白鷺の姉御 孫・神野大地(青学大)の箱根駅伝2015大活躍を語る

白鷺の姉御 孫・神野大地(青学大)の箱根駅伝2015大活躍を語る 安住紳一郎の日曜天国

大相撲名古屋場所の名物観客、白鷺の姉御こと磯部安江さんがTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』に電話出演。2015年の箱根駅伝で新・山の神として大活躍したお孫さん、青山学院大学の神野大地について話していました。

白鷺の姉御 孫・神野大地(青学大)の箱根駅伝2015大活躍を語る

(安住紳一郎)さて、新年1回目の放送ということで、毎年、昨年お世話になったみなさんから新年のご挨拶をいただいております。電話がつながっています。まずは、白鷺の姉御こと、磯部安江さんですけれども。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)磯部安江さんのところは、このお正月たいへんなニュースがありましたね。ラジオをお聞きのみなさんはお分かりかもしれませんけども。私たちがいつも大相撲名古屋場所でかならず、西の花道。前から7列目に座っているご婦人がいるということで、ずいぶんと注目をし、そして2013年。一昨年の秋にはその白鷺の姉御のご自宅から放送をしたという経緯があるわけですけども。そして、『白鷺の姉御』という名前を広めてきた、まあ代表的な番組だと自負しているんですけども。

(中澤有美子)ええ。

『白鷺の姉御』という名前がスポーツ新聞を飾る

(安住紳一郎)ここにきて急に、白鷺の姉御という名前がずいぶんともう、すっかりいろいろな人の知るところになりまして。1月2日のスポーツ新聞ですか。白鷺の姉御がどのスポーツ新聞にも名前が載ってましたね。白鷺の姉御こと、名古屋に住んでいる磯部安江さんのお孫さんが、東京箱根間往復大学駅伝競争、通称箱根駅伝。青山学院優勝しましたけれども。その五区。山登りで区間新記録を出すわ、MVPは取るわということで、あの白鷺の姉御のお孫さんが、神野大地選手ですけども。スポーツ新聞、ほぼ1面。5紙、6紙、白鷺の姉御のお孫さんの神野選手の記事が踊ってましたね。磯部安江さんです。おめでとうございます。

(白鷺の姉御)おめでとうございます。

(中澤有美子)おめでとうございます。

(安住紳一郎)お久しぶりです。

(白鷺の姉御)ありがとうございます。

(安住紳一郎)もう今年のお正月はお孫さんの話ばかりでしょう?

(白鷺の姉御)左様でございます。いまのいままで。はい。

(中澤有美子)ねー。いまのいままで、本当に見事な活躍でいらして。

(白鷺の姉御)もう休む暇がないぐらい、みなさんからお電話頂いたり、もう大変です。でも、うれしいです。

(安住紳一郎)ですね。磯部さんのお孫さんが駅伝を走るっていう話、一昨年ぐらいに聞いたんですけども、一昨年ぐらいまでですと、まあ失礼な話ですが、そんなにみなさんが知るような選手じゃなかったですよね?

(白鷺の姉御)ええ、もちろん。あの、去年はたまたま花の二区を走りました。でも、その時は14年度ですね。オムワンバがちょっとアクシデント、ありましたですね。

(安住紳一郎)ええ。

(白鷺の姉御)ちょうどうちの孫と一緒のコースで走ってました。二区でね。で、オムワンバばっかり・・・まあ、ばっかりっていうことはないですけれども、たまたま、脚の具合がちょっとアクシデントが出て。そこばっかり中継してたので、孫の出る番がなかったですわ。映される。

(安住紳一郎)そうですね。オムワンバ選手、山梨学院でしたか?

(白鷺の姉御)オムワンバはね、山梨です。で、うちの孫はオムワンバを抜かしまして、一番だけども、そこを映されずに。まあ、やむを得ないわね。アクシデントの方を注目してカメラがとらえるもんですから。

(安住紳一郎)そうですね。

(白鷺の姉御)ましてや、あの方は注目の選手だったもんでね。花の二区はだいたいエースが出られるという二区ですもんでね。で、その時はパッとしなかったです。たしかにね。それから・・・まあ、パッとしないっていうことはないですけれども。6位から5位に入ってきましたね。まあ、結果は青学は5位になりましたですけど。まあ、そんなようなことで、去年はあまり取り上げられるほどパッとはしなかったです。

(安住紳一郎)今年はMVPは取りますし、もう青学の優勝も、いちばんの立役者でね。

(白鷺の姉御)もう、こんなことがあり得るかと思ってね。ええと、12月入りまして、間もなく新聞紙上に監督さんから、『山の神、山登り。五区は神野で行く!』っていう新聞に載りました。びっくりしました!

(安住紳一郎)ええ。

(白鷺の姉御)あの、監督さんがまず、そんな早くに発表するいうことは、いままでにあり得ないように思うんです。私の記憶からみてね。私も、いままで、そうね。この箱根駅伝だけは逃さずに毎年見てはおりましたが。画面に、まさかうちの孫が取り上げられるなんて。ましてや、映るなんて、夢の夢で。

(安住紳一郎)いやいやいや・・・

(白鷺の姉御)もう考えてもいなかったことがね。ええ。現実になりましたのでね。まあ、その時に、こんないくらなんだってハードな山をあの子がどうして走れるんだ?と思ってもう、本当に心臓が・・・商売どころじゃないですわ。

(安住・中澤)(笑)

(白鷺の姉御)心臓バクバクでね。でも、一旦ね、監督から指名された以上、やるべきことはやらなきゃ!と思ったけど、私の性格なら『よっしゃー!』っていくんですが、相手は孫でしょ?ねえ、安住さん、聞いてよ。

(安住紳一郎)聞いてます。

(白鷺の姉御)昔のね、ことわざで『孫は目の中に入れても痛くない』っていうことわざ、ありましたね。その通りなんですよ。孫の前になると私はベタベタでヨレヨレで、涙涙で。どんな時でもそうだけど、もう、なんて言うのかもう、ダメなんですよね。

(安住紳一郎)いえいえいえ・・・

(白鷺の姉御)そんなのに、『何を言ったもんだ、一旦受けた以上、やれ!』って言うんですけど。とてもそんなことはね、これっぽっちもね、よう言えません。指名された以上はね、なんとかね、怪我のないように。なんとかね、タスキだけでもね、次の復路に渡せれるような状態で走ってもらえればいい。とにかくそんな大役を受けた以上は、走らなきゃいかんよって。これは私だけの気持ちで収めて。孫には電話も絶対にようしません。

(安住紳一郎)ああ、そうですか。

(白鷺の姉御)プレッシャーがかかるので。それからね、いざ、時間が来ましたね。12月のそうね、25、6日ごろに、娘からこんな電話がありました。『大地が「脚が痛い」と言ってるよ』って。私に電話があったんです。

(安住紳一郎)あらら。ええ。

(白鷺の姉御)もう日にちがないでしょ?どれぐらいハードな練習をしてるゆうことは、私、もうわかるんですわ。その、なんて言うのかな?日頃、いろんなニュースは入っているもんですから。それ以上に、まあ新聞も・・・

(安住紳一郎)いろいろね。

(白鷺の姉御)一部始終を、まあ箱根に関しては目を通してますし。ねえ。ある時に出雲のね・・・

(安住紳一郎)出雲駅伝。ありますね。

(白鷺の姉御)中止になりましたね。台風で。

(安住紳一郎)そうですね。

(白鷺の姉御)その時に、台風に、中止になった時点で、孫は走ったんですって。練習ですよ。出雲駅伝の中止になりましたね。台風で。

(中澤有美子)嵐の中を。

(白鷺の姉御)その時には、青学はすごく気合を入れてたんです。優勝だ!いうことでね。で、私も心の中で青学はやってくれるんだと思ったら、台風で中止になりましたね。中止になった時点で、うちの孫は走ったそうですわ。走ったいうのは、練習でですよ。風が吹いているよ。何メートルとね。

(安住紳一郎)練習で、決められたコースを走ったんですかね?きっと、じゃあ。

(白鷺の姉御)そして、もちろんみんなも走って。練習はしたんですが。自分自身、大地そのものが飛ばされるかと思うぐらいの風だったって。雨と風だわね。それでも、走れたので、『よっしゃ!これなら行ける!』と自分自身に。あの小さい体で、本当に、あの度胸だけは私とまあ、よく似てるんじゃないかな?

(安住紳一郎)(笑)

(白鷺の姉御)そんなことです。中途半端な精神力じゃないですわ。うん。努力は裏切らないっていう自分自身にね。いっつも自分のコメントで、入れてます。努力は絶対に裏切らないっていうことでね。

(安住紳一郎)いや、見事にMVPも獲得しましたし。

(白鷺の姉御)ありがとうございます。ごめんなさいね、まあ私もこの話になると夢中になっちゃうもんだから

(安住紳一郎)いえいえいえ・・・鳥孫商店のお孫さんが活躍した。そして、『超人』という活字も踊ってましたけども、それは鳥屋さんですから、『鳥人』の方にした方がいいんじゃないか?とか、そういう気持ちにもなったりですね。

(白鷺の姉御)はい(笑)。

(安住紳一郎)あと、新聞にも、おばあさんはとても有名人だ、なんていって。今朝のサンデーモーニングでも北の富士さんがなんか、『この神野選手のおばあさんは名古屋場所にかならず見に来てくれるご婦人なんですよ』ってコメントされてましたしね

(白鷺の姉御)ああ、そうですか(笑)。北の富士さん・・・

(安住紳一郎)いやいや、新聞くまなくチェックしてますから、知ってますでしょう?姉御。

(中澤有美子)(笑)

(白鷺の姉御)いやー、なにを・・・でも幸せです。光栄ですわ。

(安住紳一郎)楽しいお正月になりましたね。

(白鷺の姉御)ええ。相撲にどっぷりハマっている私には、最高の方からそんなエールをいただいたなんて。私もうれしいです。

(安住紳一郎)お孫さん、三年生ですから来年、ありますね。もう一年ね。

(白鷺の姉御)そうですね。あります。

(安住紳一郎)もうそろそろ、箱根路で、小涌園の前あたりで、白鷺の姉御。そこに降り立ってみるってのもいいんじゃないですか?

(白鷺の姉御)似合いますね。

(一同)(笑)

(安住紳一郎)似合いますね(笑)。

(中澤有美子)本当に(笑)。

(白鷺の姉御)本当はね、連れて行ってもらいたかったですけど、あんなね、気温が低くて。それに、『そんなお母さんナヨナヨって。ちゃんとしている道路じゃないし、そんなもん絶対に連れていけん。もし何かあったら、どうするの!?』って。大地にじゃなくてね、私に。そうすると、みんながやっぱり大変困られるでしょ?だから私は後ろ髪ひかれる思いで、朝ね、子どもたちみんな、毎年これは例年のことですけど食事をします。お正月の元旦ね。

(安住紳一郎)はい。

(白鷺の姉御)で、その足で富士に行きまして、11時半に出発したんですけど。もう『お母さんのぶんも一生懸命応援してよ!』『お母さん、行って一生懸命応援してくるから、とにかく、寒いから風邪ひかんように家でテレビ観戦したってや』って言うから、『まかしとき。それじゃ、そうする』って。まあ、とにかくたのむ!たのむ!一心でした。

(安住紳一郎)ええ。

(白鷺の姉御)で、私はそれこそ、ねえ。気が強くて、よっしゃ!と言ったって、なにもできないでしょ?手も足も出せないじゃない?だから、家でね、お祈りする・・・お祈りするだけでした(泣)。

(安住紳一郎)そうですね。

(白鷺の姉御)それに、ねえ・・・(泣)。あんだけがんばっている子に、安住さん、聞いて。

(安住紳一郎)聞いてますよ、ずっと。

(白鷺の姉御)あんだけがんばっている子に、これ以上私が『がんばれ!』なんて言える?

(安住紳一郎)言えないですよね。もうやってますもんね。

(白鷺の姉御)言えない。それよりも、一生懸命神頼み。仏様、ご先祖様に。まあ、こんな時だからじゃないですけど、常にお参りはしてますけど。一生懸命、夜中から起きて、お参りをさせていただきました。届くように、孫にね。それしか、私にできることはないもんで。本当に(泣)。そう。鬼のようにキツい私の性格が、孫には、それしか、やってあげられることはないので。画面を一部始終離れずに、もう最後まで見届けて。

(安住紳一郎)わかりますよ。お孫さんにプレッシャーをかけちゃいけないということで、名古屋のご自宅で祈るだけとね。

(白鷺の姉御)もう絶対に電話をかけちゃいかん。うん。

(安住紳一郎)その反動で今日、よくしゃべってますね。

(中澤有美子)(笑)

(白鷺の姉御)ごめんなさいね。テンション上がりすぎちゃったね。

(安住紳一郎)わかる。わかりますよ、姉御。

(白鷺の姉御)あの、たまたまね、孫が去年、なんて言うんですか?この放送をお友達から聞いて。こういう風に、『神野、すごくおばあちゃん話してる』って。喜んで、孫が。もうすぐに電話がかかってきて。『あーちゃん、もっと話してほしかったのに!どうして遠慮するの?』って言うから、『あんたのことで、もしなんかあったら、あーちゃんね、迷惑をかけるから』『そんな!迷惑じゃないよ。喜んで僕ね、一生懸命走ってあーちゃんに恩返しするから。今度なんかあった時は、いっぱい話してもらっていいよ。あーちゃんの気持ちをそのまま訴えてもらえばいい』って。そんな子です。とっても優しいです。

(安住紳一郎)『あーちゃん』っていうのは、姉御のことですもんね。

(白鷺の姉御)ああ、ごめんなさい。私はね、生まれる前からね。『ばあちゃん』っていうのは別に悪いもんじゃないんですよ。

(安住紳一郎)生まれる前から(笑)。

(白鷺の姉御)なんか途端に老けた感じなるような気がするの。だから、生まれる前からあーちゃんにしてあるから。そうするとね、お嫁さんも、みんな。4人孫がおりますけど、みんなあーちゃんですわ。あーちゃんだと私が通じるもんで。

(安住紳一郎)小涌園の前で応援する時は、場所を教えてくださいね。

(白鷺の姉御)はい、わかりました。

(安住紳一郎)はい。そして鳥孫商店の方は、ご商売はもう始まってますか?

(白鷺の姉御)ああ、大繁盛ですね。もう、そんなもの!正月の・・・別に正月だけじゃないですよ。私は、日頃でも、平日でも。魚屋さんが140店舗入っておりますね。うち、鳥屋1軒ですわ。普通なら、もうたたまれちゃうですよ。魚市場だから、鳥屋なんか1軒ばっかおってもおらんでもええで。まあ、ね。『どいてちょ?』って言われて。なにを言ったもんだ!鳥屋がいちばん元気がいいじゃないかな?あ、いらっしゃい!待った待った!

(安住紳一郎)(笑)

(白鷺の姉御)お正月ね、どれだけの素人さんのファンがあるか。別にこれ、名古屋場所・・・もちろんそれもありますよ。『おかみさん、あそこで座っている人は有名人で・・・』って、勝手にそれはお客様の方が言ってくださるだけのことで。鳥はいいですわ。うちの鳥が。そんなことで。

(中澤有美子)なによりです。

(安住紳一郎)姉御、姉御。

(白鷺の姉御)はい。

(安住紳一郎)元気なのがよく伝わってきました。

(白鷺の姉御)あ、ごめんなさいね(笑)。これが私の本性です。はい。

(安住紳一郎)(笑)。たぶん姉御は、駅伝の前にお孫さんと話しない方がいいですね。

(白鷺の姉御)いや、でも孫から電話かかりました。

(安住紳一郎)ああ、そうですか。

(白鷺の姉御)なんて言うんですか?ゴール入ってきて。

(安住紳一郎)あ、電話ありました?

(白鷺の姉御)終わって20分くらいして。いちばんに私にありました。

(安住紳一郎)うれしいですね。

(白鷺の姉御)『あーちゃん、終わったよ』って言うから、『偉かった!よし!よくやった!』って言って。その時、もうちょっと、ご褒美とかそういうことが思いつかなんだ。『よかった、よかった。よーし!よかった!あーちゃんもうれしいよ!』って言って。もうすぐに切らなきゃいかんもんだからね。

(安住紳一郎)ええ。

(白鷺の姉御)2、3言葉をかけただけで終わりましたですけど。

(安住紳一郎)その反動がいま来ちゃった。

(白鷺の姉御)孫の方からかかりました。私からかけられません。

(安住紳一郎)そうですよね。はい。では今年もいい1年でありますように。

(白鷺の姉御)ありがとうございます。

(安住紳一郎)そして、応援のお疲れ、出ませんように。お体、大事に。

(白鷺の姉御)大丈夫ですよ、はい!

(安住紳一郎)ではでは、今年もどうぞよろしくお願いします。

(白鷺の姉御)本当にいろいろとありがとうございました。じゃあ、よろしく。

(安住紳一郎)どうぞご主人様にもお伝え下さい。

(白鷺の姉御)はい、かしこまりました。ありがとうございます。失礼します。

(中澤有美子)ありがとうございます。

(白鷺の姉御)どうも、ありがとうございました。ごめんください。

(安住紳一郎)いやー、興奮が伝わってきますね。

(中澤有美子)そうですねー。

(安住紳一郎)うん。危なく2時間話すかと思いましたけども。

(中澤有美子)(笑)

<書き起こしおわり>
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