安住紳一郎さんが2020年5月10日放送のTBSラジオ『日曜天国』TBSラジオ『日曜天国』の中で急行の魅力について話していました。
(安住紳一郎)さて、「母さんの愉快な話」をお送りしております。練馬区の男性、38歳の方。ありがとうございます。「私の母はよく言い間違いをします。先日、バス停でバスを待っていた時の出来事。バスに『ノンステップバス』と書いてある文字を見て母が『ノンステップバス? ノンストップバス?』と少し興奮気味で話しはじめ、恥ずかしくなってしまった私は聞こえないふりを。
『ノンステップバスなんて急行かしらね? 終点まで止まらないのかしら? へー!』とルンルンの母。その後、言い間違いに気がついたのか、はたまた私のよそよそしい態度に異変を察知したのか定かではありませんが、小声で虫のなくような声で『ノンステップ? なにがノンステップ?』とつぶやいていました。『なにがノンなの?』。昭和24年生まれ、今年71になる私の母の話でした」。
(中澤有美子)フフフ(笑)。
(安住紳一郎)たしかに(笑)。
(中澤有美子)ご自身の中でいろいろと処理をしようと頑張っているんですね(笑)。
(安住紳一郎)そうだよね。たしかに。うん。もうね、慣れてくるとね、「ノンステップバス」って書いてあっても車椅子を使っている方は「ああ、ノンステップバスだ」って思うかもしれないけども。そんなにね、私たちは乗り降り、階段をあまり意識していない場合は「ノンストップなのかな?」っていうようなね。
(中澤有美子)フフフ(笑)。
(安住紳一郎)やっぱり急行っていうのは興奮をするからね。あれ、いくつになっても急行っていうのは興奮をするよね!
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!
(安住紳一郎)えっ、しません?
いくつになっても急行は興奮する
(中澤有美子)そうか。ビューンと行っちゃう感じがね。
(安住紳一郎)あと、急行を待っている自分っていうのもすごく、やっぱり……。
(中澤有美子)そうですか?(笑)。
(安住紳一郎)えっ、そんなこと、ないですか?
(中澤有美子)「急行を待っている自分が好き」?
(安住紳一郎)急行を待っている自分が好きですよ。京王線とか明大前とかで。「特急、来たな!」みたいな感じの。「これこれ! 特急、これ!」みたいな感じ、しません? ああ、しないか?
(中澤有美子)そうかそうか。いや、その時に乗りたいのが来たら、それは各駅停車でも嬉しくなりますけども。いつだって急行の方が嬉しいんだ?
(安住紳一郎)えっ、じゃあ、はっきりと申し上げますけども。新百合ヶ丘で各停と準急的なもの。自分がどっちに乗るかはその時のパターン、パターンですけども。どっちに乗った時の方がより興奮しますか?
(中澤有美子)ああ、そうね。急行に乗ってビューンと行ったらそれは嬉しいですね。
(安住紳一郎)そうですね。だからやっぱり急行っていうのは人を盛り上げるよね。違います?
(中澤有美子)フハハハハハハハハッ!
急行は人を盛り上げる
(安住紳一郎)違うかな? いや、もちろんね、自分の目的で各駅停車に乗るのが必要な時はそれはそうだけども。やっぱりでも、それが急行っていうのはドキッとするな。
(中澤有美子)フフフ(笑)。
<書き起こしおわり>