東野幸治 トレンディエンジェル斎藤の競馬1000万負け・裏粗品化を掘り下げる

東野幸治 トレンディエンジェル斎藤の競馬大負け・こっそり粗品状態問題を語る 東野幸治のホンモノラジオ

トレンディエンジェル斎藤さんが2023年12月29日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオSP 俺たちの洋楽紅白歌合戦』にゲスト出演。東野幸治さんが斎藤さんがコロナ禍で競馬にはまり、1000万円以上負け、裏粗品化した件について掘り下げていきました。

(東野幸治)自己紹介をお願いします。

(斎藤司)どうも。トレンディエンジェルの斎藤です。ペッペッペー! よろしくお願いします。ありがとうございます。「会いたかった」って……。

(東野幸治)めちゃめちゃ会いたかったですよ。

(斎藤司)なんでですか?

(東野幸治)いや、行列とかではミュージカル特集の時に来たりとかするけど。それはだから、言うたら嘘の顔というか。テレビ用の顔じゃないですか。たまたま、あちこちオードリーを見ていて、衝撃というか。俺、ほんまびっくりして。たかしのしゃべりって、人の秘密を暴露するのにもってこいの表情と口調じゃないですかないですか。告げ口。あいつの特技、ツッコミと告げ口やろ?

(斎藤司)告げ口です(笑)。マジで本当にその通りです。

(東野幸治)それでコロナ禍でトレンディエンジェル斎藤さん、ギャンブルにどんどんどんどんはまってきて。なんかすごい額を張ってたり、負けたりしたり。とにかく漫才に集中できないぐらいやってたんでしょう?

(斎藤司)やってましたね。

(東野幸治)それがもう知らんかって。びっくりして。そもそもそれまで、コロナ前まではギャンブルは、してたの?

(斎藤司)いや、でも本当にいわゆる競馬ってG1っていうのがあるんですけど。G1でちょっと1万円、遊ぶぐらいで。

(東野幸治)一緒よ。俺もそこまでせえへんけども。やるとしても、それぐらいよ。それが、なんで?

(斎藤司)だからたまたま、ネットで買えるっていうのを知ってしまったっていうのと、あとコロナで仕事がなくて家にいる時に、たまたま奥さんも一緒にやってしまったんですよね。その時、みんなでちょっと遊びでやり始めたら……。

(東野幸治)それ、最初はいくら賭けるの?

(斎藤司)僕は全然本当にもう、全部で1万とか。そんなもんなんですけど。とにかくうちの妻が強運の持ち主というか。一番最初に川崎競馬場に行ったんですよ。コロナの直前に。いわゆる、地方競馬でですよね。そこに行くのが僕、M-1の予選以来、初めてだったんで。で、出てる馬ももちろん全然知らないですし。それで僕は全然、その日は1万5000円ぐらい負けたんですけど。妻が1レースだけやった変なレースの、28倍ぐらいのサツマキリコっていう馬がいるんすけど。奥さんが「よっしゃ!」みたいな感じで言いだして。それに、1万円賭けていたんですよ。だから奥さん、28万円ぐらい勝ったんですよ。

(東野幸治)ええことやん。

(斎藤司)そう。それを見ていたら、「あれ? 勝てるんだ」って思うじゃないですか。

(東野幸治)いやいや……(笑)。えっ、嫁のせい?

(斎藤司)とどのつまりは。嫁が僕の横で成功体験をずっと見せ続けるから。

妻が勝つのを見て自分もできると思った

(東野幸治)ああ、旦那は1万5000円負けるけど、嫁は28万勝つ。「勝つんや」って?(笑)。

(斎藤司)「勝つんだ」ってなって。「じゃあ、俺も張った方がいいな」ってなって。そこから張りだしたっていう。

(東野幸治)じゃあ馬券、嫁と一緒に買うの? それか、1人で買いだすの?

(斎藤司)最初は奥さんも一緒にいる時に……でも、奥さんは正直、そんな連発しないんですよ。たまに買うぐらいで。

(東野幸治)だから旦那がやってるから、たまに。ちょっと洗い物が終わって。「次、レースなに? じゃあ名前、これが気に入ったからこれに1万」とかっていうことやん?

(斎藤司)そうです。そうです。

(東野幸治)でも、ずっとやって?

(斎藤司)僕はその時、ずっとやっていて。

(東野幸治)コロナ禍で。地方やから、土日以外も?

(斎藤司)土日以外もやってたんですよ。そうなんです。

(東野幸治)で、1万、1万、1万……って。それが2万になって。

(斎藤司)2万、3万ってなって。だんだん1レースに10万賭けるぐらいになっちゃって。そんな時に……僕、Twitterで人の予想とかをすごい見るんですけど。いわゆる競馬の予想をしてる人って、めちゃくちゃいっぱいいるんですよ。で、その人たちが当たり馬券みたいなのを見せるじゃないですか。スクショとかで。それが、10万とか賭けて150万になったりするっていう馬券を……。

(東野幸治)そんなん、あんの?

(斎藤司)まあ、それはシンプルに15倍ですからね。そういうのを見ちゃうと「ああ、10万賭けたら100万円になるんだ」って僕は思うわけですよ。

(東野幸治)いやいや、当たればね(笑)。

(斎藤司)当たれば。

(東野幸治)100万賭けたら、1500万になるから。

(斎藤司)そうなんですよ。俺はそれに気づいて。

(東野幸治)いや、気づいてないよ(笑)。はっきりしたんや。「ああ、そうや!」って。

(斎藤司)そうなんです。1000円とかだと1万5000円にしかならないけど。

(東野幸治)1万やったら?

(斎藤司)15万。

(東野幸治)10万やったら?

(斎藤司)150万だ!って思って。それに気づいたんですよ。本当に。それに気づいたんです。僕はようやく。それから……。

(東野幸治)やっと出会ったんや(笑)。

(斎藤司)やっと出会って。それから上がっていったという感じですね。

大きく張れば大きく勝てる?

(東野幸治)で、張っていった。ほんで、たとえば漫才出番。3回出番があったら、その番組で見た時けども。どういうあれで?

(斎藤司)まず、ルミネで3ステあるんですけども。ルミネ到着前ぐらいで……競馬は朝の9時50分からやってるんで。で、ルミネの一発目の出番が11時ぐらいですから。

(東野幸治)なんぼ張るの?

(斎藤司)その1時間ぐらいの間に、既に4レースぐらいあるんですね。だから僕、最初は本当に遊びで5000円とかでやるんですけど。それが4レース目になると平気で5万とかになっているわけです。1賭けが。だから1ステ目の前にすでに……。

(東野幸治)15万ぐらい?

(斎藤司)20万ぐらい。

(東野幸治)20万負けて、舞台に出ます。どうなの? 受けは。

(斎藤司)まあ、片耳があんまり聞こえないぐらいの。

(東野幸治)フハハハハハハハハッ!

(東野幸治)まあ、「笑ってるな」とか「笑ってないな」とか。

(斎藤司)でもまあ、ポイント、ポイントでは受けるし。別に迷惑もかけてないし。

(東野幸治)で、「もうええわ」ってはけてきて。ほんで?

(斎藤司)はけてきて。で、「よし、さっきのを取り返さないと」って。それでちょいちょいやるんですよね。

(東野幸治)それは、なんぼぐらい賭けるの?

(斎藤司)これも平気で……負けが20万ですから。当然、1万とかじゃ戻さない。だからもう5万がデフォルトになってくるわけですよね。5万、10万……って賭けて。で、これでちょっと取り返して。なんとか10万負けまで行くわけですよ。

(東野幸治)なるほど。で、2回目の舞台はどうなの?

(斎藤司)ちょっと右の聴覚が戻ってきて。割と復調の兆しを見せているぞって。

(東野幸治)機嫌よう舞台をやって。ほんで「もうええわ」ってはけていって。

(斎藤司)ここから大変なのが2ステ目と3ステ目の間っていうのは、いわゆるメインの競争がある時間なんで。いわゆるG1とかG2とか。そこに私は厚めに張りたいわけですよ。で、その前後っていうのは傾向として荒れる傾向にあって。僕の一番いけないところは一番人気ばっかりに賭けちゃうんですよ。それで、連発でどんどん荒れて、荒れて。メインも張って、張って。最終的に3ステ目に出る前に70万負けの状態になっていて。

(東野幸治)人って70万負けたら、どんな感じになるの?(笑)。

(斎藤司)もう何も聞こえないし、何も見えないし。受けようが、滑ろうが、もう真顔でずっとしゃべってる感じで。受けても何にも感じないですし。

(東野幸治)それで「もうええわ」ってはけて。で、帰ったらもうレースはやってないやん?

(斎藤司)でも、地方が始まっちゃうわけですよ。地方競馬。

(東野幸治)えっ、70万から、またさらに? ほんで?

(斎藤司)でも、「地方はまずい」というのは何となく、本能的にわかってきて。で、そこから3万円ぐらい取り返して、フィニッシュみたいな(笑)。

(東野幸治)67万負けて、家に帰るの?

(斎藤司)家に帰った日はありますよ。1回だけ。

(東野幸治)それは奥さんに言えるの?

(斎藤司)いや、あの時は言わなかったです。

(東野幸治)さすがに言われへんよね?

(斎藤司)さすがに言えないです。やっぱり。

(東野幸治)それでそういうのを……まあ勝つ日、負ける日ってあるけど。どれぐらい、続けているの? コロナの間から、ずっと続いているの?

(斎藤司)そうですね。結果的に続けてましたね。

「裏粗品」と呼ばれるようになる

(東野幸治)ほんで、だからたかしから「裏粗品」とまで言われていて。要は、粗品くんはそれを公にして、ネタにしたり、YouTubeで言うたりとか。そういうのを、まあ言うたらギャンブラー、芸人やとかいうキャラクターでやってるやん? これ、面白いのが裏粗品やん? 誰も知らんし。粗品だけにそれを言うんやろ? 粗品とどんな会話すんの?

(斎藤司)まず当時、とにかく粗品の予想は当たらないっていうので有名だったので。まず、粗品がYouTubeを上げる前に、粗品の予想を聞くんですよ。「何を買うの?」みたいな。で、それを聞いて、僕はそれを外して買うんですけど。でも競馬って、予想じゃないんですよ。最終的には、買い方なんですよ。だから僕は、買い方がべらぼうに下手くそなんですよ。

(東野幸治)一番人気?

(斎藤司)一番人気とか。あと粗品が二番人気とか三番人気とかを指名して。それを外したところで……でも僕、その組み合わせが下手くそなんで。結局、粗品のを外したのでさらに外すんです。僕は。二重構造で。

(東野幸治)それで負けて。粗品とは、どういう会話すんの? 負けた者同士とかは。

(斎藤司)だから負けた後はもう、お互いに会わないんで。僕は粗品のYouTube見ながら「ああ、外してるな」っていうのを確認して、それで終わりです。はい。

(東野幸治)いや、だから……(笑)。何も生み出してないやん? 極端に言うたら。何のプラスにもなってないし。イベントを開くわけでもない。G1とか、そのキャラづけじゃなくて。ただ静かに負けて、静かに家に帰る。

(斎藤司)そうです、そうです。

(東野幸治)ほんでお風呂に入るし、別に奥さんにも言えへんし。

(斎藤司)言えないし。モヤモヤして「俺、何やってるんだろうな」って思って。でも、寝たら治るんで。

(東野幸治)フハハハハハハハハッ! ほんで、貯金とかも減っていくの?

(斎藤司)いや、そりゃめちゃくちゃ減りましたよ。

(東野幸治)それで今は完全にやめたの?

(斎藤司)やめました。本当にだから、やったとしても……1万とかはやったりはしてたんですけど。もうさすがに、本当に才能がないっていうのがわかっちゃったんで。

(東野幸治)なんぼ負けたの?

(斎藤司)あちこちオードリーの前では「1000万」って言っていましたけども。正直、もっと行ってますね。

(東野幸治)おおう……。なんでちょっとオードリーの時は少なめに言ったの?

(斎藤司)やっぱりその、100%ニュースになるなって思ったから。

(東野幸治)フハハハハハハハハッ!

(斎藤司)やっぱり私もメディアコントロールしないと。さすがに。

(東野幸治)ディフェンスしとかんと(笑)。どう? 1000万負けたら、人ってどうなんの?

(斎藤司)まあ、言うても2、3年かけてのことなんで。

(東野幸治)2、3年で1000万円。

(斎藤司)そうですね。だからみんな、ギャンブルをやる人からすると別に驚かれる値段ではないんですけども。

(東野幸治)そうやね。だって流れ星のちゅうえい。あれはパチンコなのよ。だからもう自分たちとか、事務所のライブとかで出番が終わったらパチンコ屋へ行って。で、ライブのエンディングの時間、行こうと思うけども。「もうええか」って行けへんかったりするっていう。で、聞いたのよ。「どのぐらい負けたの?」って。あんまり言えへんけど。聞いたら、「M-1みたいな大会の優勝賞金ぐらい負けてますよ」って。で、奥さんには「もうしない」って言って……たぶん、こっそりしてるのよ。一緒でしょ?

(斎藤司)一緒です。でも昔です。今も本当にやってないんすよ。なんでかっていうと、今はもう妻が才能があるっていうのを知ってるんで。妻に託してるんですよ。そっちの方が気楽だし。

(東野幸治)妻は怒らへんかったの? 1000万ぐらい負けているってことに対して。

(斎藤司)いや、怒るというか、呆れているというか。何回も僕が嘘ついて、競馬してたんで。何回も……本当に、浮気を隠すかのごとく競馬をしてたという。それを全部隠したりしていたんですけども。で、やっぱり妻がもう、テクノロジーの鬼なんで。

(東野幸治)いやいや(笑)。っていうか、わかるやん? 通帳の残高とかさ。

(斎藤司)そうなんですよ。

(東野幸治)こんなこと言ったら失礼やけども。俺の知っている斎藤さん。トレンディエンジェルがバッと出ていく時、全身全部、ハイブランド。帽子とか服とか靴とか。めちゃめちゃ高いので。「すごいな! そんなの……」とか言うてたけど。今日、もうみすぼらしいで?(笑)。

(斎藤司)フハハハハハハハハッ!

もうハイブランドは着てない

(東野幸治)当時、すごかったやろ? めちゃくちゃハイブランドで。

(斎藤司)恥ずかしながら、当時は着ていましたね。

(東野幸治)ええねん。芸人さんやし、芸能人やから着た方がええけど。競馬とか、ギャンブルと出会ったからさ。

(斎藤司)そうですね。負けて。ルミネで70万負けた日も、どんどん帽子が取られていって。どんどんハイブランドがファストファッションになり。

(東野幸治)それは服、売ったりするの?

(斎藤司)売ったものもありますよ。革ジャンとかも。

(東野幸治)フハハハハハハハハッ!

(斎藤司)支払いがちょっと足りなくて、革ジャンを売ったみたいな時はありましたね。

(東野幸治)その、カード会社からつまむことはないんでしょう?

(斎藤司)それはないです。

(東野幸治)自分の貯金が減っていくだけで。もう、ギリギリで終わった? 「ええ勉強をさせてもらった」って。

(斎藤司)もう本当、そうです。その通りです。

<書き起こしおわり>

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