安住紳一郎 ラビスタ函館ベイ 朝食バイキングを絶賛する

安住紳一郎 ラビスタ函館ベイ 朝食バイキングを絶賛する 安住紳一郎の日曜天国

朝食バイキング大好きな安住紳一郎さんがTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の中で函館のホテル、ラビスタ函館ベイの朝食バイキングについてトーク。絶賛していました。

(安住紳一郎)さて、連休ということで旅行に出かけるという方も多いと思いますが。私、先週、朝食バイキングの話、しました。

安住紳一郎 朝食バイキングを熱く語る
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(中澤有美子)しました。

(安住紳一郎)朝食バイキング。ホテルの朝食バイキングの話ですね。それで、仕事などで全国いろいろなホテルに行く機会が多くて。『記憶に残っている、印象の強かった朝食バイキングは函館と沖縄のホテルでした』なんていう話をしたんですが。私自身もホテルの名前、忘れていたので、なんら具体的に説明はしなかったのですが、にもかかわらず、ラジオを聞いてらっしゃる方の中で、『あ、あなたの言っているホテルってここじゃないの?』っていうメール、お便りをすぐにいただきまして。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)驚いてしまいました。あんなに雑な説明にもかかわらず、『あっ、ここじゃないですか?』とそういう指摘をいただけるということはやはり、みなさんも大変印象に残っていたということで、私自身うれしかったんですが。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)さらに、驚くことも多々ありまして。この方は私と同じ歳の女性の方で42才の女性の方なんですが。放送中に先週、メールをいただきまして。『うちの主人なんですけども、企業を退職してその折、函館に旅行をしたんですが、先ほどお話された朝食の充実したホテルに主人が泊まりまして。その1ヶ月後、その朝食バイキングをきっかけに函館への移住を決めました』と。

(中澤有美子)ええっ!?

(安住紳一郎)大げさに言えば、この朝食バイキングをきっかけに移住をしたという。

(中澤有美子)ええーっ!?

(安住紳一郎)やっぱりそれぐらい、心ゆさぶられる朝食バイキングだったという。

(中澤有美子)人生を左右しますね。

(安住紳一郎)そうですよね。

(中澤有美子)ええっ!?

心ゆさぶられる朝食バイキング

(安住紳一郎)私の話はだいたい大げさな時が多いので、眉唾ものということはみなさんもおわかりだと思いますが。でも実際にこういう風に心動かされる方がいらっしゃったという。函館のホテル、私、去年の3月ぐらいに行ったんですけども。別に有名な名前のホテルじゃないんですが、函館駅から朝市の方のレンガ街の方に、徒歩15分くらいなんですが、行きまして。駅から近いという、そういうホテルではないんですが。1人泊まると1万1千円くらいのホテルで。超高級というわけではないですね。

(中澤有美子)うんうん。

(安住紳一郎)1万円そこそこということなので。ラビスタ函館ベイというホテルなんですが。たぶん、聞いたことみなさんないと思うんですね。ラビスタ。へーっていう感じ何ですよね。私も偶然そこ、空いていたので泊まったんですけども。それで朝食バイキングなので、朝7時くらいですか?朝食会場。そこはたしか2階に会場があったんですけども。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)2階に顔を出しましたら、まあ非常に整頓されていて。『あ、これはいい朝食バイキングだぞ!』なんて思って、気分が高まったんですけども。それ以上になにかこう、何でしょう?転校生が来るらしいとすでに情報が回っている新学期のホームルームのような。ちょっとなんか、緊張感とか期待感とか、みんながちょっとみずみずしい興奮に包まれているような感じで、朝食バイキングに臨んでいるんですね。

(中澤有美子)おおー。

(安住紳一郎)そして、私は最初気づかなかったんですけども。もう、なんかうめき声とも歓声ともとれない、なんか、言葉があちこちの会場から聞こえてきて。

(中澤有美子)ええっ!?

(安住紳一郎)なんなんだろう?みたいな。ええ。なんか、あちこちでヌードショーでも始まったんじゃないか!?みたいな感じの。『おおっ!』『ううっ!?』『フゥーッ!』みたいな。『ええっ!?』みたいな。『えっ、各地それぞれでなにが行われているの?』みたいな感じの。

(中澤有美子)ええっ?(笑)。

(安住紳一郎)そしたら、そのいちばん歓声が起こっているところを私も行きましたら、洗面所の洗面台のシンクくらいの大きさの、直径1メートルくらいありそうなクリーム色の陶器の・・・

(中澤有美子)大きい。

(安住紳一郎)大きいですよ。もう金魚鉢みたいなおっきな陶器に、中、赤いイクラが中でグラングラン揺れてるんですよ。

(中澤有美子)へへへへへ・・・(笑)。

(安住紳一郎)ええっ!?と思って。どうです?ちょっとしたその・・・

(中澤有美子)えっ、直径1メートルも?

(安住紳一郎)うん。ベビーバスみたいな。

(中澤有美子)そうですね。うん(笑)。ベビーバスにイクラがいっぱい!?(笑)。

(安住紳一郎)ベビーバスにイクラがこう、なんかユラユラ揺れてるんだよね。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)ええっ!?と思って。そしてそれを、お玉で1杯、2杯、3杯と自分のどんぶり茶碗の白米の上に、好きなだけ流し込んでいいんですよね。

(中澤有美子)ええーっ!?

(安住紳一郎)ちょっとやったことないから、興奮しますでしょ?そういうサービスを売りにしている居酒屋さんとか、ありますけどね。

(中澤有美子)ありますよね。よいしょ!よいしょ!みたいな。

(安住紳一郎)それで、だいたいはね、ちょっとあの、すぐにね、なくなったりとか。ちょっとそんなにかけてると、周りの人が白い目で見るみたいなこともなくですよ。

(中澤有美子)なく?

(安住紳一郎)もう、やり放題っていう。クラッシュアイスの上に他、エビとかイカの刺し身とか、サーモンの刺し身とかがあって。まあ、いわゆる自分で海鮮丼を好きなだけ、具をのせられるという朝食バイキングが。

(中澤有美子)すごーい!

(安住紳一郎)当然、他のメニューも充実していて。野菜の炙り焼きとか、もちろん洋食もあって。フレンチトーストとかもあったりしてですね。本当に、ちょっとびっくりするんですよ。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)他のやっぱり私が経験してきた朝食バイキングとは次元が違うと思いますよ。むしろその後、その日、どこにも観光地に出かける気分にならないっていう。出かける気持ちが萎えるくらいの。なんか、すごいのを見ちゃったから、みたいな感じになりますね。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)私も、『あそこすごかったな』と思って、先週放送して、みなさんからお便りをいただいて、ちゃんと調べてみたらやはり朝食の美味しいホテルのランキングでかならず上位に顔を出すホテルのようで。知っている方は知っているということのようですね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)お便り、たくさんいただいたんですが。ただ、一方でこういう方もいらっしゃいまして。45才の女性の方なんですが。この方は、『一昨年の2月。新潟から函館に引っ越しが決まり、函館で部屋探しをするためにこのラビスタ函館ベイというホテルに7連泊しました』。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)そこでホテルに泊まりながら部屋探しをした。『ラビスタが唯一、7泊分空いていた函館ホテルだったのです。いま、あのホテルの朝食バイキングを振り返りますと、正直、最後私は苦痛でした』。

(中澤有美子)あれっ?(笑)。

(安住紳一郎)『食べなくては損をするという強迫観念。日を追うごとにどんどん壊れていく自分がいました』。

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)これ、キツいよ。やっぱりね。これだけの衝撃を7日間連続でやるわけだから。

(中澤有美子)そうですねー。そうか。

(安住紳一郎)『他のお客さんの目がキラキラしているのを見ると、私も負けてはいられない!並んでいる列からエネルギーが沸々とわいているのが見えてきて、よーし!私も食べるぞ!と思うのですが、しかし、誰と何の勝負をしているのか私はわかりませんでした。2年半前の話なのですが、精神的にまだ、あの7連泊のボリュームが消化できていないというのが正直な気持ちです』。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)『ラビスタは何も悪くありません。悪いのは、7連泊した私です』と。

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)ね。過ぎては及ばざるが如し!

(中澤有美子)それほどまでに(笑)。

(安住紳一郎)それほどまでに強烈っていうことね(笑)。たしかにこれは・・・ねえ。でも、7連泊して部屋探しをしなくちゃいけない。だから、ねえ。まあビジネスホテルということで泊まって。部屋を探したんだけども。毎朝毎朝ね、これだけのきらめく朝食バイキングに動揺を隠し切れないと。

(中澤有美子)そうですねー。

(安住紳一郎)ということのようですね。

(中澤有美子)そうだよねー。

朝食バイキングの表記問題

(安住紳一郎)朝食バイキング、私は人生の好きなものの5つのうちの1つという風にお伝えしてますが。近年は『ビュッフェ』と表記されることの方が多いんでしょうか?

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)『朝食バイキング』というと、ちょっとダサいっていうことになってしまうんですか?ビュッフェですか?

(中澤有美子)ビュッフェ?

(安住紳一郎)ビュッフェスタイル?ビュッフェ形式?さらに進んでもう、ビュッフェですらなく、『ブッフェ』と呼ぶ時代ですか?

(中澤有美子)(笑)。あ、一周まわって?『ブ』?

(安住紳一郎)ブッフェっていうんですか?

(中澤有美子)ブッフェなの?『ビュ』?

(安住紳一郎)ビュッフェですか?ブッフェですか?ブッフェって書いてあるところ、ありますよ。知ってますけど。

(中澤有美子)『ウ』に点々ですか?

(安住紳一郎)『ウ』に点々ですよね。もうビュッフェじゃないですよ。『ヴッフェ』って書いてあるところ、ありますよね?

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)えっ、ないですか?違うのかな?言語がよくわからないから、あれだけど。

(中澤有美子)そうですね(笑)。何語なんでしたかね?

(安住紳一郎)何語なんですかね?ビュッフェ?ヴッフェ?

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)『ちょっと朝食ヴッフェに行ってくるよ』と私はまだ、なかなか人前では言えないんですけど。

(中澤有美子)なんだろう?

(安住紳一郎)『朝食ビュッフェに行くよ』とは言うんですか?みなさん、なんておっしゃいますか?『朝食バイキングに行くよ』って。なんか、バイキングって言った方が私、楽しい感じがするんですが。まあ、世代でしょうね。『朝食ビュッフェだって』『朝食はビュッフェ形式だよ』『朝食はヴッフェ形式』って・・・言うかな?

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)言わないか?

(中澤有美子)『ュ』とか抜けちゃってるわけですよね?

(安住紳一郎)『ヴュッフェ』?『ヴュッフェ』?

(中澤有美子)(笑)。なんだろう?

(安住紳一郎)ヴュッフェかな?わかんないけど。なんか喘息でヒューヒュー言っちゃってるみたいな。

(中澤有美子)空気抜けてる(笑)。

(安住紳一郎)ヴュッフェ。違うか?朝食バイキングが大好き。あまりあの、私、値段が高い朝食バイキングだと、価値観が合わないので気が滅入るということがありまして。だいたい1200円から1900円ぐらいの朝食バイキングがいちばんやる気がみなぎってきますね。元が取れそうな気もしますしね。

(中澤有美子)うんうん。

(安住紳一郎)あまりちょっと高価だと、うーん・・・

(中澤有美子)よくて当たり前っていうかね。

(安住紳一郎)そうなんですよね。不思議なものですよね。みなさんは、どうですか?ビジネスホテルだと800円くらいのもありますけど、私は、そういう800円くらいのではなく、1300円から1900円くらいの朝食バイキングが好きなんですね(笑)。

(中澤有美子)好きなんですね。

朝食バイキングは社会人としての総合力を問われる

(安住紳一郎)わかりますかね?そうですね。2000円を超えると、サーッて引いちゃうのね。難しいね。先週も話、しましたけども。朝食バイキングは社会人としての総合力を問われるっていう風にお伝えしてますよね?

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)私は強い覚悟を持って、毎度毎度朝食バイキングに望んでいます。みなさんはいかがですか?新幹線の自由席を取れるか、取れないか。あるいは、朝食バイキングを有意義なものにできるか、できないか。この2つは私にとってたいへん大きな問題!社会人としての能力を問う、もっとも有効な識別手段だと私は常々考えています。

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(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)これが2つ、大事。うん。ぜんぜん。SPIとか受けるよりも、これ2つやらせたい。

(中澤有美子)そうなの!?(笑)。人間力。

(安住紳一郎)人間力?いや、本当私、そう思うんですよね。だいたい6時半ぐらいから。7時くらいからやっているところが多いんですか?みなさんは何時に行きますか?前の日の服で行きますか?当日の服で行きますか?顔を洗ってから行きますか?髪を洗ってから行きますか?化粧をしてから行きますか?

(中澤有美子)うんうん。

(安住紳一郎)寝起き感満載で行ったら、化粧ばっちりの奥さまの横に座った時の気持ちはいかがですか?

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)いろいろありますよね。

(中澤有美子)ありますよー。

(安住紳一郎)しっかりしている方は、しっかりしてますよね。ああ、もうこの方は朝をスタートされてらっしゃる、なんてね。

(中澤有美子)フル装備。

(安住紳一郎)フル装備。ヤバい!っていう感じの時、ありますよね。だいたい係の方が案内してくれますけども、みなさんはどこに座りますか?私などは1人で行くことが多いので、だいたい中庭の見える、二人がけのところに案内されたりしますけども。その案内を丁寧に制し、私はバイキング会場全体を俯瞰できる位置に座ります!

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)大事ですよ。これは。

(中澤有美子)そうなんですね(笑)。

(安住紳一郎)あんまり離れたところに行くとね、取って、戻って、取って・・・をやっているともう、その間にお味噌汁が冷めちゃうということがあるからね。

(中澤有美子)あ、はー。味噌汁の冷めない距離で(笑)。

(安住紳一郎)そう。スープの冷めない距離なんていうね、陳腐な言い回しがありますが。バイキングは味噌汁の冷めない位置で食べましょう。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)先週も話しましたけども。まあ、これはみなさんもそうだと思いますが。2回以上席を立つのは美意識としてよくないってことはわかりますね?あんまり、いい大人が何回も立って座って、立って座ってって。これはやっぱりよくないですよね。どうですか?これは自由ですか?

(中澤有美子)(笑)。うん、ビジネスホテルだとあんまりよくないかもしれませんね。なんか、観光ホテルなら、ありなのかな?っていう感じはありますけど。

(安住紳一郎)お子さんの場合は結構ですけどね。社会人はやっぱり3回以上は立っちゃいけないんじゃないかな?と思いますね。ええ。だいたい、『そんなのお金払っている個人の自由じゃないか』という風にね。当然、そういうことになりますけども。いやいや、やっぱりお金を払っているから何をしてもいいという考え方自体が平成の世の中を悪くしてきたんじゃないんですか?

(中澤有美子)(笑)。そ、そうでしょうか?(笑)。そうかもしれません。

(安住紳一郎)決して自由じゃないと思う。やっぱり、いい大人はあんまり頻繁に立っちゃいけないと思う。バイキングで。

(中澤有美子)わかりました。

(安住紳一郎)私は、頑なに、『おかわりで立つのは1回』って決めてますよ。ええ。制限の中で行動をするから、人生は楽しいというのもありますよね。当然、食べ残しなどは懲役ものですけども。それから、取り忘れね。ケチャップやスプーンなどの取り忘れで、着席後すぐに立つのもこれ、いただけませんね。

(中澤有美子)ダメですか?

(安住紳一郎)これ、ダメですよ。本当に、『えっ?』と思っちゃう。私なんて。

(中澤有美子)あらー、厳しい。

(安住紳一郎)まあ、だいたいあるんですよ。醤油がなかったとかね。本当ね、あれ、いただけないと思う。よくやりがちですけどね。朝一のケアレスミス。本当に想像以上のダメージ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)私なんてもう、隣の人が持ってきて、またすぐに行ったりとかすると、もうなんか、『はぁっ!?』とか思っちゃうもんね(笑)。

(中澤有美子)き、厳しい・・・(笑)。

(安住紳一郎)厳しい?でも、気になるな、やっぱり。あと、和と洋ね。両方手を出すのも欲張りに見られるから、まああまりおすすめしませんし。これはみなさんも、そういう自覚があるかもしれませんね。和と洋。両方手を出すと、これは何より自己嫌悪が午前中、後半出て来ますからね。『私、和食と洋食、両方食べちゃった・・・』っていう、なんか(笑)。

(中澤有美子)ダメか(笑)。

(安住紳一郎)自己嫌悪、あるでしょう?自己嫌悪、あると思いますよ。

(中澤有美子)(笑)。そうかな?

(安住紳一郎)あとは、当然ですけど冷菜。冷たいおかずを先に取って、温かいものを後で。トレイにのせる順番。これもちゃんと計算しないといけないってことでね。早めにお味噌汁をよそって、それをトレイにのせて他のおかずを取っている。どんどんどんどんとね、お味噌汁は冷めていくという。『ええっ?』とか思ってしまいますよね。後は、ご飯のジャーのフタとか、スープのフタを戻す時に、不意に大きな音でバーン!と戻っちゃう時、ありますよね。

(中澤有美子)ああ、いますね(笑)。ああ、それ、ちょっと嫌ですね。

(安住紳一郎)木目調。あの、銀色のジャーのフタが。あれ、ね。黒い取っ手のところを持つと、ちょっとなんかね。あれは比較的勢い良く戻るシステムになっていてね。重いからね。そこで手を離すと、バーン!って音がしちゃって。またこれを想定の範囲内でね、慣れた人はやったりしますでしょ?わざと。これで壊れないんだなんて、ボーン!とやっている人はいるんだけれども。不意にね、バーン!って音が出ちゃって。そして周りの人もビクッ!ってなっちゃった時に、すぐに『ごめんなさい』の一言を言えるかどうかね。

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)いや、朝食バイキングはね、人間の全てが出るんですよ。うん。えっ?違う?よくあるでしょ?あの、ジャーのフタがバーン!って戻っちゃってさ。で、もう指はさみそうな感じになっちゃって。!!ってなってさ。自分でも相当動揺してるんだけど、なんか、後ろの人にね、何の一言もないみたいな。そして私は強く閉められたジャーのフタをもう1度あげるんだけども、なんか気分がよくないみたいな。

(中澤有美子)うーん、そうですね。

(安住紳一郎)ねえ。だから『(バーン!)あ、失礼しました。ごめんなさい』ぐらいの一言が咄嗟に出るかどうか。人間の全てが出ちゃう。ええ。

(中澤有美子)『ごめんなさい』の声の音量とかも大事ですね。

(安住紳一郎)もちろん。もちろんですよ。できれば少し後ろの人の方に視線を投げて。『失礼しました』。

(中澤有美子)顔を半分見せる感じで。

(安住紳一郎)そうでしょう。やっぱり。だってなんか、ねえ。もしかすると次の人がそこに手を突っ込もうとしていた、みたいな。そういうことがあるやもしれぬから。『失礼しました』ってね。私、できますよ。ちゃんと。

(中澤有美子)できますよ。いま、そう。45度までいかないね。はい。

(安住紳一郎)28ぐらいね。

(中澤有美子)そうね(笑)。

(安住紳一郎)『失礼しました』ってね。そしてあの、お味噌汁とかは1度フタを開けて、おたまで取ってこうやる。で、次の人がお味噌汁を待っている場合があるよね。その時はどうするの?ほら。

(中澤有美子)うーん・・・でも、手渡しでおたまを渡されるのは嫌です。

(安住紳一郎)そうね。だからまあ、当然おたまはおたま置き場に置いて。その、フタを閉めるかどうかね。うん。

(中澤有美子)閉めなくていいんじゃないかな?後ろにいたらね。

(安住紳一郎)閉めなくていいと思いますか?私はね、これ、閉めた方がいいと思うんですよね。うん。なぜなら、次の人はそのフタを開ける楽しみを取っておいてあげたい。

(中澤有美子)そうなんですか(笑)。へー。

(安住紳一郎)白いご飯がすすむおかずがズラッと並んでいるから。とろろ芋とか明太子がほぐしてあったり。カップタイプの納豆があったり、なめ茸があったり、板海苔があったり、温泉玉子があったりしますよね。そして、これは先週も話しましたけど、カレーも用意してあったり。

(中澤有美子)はい。そうでした。

(安住紳一郎)『いや、白いご飯、これ、なめ茸かけて食べたいぞ。梅干しで食べたいぞ。冷奴で食べたいぞと思った時に、カレーはどうしたらいいんですか?』と。私、話しましたよね。中級者が陥りがちなカレー問題。どうしたらいいですか?中澤さん。

(中澤有美子)えっと、えっと、たしか・・・我慢?

(安住紳一郎)我慢ではありませんね。

(中澤有美子)ちょびっと。

(安住紳一郎)ちょびっとじゃありませんよ。お忘れになりました?

(中澤有美子)無視?

(安住紳一郎)無視じゃありませんよ。朝食バイキングにおいて、カレーはですよ、見つけた時がいちばんのピークで。そのカレーを食べたとしても見つけた時以上の喜びは得られない!この原則をおさえてください。なので、『あっ、お母さん。カレーがあるんだね』。で、カレーを見つけるだけでいいです。

(中澤有美子)そこ、マックス?(笑)。

(安住紳一郎)マックスで。見るだけでいいんです。見るだけで。

(中澤有美子)そうでした、すいません(笑)。見るだけが正しかったです(笑)。

(安住紳一郎)見て、『カレーがあるんだ』って、うれしい気持ちになる。それでいいんです。

(中澤有美子)気持ちの動きだけでいいんですね。わかりました(笑)。

(安住紳一郎)気持ちの動きだけで。それがピークだ。それ以上の上はないからね。朝食バイキングにおいてのカレーはね。

(中澤有美子)そうでした。そうでした。

朝食バイキングの揺籃期と黎明期

(安住紳一郎)本当にね、楽しい朝食バイキング。これがちょうどバイキングの揺籃期と私は呼んでいるんですけど。

(中澤有美子)揺籃期?

(安住紳一郎)ゆりかご時代。

(中澤有美子)(爆笑)。まだ、ゆりかご!?

(安住紳一郎)まだゆりかご時代で。この上がありますから。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)私、朝食バイキング歴まもなく20年になるんですけども。35くらい。10年くらい朝食バイキング、週1くらいで食べていると、『何か違うんじゃねーか?』っていう風に思い始めるんですよね。

(中澤有美子)おおー。

(安住紳一郎)これを朝食バイキング黎明期と私は呼んでいます。

(中澤有美子)ほうほうほう(笑)。

(安住紳一郎)朝食バイキングね、1600円払って行く。白いご飯ある。洋食ある。フレンチトーストある。目玉焼きある。ハムがある。ソーセージがある。おそばがある。うどんがある。いや、いいな。素麺がある。にゅうめんがある。最高じゃないか。ただ、飽食・過食と言われる現代においては、みなさんはお金を出してカロリーを摂るというよりも、お金を出してカロリーを摂らないという方向に気持ちが動き始めるんですよね。

(中澤有美子)そうですよね。

(安住紳一郎)そういう中で、朝食バイキングというのは真逆の流れなんですよね。高いお金を払ってスポーツジムに行き、体脂肪を減らすサプリメントやお茶を買い、痩せると聞けば百万、2百万と投資する人がたくさんいる中で、なぜ、お金を出してカロリーをたくさん食べなくちゃいけないんだ?この誘惑の中で、自分の欲を抑え、お皿に盛る量を減らし、すぐに会場を後にする人こそが、本当の朝食バイキングの勝者じゃないのか!?

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)これね。

(中澤有美子)あ、わかるわかる。ねえ。

(安住紳一郎)だってみんな痩せたくて痩せたくて仕方がない。食べすぎ、食べすぎ、病気になるって言われている中で、冷静に考えると人生の勝者っていうのは朝食バイキングの中で我慢し続けた人じゃねーか?って。なんか、そんな気持ちになってくるわけですよね。ええ。『足るを知ること』なんつっちゃって。ええ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)『ん?老子?孟子?』なんて言って。哲学的な。なので、バイキング黎明期には会場全体を見渡して、なんとなく自分の健康と、それから地球全体の利益の配分のことについて最近は考えてますね。

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)これね、本当にね。

(中澤有美子)深いですね。

(安住紳一郎)そうなんですよ。で、なんとなくこう、白い小皿にフルーツを2片。そして細いラインでヨーグルトをその上にかけて。ブラックのコーヒーを空いた右手で装い、テーブルにつき。新聞を読みながら、コーヒーを飲んで、フルーツをフォークに刺して、2口3口で食べ終わり。そして、新聞を元に戻して、バイキング会場を後にする・・・ところがこれね、できないんだね。

(中澤有美子)できないよね!

(安住紳一郎)できないんだねー。

(中澤有美子)かっこいいけど、できない。だってすっごい勢いで食べ物が話しかけてくるでしょ?

(安住紳一郎)そうなんですよね。なので、朝食バイキングっていうのはやっぱり、いいもんだねえ・・・

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)5連休。旅行という方、多いかもしれません。ぜひ、朝食バイキングも楽しんで見てください。

(中澤有美子)そうですね。

(中略)

(安住紳一郎)さて、今日は5連休ということで、旅行に出かけている方も多いのではないでしょうか?朝食バイキングの話をしました。英語圏内の国では『バフェ』と発言。それから米国にいるアメリカの人たちは『バッフェ』と言っている。つづりは『BUFFET』です。

(中澤有美子)うーん。

(安住紳一郎)そうですね。あながち、私も間違っていないということなのかな?ということで、正しくは『朝食ブフェ』というのかな?

(中澤有美子)えっ?ん?

(安住紳一郎)『B』だからくちびるを閉じていいんだよね?『ブフェ』でした。

<書き起こしおわり>
https://miyearnzzlabo.com/archives/30065

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