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TAKAHIROと宇多丸 欅坂46ダンス振り付けを語る

TAKAHIROと宇多丸 欅坂46ダンス振り付けを語る アフター6ジャンクション
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ダンサーのTAKAHIROさんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演。宇多丸さんと自身が担当する欅坂46のダンス振り付けについて話していました。

ゼロは最強

(宇多丸)それでですね、TAKAHIROさん。海外で活躍された後、さらに日本に帰られて振付師としても活躍されます。いろいろとね、個々のいろんな振り付けの話をうかがいたいんですけど。たとえば、我々が「ああ、あれか!」って思うのはやっぱり欅坂46の一連の振り付けはアイドルの振り付け史に革命を起こしたと言っても過言ではない。欅坂という本当に特異な……曲も変わっているし、いままでのアイドルにはありえなかった攻撃性みたいな。メッセージ性というのを秘めて。で、あのやっぱり戦っているというか。本当に「戦っている」という言葉がぴったり来る振り付け。あれはどのように生み出されたんですか?

(TAKAHIRO)あれはやっぱり、そこに欅坂46のメンバーの方々がいて。その子たちの魅力を形にしたら、ああいう強い作品になった。その子たちの存在をたぶん歌詞として表現したら秋元康先生はああいうような強い表現になった。だから、なんて言うんでしょう? もとからあったそこにいた21人から始まった。その21人の魅力なんですよね。僕なんかはもう本当に、周りを作っただけで。

(宇多丸)いやいや、それを先ほど言った、ある作品に向き合う時によくその作品に向き合って分析して咀嚼して。で、ベストと思われるバランスなり方法論なりっていうのを当てていくというか。やはりそこはTAKAHIROさんが欅坂46という素材にものすごく誠実に向かわれた結果なのかなという風に思うんですけども。

(TAKAHIRO)はい。いろいろと見る人の気持ちだったり、やる人の気持ちだったり。この時だからこの振り付けが合うだったり。その時間軸にも合わせて振り付けを考えて。あとは歌詞をすごく大事にしているグループなので、その歌詞をどうやったら伝えられるのか?っていうのを話し合ったり。あとは自分が一クリエイターとして目の前の人に向かい合う。やらせるのではなくて、どうやったら作れるだろうか?って一緒に作り上げられるグループだと思ったんです。なので、向き合うことを大事にして。

(宇多丸)うんうん。

(TAKAHIRO)それでだんだんだんだん、自分たちというスタイルができていって。で、いまはもう1人1人が自分で考えて、1人1人が自分の表現をして。だけども欅坂46っていうアイデンティティーを持って作品に向かってくださるようになっていて。だから教えてもらうことが最近はいっぱいです。

(宇多丸)いやいや、そのいまだに謙虚な姿勢というのがまた、そのすごさかもしれないけど。ちなみに、その世界的な最先端ダンスシーンのトレンドみたいなものと、その日本のたとえば欅坂とかに振り付けをする時っていうのはやっぱりその差というものはありますか? それとも同じなのか……。

(TAKAHIRO)自分の場合はトレンドを取り入れるというよりかは彼女たちの中にある、あるいは歌詞の中にある奥底から引き出すのがこのグループには魅力だなと思っていて。なので、より、まだまだ見ぬ彼女たちの心の中の泉から形を生み出せたらと思っているので。あまり外のトレンドを取り入れるということをしていないですね。

(宇多丸)逆にそのトレンド的なところから発想をすることもあるんですか? その相手や場合によっては。

(TAKAHIRO)あります、あります。たとえばいま、ステップ系が世界中で流行っていたら入れてみようかなとか。たとえば、こういうのはあります。メンバーがバラエティ番組でやって面白かったことを振り付けの中でオマージュして入れるとか。そのトレンドは外からじゃなくて自分たち、彼女たちの日常行動の中から見えた面白い1シーンだったり、すごく印象的な1シーンを振りの中に入れて。

(宇多丸)なるほど。やっぱりそういうところからの方が新しいものは生まれるっていう感じでしょうか?

(TAKAHIRO)はい。そう思います。なんだろうな? 真似ることってすごく大事だと思うんですね。真似て変えて新しくしたら、いちばんかっこいいと思うんですけど。でも、あんまりしていないですよね。欅坂は。

(宇多丸)なんかその、日本人ならではのダンスのかっこよさ。もちろん先ほどTAKAHIROさんがアポロシアターに挑戦された際にまさに心がけられたことだと思うけど。日本人ならではのかっこいいダンスのスタンスというかスタイルみたいなのって、やっぱりあると思いますか?

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日本人ならではのダンスの特性

(TAKAHIRO)あります。たぶん日本人は意思疎通がすごく得意です。なのでお互いを感じあって合わせたり揃えたりすることはとても武器になります。あとは海外だと自分の個性をどう出していくかが武器なので、逆にそこは日本人が少し弱いところだと僕は海外に行って感じたので。逆にその個性の部分を伸ばすことで、日本では新しいものになると思います。あとは……忍耐力。

(宇多丸)ああ、なるほど。

(TAKAHIRO)忍耐力。投げない。向き合い続けられる。なので、深めて向き合い続けるという力。先ほども宇多丸さんがおっしゃっていましたけども。そこが武器になると思います。

(宇多丸)それは強い武器ですよね。特に長くやっていく上では本当に強い武器ですよね。はい。

<書き起こしおわり>

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