田中みな実とDJ松永　知らないうちに身についた生活のこだわりを語る

（田中みな実）ほう。

（DJ松永）なんかもうこれ以上……「これ以上」っていうか別に俺、できないこともめちゃくちゃ多いわけですけど。時間があるからっていうので新しいものを身につけたりしても……。

（田中みな実）ああ、たとえば料理ができるようになったりとか。

（DJ松永）「そんな風にしていたら、どんどん付き合えなくなるぞ」って言われちゃって。

（田中みな実）ああ、それはそうだと思います。「何でも1人でできちゃうから私、必要ないじゃん。むしろ、重荷じゃん」って思っちゃうことはあると思います。

（DJ松永）だからこれ、ちょっと考えものだなって思いましたね。

（田中みな実）あと、趣味が多すぎる人とかも……ほら。今日はスキューバに行って、仲間と一緒に釣りに行って、とか。そういうタイプの人とかって「お一人で生きていて幸せそうですね」みたいな。

（DJ松永）たしかに。こっちに介入する必要、なさそうだな、みたいな。

（田中みな実）そうそう。それに対して、こちらが「一緒に行きたい」とかって言うことでしか共存できないじゃん？　それはつらいじゃん？

（DJ松永）つらい。

（田中みな実）で、逆になんかさ、一緒にいることで向こうの趣味を制限したくもないしさ。

（DJ松永）たしかにね。それは嫌ですね。

（田中みな実）だからそれがやっぱり歳を重ねてきて、私もね、本当にアラフォーっていう年齢になって、どんどん自分の……自分ではこだわりと思ってないところのこだわりが増えていってしまっているから。だから自分の心地いい生活習慣みたいなものがもう完全にルーティン化されすぎていて。

（DJ松永）いや、わかるわー。バチバチにできてきちゃいますよね？　家がどんどんバチバチにできてくるなって思うもん。

（田中みな実）そう！　でもこれ、自分で気づいてないじゃない？

（DJ松永）気づいてない！

（田中みな実）私は「別にこだわりじゃないよ？　こうやって生きてるだけだよ」って言うんだけど。

（DJ松永）まさか武田になるとは！

（田中みな実）いやいや、呼び捨てはやめて？

（DJ松永）武田さんになるとは（笑）。でも、たしかに気づかないうちになっていきますよね。