TBSラジオ『タマフル』の名物企画、R&B馬鹿リリック大行進でR師匠ことR.ケリーの最新アルバム『The Buffet』を特集。相変わらずキレキレのR.ケリーの下ネタ歌詞の世界を紹介していました。
(宇多丸)今夜の特集は、こちらです。祝!単行本発売記念。R&B馬鹿リリック大行進 New Beginning 本当はウットリできない海外R&Bの世界特集!
※BGM R.kelly『Marry The Pussy』
(一同)(笑)
(宇多丸)もうなんかその・・・ねえ。『Marry The Pussy』とか言って、腹立つわー、これー。ねえ。
(古川耕)『腹立つわー』ってなんですか?
(宇多丸)俺が(ムービーウォーカーのガチャガチャに)一万払って・・・一万をドブに捨てた直後のこのね。本当に・・・っていうことでね、行ってみましょうかね。季節がだんだんあったかくなってまいりまして、おしゃれでアーバンなR&Bがよく似合う季節。が、しかしその歌詞をよく読んでみたら、しょうもない下ネタだらけだった!という、そんな音楽再発見企画がおよそ2年半ぶりに帰ってきました。ナビゲーターは番組冒頭にも登場していただきました音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんです。
(高橋芳朗)こんばんは。よろしくお願いします。
(宇多丸)そして進行役は番組構成作家、古川さんです。
(古川耕)はい。古川です。よろしくお願いいたします。
(宇多丸)すいませんね。本当にね。文字通りドブに捨てるっていうね。すいませんね。ムービーガチャで一万円払って(ガチャガチャを引き直したら)、もう1回同じのが出たというね、ケースでございまして。
(高橋芳朗)馬鹿リリック聞いて元気だそうよ。
(宇多丸)一万円は返ってこないけどね。
(古川・高橋)(笑)
(宇多丸)あのね、『本当にやってるんですか?』っていう馬鹿が多いから。お前、本当によ!俺の生活とか考えてくれよ!お前よ!本当、マジで!
(古川・高橋)(笑)
(宇多丸)まあいいや、はい。ということでね、行きましょうかね。気を取り直して。
(古川耕)行きましょう。今夜は二部構成でお送りしたいと思います。前半はですね、我々の番組でもお馴染み、キング・オブ・R&Bこと、R.ケリー(R.Kelly)。通称『R師匠』ですね。これが最新アルバム『The Buffet』というアルバムをですね、昨年に出しております。
R.Kelly『The Buffet』
(高橋芳朗)(笑)
(宇多丸)ちょっとあの、R師匠ですね、近年タイトルセンスがですね、ちょっともう独自の領域に・・・ねえ。ビュッフェってないでしょ?
(高橋芳朗)すごい言語感覚だよね(笑)。
(宇多丸)『Pregnant』もねえと思ったけど(笑)。
(古川耕)今日はね、R師匠ってなんなんだろう?っていうのが割と浮き彫りになるかもしれません。今日は。
(宇多丸)ちょっとね、すごい領域に行っちゃっていると。そして後半・・・
(古川耕)そのR師匠をですね、猛追する若武者がいますね。トレイ・ソングス(Trey Songz)です。
(宇多丸)先ほども、名曲『Store Run』をかけましたけども。
(古川耕)はい。トレイ・ソングスの近作、3作のアルバムから選りすぐりの歌詞をみなさんに紹介しようかなと思っております。
(宇多丸)なるほど。っていうことで、曲をガンガンね、かける特集ですから。さっさと行きましょうかね。前半、参りましょう。R師匠のアルバム『The Buffet』。
(高橋芳朗)これはどんなアルバムか?と言うとですね、2013年リリースの『Black Panties』に続く・・・(笑)。もう、なんかしゃべればしゃべるほどバカバカしくなってくるんですけど(笑)。通算・・・
(宇多丸)まず、パンティーというのがね(笑)。パ、パンティーという語感がもうちょっと、あれですけど。『Black Panties』に続く!
(高橋芳朗)続く、通算13枚目のソロアルバムになります。
(宇多丸)これちょっと、改めて行っておくとR師匠は、R.ケリーさんはもうぶっちぎりのスーパースターかつ、素晴らしいアーティストで。もう歴史に残る。R&Bのみならず、ポップミュージック史上に残る偉人なんですよね。もうすでにね。
(高橋芳朗)そうですね。アメリカで最も商業的に成功を収めたR&Bアーティストランキング。一位、マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)。二位、マライア・キャリー(Mariah Carey)。三位、ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)。四位、プリンス(Prince)。五位、R.ケリー。
(古川耕)すごいですよね。
(宇多丸)と、いうような人だという前提でお聞きいただきたい。13枚目。
(高橋芳朗)で、『Black Panties』の続編として、最初は『White Panties』っていうタイトルに・・・(笑)。
(宇多丸)(笑)。イヤだー!だからもう!もう!弁護が!
(古川・高橋)(笑)
(宇多丸)弁護がしづらい!(笑)。
(古川耕)独特だなー。
(高橋芳朗)そう。最初は『White Panties』っていうタイトルがつけられたんですけど、直前になって『The Buffet』に改題しました。まあ、どっちもどっちだけどね(笑)。
(古川耕)(笑)。『なら、いいのか?』っていう問題じゃないよね。もうね。
(高橋芳朗)で、ビュッフェはもう、みなさんご存知の通り、立食形式。セリフサービスの食事。まあ、食べ放題を意味するような言葉ですけど。だから最初、このタイトルがパーッと発表になった時は、定額制音楽ストリーミンスサービス。ある意味、音楽の食べ放題ですよ。
(宇多丸)ああ、なるほど!
(古川耕)Apple Musicとか。
(高橋芳朗)そうそう。に、対するなんかR師匠なりのアイロニーかと思ったんですね。したら、R師匠。このタイトルの由来についてこう言ってます。『ビュッフェみたいに、誰にでも楽しめるいろんなタイプの曲が入ってるよ!』(笑)。
(宇多丸・古川)(笑)
(高橋芳朗)もう、考えるだけ無駄でした(笑)。
(古川耕)師匠は思慮が浅いタイプですね(笑)。
(宇多丸)あれですね。アーティストのインタビューにおける、まあいくつかある定型文の中にある、『おもちゃ箱をひっくり返した』みたいな。まあ、そちらの方向ですね。
(高橋芳朗)で、いまのところR.ケリーのディスコグラフィーの中でいちばん売れてません(笑)。
(宇多丸)あ、マジで!?
(高橋芳朗)いまんところ、最高位が16位で、初めてトップ10圏外になってしまった。
(宇多丸)ああ、そうなんだ。それはちょっとやっぱり、寄る年波というかね。
(高橋芳朗)まあ、ここまでやってきただけでも十分立派なんですけど。
(宇多丸)だって、そんな人もいないからね。あと、もうマドンナ(Madonna)ぐらいな感じだと思うけどね。こんぐらい一線で。
(高橋芳朗)うん。だからちょっと次は気を取り直して『White Panties』で行ってほしいなって感じがしますけどね。
(宇多丸)初心をね。そういう意味では、そこでピヨったのがいけなかったのかもしれない。じゃあ・・・
(高橋芳朗)行ってみましょうか?(笑)。
(宇多丸)そんな『The Buffet』。
(古川耕)そんな、売れてない『The Buffet』。じゃあですね、またアルバムを1曲目からいろいろ聞いていきたいと思うんですけども。じゃあ、その『The Buffet』の冒頭を飾る1曲目の紹介をしましょうかね。曲名がですね、『The Poem』。
(宇多丸・高橋)(笑)
『The Poem』
(古川耕)もう1回、言います。『The Poem』。まあ、バックに流れていますので、まず聞いてください。
(宇多丸)『The Poem』って、やっぱり・・・ポエムって言うんですね。もちろんね。
(古川耕)ポエトリー・リーディングですね。バックトラックがないんです。だからまあ、歌詞を、全体を要約すると、師匠からみなさんへの、ちょっとエッチなご挨拶。ちょっとエッチです。単なる挨拶じゃないです。で、歌がなくて、全編これなんで。まあ、キツいはキツいです。
(高橋芳朗)(笑)。メロがないですからね。
(古川耕)歌詞を見ながら見てて、これは恥ずかしいと思いました。
(宇多丸)なるほど。なるほど。でも、どんなことを言ってるのかね?これね。
(古川耕)ちなみにこれ、歌詞が、直前で日本語版の表記が変わったみたいなんですけど。僕らが最初に見ていた初期段階では『Da Poem』って書いてあって。
(宇多丸)DA PUMPな感じで。
(古川耕)そう(笑)。ぜひ、戻していただきたいです(笑)。
(宇多丸)我々の中では、『Da Poem』でいきましょうかね?
(古川耕)じゃあ、僕らの心の中では『Da Poem』です。はい。で、これからその『Da Peom』の中から1曲、お聞きいただきたいのですが。この馬鹿リリック大行進の名物と言えば、TBSアナウンサーさんの毎回の朗読ですね。
(宇多丸)そうですね。誰がやってくれているのかな?
(古川耕)今回たのんだのはですね、『ザ・トップ5』でですね、金曜日を担当なさっている・・・
(宇多丸)『ダ・トップ5』じゃないんですか?(笑)。
(高橋芳朗)(笑)
(古川耕)失礼しました。『ダ・トップ5』でした(笑)。くだらねー(笑)。『ダ・トップ5』金曜日の小倉弘子アナウンサーに。
(宇多丸)おおー!なるほど。
(古川耕)非常に長身でスラッとした、非常にお美しい。
(宇多丸)それこそ、小島(慶子)さんとね、ツインタワーですよ。
(古川耕)ツインタワーと呼ばれていた、同期のアナウンサーなんですけども。彼女に今回、お願いすることになりましたので。その小倉弘子アナウンサーの朗読で・・・
(宇多丸)先に言っておきます。すいませんでした!
(古川耕)ありがとうございました。じゃあ、聞いていただきましょう。『The Poem』ならぬ『Da Poem』からのこの一節です。どうぞ。
(小倉弘子 朗読)グッドイブニング、レディース
オードブルから始めようか
ずっと不足してたみたいだね
絶対満足の栄養たっぷりの一皿
君のボディーに必要なもの
予約はしてあったんだ
2人でここに来れて本当にうれしいぜ
だって、オールナイトで君のジュースを飲み続けるのさ
カンパーイ!ってな
(古川耕)『ってな』(笑)。
(高橋芳朗)『カンパーイ!ってな』。
(古川耕)これ、原詞もアカペラでやっているわけですから、事実上我々の・・・
(宇多丸)この形式ね。
(古川耕)向こうのアメリカの人が聞いているのと変わらないっていう。
(宇多丸)いやいやいや!ただ、小倉さんのこの、なんて言うんですかね?またちょっと違ったテイストね。ぶっちゃけ、怪談みたいな感じの・・・(笑)。
(古川耕)冷たい目を感じましたけどね。
(宇多丸)ねえ。ということで、まあ店に・・・これ、ちょっと油断しちゃいけないのは、R師匠の場合、これは2人で店に来ている話なのかな?とか、真面目にそういうメタファーの筋を通して、こっちイメージしてると、あれっ?っていう・・・
(高橋芳朗)急にハンドル切ったりしますから。
(宇多丸)これ、気をつけないといけない。
(古川耕)1曲の中で迷走するのがR師匠の特徴ですね。
(宇多丸)『オールナイトで君のジュースを飲み続けるのさ カンパーイ!(like cheers)』。間違いじゃない。
(古川耕)間違いじゃないです。じゃあ、続いて同じ『Da Poem』からですね、こちらのラインも聞いていただきましょうかね。すすり音の表現に注目していただいて。
(宇多丸)はっ?
(古川耕)すすり音の表現に注目してください。どうぞ。
(小倉弘子 朗読)君は最上級のゲスト
いいかい?僕が、ジュルジュルジュールジュル
約束するよ。一滴も残さないって
でも待って。これってまだ前菜
デザートの時間になったら
これ以上行けないっていうぐらいのクライマックス
これ以上激しく震えられないほど、足がプルプル震えるはず
行くぜ
(一同)(笑)
(宇多丸)『行くぜ』でまあ、次の本当の曲に行くという感じですかね?
(古川耕)すすり音。気づきましたか?すすり音。
(宇多丸)これはなに?『ジュルジュルジュール』。すごく、なんて言うんですかね?まずね、これ小倉さんの名誉のために言っておくと、元の訳詞が『ジュルジュルジュールジュル』になっているわけですよね?
(古川耕)そうです。
(宇多丸)で、さらにその元はどういう感じなの?
(古川耕)これ、ご安心ください。ちゃんと用意してありますので。じゃあ、この『Da Poem』の中でですね、R師匠がどういう、この『ジュルジュルジュールジュル』はどう表現されているのか?
(宇多丸)その表現を聞きたいよ!
(古川耕)お聞きください。実際のCDではこうなっています。
※動画0:30からスタートします
(一同)(爆笑)
(高橋芳朗)最悪!(笑)。
(古川耕)最悪です(笑)。
(宇多丸)最悪だー!あ、もともと擬音表現じゃなくて、もう音だったんだ。
(古川耕)はい。生吸いしているわけですね。R師匠がね。
(宇多丸)ああー。下品!
(古川耕)下品ですね。僕が最初に言った、『この曲、キツいです』っていう理由が、これでようやくみなさん、わかっていただけたと思うんですが。
(宇多丸)あと、もともと前戯がお好きですよね。もともとね。
(古川耕)ということでですね、まあ冒頭1曲目からこれですからね。
(宇多丸)僕らはさ、もうR師匠。心の覚悟をしながら聞いてますけども。初めて聞いた人はびっくりしてるんじゃないですか?お店とか車の中で聞いている人、いますからね!
(高橋芳朗)冒頭で紹介した保健の先生とか、もう切ってると思います(笑)。
(古川耕)『ジュルジュルジュール』はねえわ!って(笑)。
(高橋芳朗)『やっぱ、使えねえわ!』って(笑)。
(宇多丸)いや、まだここは、セーフセックスは反してないから!
(古川耕)たしかにね。じゃあ、ええとアルバムの2曲目に行きましょうかね。つまり、アカペラから続いて、実質アルバムの1曲目と言えるかもしれませんが。2曲目。タイトル、高橋芳朗さん。これ、どんなタイトルか言ってもらっていいですか?
(高橋芳朗)ええと、『Poetic Sex』です(笑)。
(古川耕)(笑)
『Poetic Sex』
(宇多丸)いいじゃん。『Da Poem』から『Poetic Sex』。いいじゃないですか。
(高橋芳朗)『詩的なセックス』。
(古川耕)まあ全体的に非常に性的な歌詞です。もう全体を通して、何度も読んだんですけど、なにを歌っているのかもよくわかりません。
(宇多丸)あの、日本のね、歌ってなにを歌っているかわかんないぼかしって、J-POPの歌詞とかだと多いじゃないですか。でも結構、R師匠とかって具体的っていうか。あくまでも具体的っていうのがあると思うんですけど。珍しくないですか?アブストラクトなのは。
(古川耕)非常にアブストラクトでですね。だから、全体を抜き出すというよりは、こういうラインが要所要所にある曲ですよっていうのをちょっと理解していただくしかないので。じゃあその1ヶ所を聞いてもらおうかな?このアブストラクトさが、全体こんな感じですっていうのがよくわかるところを聞いてください。どうぞ。
(小倉弘子 朗読)いいか?俺はチョロっと入ってお終いじゃねえ
俺はよーく浸かるタイプ
(宇多丸)ああー。
(古川耕)『よーく浸かるタイプ』。
(宇多丸)なるほどね。『And I ain’t gonna bathe off that shit, I’mma soak in』。だから、そう。『浸かる』だね。
(古川耕)浸かる。『お風呂に首までよーく浸かりなさい』みたいな意味で。
(宇多丸)だから、要はさ、チャポーンじゃねえぜ!と(笑)。
(古川耕)行水じゃねえぜ!っていうことですね(笑)。
(宇多丸)あと、ほら。早漏じゃない。プスッと入れて終わりじゃなくて、ジャポーン!ドーン!って。
(古川耕)浸かるよ、あったまるよって。
(宇多丸)これはわかるでしょ?まだ。これは大丈夫でしょ?ただ、その前後がバラバラなんだ。
(古川耕)前後はバラバラですね。じゃあ、同じ曲から、この歌詞も聞いてもらおうかな。また出てきます。どうぞ。
(小倉弘子 朗読)OK。プッシーは俺の居所
正直に言ってるだけさ
言うだろ?気持ちいい場所が俺の故郷
(古川耕)『故郷』(笑)。
(宇多丸)これ、なんか元があるわけですか?『言うだろ?』っていうのはさ。よく言うだろ?みたいなのはさ、元になるあれがあるわけですよね?
(古川耕)『home is where the heart is』。
(高橋芳朗)『故郷は遠きにありて思うもの』。
(宇多丸)あ、じゃあ最後は本当にそのままだ。『故郷は遠きにありて思うもの』なんだけど、『気持ちいい場所が俺の故郷』。まあ、『俺の気持ちは故郷にあるぜ』じゃないですか。だから、俺の気持ちはホーム。で、そのホームはプッシー・・・
(古川耕)まあ、たしかに。
(宇多丸)『Pussy my address』なんだから。
(古川・高橋)『Pussy my address』!?
(宇多丸)そう。そういうことなんですよ。だから、たしかにそうですよ。しかも、ホームだよね。
(古川耕)間違ってはいない。
(宇多丸)間違ってはいないけどさ。そりゃそうだけどさ。なんか、そういう風に考えると、嫌じゃね?
(古川・高橋)(笑)
(宇多丸)その考え方、嫌じゃね?『ババア、ノックしろよ!』的なことですからね。
(古川耕)じゃあ、続きをどんどん行きましょうか。アルバムの4曲目に行こうかな。曲名をじゃあ芳朗さん、説明してください。
(高橋芳朗)『Let’s Make Some Noise』。まあ、『一緒に騒ごうぜ』みたいな。
『Let’s Make Some Noise』
(宇多丸)『Make Some Noise』はね、『騒げー!』ですもんね。『盛り上がろうぜ!』だよね。
(古川耕)どんな音で、じゃあ騒ごうか?どんな音を出すの?っていうところを。
(宇多丸)パーティーチューンでしょ?だからこれは。
(高橋芳朗)うーん・・・
(古川耕)パーティーチューンかな?どうかな?いま、バックに流れていますね。どんな音を出すのか・・・
(宇多丸)あれ?これ、なんかそんな盛り上がる、イエーイ!ウェイウェーイ!って感じじゃないな。
(古川耕)じゃあ、ちょっと聞いてみましょうか。どういう歌詞なのか?
(宇多丸)どういうノイズなのか。
(古川耕)聞いてみましょう。どうぞ。
(小倉弘子 朗読)Oh ベイビー
君の奏でる音が最高だよ
俺がこうする時
ジュルー・・・
(一同)(爆笑)
(高橋芳朗)パーティーチューンではないですね。
(古川耕)パーティーチューンではない(笑)。
(宇多丸)つまり、これは『ジュルー・・・』って。小倉さんにも問題があるんじゃないか?っていう(笑)。あのですね、要はさ、『Make Some Noise』っていう、特にブラックミュージック、ヒップホップではちょいちょい出る定型的な『盛り上がろうぜ!』っていう言葉を、さらにもう1回、ひとひねりして、そのノイズを『ジュルー・・・』って。すすり音に転化してみせたってことでいいのかな?これ、理解としては。
(古川耕)実際のすすり音が曲中でどうなっているか?やっぱり気になりますよね。じゃあ実際、曲の中ではどう、そのすすり音がすすられているのか?をちょっと聞いてみましょうか。
(宇多丸)そういう特集だっけ?
※動画0:30からスタートします
(高橋芳朗)聞こえました?
(宇多丸)はい。『Oh baby, sounds you make when I (ジュルー・・・)』(笑)。
(古川耕)よだれをぬぐったぐらいの短さでしたね。
(宇多丸)あのさ、これさ、R&B馬鹿リリックは本来ね、素敵だなっていう音を聞いて、で、歌詞の日本語の意味を聞いてゲラゲラだったのが、もう一回りして、元の曲を聞いてゲラゲラって(笑)。
(古川・高橋)(爆笑)
(宇多丸)日本語訳を聞いてから、元のやつを聞いて笑うみたいになってるんだけど(笑)。
(古川耕)オシャレでアーバンなR&Bっていうのがちょっと通用しなくなっちゃったかもしれないですね。
(高橋芳朗)普通に下品です(笑)。
(宇多丸)すすり音がね、こんなに連発しているアルバムもね(笑)。そりゃあ売れねえぞ!と(笑)。
(高橋芳朗)たしかにね(笑)。そりゃ最低セールスになるわ。
(宇多丸)もうさ、だってさ、聞けねえもん(笑)。さあさあ、『Let’s Make Some Noise』ということで。でも、相変わらず曲はね、かっこいいです。
(古川耕)曲はいいんですよ。曲もいいということで、次の曲に行きましょうか。どんな曲でしょうか。高橋芳朗さん。
(高橋芳朗)次は、『Marching Band』。
『Marching Band』
(宇多丸)マーチングバンド?まずさ、でも、やっぱりタイトルセンスだよね。『Marching Band』って・・・(笑)。
(古川耕)ビュッフェの中の曲で、マーチングバンドですよね(笑)。
(宇多丸)まずね、はいはいはい。僕がもし、『The Buffet』っていうアルバムを作ったら、やっぱ基本は食べ物たとえの曲を並べる。ライムスターならやってしまいます。ちまちま、そのたとえを守ってしまいますが。そこが、やっぱり世界的、歴史的スーパースターと、やっぱりこうチンケな日本語ラップグループとの差だね。
(古川耕)日本語ラップの悪いところ。つじつまを合わせたりするところ。
(宇多丸)そういうところある。そういうところあるよー(笑)。だから、ビュッフェだけどマーチングバンド。
(高橋芳朗)さっきの『Let’s Make Some Noise』の例を思い浮かべればね、『Marching Band』はどんな内容の曲か、だいたい見当がつくと思いますよ。
(宇多丸)いや!まずさ、待って。待って。多少曲がマーチ調であるとかさ・・・
(高橋芳朗)なに言ってんの?そんなわけ、ないじゃん(笑)。
(古川耕)もういま、バックに流れてます。
(宇多丸)ぜんぜんお馴染みの。
(古川耕)めちゃめちゃいい曲です。これ、本当にいい曲。
(宇多丸)でも、マーチングバンドだから。ノリノリだぜ!って。
(高橋芳朗)でも、R師匠がマーチングバンドの格好に扮して盛り上がっている感じをイメージしながら・・・
(宇多丸)俺のマーチのリードに合わせて、なんか盛り上がろうぜ!って?
(古川耕)矛盾するようですけど、マーチングバンドの格好をしたR師匠が全裸だっていう風に考えてもらっていいですか?
(高橋芳朗)想像しにくいですよ(笑)。
(宇多丸)それは、歌詞を聞けば納得できるんでしょうか?
(古川耕)非常にビジュアル的な歌詞なんで。みなさん、絵面を思い浮かべながら聞いていただきたと思います。どうぞ。
(小倉弘子 朗読)ケツがでっかくて
その音がトランペット聞いているみたいなのさ
俺の顔の上に座って
パララランパンパーン
ケツの頬をクラップして
パララランパンパーン
それで俺が札束バラ撒くのさ
イエーイ
みんなで盛り上がるぜ
(一同)(笑)
(古川耕)はい。『Marching Band』でしたー。
(高橋芳朗)パララランパンパーン。
(宇多丸)パララランパンパーン、ラパパンパーン♪みたいなの、ありますけどね。これ、要するに、町山智浩さんが大好きな顔面騎乗的なことなんですかね?要するに、お尻がこうあって、『ラッパのように』っつーんだから、その、なんて言うんでしょうかね?どちらの穴かわかりませんが、それを口に当てながらの、なおかつ、その両の太鼓を、太鼓のように、パララランパンパーン(笑)。
(高橋芳朗)(爆笑)
(古川耕)コンガかボンゴがわかりませんがね(笑)。
(高橋芳朗)ひでー曲だ(笑)。
(宇多丸)叩きながら、札束をバラ撒く。イエーイ、みんなで盛り上がるぜ!
(古川耕)最高に面白い絵面ですね(笑)。『パララランパンパーン』は普通に歌詞でこう書いてあって。こういう抑揚をつけたのは、じゃあ小倉さんのアレンジなのか?と思われますよね?これも、安心してください。曲がありますので。そちらの該当箇所、R師匠はどう歌っているか、聞いてみましょう。
※動画0:30からスタートします
(古川耕)っという・・・
(宇多丸)ああー。そしてさ、まあ、残念ながらというか。これこそR.ケリーなんですけど。かっけー!
(古川・高橋)(笑)
(宇多丸)曲、かっけー!
(古川耕)いいんですよね。なんかすごい柔らかい音色の曲でね。
(宇多丸)こんだけ馬鹿なことを歌っていて!
(高橋芳朗)(笑)。でも、ちょっと遠くの方で『パララランパンパーン』って聞こえるの、なんかいいよね。
(宇多丸)これはさ、でも本当、毎回同じことを聞いてるんですけど、ネイティブリスナーのみなさんはね、どんな面をして聞いてらしゃるの?これは。
(高橋芳朗)ファニーじゃないですか?
(宇多丸)ファニー。リディキュラスリリックなのかな?リディキュラス・セックス・リリックなのかな?これはでも、あれですよね。一応、ビジュアライズしてるじゃない?っていうか、一応たとえているじゃん。だからまあ、いいか?ねえ。
(古川耕)じゃあ、たとえてない方、1曲行こうかな?じゃあ、次は。次の曲、6曲目は何ていう曲でしょうか?
(高橋芳朗)次はですね、『Switch Up』っていう曲になります。
『Switch Up』
(宇多丸)『Switch Up』。これ、どういう意味?
(高橋芳朗)これ、『態度急変』。
(古川耕)『態度急変』。漢字四文字。
(宇多丸)態度が急変。まあ、男女間ではね、態度が急変することはこれ、ありますよ。どっちが態度急変するのかな?
(高橋芳朗)まあ、男ですね。師匠です(笑)。
(古川耕)(笑)
(宇多丸)あのね、これ、普通はですよ、特にR&Bは女の子が急に態度が変わって。で、『ガール、僕にひどく当たらないでくれよ。そんなに傷つけないでくれよ』みたいな。そういうのは、まあちょいちょい聞きますよ。こっちっていうのは・・・やっぱり時流のあれですか?ゲスブームの?
(高橋芳朗)そうですね。いまの馬鹿リリックのトレンドの、クズ路線(笑)。
(宇多丸)クズ路線。ゲスの極み路線(笑)。なるほど、なるほど。しかしこれ、ちょっと聞くの怖いなー。
(古川耕)じゃあまず、この曲から2ヶ所紹介したいんですけども。最初にこっち、行こうかな?まず、そのクズ路線を・・・
(宇多丸)とにかく、師匠の態度が急変すると。
(古川耕)態度が急変しますんで。『Switch Up』のじゃあ、この場所を聞いてください。どうぞ。
(小倉弘子 朗読)彼女がファックを拒絶したら、態度急変
彼女の友達に声かけるさ
俺は永久に変わらないぜ。芯のある男
彼女の男が現れたら、速攻消えて
ゴーストみてえに再び登場
バックからハードにハメてやるぜ
(宇多丸)いやー・・・(笑)。
(古川耕)はい。どうですか?
(高橋芳朗)これ、めちゃくちゃだな(笑)。
(宇多丸)あのですね、やっぱね、一行一行、こちらの予想を上回る、こちらの予想の斜め上を行くですね、ゲス野郎っぷりをですね。
(古川耕)そうですね。本当のゲスの極みってこういうことを言うんですよね。だって、彼女がファックを拒絶したら、態度が変わると。
(宇多丸)態度が変わる。だから、『お前なんか知らねえぜ』ぐらいなのか?と思ったんですよ。したらもう、あっという間に、『お前の友達に声をかける』。ねえ。これもすごいね。『俺は永久に変わらないぜ。芯のある男』。どういうこと?
(古川耕)こんなに朗らかに、高らかに言う?っていう。
(宇多丸)でも、これ元のを見たら、『芯のある』は『real n*gga』なので。まあまあ、俺はやっぱりマジきてんぜと。これがすごい。ここ、びっくりした。彼女の男が現れたら・・・やってやんぜ!みたいな感じかと思ったら、『速攻消えて』(笑)。
(高橋芳朗)(爆笑)。逃げるんだ!?っていうね。
(宇多丸)『ゴーストみてえに再び登場 バックからハードにハメてやる』(笑)。
(古川耕)映画の『ゴースト』のことですよね?ろくろ回しのあのシーンをちょっとイメージしてるんじゃないですか?
(宇多丸)そうなの!?
(古川耕)『バックからハードに』って言ってるからさ。
(宇多丸)『ゴースト』ってでも、『消える』っていう意味で使ったりもしますからね。
(高橋芳朗)『I’m ghost』って。
(宇多丸)うんうん。でも、要はさ、男が人の女に行って。で、男が現れたらすげー逃げで。で、シュッて現れて、フッてやるっていう・・・(笑)。
(古川耕)芯のある男ですよ。
(宇多丸)なんでしょうか!?
(高橋芳朗)これがクズ路線です。
(古川耕)あと、師匠の特徴としてですね、やっぱり語彙の少なさを繰り返すことでカバーするっていう特徴。あるいはテクニックがありますね。っていうことなんで、この態度急変。『Swithc Up』の中から、このパートも聞いてもらえれば、師匠の特色がよくわかると思います。じゃあ、お聞きください。
(小倉弘子)もうお前には態度急変させるしかねえな
態度急変 態度急変 態度急変
もうお前には態度急変させるしかねえな
態度急変 態度急変 態度急変
いま電話してきても、俺は出ないぜ
お前には態度急変決定!
気を緩めすぎなんだよ
ガール、俺を求める女はお前だけじゃない
お前には態度急変
お前には態度急変決定!
お前には態度急変決定!
ベイビー、俺の態度が急変するから
見てろよ
(古川耕)非常に長かったですねー(笑)。
(宇多丸)これね、ちょっと待ってください。これはこの特集の、毎回やっているトリックだよね?
(古川耕)えっ?なになになに?
(宇多丸)サビでしょ?だって。サビだから繰り返すのは当たり前なのに。それをこの調子で朗読されりゃね、そりゃクドいってことになりますよ。『決定!』ってなんだ、これ?『態度急変決定!』。
(古川耕)ちょっとじゃあ、曲を聞いてみましょうかね。この該当の部分ね。
※0:50あたりからスタートします
(宇多丸)あ、『スウィチャ(Switch Up)!』なんだ。早いんだ。『スウィチャ!』。
(高橋芳朗)ちょっとキレ気味の師匠が。
(宇多丸)なんか最近のラップっぽい感じだね。
(高橋芳朗)『いま電話してきても、俺は出ないぜ』って(笑)。
(宇多丸)あ、いまっぽい。でもやっぱり、僕、音楽的に聞いてもね、いや、結構なこんなベテランがラップ的なフロウでも、いまどきの感じっていうかね。
(高橋芳朗)ちゃんとトレンドのフロウですね。
(宇多丸)トレンド、入れてますからね。
(古川耕)ただ、日本語に訳すと『態度急変』っていうね。
(宇多丸)『態度急変』っていうね、また訳でいいんですか?これは。
(高橋芳朗)いや、『Switch Up』はいいですよ。
(宇多丸)そうか。まあ、変えちゃうぜっていうことですもんね。
(古川耕)村松かなさんがね、これ、訳詞ですね。
(宇多丸)あ、またですね。お馴染みの。ありがとうございます。
(古川耕)ということで、じゃあこの『The Buffet』からはこの曲を最後にしようかな?と思います。
(宇多丸)他にもね、いっぱいあるんですよね。曲ね。いろんな曲が入っている。
(古川耕)いっぱいあります。全曲丸々やるしかないみたいな曲もあるので。そういうのは省いているのでね。ええと、じゃあアルバムの10曲目。これ、芳朗さん、どんな曲でしょう?
(高橋芳朗)これ、『Get Out Of Here With Me』。『俺と一緒にここを出ない?』みたいな。
『Get Out Of Here With Me』
(宇多丸)おっ!ちょっと待って下さい?ビュッフェというね。しかも、最初のところでですよ、『Da Poem』のところでですよ、その彼女と店に来たというたとえからして、おっ?ちょっとコンセプトを貫徹っていう。ちょっと師匠らしからぬ・・・
(高橋芳朗)たしかに。ストーリー性がありますね。
(宇多丸)しかも、アルバムの最初と最後で貫徹なんて、これはなかなか・・・
(高橋芳朗)でもまあ、途中で『Marching Band』とかやってますからね(笑)。
(古川耕)まあ、いろいろ寄り道しつつ。曲もすごいスイートなね、ソウルみたいな感じの曲だし。なんて言うのかな?師匠の不器用さみたいなのが、すごくよく出てるんですよ。
(宇多丸)不器用さ(笑)。
(古川耕)不器用さが、心も出てくるし、作詞術にも出ているっていう感じですかね。その場所をちょっと、聞いてもらいましょうか。お願いします。
(小倉弘子 朗読)1人で来たのかい?誰かと一緒?
ベイビー、提案があるんだ
どうかな?いっそのこと、俺と一緒にここを出ないか?
ベイビー、ここは人が多すぎる
実は、俺の家が、偶然にもすぐ。本当にすぐそこなんだ
Oh ベイビー。どこかへ行こう
なにかをスルッと脱ぎ捨てて
なにかにスルッと入り込める場所に
(宇多丸)(笑)。なるほどー。
(古川耕)いいっすねー。
(宇多丸)あの、私さっきね、その『Da Poem』。『ちゃんとコンセプト的に一貫してて偉い』なんて言いましたけども。『Da Poem』とは合ってなかったです。2人で来たんじゃないのかよ!?っていうことですよね。あれとは別っていう。
(高橋芳朗)普通に声をかけてる。たぶん友達なんじゃない?
(古川耕)(笑)。『家、すぐそこだからさ』っていう。
(宇多丸)まあでも、フェードアウトものってあるじゃないですか。それこそ、小泉今日子さんの『Fade Out』なんてのがありましたけどね。フェードアウトものですよ。
(古川耕)この場からそっと去ろうぜっていうね。
(宇多丸)寺尾聡の『予期せぬ出来事』なんて曲もありますよ。これ。
(古川耕)『なにかをスッと脱ぎ捨てて、なにかにスッと入り込める』っていう。
(宇多丸)『なにか』って、なに?『Something』だ。『Where you can slip out of something』。なるほど。でも、『slip out』と『slip in』でついになっていて。
(古川耕)韻は踏んでいるという感じですね。
(高橋芳朗)ここ、別に濁さなくてもいいじゃねえか?って気もしますけどね。
(宇多丸)いやいや、これはだから、そりゃセックスセックス言ってきた人ですから、逆に。
(古川耕)ここは濁そうかな?っていう。
(宇多丸)上手い!っていうような。
(高橋芳朗)『パララランパンパーン』(笑)。
(宇多丸)まあこれ、どんだけ美しい曲なのか?というあたりをじゃあ、聞きます?
(古川耕)アルバム全体、だから割とやっぱり今回もスイートというか。ちょっと落ち着いた感じですよね。
(宇多丸)なるほどね。さっきの『Marching Band』が多少ちょっと・・・みたいな感じかな?
(古川耕)後半、全くこういう性的なたとえとかが出てこない曲っていうのも、結構あるんですよね。
(高橋芳朗)そうですね。
(宇多丸)あ、そうなんですか。ちょっとそこは・・・だから、『White Panties』やめちゃったぐらいだから。そこはちょっとやっぱり、師匠売れない理由・・・そういうの、あるんじゃない?『結局これ、下ネタか!』って。今回は半分新境地みたいな。
(高橋芳朗)でもね、今回ね、そういう部分もありまして。結構ほら、R師匠さ、セックスビデオの流出とかもあって、自分の娘と結構微妙な関係になっちゃっていて。
(宇多丸)なるほど。山城新伍さん的な。
(高橋芳朗)それで実際に娘をゲストに呼んで、確執を和解にもっていくみたいなデュエットソングがあったりするんですよ。
(宇多丸)へー!
(古川耕)これだけ聞くと、結構感動的というかね。
(高橋芳朗)そう。でも、その数曲後に『Sextime』っていう曲がありまして(笑)。もうやっていること、めちゃくちゃですけどね(笑)。
(古川耕)それはね、ひどいわっていう話ですよ。
(宇多丸)でもそれもさ、娘、お前もわかれよ!と。これ、職業だからさ(笑)。
(古川耕)お父さんの立派な仕事だから!っていう。
(宇多丸)そうそう。お父さんのね、わかんないですよ。ピエロをやっている、プロレスのヒールをやっている。それで、『やめて!』じゃねえだろ?テメー!と。どんどん脱ぐわ、オラーッ!セックス、セックス、セックス!ってこう。
(古川耕)『パララランパンパーン♪』っていうね。『パララランパンパーン♪』がありますからね。
(宇多丸)まあまあ、でもね、まあ師匠はまだ健在であるということですね。
(古川耕)アルバムとしてやっぱり、素晴らしいアルバムなんで。ぜひみなさん、気になった方は聞いていただければと思います。
(宇多丸)さあ、ということで、お知らせを挟みまして、このR師匠に迫る若武者、トレイ・ソングスくん。若武者。これは活きがいいですからね。きっと下ネタも相当活きがいいんでしょうね!聞いていきたいと思います。
<書き起こしおわり>
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