東野幸治 Janis Joplin『Cry Baby』を語る

東野幸治 Janis Joplin『Cry Baby』を語る 東野幸治のホンモノラジオ

東野幸治さんが2021年10月1日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中でJanis Joplin『Cry Baby』を紹介していました。

(東野幸治)そして今週の1曲、洋楽でございますけども。これは古い楽曲です。1971年に発売されましたジャニス・ジョプリンの『Cry Baby』なんですけども。先週、マドンナをやりました。大学を中退して、そしてニューヨークにやってきて。ポップシーンの頂点を目指して一気に駆け抜けて。いまでも頂点に君臨するマドンナ。何十年もポップシーンのトップを走っているマドンナと同じ女性シンガーなんですけども、真逆の人生でございます。

大学を中退して、アメリカ・サンフランシスコ。その頃から麻薬を常習しておりました。アルコールも大好きでございました。そして66年に22歳でデビューするんですけども……27歳で。だから実質3年ぐらいしか活動をしていないんです。で、白人の女性でブルースを歌うんですけども、実際のところはアルバムも2枚、3枚ぐらいしか出していないし。

最後のアルバムの『Pearl』っていうのもレコーディングの途中で「ジャニス、全然来えへんな」ってなって。で、泊まっているホテルにメンバーとかマネージャーとかが行ったらベッドの横の床に倒れていて。死因はヘロインの過剰摂取。それで死んでしまったという。本当に短いシンガー人生だったんですけども。曲も少ないんですが、そのほとんどの曲は今でもCMで使われたりもしていますし。50年経った今でも心に響く楽曲なんじゃないかなっていうことで。聞いてほしいと思います。ジャニス・ジョプリンで『Cry Baby』でございます。レコードで聞いてください。お願いします。張り切って、どうぞ!

Janis Joplin『Cry Baby』

(中略)

(東野幸治)ジャニス・ジョプリン、先ほどの『Cry Baby』のシングルのレコードがありまして。読んでいたらちょっと面白かったです。ちなみにこのジャニス・ジョプリンの遺作のアルバム『Pearl』は実にビルボード誌で10週以上も第一位に輝いており、日本での彼女の人気も大変なものでございました。

この『Pearl』からのシングルカットがさっきの『Cry Baby』。A面がその『Cry Baby』でB面が『ベンツが欲しい』という歌です(笑)。俺、知らんかった。『ベンツが欲しい』です。ちなみにB面の『ベンツが欲しい』はジャニス・ジョプリン自身が作った曲です。で、英語なんですけども。「Oh Lord, won’t you buy me a Mercedes Benz My friends all drive Porsches」って(笑)。「友達はポルシェに乗っている。私はベンツがほしい」っていう。ブルースっていいなと思いました。ありがとうございます(笑)。

Janis Joplin『Mercedes Benz』

<書き起こしおわり>

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