東野幸治さんが2024年6月26日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で『響け! ユーフォニアム3』最終回直前の第12話、アニメオリジナルの超絶展開について話していました。
(東野幸治)『アンメット』に集中してて、今期アニメって『怪獣8号』とか『ガールズバンドクライ』、『ファブル』とか、同時並行で……あと『響け!ユーフォニアム』を同時並行で見てたんですけど。この間の『響け!ユーフォニアム』シーズン3、第12話がめちゃくちゃよかって! もう、感動していろいろ言いたいけど。ネットでいろいろ調べて。誰か「『響け!ユーフォニアム』がいい」って言ってる人、いないかな?って思ったら、1人だけ芸人でいてて。それが爆笑問題の太田さんやから、ちょっと恥ずかしいから、引っ込めてんねんけど(笑)。
(渡辺あつむ)いやいや、「恥ずかしい」って……。
(東野幸治)いや、なんか自分を制御できへん人間みたいに思われたら嫌やなと思って(笑)。
(渡辺あつむ)それは、暗に?
「爆笑問題・太田さんと同じは恥ずかしい」(東野)
(東野幸治)いや、めちゃくちゃ面白い。ずっと『響け!ユーフォニアム』を1、2と見てて。それ、知らない方に一応、言いますと。京都の北宇治高校の吹奏楽部の物語で。中3の時に全国大会を目指してたけど、結局無理だった。ほんで、言うたら一生懸命やったけど、無理やった。で、終わるけど……「隣の女の子がもう号泣してた。私、これぐらい情熱あったかな?」とか思いながら北宇治高校に入っていく。その黄前さんっていう女の子が。そしたら吹奏楽部に入ろうか、入るまいかって迷っていたけども、結局入った。
そこで高坂さんっていうトランペットの女の子と出会って。ともにユーフォニアムっていう楽器……ボーボー、ボーボーって低音やけども。その楽器を担当しながら、言うたら吹奏楽部のいろんなメンバーに刺激を受けながら、3年間の高校生活で吹奏楽に夢中になっていくっていうので。シーズン1がめちゃめちゃよかって。シーズン2もよかったけど、それは2年生の話で、ちょっと自分の中ではクールダウンして。「そういえばシーズン3、やるねんな」と思って今期、ずっと見てて。で、今期は部長になるんですよ。当然のように、黄前久美子さんが部長になって。
で、たくさんの吹奏楽のメンバーに向かって「全国大会、金を取るのを目標にして、北宇治は実力主義的でやっていきます!」っていう風にやる話がゆっくりゆっくり、進行していく。その中で、4月に新しい転校生が入ってくるのよ。黒江さんっていう、近くにたぶん関西の有名な吹奏楽の名門のところからユーフォニアムの演奏が担当の子が入ってくるのよ。ほんで、なんか一瞬、変なザワッとしたのがあって。どうやら聞くと、その前の学校で大会に向けてオーディションするとか。あと「ソリ」って言うてソロパート。いろんな楽器のソロパート。ユーフォニアムは3人とか2人とか、コンクールの時に選ばれるんやけど、でもその演奏の中でソロパートみたいなのがあって。それ、花形じゃないですか。
今まではずっと高坂さんと黄前さんがトランペットとユーフォニアムで選ばれてて。その2人はなんか恋愛感情にも似た友情みたいなんがずっと、脈々とある中で「高3の最後は2人で吹きたいね。演奏したいね」みたいなのが物語のベースとして、ある。で、黄前さんはキャプテンになる。実力主義でやっていく。で、その近くの高校から実力派の子が転校してくる。その子は前の学校でその人間関係をこじらせて。「もう、そんなのはしたくない。だから同じユーフォニアムの楽器やけど。私がソリとか選ばれたら困る」っていうのをちょいちょい言うてくるやつなんですよ。「いや、そんなことはない。実力主義だから」みたいなんがあって、まず関西大会で実力主義でいく。「全国で金を取るには実力主義だ」っていうのでメンバー発表の時、まさかまさか、ソリの座をその転校生に奪われるんすよ。黄前さんは。
でも別に、モヤモヤはするけれども、キャプテンとして立場もあるし。吹奏楽のメンバーがふわふわする中、冷静さを保ちながら。心の奥底をあまり見せずにずっと進行していって。いよいよ合宿が終わって、最後の全国の大会。「金を取れるか?」っていう最後の大会のソリのメンバーを選ぶっていうのが第12話なんですけど……めちゃくちゃよかって! 「いや、これは最高やな!」と思って。で、いろいろ調べたら、この春のアニメの満足度ランキング1位が『響け!ユーフォニアム』シーズン3っていう。だからぜひぜひ、これを見てほしいと思うし。今、全部をしゃべってもええかなと思ったけど……「あかんな」と思って(笑)。
(渡辺あつむ)あかんです。
(東野幸治)あかんよね? 絶対あかんよね?(笑)。
(渡辺あつむ)あかん。痛いです、痛いです。
(東野幸治)痛いよね? めちゃくちゃしゃべりたいのよ。今。これ、どうしたらええの?
(渡辺あつむ)だから太田さんのこと、悪口を言うてましたけど、超えてます。
(東野幸治)太田さん、どうしゃべってんねやろう? めちゃくちゃいいけど、あんまり世の中的にとか、なんか芸人さんも誰も騒いでないんですよ。「あれ、これ俺だけなんかな? こんな感動してるの?」って。めちゃくちゃよかったんで、第12話。で、次週がいよいよ最終回なんです。俺、どういうつもりで最終回を見たらいいのか?っていう(笑)。
(渡辺あつむ)なんや、それ?(笑)。
(東野幸治)「俺、これ、12話を見てもうたから来週、どんな気持ちで最終回を見たらええんかな?」って。
(渡辺あつむ)なんですと? 太田さんと相談したらいいですよ。
「来週、どんな気持ちで最終回を見たらええんかな?」(東野)
(東野幸治)太田さんと(笑)。いや、だから誰と……で、どうやら調べていくと、原作とちょっと違うって言うてたの。俺、原作を知らんから。だからぜひぜひ、見てほしい。『響け!ユーフォニアム』でございますけれども。どういう風にしたら伝わるのかな? 僕の腕じゃ、ここまででした(笑)。これ以上、言うたらネタばらしなるしなと思って。そうですよね。
だから……あかん。言われへんな。一方で、進学の話も。悩みも……ここから行ったろ。ええとね、高校3年生やから、吹奏楽もせなあかんけど、進学。それぞれの進学、進路の話にもなってくるの。忙しい最中に。で、キャプテンやから、なんか進路も後回し。「とにかく全国大会で金や!」言うてる。でもメンバーはそれぞれ、「私はこうする」「私はこうする」「私は大学で」「私はもうやめる」とか。それぞれの中で「久美子、どうするの?」って親友から言われて。「私、まだ考えてない」。家族にもいろいろ言わる。「どうする? どうする?」っていう。その悩みの中、ひとつの決断を下す。
ほんで、オーディションが行われる。先生が発表する。吹奏楽部の部員のみんながざわざわする。ほんで、次の展開へ行く。次の展開に行ったら、まさかの次の展開。ほんでその後に、もうすごいシーンが待ってるっていう……無理でした。
(渡辺あつむ)フハハハハハハハハッ!
(東野幸治)難しい! 難しいわ。
(渡辺あつむ)いや、チャレンジせんでもええんですよ?
(東野幸治)しゃべりたいんですよ(笑)。
<書き起こしおわり>