格好はたしかに難しいね。
(若林正恭)星野さんの格好が一番だと思っているの。年齢的に。
(春日俊彰)若すぎず。
(若林正恭)若づくりしてるとも思わないし。
(春日俊彰)ジジイすぎもしないっていうね。
(若林正恭)おじさんでもないっていう。そうそう。なんかもうさ、テレビマンでいるじゃない? 制作会社の人で。ハイブランドの革のボストンバッグ。あれ、持ったら終わりだなと思っていて。
(春日俊彰)フフフ、まあまあ、そうね。
(若林正恭)でも、そうするとゴルフ行く時の格好みたいじゃん? それか、『九条の大罪』じゃん?
(春日俊彰)いやいや、それも極端なのよ(笑)。
(若林正恭)でも「極端なのよ」っていう難しさ、あるでしょう?
(春日俊彰)まあ、あるある。だからそこの間を取れないっていうね。結局ね。そこの間が見つかったら……。
(若林正恭)それが、星野さんなの。
(春日俊彰)なるへそ。その間が星野さんなんだ(笑)。
(若林正恭)そう! で、星野さんだけしか成功してないと思っているの。あとみんな、若づくりしてる。
(春日俊彰)あと、なんか強烈に主義があればね、もういいじゃない? 革ジャンが好きとかさ。
(若林正恭)ああ、だから小峠さんね。
(春日俊彰)小峠さんみたいな……。
(若林正恭)小峠さん、トータルでかっこいいもんね。車から。
(春日俊彰)その自分が強烈に好きなものがあればね。
難しいアラフォーの服装
(若林正恭)でも、もう無理だと思うよ。俺と春日はお洒落は。お洒落だったことがないんだから。歴史で。で、「星野さんとか……」って聞いた瞬間、俺の中でもかなり有り寄りになってきて。そしたらスマホで見せてくれて。「こういう感じです」って星野さんのを見せてくれて。「ああ、そういえば……これ、真ん中分けですか?」「これはセンターですね」「でも、似合わないですよね?」って。久本雅美さんに「柿の種みたいな目だ」って言われた俺だから。
(春日俊彰)フフフ(笑)。
(若林正恭)ヅカ、わらってんじゃねえぞ?
(春日俊彰)そんなの、言われたことあるの?(笑)。
(若林正恭)南原さんに「真ん中分け、本当に気持ち悪いぞ」って言われて。久本さんには「柿の種みたいだね」って言われて。なに? 今、「ルッキズム」っていうの? なんか散々言うけど。おじさんだけだぞ。おじさんは言われ続けてるぞ。柿の種だぞ? まあ、それももう7、8年前だけどね。
(春日俊彰)せめぎあいよ。それはね。
(若林正恭)まあ、俺たちの職業としたらおいしいんだけどね(笑)。
(春日俊彰)いや、そうだね。全然いいんだけど。うん。どうするか。どっちを取るかだよね。