オードリーのお二人が2024年12月28日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中でM-1グランプリ2024を振り返り。情報をシャットダウンして敗者復活からネタバレなしで視聴できたという春日さんが初審査員を務める若林さんの審査っぷりを話していました。
(若林正恭)実際、どうでした? 私の……なんで俺が聞かなきゃいけないんだよ?
(春日俊彰)あのね、本当にね、最初でもう、私は安心した。
(若林正恭)なんか偉そうだな。偉そうなことを言う雰囲気がするな。
(春日俊彰)出てくるところで、もうその感じ……面構えとか。「ああ、今日はもう大丈夫な日だな」って思った。
(若林正恭)お前、何を不安視してるんだよ?
「ああ、今日はもう大丈夫な日だな」
(春日俊彰)いや、言っていたじゃん。先週もさ。まず出方。あそこの「どうですか? 初めての審査員は」って言われた時の一言。あれのだから、球の球種が難しいっていう。なんか邪魔にならないように「自分、自分」じゃないように……主役はね、出てくるコンビのものだから。そこの加減が難しいみたいなことを言っていたけど、よかったね。ちょどいい……「はじめてM-1を全部、見る」みたいな。そこで、だからその最初に出てきたところで「ああ、大丈夫だ」と思ったけど。その最初のコメントでもう確信に変わった。「ああ、今日はもう大丈夫だ。何を言っても……」って。
(若林正恭)夜、1人で?
(春日俊彰)1人で、夜中に。
(若林正恭)ハイボールを飲んで?
(春日俊彰)ハイボール飲みながら(笑)。
(若林正恭)ハイボール飲んでるから、最後の方で朦朧とするんだろう?(笑)。
(春日俊彰)やっぱり面白いから、進んじゃうんだよね(笑)。
(若林正恭)腹が立つな。お前があの時間にハイボールを飲みながら俺を見てると思うと。
(春日俊彰)申し訳ない。もうスポーツ観戦と一緒だからさ。私の中で。あの時間、最高だったけどね。
M-1審査員の難しさ
(若林正恭)でもさ、やっぱりさ、なんていうのかな? 漫才を見て……皆さん、そうだと思うけどさ。「面白かったな」ってもちろん思って。それでさ、漫才を見て10個ぐらいのことをきっと、思うでしょう? それでまず点数でさ、1回グン!って脳を回すじゃない? あの時間で。グン!って回して、その時はもう点数に集中してるから。で、点数を入れて、出て、コメントの時にその頭の中にある10枚ぐらいのカードを……それで審査員のもう9人も長くしゃべったら、「いや、もういいって」っていう風になるじゃん? 長すぎたら。
(春日俊彰)まあ、そうだね。またそのスタジオの感じも変わってきちゃったら申し訳ないしね。
(若林正恭)そう。漫才が見たいわけだから。審査員は脇役なわけだから。それが9人いるとね、後ろの方になるとどんどん言うことがなくなってくるのよ(笑)。
(春日俊彰)そうだね。最初の方に当てられたらね、いくらでも言える材料はあるだろうけど。
(若林正恭)そう。だからそこで、どのカードで分かりやすくちょっとでも力になれるかが実力なんだろうけどさ。9人はそれがあるよね。うん。
(春日俊彰)そうだよね。当てるなら、最初の方に当ててくれっていう風になるよね(笑)。
(若林正恭)だから1回、9人ではけて、たまりで15分ぐらいしゃべってからコメントしたいよね(笑)。
(春日俊彰)そうだよね。言っても審査で点数を入れる時間なんてもう本当に数分……。
(若林正恭)1分はないね。全然、1分はないと思う。たぶん。
(春日俊彰)それもだから、兼ね合いもあるだろうしね。コンビの順番が進んでいくと。「あそこのコンビで何点をつけたから」とか。
(若林正恭)いや、漫才好きとしてまず……自分たちも出ていたからあれだけども。点数をつけるっていうことがなんかさ、なんか……嫌じゃん? 言ったら漫才に。「人間に点数をつける」みたいなことだから。それをあの秒数で……だから俺らが敗者復活に出た時もそういう思いで審査員の方がやってくださっていたんだなっていうのは年を取ると思うよな。やっぱり。
(春日俊彰)でも、それもよかったけどね。若林さんのコメントもね。
(若林正恭)ああ、そう?
「若林さん、そうなのよ!」(春日)
(春日俊彰)「そう! そう、そう、そう!」って思いながら見てたもんね。「そうなんだよ! 若林さん! そうなのよ!」って。
(若林正恭)もう酔っているな(笑)。
(春日俊彰)もう言葉にならない……。
(若林正恭)敗者復活から飲んでるからな(笑)。
(春日俊彰)敗者復活も楽しかったよ、本当に。フルで見るとM-1って面白いね(笑)。
(若林正恭)いや、そりゃ面白いよ。あんだけのコンテンツなんだから。
(春日俊彰)「おお、マユリカ行くか!」みたいなところから楽しんでいるから。
(若林正恭)そういえば「マサヤス・ワカバヤシ」が長いっていう風に先週、言っていたけどさ。「オードリーワカバヤシ」になっていたな。あれ、急遽変えたんじゃないか?(笑)。
(春日俊彰)ラジオを聞いて?(笑)。いや、そんなことしないでしょう?(笑)。
(若林正恭)「マサ」でいいんだけどって言ってたもんな(笑)。
(春日俊彰)そうだね。あれもよかったね。だからね、その「なんだろうな」と思ったことをちゃんと言葉にしてくれてさ。「そうそうそう!」って。それでやっぱりハイボールも進んでさ。だから酔わされたよ。若林さんに私は(笑)。
相方の審査ぶりを見ながらハイボールをグイグイ飲んでしまったという春日さん、すごく幸せそうでいいですねー(笑)。初めて審査員を務める若林さんの大変さも垣間見えてきて、とても興味深いトークでした。前週、心配していた「マサヤス・ワカバヤシ」が長すぎる問題も無事解決していたみたいでなによりです!