渡辺志保とDJ YANATAKE『POP YOURS 2024』を振り返る

渡辺志保とDJ YANATAKE『POP YOURS 2024』を振り返る INSIDE OUT

渡辺志保さんとDJ YANATAKEさんが2024年5月20日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中で『POP YOURS 2024』を振り返っていました。

(渡辺志保)それで、翌朝の土曜日。ちょっといつもよりも遅く起きて、幕張に向かいましたね。我々、黒川家は。で、うちのね、夫のクロちゃんはちょっと一足先にアーティストさんと一緒に現地入りして。で、私は息子と一緒に電車を乗り継ぎ、乗り継ぎ、幕張メッセというか、海浜幕張まで行って。で、『POP YOURS』を見に行きましたね。で、『POP YOURS』は今年で3回目の開催で。日本最大級の国内ヒップホップフェスということですけれども。

非常に光栄なことに第1回目と第2回目は私が司会者としてステージに立たせていただいたんですよ。で、昨年はKick a ShowくんとZEN-LA-ROCKさんと一緒で。そのさらに前年はDJのCHARIくんとZEN-LA-ROCKさんと一緒だったんだけど。今年はYENTOWNをDJでもあるMARZYくんと、あとモデルとしてもアーティストとしても活動してるSAKURAちゃんのお二人が司会ということで。

まあたぶんっていうか、本当にさ、私とゼンラさんが司会してた時って、アーティストはみんな若いのに司会者がすごい出演者の平均年齢を上げてるみたいな感じが私もすごいしていたのでちょっと、なんか申し訳ないなっていう気持ちもあったんですけど。今年はSAKURAちゃんとMARZYくんで。で、私は本当に普通にただ、プラーッと遊びに行って。「どんな感じ?」みたいな感じで現地に赴くという本当に一番、なんて言うんですかね? 「何しに来たんだろう?」って思われるような感じの参加の仕方だったんですけれども、海浜幕張まで行って。で、数時間滞在しまして現地の雰囲気、現場の雰囲気を思う存分楽しんで帰路についたっていう感じなんですけれども。

で、これまた例年に漏れず今年も土曜日、日曜日の両日、2日間ともにYouTubeで生配信をしてらっしゃいましたので、そちらで楽しんだという方もたくさんいるんじゃないでしょうか。私も日曜日は現地に行かなかったので、初めて生配信で、お家でテレビでYouTubeをつけながら楽しんだんですけど。生配信ってやっぱり、めっちゃそれはそれでいいですね。家のソファーで寝っ転びながらElle TeresaちゃんとかralphくんとかTohjiくんとかを見ることができて、すごく贅沢だなとか思いながら見てました。

皆さんもご覧になっていらっしゃいましたでしょうかっていう感じだけど。でも、やっぱりすごい、その圧倒的に若いアーティストさんが出るのが『POP YOURS』というフェスですけれども。やっぱりその若者のエネルギーっていうか。「俺たち、私たちは前に進むんだ!」みたいな、すごいポジティブなエネルギーがめちゃくちゃ満ちあふれていて、そういうところにもいちいち感動したし。

で、これは毎年、1回目から感じてることなんだけど。かつ、ちょっと内輪の話なので来ているお客さんとはまた別なんですけれども。『POP YOURS』って本当になんかバックステージもすごいいい雰囲気で。で、喫煙所のスペース兼、休憩所みたいなスペースがあるんですけど。それも屋外なんですよね。屋根のついている屋外のスペースがそういう開放的な空間になっていて。で、2日目は今回、ちょっと天気が悪かったですけれども。初日はめちゃめちゃ、真夏かな?っていうぐらいの気候でもありましたし。めっちゃ開放感があって。青い空、そしてはじける笑顔の若者たちみたいな感じで。みんな、本当にピースなの。バックステージもすごいピースなんですよ。

それでみんなで、「おお、久しぶり! チェイー!」みたいな感じだったりして。毎年、いい雰囲気だけど今年もやっぱりすげえいい雰囲気だなとか思って。でもそういうのがやっぱり出るんだろうな、みたいな。アーティストの方のそういうリラックスみたいな。みんな、「私が一番かます!」っていうメラメラした気持ちはもちろんあるけれども。結構ね、そのステージの裏側はそういうピースな雰囲気が満ち満ちていて。なんかそういうのも『POP YOURS』らしくていいのかなと思ったりしましたね。

(DJ YANATAKE)3回目で、なんか徐々に会場の熱が上がってるみたいな感じはしました?

(渡辺志保)ああ、そうですね。で、なんか3回目は私もなんていうか、別に隅々まで全てをチェックしましたって感じではないけど。なんかスタッフさんも出演者の皆さん、関係者の皆さん、あとはお客さんもやっぱりその『POP YOURS』に慣れてきてるのかな、みたいなのはなんか、感じました。1回目はまだ、ちょっとコロナの名残りもあって。声出し禁止とか、みんなもちょっと探り探りで。やる方も見る方も探り探りって感じだったけど。そういう感じがしを私は受けていたんですけど。

今年はね、なんか完全にみんな、その楽しみ方を心得てますみたいな。そういう雰囲気はあったかな? で、私が『POP YOURS』、すごく観客として行って非常にありがたいなって思うのは、座るスペースが結構いっぱいあるんですよね。なんか、何段にも……なんていうの? 配信で映ってるステージがバーンってあって、客席、アリーナががこうあって。なんかブワーッて広がっているその奥に壁があって。お客さんがこう回遊できるスペース……飲食のブースが並んだり、グッズのブースが並んだりしてるところに結構、何段にも組まれたベンチみたいなスペースがあって。そこに座ることもできて。で、エスカレーターで上の2階のコンコースに行くと、人工芝が敷いてあって。そこで自由に寝っ転がったり、お弁当を食べたりできるスペースがあるんですよ。

(DJ YANATAKE)へー! 他のフェスだと、あんまりそこまではないよね。

(渡辺志保)たぶん、ないですよね。私もあんまり音楽フェス、行かないからちょっと比較対象があんまりなくて申し訳ないんですけど。なので人工芝に寝っ転がって。そこにコーヒーのブースもあるし、充電スペースもかなりたっぷりあるし。あと女性には特に嬉しいけど、お化粧直しブース、メイクブースとかもあって。なんか、そういうところも非常にいいんですよ。で、ちょっと全体的なそのお客さんの回遊がどうだったかとか、そういうところまでちょっと私は分かりえないんですけれども。なんか、そういうのも含めて居心地いいなって感じで。で、私は夫と、あと本当は公式には子供は入場不可なんですけれども。本当に本当にちょっと迷惑をかけつつ、子供も一緒に行ったんですよね。4歳の男の子なんだけど。

で、子供がその人工芝のエリアをすごい気に入っちゃって。そこで、持ってきたロボットとかで遊んでいて。で、隣にいたカップルに「お姉さん、誰を見に来たんですか?」って私から話しかけたんですよ。そしたら「ピーナッツくんです!」って女の子が即答して。それも『POP YOURS』らしいなと思って(笑)。で、そしたら彼氏みたいな男の子の方が「いや、お前、LANAって言えよ! LANA、見に来たんだろ?」とか言っていて。「ああ、LANAちゃんも見に来ました」みたいな感じで(笑)。

なんかそういう、和やかな雰囲気で『POP YOURS』を楽しみましたね。でも本当、やっぱりすごいなと思ったけど。Red Eyeくんも来年の2月に武道館ワンマンやますっていうことを発表して。しかも、ヒップホップ界では最年少で単独の公演になるっていう。それをアナウンスしてましたし。Tohjiくんも来年、アリーナ公演するって最後にアナウンスしていて。LANAちゃんも年末から来年の年始にかけてのzeppツアーをアナウンスしていたし。なんかもう、みんな当たり前に2025年のことをプランしてるんだって思って。それに結構、食らったかも。

なんか私、Red Eyeくんと一緒にラジオをやってるから「こういうことを考えてます」っていうのはちょっと、軽く聞いてたんですけど。で、「もう2025年? 早いわね」みたいに思ってたんだけど。でも結構皆さん、若いアーティストさん、みんなもう意識は2025年にあるんだと思って。

すでに2025年に向けて動いている若いアーティストたち

(DJ YANATAKE)それってたぶん、あれですよね。みんなが大きい会場でやるようになったっていう証明でもありますよ。大きい会場ほど、どんどん先まで埋まってるっていうのが現状なんで。

(渡辺志保)そうそう。みんな、だって1年待ちとか2年待ちとか、言うじゃないですか。

(DJ YANATAKE)Zepp以上とかはやっぱりだから……早くチケットを売りたい人もいるし。早く会場を、それぐらい先のを抑えちゃうっていうのはあるんで。

(渡辺志保)そうそう。そうなんですよ。だからそれこそ他のジャンルも、アイドルとかロックとかはちょっとわかんないんですけど。こんなにも20代前半の若いアーティストがすでにもう、2025年の公演をバチバチに決めてるジャンルって他にないんじゃないの? とかって思って。

(DJ YANATAKE)いやいや、アイドルの方々とか、きっとすごいと思うけどね。

(渡辺志保)まあ、わかんないけどね。もっと前から、アナウンスしてるのかな? だからちょっと、それにびっくりしちゃって。それにだってみんな、しかもほぼほぼインディペンデントみたいな方も多いわけじゃないですか。だから、そういうところにも勇気をもらったというか、元気をもらったっていう感じでしたね。

(DJ YANATAKE)僕は2日間、配信でわりかし仕事しながら見たり聞いたりしてたんですけど。もう、素晴らしいですね。もう素晴らしいヒップホップフェスだったと思います。本当に。なんか、サプライズもたくさん用意されていて。この人のところにアナウンスされてない客演の人が来るとか。毎年、やってるんだろうけど、全く発表されてない人が……今年はYENTOWNがさ、勢ぞろいで来たりとか。ああいうのとか、もう会場にいたら、ぶち上がりだよね!

(渡辺志保)いや、本当にそうですよね。

(DJ YANATAKE)で、なんかもちろん、すごくいい場面も……名場面ばっかりで。みんないろいろ、配信とかで見ていた人もいっぱいたと思うんですけど。なんかすごい思ったのは、今年は大きい他の音楽フェスに全然ヒップホップアクトが、こんなに盛り上がっているのに少ないなって思っていて。ずっと思っているんですよ。なんだけど、なんかああいうところにヒップホップ勢が呼ばれていくのをもちろん望んでいるけれども。しかし、ヒップホップだけのフェスでこんなに大人数で、こんだけ盛り上がりを逆に見せてやった方がすごいプラスの広がりになるんじゃないかなって。それで、そういうのをちゃんと作ってくれている『POP YOURS』陣営にも、本当にリスペクトしかないですね。

(渡辺志保)本当ですね。「いや、うちらはうちらでこういう風にやってるんで!」みたいな感じで。

(DJ YANATAKE)で、それを見た人のTikTokとかさ、いっぱい流れてくるしさ。どうやったって。で、今回、YouTubeとかも見やすかっただろうし。配信も。そういうの見た人が「うわっ、今のヒップホップってこんなに盛り上がってるんだ!」っていうのは『POP YOURS』の切り抜きでめちゃくちゃ広がったんじゃないかなって思うんですよ。

(渡辺志保)うんうん。そうかもね。やっぱりみんな、合唱とかも本当、すごいっすもんね。本当に。で、しかも1日目、1発目がLunv Loyalくんで。2日目はKaneeeくんだったけど。やっぱり本当にそこから皆さん、お客さんもバイブス満タンみたいな感じでいるんですよね。なんか、前も話したかもだけどヒップホップ系のイベントって結構、みんな入りが遅いっていうか。お客さんも。っていう印象があるけど『POP YOURS』は本当に開場と同時にお客さん、バーッみたいな。で、皆さん、すごい趣向を凝らしたステージだし。

(DJ YANATAKE)「トップバッターがしょっぱい」みたいな感じじゃないのね?

(渡辺志保)全然ない。Lunv Loyalくんもめちゃめちゃ、バチバチ気合入ってましたし。ダンサーの方たちと一緒に。で、Kaneeeくんのところも一番目のトップバッターだけど、そこにSTUTSくんが来て。Daichi Yamamotoくんも自分の出番、まだ先なのに。Daichiくんもすでに……とか。で、1日目もMFSちゃんのステージにもJJJくんが参加して。Jさん、出番はもっと後なのにね。もう、そういうのが関係ねえんだっていう。

(DJ YANATAKE)「出番が後だと出ない」っていうのがセオリーだからね。

(渡辺志保)そうそうそう。セオリーなんだけどね。でも、そういうのも関係ないっていう……そのセオリー通りのアクトもいらっしゃいましたけど。もちろん。「ああ、ここでこの人はやっぱり出ないんだな」とか、あったけど。いや、もうそういうのじゃねえんだと思って。

(DJ YANATAKE)いいね。みんな、友達愛がありますね。

(渡辺志保)そうね。やっぱりチーム友達だなって思いましたね(笑)。

(DJ YANATAKE)チー友もマジですごかったけどね。

(渡辺志保)チー友、やばかったですね。初日もね、D.Oさんが愛あるMCをかましてらっしゃいましたし。

(DJ YANATAKE)チー友、欲を言えばWatsonとかeydenもいたからさ、どこかでそっちも出てくるかな?って期待していたんですけども(笑)。

(渡辺志保)バースを長くしてもいいんじゃないか?って思った節もありますけども。

(DJ YANATAKE)まあ、でもそれはDirty Kansaiチームにビガップっていう感じでね。

(渡辺志保)そうそう。先にJin DoggさんとYoung Cocoさんで『チーム友達』の口火を切ったっていうのはすごいよかったし。

千葉雄喜『チーム友達』

(渡辺志保)で、YENTOWNの皆さんも私、会場の階段をタタタタッて降りてる時にちょうど、YENTOWNの皆さんが到着して、裏の楽屋口から入ってこられたんですよ。で、みんなだるい顔で「お疲れっす」みたいな感じじゃなくって、もうはじける笑顔で「お疲れっすーっ!」みたいな。すごいんですよ。誰も見ていない楽屋口から入るっていうところだけども、YENTOWNの皆さん……Awichさんとか、もちろんいらっしゃって。みんなはじける笑顔で「お疲れさまっすー!」みたいな。本当にね、みんな弾けてたの。さすが『POP YOURS』みたいな。そういうのもよかったですね。

(DJ YANATAKE)あと、結構バズってましたけどKEIJUくんが。

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