星野源『響け!ユーフォニアム3』での『恋』演奏シーンの驚きと喜びを語る

星野源『響け!ユーフォニアム3』での『恋』演奏シーンの驚きと喜びを語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2024年4月9日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でアニメ『響け!ユーフォニアム』シーズン3についてトーク。初回の新歓シーンで自身の楽曲『恋』が演奏されていたことについて、その驚きと喜びを話していました。

(星野源)さあ、ここで1曲、お送りしましょうね。『響け!ユーフォニアム』っていうアニメがありまして。今、NHK Eテレでシーズン3がこの前、放送開始になったんですけども。僕はそのアニメが非常に好きで。以前も見ていて。前もね、このラジオでお話をしたことあったと思うんですけど。それを見てたんですよ。で、吹奏楽部の話で、たくさんいろんな楽曲を演奏するシーンがあったり。その音も含めてすごく好きで。それの主人公の3年生編というのが始まったんですね。

で、普通に見ていたんですよ。そしたら、とあるシーンで……新歓。いわゆる1年生が入ってきて、新入生歓迎みたいな感じ。「部活に入ってね」みたいなので演奏をするシーンがあったんですよ。そこで、急に流れてきたのが僕の『恋』だったんですよ。「テーレレレレレー、レー♪」ってイントロが流れてきて。それで俺、それを知らなくてさ。めちゃくちゃびっくりしちゃって。なんか……もちろん嬉しいかったし。ものすごく不思議な気持ちになったんですよ。

ものすごく不思議な気持ちになった

(星野源)なんか、本当はもう、曲をかけたいんだけども。ちょっと一瞬、話してもいいですか? なんかね、ずっと見てた物語の中に自分の曲が入るっていうのもあるし。あと、いろんなことを考えました。それで、アニメの世界……もちろん、その原作の小説があるものですけれども。アニメの世界っていうものが虚構ではあるんだけれども、そこに自分が作った歌。自分が考えたイントロのメロディーっていうものがその物語の中からバーン!って鳴ることによって、その物語と自分の実世界みたいなのがブワーッて繋がる瞬間があったんですよ。

それで、もちろん物語は物語なんだけど。普段からやっぱり「(作品のキャラクターたちが)どこかにいるんじゃないかな」って思うような作品っていうか。そういう気持ちにさせてくれるような作品って、どうしても好きになっちゃうし。「今、あの人たち、どうしてるかな?」とか「あいつ、何してるかな?」みたいなことを思っちゃうような作品って、たまにあるんですよね。それは、アニメでもあるし、小説でもあるし、ドラマでも映画でもあるんだけど。「今、何してるかな?」みたいな。そういうのは感じるんだけど。それが、自分の中から完全に出てきたものがその画面からバーンと出てきたことによって。しかも、その新歓というもの。それを聞いて、新入生が「部活に入ろうかな」って思って、また物語が進んでいくわけじゃないですか。そこに自分の曲が鳴るっていうのが非常に嬉しかったし、ありがたかったし。

かつ、なんか本当に、いわゆる現実的なあの自分がいる世界のこと。いろんなことを思って。なんかそれが全部ブワーッて繋がって。たぶん、この感覚を体験してる人ってあんまりいないと思うんだけど。あのね、ものすごい不思議な気持ちっていうか、新しい感情になりましたね。ものすごく嬉しかったですね。なのでぜひ……たぶん見逃し配信とかね、今はNHKプラスとかでやってるんですけど。たぶん、いろんなプラットフォームで出ていくと思うので、ぜひ皆さん、見てください。

イントロね、ちょっとしたところしか流れはしないんだけど。それでもすごく、なんかね、「ああ、大事に演奏してくれてるな」っていう感じが勝手に僕にはあって。勝手にですけどね。そんな感じがして、嬉しかったのでぜひ見てください。それではその原曲を聞いてみましょう。星野源で『恋』。

星野源『恋』

<書き起こしおわり>

星野源『響け!ユーフォニアム』を語る
星野源さんが2021年3月16日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でアニメ『響け!ユーフォニアム』について話していました。
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