千葉雄喜とZEEBRA 歌詞を書かないフリースタイル録音を語る

千葉雄喜とZEEBRA 歌詞を書かないフリースタイル録音を語る WREP

千葉雄喜さんとZEEBRAさんが2024年5月16日放送のWREP『Zeebra’s LUNCHTIME BREAKS』の中で歌詞を書かないフリースタイルレコーディングについて話していました。

(ZEEBRA)それで、フリースタイルでレコーディングするっていう話は俺、去年モニホの時にそんな話を聞いて。まあ、具体的なことは言いませんが。一晩で相当な曲を作ったっていう話を聞いて。あの時もだから俺と般若と3人でフリースタイルが始まったら、マジ止まらなかったからな!

(千葉雄喜)止まらなかったですねー。延々とやっちゃいましたね。

フリースタイルを始めたら止まらない

(ZEEBRA)すげえ楽しかったけどさ。そうかそうか。じゃあもう結構、最近はレコーディングもだいたいそういう感じで。もう、ノープランでスタジオ入って、ビートを聞いて。そこから出てくるフリースタイルが曲になっていくパターンだ。

(千葉雄喜)はい。

(ZEEBRA)そのへんってさ、いつ頃からそういう感じになったの? 制作は。

(千葉雄喜)J $tashっていうアメリカの友達と会って。ジャスティンっていうんですけども。ジャスティンとニューヨークのスタジオに21の時に行って。その時に、ジャスティンが曲を作ってる時に歌詞を書いてなくて。「これ、どういうこと?」みたいな。そしたらフリスタでやっていて。「ああ、じゃあ俺もやってみよう」ってなって、そこからですね。13年前ぐらい? から、そうなりました。

(ZEEBRA)そういう時ってさ、なんかたとえばさ、もちろんそのノリで出てくるのが重視だとは思うんだけど。「これは言おう」みたいなこととか、出てきたりするもん?

(千葉雄喜)いや、歌いながら「ああ、こんなことを俺、言ってる!」みたいな感じですね。

(ZEEBRA)じゃあ、ツルッと録るの? それとも、パーツパーツになるの?

(千葉雄喜)ツルッとの時もあるし、パーツパーツの時もあります。

(ZEEBRA)4とか8とか録って、1回止めて、みたいなにする時もあるし。あとは、なんだろう? いっぱい録ったやつの、いいところを繋げるとかは?

(千葉雄喜)ああ、それもあります。

(ZEEBRA)それもある。だって、そうだよな。だって、あんだけ延々とやっちゃうから。下手すりゃもう1曲が20何分とかになっちゃうだろ?

(千葉雄喜)ああ、それはよくあります。40分、1時間、フリスタして。いいところだけを組み合わせてって。

(ZEEBRA)すげえな。面白いな。でも実際さ、リリックを書かないで録る人っていうのもさ、USでは結構、昔から聞いていて。たとえばジェイ・Zとかもさ、別にノートには書き出さないで。頭の中でリリックを作っているみたいな。で、それを何となく覚えていてラップしているみたいなので。俺もそれ、初めに聞いた時は「ジェイ・Zにできるんだったら、俺もできないとかっこ悪いな」って思って。何曲かはそれでやってみたことがあって。

(千葉雄喜)へー!

(ZEEBRA)で、1バースとかはね、まあできたりするから。とりあえず16とか、なんとなく頭の中で作ってやってみるっていうのは何度か、やったことあるけど。そうだね。まあでも、それとはまた違うもんな。トップオブザヘッドだもんね? 完全にね。

(千葉雄喜)そうだと思います。

(ZEEBRA)また、それはそれで……それでやることで一番いいところって、なに?

フリースタイルで録ると自分で自分に驚ける

(千葉雄喜)フリスタのですか? ノリと、あと自分で自分に驚けるんで。「うわっ、何、この言葉?」とか「何、このフロウ?」とか。それが面白いっすね。

(ZEEBRA)やっぱりでも、あれかな? フロウの点でいったら、フリースタイルに勝るものはないかな。そうだよね、やっぱりね。

(千葉雄喜)はい。

<書き起こしおわり>

千葉雄喜(KOHH)歌詞を書かないフリースタイル録音を始めたきっかけを語る
千葉雄喜さんが2024年3月12日放送のJ-WAVE『TOKYO M.A.A.D SPIN』に出演。リリックを書かずにフリースタイルでレコーディングをするようになったきっかけを話していました。
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