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安住紳一郎が語る 空港で人々を動揺させる館内放送と対処方法

安住紳一郎が語る 空港で人々を動揺させる館内放送と対処方法 安住紳一郎の日曜天国
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(安住紳一郎)シミュレーションしておきましょうね。まず、パターン3つに分かれます。パターン1。まず、いちばんある場合なんですけども。札幌、福岡などが大変顕著ですけども。大変その、東京-札幌、東京-福岡。便数が多い場合によく出くわすパターンなんですけども。オーバーブッキングですね。要するにその、満席以上の予約を取ってしまった便の直後、あるいはその日のうちに目的地に向かう振替便を航空会社が用意してくれている時ですね。

(中澤有美子)えっ、基本的にそうではないんですか?

(安住紳一郎)違うんですよ。この後、パターン2をお楽しみに。

(中澤有美子)あ、すいません。

(安住紳一郎)パターン1ですね。要するにたとえば、14時の福岡行きに乗れなかった。で、15時の飛行機に乗ってくださる方を募集すると。その日の内に目的地に行けるという。この場合はだいたいですね、現金1万円か、先ほども言ったように7500マイルになります。これはですね、即決してください。もう、即決しないと間に合いません。

(中澤有美子)そうですか。はい。

(安住紳一郎)5人の中に入れません。

(中澤有美子)大して条件変わりませんもんね。

(安住紳一郎)そうですね。1時間から2時間くらい遅れるぐらいのマイナス要因が自分には課される。その代替として、1万円か7500マイル。これはですね、出張慣れしたビジネスマンがヨーイドン!で走り出しますから。

(中澤有美子)わお!わお!

(安住紳一郎)もう観光で2、3人で連れ立って『どうする?どうする?でも、1万円・・・』なんてやっていたらもう歯が立ちません!

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)もう早い!30秒から45秒で5人、バンッて来ますから。で、もう1分から1分半たったら20人から30人来ますから。

(中澤有美子)まあ!そうですか!

(安住紳一郎)すんごいですから。まず、キャリーバッグを持っていたら負け。それから、喫茶店でお茶してたら負け。それから、エスカレーターで上りに乗っていても負けです。ダメ。荷物多いとダメだし、お会計しないと出られない店に入っていてもダメ。エスカレーターなんか乗っている場合もダメ。

(中澤有美子)ダメ。はい。

(安住紳一郎)『満席以上のご予約をいただいております』の『満席以上』の『い』を聞いたら、もう走る!

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)もう百人一首みたいな感じ?

(中澤有美子)ピンポーン!

(安住紳一郎)『衣ほすてふ』の『ほ』を聞いたらもうバーン!『衣ほ・・・』『ほ!これしかない!決まり!』って。『満席い・・・』って言ったらバーン!って、走んなきゃ。

(中澤有美子)そうなんですね(笑)。

(安住紳一郎)もう45秒。30秒以内に行かなきゃ間に合わない。で、これ間違っちゃうパターンは引っかけがあるんですけども。『16時5分松山行き1467便は満席でのご案内になりますので、後方座席からのご案内になります』っていう、ちょっとね、紛らわしい、似てるアナウンスがあるんですよ。なので、『満席以上』の『い』を聞いたら走る!カウンターの位置を正確に把握して。で、とにかく走る。恥ずかしいなんて言ってられませんから。最初ね、1回目の時、恥ずかしいっていう気持ちあるの。

(中澤有美子)そうですよね。

(安住紳一郎)なんか、お金にうるさいみたいな。なんか図太いみたいに思われるみたいな。大丈夫です。カウンターに並ぶと、もっと図太い人がたくさんいますから!

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)もうね、恥ずかしがらずにね、走る!

(中澤有美子)そうですか(笑)。えっ、本当にダッシュでいいんですか?

(安住紳一郎)ダッシュ。もうダッシュでいい。恥ずかしがらなくてぜんぜん平気。ものすごいみんな走るから。

(中澤有美子)そうですか(笑)。

(安住紳一郎)で、広島でこのパターン、先週見たんですよ。で、広島の空港ってまた広いんでね。待合室がカウンターより奥まったところに入ってるんで、カウンターが逆にいちばん近いのは、カウンターの真上にある、2階にあるお好み焼き屋さんなんだよね。で、それをビジネスマンの人たち知ってるから、この放送が流れたの。『予約をいただきましたので、ご辞退いただける方には現金1万円・・・』って言ったら、もう、30分後くらいに羽田行きの飛行機があるから、そんなビジネスマン、別に帰り、帰宅が30分遅れたところで痛くも痒くもないわい!みたいなサラリーマンが、お好み焼き屋から大挙してブワーッ!

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)7-8人、ブワーッ!って出てきて。俺、それを俯瞰で見てたの。こっちから。それでその、カウンター横につながる螺旋階段をみんな一段とばしでブワーッ!って下りてくるのよ。で、待合室がちょっと奥の方にあるからさ、もうこっちの待合室組は間に合わないわけ。それを見越して、お好み焼き屋のサラリーマンたちがさ、ブワーッ!って出てくるわけ。30分東京に着くのが遅れる代わりに1万円っつったらさ、もうすごいんだよ。もう消防署かと思うぐらい。

(中澤有美子)消防署(笑)。螺旋階段を(笑)。

パターン2は難しい

(安住紳一郎)フワーッ!って。すっごい。ものすごい飛躍。なので、あまり初心者にはおすすめできません。で、先ほどお話もありましたパターン2。これはね、難しいんですよ。満席以上になった便が最終便、もしくは後に続く便も満席の場合。要するに、その日の内に行きたい目的地に行けない場合ですね。その場合、航空会社は翌日朝一番の飛行機を当てがってくれるという説明があります。さらに条件は先ほどのパターン1とは違い、格段によくなって2倍。現金2万円かマイル1万5千マイル。さらに、今日の宿泊先を用意してくれるという。

(中澤有美子)はい。へー。

(安住紳一郎)まあたしかにね、今日中に行けないということですから、当然条件は格段に、2倍に上がるっていうのはわかるんですが。これは勤め人にはちょっと無理な相談になりますよね。今日中に帰るっていうのが明日の朝になるわけですから。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)で、観光の方もね、結構無理ですよね。いろいろ予定とか、宿泊先のホテルとか、予約ね。自分で取ったホテルの予約先とかありますから。で、パターン2の場合になると、私の見た限り、熟年夫婦オンパレードになりますね。想像ですけども、東京の息子夫婦のところに来て、孫の顔を見て、東京観光をさせてもらって、で、夫婦2人で地方に帰るという。で、お父さんはもう定年してます。お母さんと2人、急いで今日帰っても、明日帰っても変わらないよなという熟年夫婦が列をなします。これは本当に熟年夫婦オンパレードなの。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)確実に旦那さん、定年っていう感じの。ほぼね、衣装が再現役者みたいな感じになります。だってね、考えたら2人で4万円。でね、お嫁さんのところ、息子夫婦のところに泊まったけれども、ちょっとのんびりできなかったし。お父さんと一緒に東京のシティホテルに泊まってみるのもいいんじゃないかい?4万円もらったら、今度孫になにか買ってあげられるよっちゅーことで、熟年夫婦が並ぶ。

(中澤有美子)ねえ。とてもいい。ええ。

(安住紳一郎)私、見てますから。ただ、問題なのはだいたい募集枠は5人なんだよね。そうすると、1組・2組は2・4でいいとしても、3組目の熟年夫婦が、『お父さん、残るかい?』『お母さん、帰ったほうがいいんじゃない?』って。で、モメちゃうの。

(中澤有美子)モメちゃうの?(笑)。そうですか。

(安住紳一郎)『明日帰ったら、駐車場まで迎えに来てくれるかい?』ってなっちゃうのね。

(中澤有美子)そうかそうかそうか。

(安住紳一郎)『お父さん、残りな』『いや、お母さん、残りな』って。若干モメるの。で、モメてると今度後ろの人が急かすから。要するにギリギリでそういうことを判断してるから。もう本当飛行機出発するのが20分ですから。『ご辞退くださるんですか?どうなんですか?』みたいな。ちょっとね、軽く詰められちゃったりして。

(中澤有美子)そうなんですね。

(安住紳一郎)で、ちょっとね、定年されているから時間のバランスも崩れちゃっている熟年夫婦だからさ。『んー、どうしたらいいかなあ?』ってなっちゃうわけね。『2人じゃ、ダメですか?』なんてこと、ずっとやってるわけ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)なので、これも事前にキャンセル組で辞退に申し込むとしたら、お父さんが帰るか、お母さんが帰るかを事前に決めておいてください。これも大事です。

(中澤有美子)すごいレアなシミュレーションのような気が・・・(笑)。

(安住紳一郎)いや、大事ですよ。で、パターン3。最後です。話長くなって恐縮です。レアケース。これ、私は一度しか見たとこがありませんが。鹿児島空港で見たんですけども。鹿児島から東京羽田に帰りたい。そういう人たちが待合室にいる。ところがその、鹿児島-東京の最終便がブッキングオーバーになってしまって。辞退者5名を募る。しかしこれが、この時大変ちょっと複雑で。『鹿児島と東京の直行便は満席なんですけども、鹿児島から福岡にまず行って、福岡で乗り換えて東京に行く最終便を手配することができました』と。

(中澤有美子)おおー。

(安住紳一郎)要するに鹿児島-東京の直行便じゃなくて、鹿児島-福岡-東京の、このちょっと時間のかかる、といっても待ち時間がありますので、6時間くらい、自分の乗りたい便から数えると遅れることになるんですが。まあ、こういう経由をして行ってくれる人はいませんか?と。で、これもたぶん現金1万円と7500マイルだったと思うんですけども。こうした場合は、やっぱり先ほど、パターン1と同じように、まあサラリーマン。ちょっと時間に余裕のあるサラリーマンと、プラス、乗り物オタクが集合いたします。

(中澤有美子)ああ、そうですか(笑)。

(安住紳一郎)どちらかと言えば私みたいなタイプなんですけども。もうその、要するにちょっと変わった路線を乗り継ぐっていうその条件提示に、いわゆる、無条件に興奮するわけですね。

(中澤有美子)そっかー(笑)。

(安住紳一郎)ちょっとやっぱりその、航空機好きの方が大集合するんですよね。

(中澤有美子)ちょっとね、普通だと面倒くさいと思っちゃうけど。

(安住紳一郎)その面倒くさい、その・・・『へっ!?』なんつって。『(高めの声で)福岡経由で東京までですか!?』って。そういうタイプの人がね・・・

(中澤有美子)なに、そのしゃべり方?(笑)。

(安住紳一郎)ちょっとね、なんか航空機談義みたいなのがね、カウンターのところで行われるの。『鹿児島-福岡っていうと737-800じゃなくて、エンブラエルの170ですか?』みたいな。『DHC8のQ100ですか?運行は、Jエアーですか?あっ、JエアーだったらQ300か!54人乗りだったらQ100ですけどね。あの、運行はJACですか?JACですか?54人乗りですよね?じゃあ、私、辞退します。っていうか、辞退させていただきますっ!』『737-800っていうのは確約ですか?エンブラエルの170は今年2月からの運行って聞いてるんですけど、この場合急遽・・・Q400ってことはあり得ないですよね?旧JASの塗装ということでいいですか?』

(中澤有美子)ちょっと・・・安住さん、なにも見ないで言ってる(笑)。すごいですね(笑)。

(安住紳一郎)『SAAB340は南西航空に売却と聞きましたけども、この場合の運行は?』っていう。そういう人たちがわっさり。そしてその後ろに、その後ろの柱の陰で私が見てます。

(中澤有美子)(爆笑)。参加したい?

(安住紳一郎)参加したいけど参加できない、みたいな。

<書き起こしおわり>

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