(東野幸治)「なんや? でも1対1は怖いな」と思ってノブコブの吉村を呼んで。3人で「どうしたん?」って言ったら、「今、ちょっとフリーのディレクターをテレビでやってますけど、テレビがちょっとつまんないです。『めちゃイケ』みたいな番組をやりたくてこの世界に入ってきたんですけれども、全然そんな番組をやらせてくれません」「ああ、そうなん?」「今、ちょっとYouTubeを始めたんで、いろんな変わった人にインタビューをしてて」って。
もともと、そのTBSの深夜で俺がやってた番組でフリーのディレクターをやってる時はいろんな人にインタビューして、変わった人にインタビューして、それを編集してなんか面白いパッケージにをにしているコーナーを担当してたから。「ああ、向いてるからええやん」「いや、新宿をぶらぶらして変わった方にインタビューするんです」って言うてて。もう初期の初期やから。
それで「出てくれませんか?」「ああ、別にええよ。俺は。出るよ、出るよ」って言って。それでちょっとトイレに行く間に吉村がちっちゃい声で「東野さん、やめといた方がいいんじゃないですか? 危ないですよ」みたいな。「いやいや、お前、仲間が困ってDMを送ってくるってよっぽどやで? それのお願いを聞けへん人間に俺はなりたくない」って(笑)。
(渡辺あつむ)どこが破天荒やねん(笑)。
(東野幸治)「いや、吉村やっぱりそこは言うたら一宿一飯の恩義もあるし。一期一会やねんから。それはもしかしたら騙されるかもわからんけど、騙すよりそっちの方がええん違うの?」「何を言ってるんですか? もう本当に……甘いんですよ」とか言われて。「いやいや、出ようや」って。で、なんかインタビューを受けたりして。そこから吉村もインタビューして、ちょっと吉本の方につながってやっていくっていう。で、その彼が、言うたらもう百万人なんかな? すごい一流のYouTuberになって。その彼がやっぱり逃すはずないじゃないですか。与沢翼を。
ほんで、それで嫁がある日の朝、「大変や。『街録ch』って知ってるでしょう? なんかインタビュー、受けてたじゃない? その方がその与沢さんに注目して海外に飛んでいってインタビューをしようとしたら、行き違いで日本に帰ってきてた」って(笑)。「ええっ?」って。思わずもう与沢翼、「めっちゃおもろいやん!」って(笑)。ほんで日本からその国、その国から日本に行って入れ違いでインタビューできなくて。
「ご飯を食べて帰ります」みたいな。「なんや、YouTube、おもろいやん?」みたいな感じになって。どんどんどんどんちょっと今、家の中ではもう与沢翼だらけやから。っていう今、日常を送っていて。ちょっと『街録ch』も早く……さすがにちょっと『街録ch』でインタビューされるのを見ると、一連のことが全部わかるから。
『街録ch』でのインタビューに期待
(東野幸治)で、たぶんあの子、ガサツに聞いていくから。「覚醒剤、やってるんですか? なんでやってるんですか?」みたいなんをガサツに聞くからいろいろね、教えてもらえるし。で、もしかしたらそういう話も言うたらテレビとか一切……だから本当にテレビっていうところの有名人とネットとかYouTubeの有名人が真っ二つに分かれていて。
別に俺もその話、したいわけじゃないけど。永野芽郁ちゃんと田中圭くんがなんか不倫疑惑みたいな。今ね、ネットの中ではもう、Xの中ではすごいワーッて出てるじゃないですか。でも、ヤフーのトレンドランキングにはなぜか入ってないってっていう状態で。でも、なんかYouTubeとかそういうSNSではブワーッてなってる。でもテレビをつけたら何もやってへん。
で、ネットの方、YouTubeの方に行ったら、もう与沢翼祭りになってる。テレビで『ミヤネ屋』を見ても与沢翼は何もやってないっていう。だから本当、真っ二つになっていて。なんか、タレントとしても一時、ゴシップ兄弟とか言ってたけど。
もう、そのテレビの方のゴシップなんて、もうほぼほぼ今やってないご時世やん? でもYouTubeはそんなチェックしてへんし。もう本当、何にもできない体になってもうたなって。俺、昔やったら与沢翼に会いにパスポート1個、持って空港に走っていったんかな、とかね。
昔の自分なら与沢翼に突撃していた?
(東野幸治)20代後半とか30代前半やったらええ芸能リポーター、YouTubeの中の芸能リポーター。「恐縮です」って言いながら(笑)。そういう人生もあったかなとか思いながら。なかなかこう、テレビとネットのなんか乖離。で、ラジオもそうよね。ラジオの中でもそのパーソナリティによってはYouTubeの「あのYouTuber、おもろい」みたいな話をすると思えば、だから見てない人は全く見てないから。
こればっかりは本当どんどんどんどん、楽しいことがなんか細分化されていってるから。だからみんなが笑える、楽しめる、ドキドキできる、与沢翼的なものがね、なんかもうなくなっちゃったな。寂しいなっていう思いもあるっていうお話をちょっと、オープニングでしたいんですけど。
ここまで東野さんの奥さんを夢中にさせる与沢翼さん、すごいですねー。正直、なにが起きているのか一切知らないのですが、東野ダディの解説でなんとなくわかってきました。今後も東野さん経由でその動向を追いたいと思います!(笑)。