宇多丸ライムスター新曲『ガラパゴス』を語る

ライムスター宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』でライムスターの新作アルバム『Bitter,Sweet&Beautiful』からの新曲『ガラパゴス』を紹介。アルバムの中で最もエグい、ハードで実験的な曲について話していました。

（宇多丸）そして最後、3つ目の実弾でございます。みなさん、このグループ、知ってるかな？まあ売上的にはAKBより『0』が2つとか、もっとかな・・・？（笑）。違うグループですけど、私のヒップホップグループ、ライムスターの、いまついに99％完成しました。要するにミックスが終了しました。後はマスタリングを待つのみとなったライムスターのニュー・アルバムより、宇宙初オンエアーする新曲をこれからお聞きいただきたいと思います。ライブでもやったことない曲です。外部では誰も聞いたことがない曲をこれからかけようと思います。

ライムスター、2年半ぶり10枚目のアルバムが出ます！あの先週、1パーツだけ僕の歌詞が残っちゃっているって言いましたけど、そのパーツ、埋まりました！つまりもう、ついに、2年越しぐらいで作ってましたけど、もう歌詞書き、終わりましたー！イェイイェイイェイイェイ！イェイイェイイェイイェーイ！えー、そんな10枚目のアルバム。アルバムタイトル、ちょっと発表しておきますかね。アルバムタイトル、まだ表には出てないアルバムタイトルなんですけど。もうすでに決定しております。タイトルね、今回ちょっと珍しく、オール英語でちょっと長めのタイトルです。『Bitter, Sweet & Beautiful』。

アルバムタイトル『Bitter, Sweet & Beautiful』

ビター、スイート＆ビューティフル。まあ、ビタースイートっていうね、1ワードで言うこともありますけども。『Bitter, Sweet & Beautiful』というアルバムタイトル。10枚目のアルバムでございます。こちらがなんと、発売日も決定しております！7月29日水曜日に発売決定でございます。よいしょー！ねえ、ついに出てしまいますねえ！で、まああの、お知らせ事いろいろありまして。アルバムの発売に伴いまして、全国、アルバムツアーとしては我々最長の15公演あるツアーが開催決定しております。東京は9月24日クラブチッタ川崎での、また公開ゲネプロやります。なんかやるたびに、『どうかな？どうかな？』って。『これ、どうかな？どうかな？』。ね。公開ゲネプロ。

宇多丸ライムスターツアー公開リハーサルの模様を語る

宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』で川崎クラブチッタで行われたライムスターのツアー公開リハーサルの模様を語っていました。（宇多丸）で、まあ私はそこで、体力の限界まで打ち上げでがんばってはいけない理由がございまして。というのは、その2日後...

そして10月9日のZeppダイバーシティ東京での公演などなど決まっておりますので。6月27日土曜からチケット最速先行発売がスタートするといったあたり。詳しくは番組終了後、本日深夜0時にライムスターオフィシャルホームページが更新されます。そこで今回のアルバムジャケットとか。それも発表されますね。ジャケットも、今回。『Bitter, Sweet & Beautiful』ですけど。これに相応しくというかですね、ちょっとライムスターのいままでのジャケからするとびっくりするような。みなさん、びっくりされると思います。ジャケ、用意しておりますので。こちら、ライムスターのオフィシャルホームページ、深夜0時に更新されるのをちょっとチェックしてみてください。

といったあたりで、宇宙初オンエアー曲、行きましょうか。えー、あのね、今回ですね、実質何曲入ってるんだ？12曲？で、すでに『人間交差点』と『Still Changing』という曲はね、カットしておりますし。ライブでやっている曲なんかもね、ちょいちょいあったりしますけど。これはライブでもやったことがない曲。どれにしようか？っていうんですけど、アルバムの中でいちばんエグい曲をちょっとお聞きいただこうと思います。いちばんハードなっていうか、いちばん実験的な曲と言ってもいいんじゃないでしょうか？プロデュースはBACHLOGICさん。ただ、BACHLOGICの中でも、こんなに攻め攻めのトラックはなかなかないんじゃないでしょうかね？はい。といったあたりでございます。

内容は、まあ日本語ラップの歩みとか日本独自の文化みたいなものに対してでございます。この番組のリスナーの方だったらですね、以前、陸上の為末さんが日本のヒップホップっていうのはあまり向かないんじゃないか？猿マネなんじゃないか？みたいなのをツイートされたことに対して、僕がこの番組で発言したあるリアクションがありましたね。為末さんの発言に対して、あるリアクションをしました。それが、生かされているというか、それも曲の中に入っているというあたりも聞きどころでございます。

宇多丸為末大『日本人にHIPHOPは馴染まない』ツイートに反論する

ライムスター宇多丸さんがTBSラジオ『ウィークエンドシャッフル』で、為末大さんがtwitterで『日本人にHIPHOPは馴染まない』とツイートしたことに対して反論していました。（宇多丸）いまそんなね、呑気な話をしている場合じゃないってこと...

それでは、お聞きください。宇宙初オンエアーです。ライムスターで、タイトルは『ガラパゴス』。

RHYMESTER『ガラパゴス』

（宇多丸）はい。ということでライムスター、7月29日水曜日発売決定しております10枚目のニュー・アルバム『Bitter, Sweet & Beautiful』より『ガラパゴス』、お聞きいただきました。ねえ。ハードコアなんですけど、すごいハードなトラックなんですけど、まあDさんの歌サビみたいなのはちょっとおしゃれな感じだったりとか。3番ですごい無茶苦茶にね、トラックはさらに過激になっていく。Dのフロウも過激になっていくというあのあたりとかですね。あとまあ、歌詞の中でたとえば『らしさとか正しさが・・・』って。あれ、実は『Still Changing』にも入っているワードじゃないですか。

今回、アルバム全体で、そういうたとえば、『正しさだけでは生きていけないだろう　人間は』とか。そういうテーマがですね、ずーっと一貫して散りばめられていて。それがアルバムの最後の方の曲に行くに従ってグッと収斂されて行くというかですね。そんなような、トータルの流れの構成なんかにもなっておりまして。こちらもですね、アルバム、出来上がったらぜひ通しで聞いていただきたい。その前はぜひこんな感じで、このタマフルで初オンエアーを連発していきたいと思います。ということで、こっから先、毎週新曲をアルバムからオンエアーしていきたいと思いますので、来週以降もお楽しみにしてください！

＜書き起こしおわり＞