久保ミツロウ『フジロックで3日間で5人とSEX』騒動を語る

久保ミツロウ『フジロックで3日間で5人とSEX』騒動を語る 久保・能町のオールナイトニッポン

久保ミツロウさんがニッポン放送『久保ミツロウ・能町みね子のオールナイトニッポンGOLD』の中で、Twitterで拡散された『フジロック3日間で5人とSEXした』という一般人のツイートについて話していました。

(能町みね子)そして、この話はともかく、2人に共通する今回のトピックですよ。

(久保ミツロウ)はい。今回。もう、キーワード。Twitterで検索キーワード『フェス 3日 5人』。

(能町みね子)『フェス 3日 5人』。

検索キーワード『フェス 3日 5人』

(久保ミツロウ)みんなこれで検索すれば、ちょっといまこの情報についていけないなっていう人は、まあTwitterやっていなくても、ネットで検索すれば。ググると出てくる話題がございまして。『フェス 3日 5人』というのは・・・

(能町みね子)まず、広告代理店勤務を名乗る女性のツイートから始まったんですよね。

(久保ミツロウ)そう。あまりその方は有名な方とかではなさそうな。匿名でTwitterをされている方なんですけど。まあその方がフジロックに行かれて。そしてその終わった最終日の26日に『お酒飲みまくって、はしゃぎまくって、食べまくって、ナンパされてテントでSEXして…いい夏の思い出になりました』『ていうかフジロック3日間で5人とSEXって、私ビッチみたいですね。。。フェスティバルだから許してください。笑』というツイートが、私がフジロックから帰ってきた日に見まして。

(能町みね子)うん。すごい拡散されてましたよね。

(久保ミツロウ)私、吉田豪さんのリツイートで見たんですけど。

(能町みね子)私もそうなんですけど。

(久保ミツロウ)大元、この方が何からそれを引用されたのか、わかんないですけど。

(能町みね子)そうだよね。だってこの人は別に有名じゃないから。

(久保ミツロウ)まあ、そういうことを言う人もいるんだろうなと。

(能町みね子)スルーされておかしくないはずなのに。誰かが取り上げたわけだよね。

(久保ミツロウ)で、これに対して、みんなワッ!っとなったわけですよ。で、私、今回Twitterでは具体的に書いてなかったんですけど。今年もフジロックを。前回のラジオ終わった翌日から全日参加してきました。で、まあ今年も楽しかったんですけど。

(能町みね子)はい。

(久保ミツロウ)その、やっぱりフェスに行ったことない人からすると、フェスでやっぱり・・・特にフジロックは山の中でやっているんで、天候も悪かったり、クソ暑かったり、クソ寒かったり、雨きつかったり、虫がいたり。自然の中で結構面倒くさいこと。たくさん歩かなきゃいけなかったり。つらそうだし、音楽を純粋に楽しんでいるかと思いきや、酒のんで女とSEXとか性欲とか。そういう世界なんだろ?と思われがちなんですよ。

(能町みね子)私も思ってます(笑)。

(久保ミツロウ)そう。思っているでしょ?

(能町みね子)思っている。

(久保ミツロウ)で、そう思われても仕方がないなと、フェスに行っている人は思っています。

(能町みね子)ああ、そうですか。

(久保ミツロウ)あのね、フェス。特にフジロックに行き慣れている人は、『ああー、そう思われるよねー』って言って。なんかまるで『スピリチュアル』って言われ慣れている人のような感じの(笑)。『ああー、わかるわかるー。まあ、現実そういう人もいるとは聞くけどね。まあ、私は違うけどー』みたいな。あの、なにか勘違いされたり、否定的なことを言われても、みんなすごい強い心で受け流すんですよ。

(能町みね子)ああー。

(久保ミツロウ)これ、なんか面白いなって。

(能町みね子)何回も通っているからっていうのもあるのかな?私も別に、それだから否定しているわけではないんですよ。

(久保ミツロウ)あ、そうそうそう。

(能町みね子)ただ、行ったことがないから、勝手にそういうイメージを抱いているだけで。別にそういう楽しみ方をする人がいてぜんぜんいいし。普通に音楽たのしむ人がたくさんいるだろうしっていう感じですよ。

(久保ミツロウ)そう。だから幅があっていいし。主催者側もそれは別に禁止するようなことではないから。自主性にまかせてやっている。コミケと一緒ですけど。なんかまあ、犯罪さえ起こさなきゃいいっていうことで。

(能町みね子)まあ、コミケで3日で5人とSEXはしないだろうけどね。

(久保ミツロウ)それは、やんないけどね(笑)。

(能町みね子)コミケでしてた方が、話題になるよね。きっと。

(久保ミツロウ)そう言えば、ごめん。コミケは、そうやってコミケに参加している人も、なんかコミケを作り上げていくものだから。決して、お客様気分で来ちゃいけないっていうのがコミケは大事なスピリットなんですよ。

(能町みね子)ああー、なるほどね。

(久保ミツロウ)だけど、コミケはサークル参加者のために、大きい楽屋とか用意しない(笑)。

(能町みね子)そうだね。たしかに。

(久保ミツロウ)特別扱いとかないから。まあ、で、フェスでそうやってSEXできる女がいるんだ!っていうことで、あんまりフェスに行ったことがない男の人・・・だいたいそういうの、既婚者の男性が、『いやー、夢あるねー!』みたいな感じでリアクションするんですよ。

(能町みね子)既婚者(笑)。既婚者の男性なんですね。

(久保ミツロウ)だいたい既婚者の男性が『いやー、最高だわ、やっぱ、フェス!もう、許します!許します!』みたいな感じ。なんかちょっと、少し若干笑いながらも、なんか、そういう夢がある話。『そういうエロい女がやっぱりフェスにいてやってるんだ』って。そして、『そのイメージを植えつけたの・・・あっ、私だ!』と思って。

(能町みね子)えっ?

(久保ミツロウ)『モテキ』のマンガの中で・・・

(能町みね子)あ、そうか!そうだ!

(久保ミツロウ)SEXは描いてないですよ。ロックフェスの中で。だけど、エロい女と手つないで・・・っていうシーン描いたの、ワシじゃ!『モテキ』で!

(能町みね子)『リア充めー!』っていう。

(久保ミツロウ)リア充!なんか、『オシャレなカップル同士でフジロック来てる奴、みんな死んじゃえよ!』って私、描いたわ。

(能町みね子)描いてるよ。私、それに影響されたのかもしれないよ。もしかして。

(久保ミツロウ)そう。そして、『影響を与えたの、私だ』と思って。そして、それを描いた私からすると、『ああ、そういう人もいるよね』みたいな。で、そんな私は結局、ずーっと『モテキ』を描いた頃からフジロック、毎年ほぼ行っているんですけど。まあ、1人で川辺でTwitterとか延々やっていたり。誰からもナンパされないし。あと今回、今年も無事、フジロックフェス中は誰にも見つかりませんでした!

(能町みね子)おっ!『久保ミツロウさんですよね?』はなかった?

(久保ミツロウ)そう。見つけた方もいらっしゃるかもしれません。けど、誰もツイートしませんでしたし、誰も『久保ミツロウ、いた』とかは言いませんでした。

(能町みね子)おおー!

(久保ミツロウ)し、唯一、お仕事関係で会った方と、朝食会場で会って。あと、今年は澤部さんとはニアミスでお会いできませんでした。

(能町みね子)澤部さんと。毎回、見ちゃうんですよね。やっぱ、澤部さんは。ハライチ澤部さん。

(久保ミツロウ)澤部さんは今年・・・アメトーーク!って今日だっけ?今週のアメトーーク!で澤部さんはフジロック詳しい芸人として。

(能町みね子)あ、そんなのあるんですか?

(久保ミツロウ)いろんなプレゼンをするみたいなやつで。フジロックに詳しいことをなんかしゃべるらしいという情報は入手してるんで。澤部さん、今年も27時間テレビに出なくて、フジロックに来たのかな?と思ったんですけど。

(能町みね子)そうかそうか。

(久保ミツロウ)でもね、そのフジロックのイメージをそういう風に『ヤレるんだ』みたいな。あるかなと思うんですけど、ただ、現場を見ている人間としては、フジロックは来年で20回目なんですね。要は20年近く続いているイベントになると、やっぱ結構フジロックの初期からずーっと通い続けているファンの方も多いわけですよ。フジロッカーの方。

(能町みね子)うん。

(久保ミツロウ)みなさん、その頃、20代だったとしましょう。そっから20年、通い続けているわけですよ。つまり、みんな大概40・・・30代、40代なわけですよ。そんな人たちがフジロックでどんな格好をしているか?特に女性。虫にも刺されないように、日焼けもされないようにするためには、それは高性能の日焼け止めの服を着るわけですよ。

(能町みね子)そうだね。

(久保ミツロウ)ジョギングとか、自転車の人とかがさ、履いたり着たりするような。

(能町みね子)結構ピタッとしたやつ?

(久保ミツロウ)なんかピタッとして、ラインとかが入って、ちょっと黒っぽい。あれとか着ているわけですよ。

(能町みね子)全身スパッツみたいなやつ。

(久保ミツロウ)そう。そんな感じのを着てて、まあ、重ね着して。エロい体のラインを出している女性もいますよ。薄いワンピースとか着てる。だいたい外国人の女性とかね。美人のお姉さんとか、エロそうな人はエロい格好で、むき出しの足ですけど。どんな人にも平等に、エロい人にもエロくない人にも平等に、フジロックでは虫に刺され、長距離を歩かされ、クタクタになり、ホコリまみれになるわけですよ。

フジロックでは平等

(能町みね子)そこは平等。

(久保ミツロウ)そんな中で、テントで、3日間、5人とやったって言いますよ。だけど、それはエッチな気持ち・・・エッチな気持ちはあったんでしょうけど、風呂にも入れない状況で、ホコリだらけ、汗まみれの男と、5人とやんなきゃいけないって、地獄じゃないですか?

(能町みね子)ハードだよね。

(久保ミツロウ)でも、それを乗り越えて、やりたい!って思うのは、その人はすっごい我慢強い人なんですよ。

(能町みね子)(笑)。我慢強いね。そうだね!

(久保ミツロウ)フェスをナメてんじゃなくて、男のあそこをナメてたんだよっていうぐらいの。だからもう、本当に我慢強いんですよ!

(能町みね子)それ、挟む必要、あったのかな?(笑)。

(久保ミツロウ)我慢強いエッチな人らしいんですよ!だから、そう思うと、なんか、ほがらかーな気持ちになるんですね。

(能町みね子)そうですね。私も具体的状況を考えてなかったけど、考えてみると、ものすごいベットベトだよね。

(久保ミツロウ)いやー、私はね、もう本当、『早く戻って風呂に入りたい!』とかなるし。

(能町みね子)そうだよね。汗だくだもんね。

(久保ミツロウ)そんな時に、まあテントでやるとか・・・

(能町みね子)よくやるよ。

(久保ミツロウ)努力家!努力家!

(能町みね子)努力家だよ!

(久保ミツロウ)本当、努力家。だから、あの、エロい努力家の女性がフェスにはいます。

(能町みね子)そうですね。

(久保ミツロウ)けど、まったく防御力が。日差しの防御力の高い女性もたくさんいます。

(能町みね子)そうですね。あと私は、そもそもぜんぜん無名な人のツイートがあんなに広がったっていうところで、そもそもがステマだったんじゃないか?説もありますからね。

(久保ミツロウ)ああー、なんのステマなんだろう?

(能町みね子)だからその、フジロックではそういうSEXが横行しているから、来年、むっちゃくちゃコンドームが売れるわけですよ。もう、フェスのあらゆる会場の隅っこのテントで、コンドーム売ってますよ。きっと、来年。めっちゃ売れるよ。

(久保ミツロウ)ああー。いや、でも、フジロッカーは準備がいいから。ちゃーんと持っていく。

(能町みね子)持っていく?

(久保ミツロウ)ちゃーんと持っていく。

(能町みね子)じゃあ、この広告、失敗だ。

(久保ミツロウ)そう。失敗。

(能町みね子)失敗に終わりました。

(久保ミツロウ)失敗だし・・・失敗じゃない。失敗じゃない。

(能町みね子)失敗じゃないの?なに?

(久保ミツロウ)いや、私、これ結局何を伝えたかったんだろう?と思って。

(能町みね子)ああー。

(久保ミツロウ)大概私たち、ジジババだから(笑)。高齢化していきます。これから。

(能町みね子)そうですね。

(久保ミツロウ)だから、キッズランドを作るより、老人ランドを作った方がいいかな?っていう。中にあるんですけど。私、フジロックの楽しいこと、話そうと思ったけど、もう尺がないや。

(能町みね子)そうだね(笑)。

(久保ミツロウ)いやー、でも楽しかったです。

(能町みね子)楽しかったでしょう。それはいいですよ。楽しかったんだから。いいと思います。私も否定はしません。全然。

(久保ミツロウ)今年もフジロックに参加のみなさま、そうじゃないみなさまも、お疲れ様です。以上、Twitterアゲインでした。

<書き起こしおわり>

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