安住紳一郎さんがTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の中でアシスタントの中澤有美子さんと歯磨きについてトーク。歯磨き大好きの中澤さんと、歯ブラシにこだわりがある安住さんがあれこれ語り合っていました。
(安住紳一郎)歯医者に行って、『歯磨き、よくできてますね』って褒められる方、いるんですか?私もなんか、かならず注意されているような気がしますね。
(中澤有美子)ふーん。あ、私、割と『このままで行ってください』って言われますよ。
(安住紳一郎)えっ!?言われるんですか?あ、上手なんですね。
(中澤有美子)すいません。はい。
(安住紳一郎)いえいえ、いいですよ。ああ、そうですか。ふーん。
(中澤有美子)長いですね。やっぱり歯磨きの時間は。
(安住紳一郎)そうすると、もう歯医者に行く必要、なくないですか?
(中澤有美子)あ、ないんですけど。区から無料の検診のクーポンが来るので、それで行くんです。何回かに1回ね。それを、ありがたく使わせていただいて。
(安住紳一郎)へー。
(中澤有美子)そうすると、『いいです』って言われます。
(安住紳一郎)そして、まったくなにもすることがないんですよね?歯の健康診断ってことですか?
(中澤有美子)そうですね。はい。だけど、『今後、齢を重ねるとこういう状況になっていくので気をつけてください』みたいな、一般的なお話を言ってもらう・・・
(安住紳一郎)へー!そうなんだ。歯磨き、褒められる人、いるんですね。
(中澤有美子)あ、はい。すいませんね。
(安住紳一郎)へー。あ、でもそれは自慢ですね。そうなんだ。なんか、私だけすごく嫌な思いしてない?私。
(中澤有美子)いやいや、どうなんだろう?みんな、どうなんだろう?
(安住紳一郎)いやいや、いやいや。ごめんなさい。私が。そうなんだ。
(中澤有美子)でも、たしかに歯磨きが好きですね。私。
(安住紳一郎)『歯磨きが好き』だ?へー・・・
(中澤有美子)そう。好きなですよ。うんうん。
(安住紳一郎)なんか、気持よくなるからですか?
(中澤有美子)そう。手持ち無沙汰の時、よくしますから。たぶんそういうことなんだと思いますよ。
(安住紳一郎)1日何回するんですか?
(中澤有美子)うーん?5から7?
(安住紳一郎)5から7!?はー!そうなの?
(中澤有美子)そうですね。でも、外出を1日してたなという日は減りますけど。特に家にいると、ちょいちょいやっちゃいますね。
(安住紳一郎)7回の時はどういうシフトで?
(中澤有美子)まず朝起きて1回。朝食後に1回。なんか11時頃、ちょっと1回。んで、お昼ご飯の後に1回。おやつの後に1回。夕飯の後に1回。最後に寝る前に。
(安住紳一郎)そうか。食事をした後に歯磨きする人、多いですね。そう考えると、1日3回くらいはするのか。えー。ああ、そう?
(中澤有美子)はい。
(安住紳一郎)そうなんだ。ねえ。いいことですね。でもね。
(中澤有美子)歯磨き3本ぐらい。常にスタンバイして。
(安住紳一郎)えっ?歯ブラシ3本持っているんですか?へー!
(中澤有美子)そう(笑)。
(安住紳一郎)えっ?前歯用、奥歯用みたいなことですか?
(中澤有美子)ちょっと固め、柔らかめ、細いとか。ちいさいヘッドとか。
(安住紳一郎)それで、場所によって変えるんですか?
(中澤有美子)なんか、そうですね。場所によってだったり。さっきはこれでやったから、次はこれでやろうみたいな。
(安住紳一郎)あ、1回1本なんですか?
(中澤有美子)の、時もあるし。足りなければもう1本使う時もあります。1回で。
(安住紳一郎)1回で?何本も?彫刻刀みたいに持ち替えるってこと?
(中澤有美子)そう。持ち替える時もある。
(安住紳一郎)へー!そうなんだ。ああ、そうですか。俺もやってみようかな?じゃあ。へえ!
(中澤有美子)そう(笑)。
(安住紳一郎)あの、ごめんなさい。いろいろ聞いちゃって。歯ブラシ置き場はどうなってるの?じゃあ。
(中澤有美子)歯ブラシ置き場は、自分のところだけ3本あります。
(安住紳一郎)3本ささってるんだ。へー!そうなんだ。歯ブラシはどのぐらいの期間で取り替えるの?
(中澤有美子)(笑)。そうですねえ。長持ちするのと、すぐ開いちゃうのがあるので。一概には言えないんですけど。
歯ブラシの替え時がわからない
(安住紳一郎)私、いまだに歯ブラシ、どのタイミングで新品にしていいか、わかってないんだけど。親からも教えられなかったし。
(中澤有美子)ねえ。
(安住紳一郎)どれぐらいのものですか?
(中澤有美子)なんとなくでも、『当初おろしたばっかりと、だいぶこれは違うものになってしまったな、磨き具合が』と思ったら替えますね。
(安住紳一郎)そうなんだ。へー。そうなんだ。私、一人暮らし長いもので、誰も注意してくれないから。どれぐらいで替えていいのかな?なんて思ったりして。
(中澤有美子)そうですよね。
(安住紳一郎)困ってなければ、いつまででも使っていいのかな?とか思ったり。
(中澤有美子)(笑)。まあ、困ってなければいいんだと思います。
(安住紳一郎)でも、ちょっとあまりにも開ききっているのだと、ちょっとなんか、あれかな?なんて思って。替えたりするんだけど。
(中澤有美子)うんうん。
(安住紳一郎)ただ、お金にはうるさいので、結構安い時に買いだめはする。
(中澤有美子)あ、そうですよね。私もそうですよ。
(安住紳一郎)あと、かなり性格が偏執的なので、歯ブラシの色は決めている。柄のね。
(中澤有美子)緑?
(安住紳一郎)えっ?
(中澤有美子)緑ですか?
(安住紳一郎)ブルーです。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)なので私が使っている歯ブラシの色は、薬局とかスーパーとかの歯ブラシの列。いろいろ最近は種類が多いのでね。でも、私ちょっと偏執的なところがあるから。これ!って決めたらこれだから。それで、その歯ブラシの陳列されている、ちょうど・・・衣紋掛けっていうか、ハンガーになっている、フックになっている。
(中澤有美子)ブラブラしてる。
(安住紳一郎)1本の長い針金のようなものに、ずーっと縦にね、15ぐらい並んでる。あれ、奥の方の取りにくさって経験ございます?
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)あれ、ものすごい取りにくいのよね。横に違う商品があるから。
(中澤有美子)そう!(笑)。
(安住紳一郎)で、あのフックが意外にしっかりかかっているようでギリギリ引っかかっているくらいだから。ちょっと横への力があると、ダダダッと落ちるんですよね。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)そのダダッて落ちたのがさらに下の段の並んでいるのをダダッと落としたりとかして。大変なことになるのは皆さん、ご存知?
(中澤有美子)(笑)。な、なんか・・・そうですか。かき分けて、かき分けて、ブルーをピック?
(安住紳一郎)なのでその縦に並んでいる、比較的色がね、無作為に並んでるでしょ?グリーン、ピンク、イエロー、イエロー、ピンク、イエローみたいな。そしてイエローが多かったりするんですよね!売れ残ってるのか!?なんて思ったりして(笑)。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)私はブルーがほしいのじゃー!と思って。で、もう奥の方ね。15個目ぐらい。私、安くなっている時に買いだめするんで。比較的その段階で、そこに店にある自分の使っている歯ブラシのブルーは全部買い占めるの。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)だから、奥の方は取れなくなっちゃって。しかも、なんて言うの?少しずつ外してね、そして奥の方のやつを取って、そしてまた戻すみたいなことがあるんですけど。その、ごくごく丁寧にやっている作業ですら、難しいのよ。いちばん奥の方になるとね。
(中澤有美子)ああ、そうなんですね。
(安住紳一郎)手の入る隙間じゃないからね。歯ブラシの隙間はね。
(中澤有美子)そうですよね(笑)。そうそう、そうですよね(笑)。
(安住紳一郎)難しいんですよ。
(中澤有美子)はい。隣のところがバラバラしちゃうし。
(安住紳一郎)バラバラしたり。非常に不安定ですからね。ええ。それぐらいの思いをして、ブルーの歯ブラシを買い占めてるんですね。
(中澤有美子)そうですか(笑)。
(安住紳一郎)うん。やっている人、いるらしいんだよね。なのでね、本当にブルーだけない時があるんですよ。
(中澤有美子)あ、そうですよねー。
(安住紳一郎)そして、そういう生活を長年続けていると、ブルー以外はね、とても不快に感じるの!
(中澤有美子)(笑)。そ、そこまで?
(安住紳一郎)本当に困った性格だと自分でも思っているんだけど。ひとつ決め事を作ると、もう戻れないんですよね。本当!妥協してグリーンまではセーフっていうルール作っているんだけど。
(中澤有美子)ああ、そうですね。ええ。もう、他の色が目に入るだけで嫌だ?
(安住紳一郎)もうピンクとかはなんかもう、むしろなんか、女々しいっていうかなんか、あの・・・(笑)。
(中澤有美子)女々しい歯ブラシ!?(笑)。
(安住紳一郎)ちょっとなんか、うん。えっ?女性物を使ってるんですか?みたいな感じぐらい。うーん!って思うの。
(中澤有美子)あ、世の中のあるっていうことは許せるけど、自分の持ち物になるのがダメ?
(安住紳一郎)そうです。自分の手で握るのが、もうピンクの歯ブラシは持てない。
(中澤有美子)持てない(笑)。無理(笑)。
(安住紳一郎)はー・・・話、長くなっちゃいました。みなさんからのメッセージ、お待ちしています。
(中略)
(中澤有美子)
(安住紳一郎)中澤さんが1日に7回、歯を磨くということで。ラジオをお聞きのみなさん方から絶賛のお便り。『中澤さんの歯磨き講座をぜひ、ラジオでやってください』って。
(中澤有美子)おかしいって書かれてるんですよね?
(安住紳一郎)いやいや、本当に。
(中澤有美子)いやいや、そうやっていじめないでください。
(安住紳一郎)いやいや、そんなことないんですよ。あとは、歯ブラシの替え時ね。『生島さんの朝の番組で「1ヶ月使ったら交換してください」と有名な先生が言ってました』。へー。などなど。すいません。私のような情報弱者にいろいろな情報をありまとうございます!(泣)。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)すいません・・・ありまとうございます(泣)。『毛先が開いてから替えるのも目安の1つですが、理想は月に1回です。徐々に汚れを落とす効果が減ってくるのです。それと、1日に5回から7回磨く習慣のある中澤さん、素敵ですね』という。歯科衛生士の方から。
(中澤有美子)あっ、歯科衛生士の方?ありがとうございます。
(安住紳一郎)ここでも褒められて。歯医者さんで褒められて。スタジオでも褒められて。
(中澤有美子)怖い(笑)。
(安住紳一郎)いやいや、やめて。もう、私の居場所、なくなるから。そんなことないですよ。そうか、いいなー。じゃあ、私もデンティスト関係のみなさんに、気に入られるための話、ひとつしちゃおうかな?
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)親知らず。第三大臼歯っていうんですか?いちばん奥の歯ですよね。結構あそこ、磨くのが難しいらしいですね。で、どんなにがんばっている人でも、意外に歯ブラシが届かなくて磨けなくて、歯がダメになってしまうっていう人が多いようなんですけども。いちばん奥ね。
(中澤有美子)半分肉に埋もれていたりしますもんね。
(安住紳一郎)そうですね。ええ。それで、治療もしにくいんですよね。あの、届かないんですよね。器具が。なので、歯医者さんの常識としては、第三大臼歯、親知らず。いちばん奥の臼の歯は治療ができないから、ダメになったら、虫歯になったら抜くっていうのが基本らしいんです。
(中澤有美子)へー。
(安住紳一郎)で、ほとんどのお医者さんは親知らずは虫歯の治療しない!って決まっているらしいんですって。で、私、親知らず、虫歯になったんですよ。
(中澤有美子)ええ。
(安住紳一郎)痛い!ってことになったんですね。それで、歯医者さんに行きます。すると、その説明をされて、『ここは届かないので、もう抜くしかないんです』って言われました。ところが、中澤さんも知っているかもしれませんが、私たちは歯を抜くと発音が変わっちゃうから、抜かない方がいいって言われてるんで。歯磨きはしっかりしなさいって言われてるんだけど、私、虫歯になっちゃったから。
(中澤有美子)はあ、はあ。
(安住紳一郎)まあ、ちょっとしたハンデを背負ってね、今後放送人をやるのか?みたいなことになったわけだけど、まあたくさんそれはやってるんでいいんだけど。で、ちょっとほら、心配性だし。困ったなと思って、相談したの。そしたら、指の細い歯科医がいるっってことになって。女性の。で、その人だったらやってくれるかもしれないと思って、私のこと気持ちを伝えたら、第三大臼歯をなんと、治療してくれたの。
(中澤有美子)へー!
(安住紳一郎)で、非常に珍しいケースで、私も挑戦してみます!なんて言ってね。そしたら、華奢な歯科医の人だったんで、『やったことないんですけど・・・ギリギリ届きます!じゃあ、やります!』なんて言ってやってくれたんですけど。
(中澤有美子)へー!
(安住紳一郎)そうすると、診断に行ったりレントゲンとかを撮ると、第三大臼歯に治療痕がある。したらもう、ウワーッ!って集まってくる。どこのデンティストでも。どこのデンタル行っても。『うわーっ!?これ、誰がやったんですか!?』なんて言って。『常識では考えられないんですけど!どうしてここを治療してるんですか!?』なんて言われて。
(中澤有美子)(笑)。ああ、やっぱりすごいことなんだ。本当に。ひと目見て。
(安住紳一郎)うん。そう。で、そのお医者さんに『もう、私も二度とやりたくないんで、絶対他の親知らず、大事にしてください!』なんて言われて。私、だから親知らず中心に磨いてますね。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)変わってるでしょ?私。
(中澤有美子)面白い(笑)。
(安住紳一郎)で、歯を、親知らずを抜くと、音の漏れが変わるっていうのが、歯医者さん、華奢な女の先生に『本当なんですか?』って言われて。で、俺もなんか自信がなくなっちゃって、どうなのかな?と思っちゃったんだけど、でもここで気持ちが折れると彼女のモチベーションが下がるから、『もう、抜くとまったく変わっちゃうんで!』なんて言って(笑)。
(中澤有美子)押し通した(笑)。
(安住紳一郎)押し通したんだけど、その後聞いてみたら、『前歯とかは変えるとちょっと言われますけど、奥歯は関係ないんじゃない?』なんて同僚から言われて。『ああ、そうなんだ』って。心配性だから。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)なんかいろんな人に申し訳ないことをしちゃったなと思って。でもなんか、気分が乗ってくるとね、なんかね、『俺は!』なんて。
(中澤有美子)『第三大臼歯を!』(笑)。
(安住紳一郎)『第三大臼歯を治療してたんだぞ!』という。うーん。いや、本当。
(中澤有美子)へー!
(安住紳一郎)だから他の歯医者さんなんか行くと、『あれっ?』なんて。『うん?見間違えかな?』みたいな感じで。『えっ?これ、親知らず、治療してます?』なんて言われて。『はい』なんて。
(中澤有美子)お気づきになりました?
(安住紳一郎)ごめんなさい。話、長くなっちゃって。すいません。
<書き起こしおわり>
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