ZEEBRA BAD HOP東京ドーム公演と『Empire Of The Sun』製作を語る

ZEEBRA BAD HOP東京ドーム公演と『Empire Of The Sun』製作を語る WREP

ZEEBRAさんが2024年2月20日放送のWREP『Zeebra’s LUNCHTIME BREAKS』の中で前日に行われ大成功に終わったBAD HOPの東京ドーム公演についてトーク。自身が参加したT-PABLOWさんとの楽曲『Empire Of The Sun』の製作などについても話していました。

(ZEEBRA)ということで、皆さんはいかがお過ごしでしょうか? 昨日はまあとにかく、東京ドーム、すごかったなー。すごかったね、本当にね。やっぱり、なんていうか、うん。ほら、USのさ、ヒップホップのライブの動画とか、いろいろ回ってくるじゃん? で、それを見てさ、あのサイズでさ、やっぱりトップの連中はやってるわけじゃん? で、「いいよな、USは。こんなところでできてさ」って、みんなやっぱりずっと思ってたわけだよね。

でも昨日、あれと全く同じような光景が……お客さんが5万人。最高! ヒップホップやっていて、本当によかったと思ってます。終わった後もですね、いわゆるおっさんチームね。UBG、雷、ACC、妄想族、NITRO、そのへんが何人かで集まって、打ち上げをやってたんですけども。まあね、とにかくみんな、なんていうか自分たち……やっぱり本当に、みんな自分たちのものみたいに喜んでるんだよ。本当にそういうもんなんだよ。昨日のは。

だからたぶん、何だろう? BAD HOPのファンもみんな、すげえ嬉しかったと思うし。長年のヒップホップファンも嬉しかったと思うし。やっぱりこうやってね、みんながどんどん、みんなで夢を見せ合ってやっていくこのカルチャー、最高だと思います。本当にBAD HOP、おめでとう。ありがとう。解散ですけど。寂しいけれども、これからもみんな、ソロで頑張ってください。

(中略)

(ZEEBRA)はい。ちょっとタイムライン、見てみますね。コメント、どんな感じかな? 「ジブさん、『Empire Of The Sun』、最高にかっこよかったです」。ありがとう。「T-PABLOWさんとの新曲を聞いてKM-MARKIT『未来予想図 ~The Blueprint~』のジブさんリリックを思い出しました。これから皆さんの活躍と、広がるシーンを楽しみにしております。ジブさんのソロ作も待ってます」。ありがとう。昨日、ちなみにね、やっぱりBAD HOPにはじめにラップの仕方とか韻とかを教えたっていうのがKM-MARKITだっていうのをこの前もBarkが言っていたけども。たしかに、そうなんだよ。KM-MARKITがね、奴らの先輩と仲が良くて。そこから繋がっていって……っていうのが一番初めにあったから。だから「お前、東京ドームに来いよ!」っつって、ケムも呼び出して。で、俺ら一緒のところで見てました。

BAD HOPに最初にラップを教えたのはKM-MARKIT

(ZEEBRA)続いて。「『Empire Of The Sun』、やばすぎ。なんかうるっとしちゃったし。ふざけんなよ。最高だろ!」。本当、最高なんだよ。「今日もよろしくお願いします」「リスナー、Zeebraさん、こんにちは。昨夜の東京ドームに感動・感激しました」「こんにちは。東京ドームでBAD HOPのリスペクトに最高のパフォーマンスで応え、平日お昼の自分のくだらない質問にも丁寧に答えてくださるジブさん、その振り幅の広さ、懐の広さに改めてビッグリスペクトです」。ありがとう。

「ZEEBRAさん、皆さん、こんにちは。昨日のBAD HOP解散ライブで初披露されたというこの曲、エモすぎました。T-PABLOWとZeebraさんのリリックにSTUTSのトラック、最高です。昨夜は泣きましたか?」。もう、みんな泣きまくりです! 他にも皆さん、チェックしてくれております。ということで、本日の1曲目、行ってみましょう。もちろん今日の1曲目は、BAD HOP『Empire Of The Sun feat. T-Pablow & Zeebra』。

BAD HOP『Empire Of The Sun feat. T-Pablow & Zeebra』

(ZEEBRA)お聞きいただいたのはBAD HOPで『Empire Of The Sun feat. T-Pablow & Zeebra』でした。はい。ということでですね、ここでニュースなんですが。今日のニュースはですね、BAD HOPがZEEBRAをフィーチャリングして『Empire Of The Sun』をリリースしましたというニュースでございます。まあ、リリースはしてないか。とりあえず、まだビデオだけか。これについてね、せっかくだからちょっと話そうかなと思うんだけれども。そうだな。本当ね、やつらが2WINでやっているところから「何かのタイミングでやりたいな」って思っていて。で、あいつらが初めに言ってたのは「自分らの曲に参加してもらうんじゃなくて、ZEEBRAさんの曲に参加したいです」って言ってたんだよ。

でも俺、やっぱりあいつらをやろうと思って、それで初めて裏方をやったのね。あんなやつらがいなかったら俺はたぶん……っていうか俺、誰かすごいのがいたら裏方をやりたいってずっと思っていたんだけど。本当にやっと、見つけたんだよ。だから俺、レーベルも立ち上げたし。そこで……もうなんていうか、自分の名義のものを俺はそこから出してないんだよ。アルバムとか。なんていうか、俺はとにかくこの、こいつらを応援したり、この日本のヒップホップシーン、次の世代をとにかく応援することに今は主軸を置いていたんで。なかなか俺のリリースはなかったわけですよ。

だからそういう意味で、なかなか俺たちのコラボができなかったんだけど。でも「BAD HOP、最後なんで。ジブさん、今回1曲、やってほしいです」っていうことで。「うん。もちろん!」って。ただね、まあバタバタの中で曲も作り。ミュージックビデオが昨日、月曜日の夜に公開されましたが。撮ったのは日曜日の朝です(笑)。だから、もう本当に24時間ちょっとぐらいで全部、出来上がって。俺はね、それこそすぐそこのシスコ坂でも撮ったり。あの昭和の家っていうね。昔の日本家屋みたいな。そういうところで、撮影してみたりとか。そんな感じだったですかね。

あとは、そうだな。あっちの円山町の方の裏の道なんかでも撮ったりしてたんですけども。いや、とにかく、うん。なんだろうな? 何がすごいってね、もう全部、最後の最後まで、ギリギリまでやったのよ。たとえばこれ、声ネタが入ってるじゃん? あの声ネタを入れることが決まったのが、先週の金曜日の夜ぐらいで。で、そしたら「これ、声ネタ使用許可の確認を取らなきゃいけないじゃん」ってなって。権利関係ね。でも、もう金曜日の夜ってなったらレコード会社、やってないんだよ。土曜も日曜もお休みで。「どうしようかな?」って思って。「月曜日にはアップしたい」って言ってるから「どうしようかな?」みたいな。

ギリギリで取れた声ネタの使用許諾確認

(ZEEBRA)でもとりあえず、まあみんな、知ってるし。知り合いのあれだから、とにかく連絡だけしておいてやっていって。本当は昨日の昼にアップしたいって言っていて。「じゃあ、それまでにやんなきゃいけない」ってことで俺ももう、一昨日の夜。日曜日の夜は朝4時ぐらいまでいろいろ、ああでもないこうでもないってやって。それで日曜日の朝、7時から撮影してたんだよ? 撮影して、夜中の4時までああでもないこうでもないってやって。で、次の日。月曜日の朝は8時50分ぐらいにポニーキャニオンの担当から連絡が来て。「じゃあ、これは……」っつって、そこからまたみんなに連絡して。RINOにも電話して。

それでやっと。だからもうなんていうか、みんなが……俺のあの曲だけもそれなのに。他の曲も全部、そうで。ヒップホップの連中みんなが一丸となって、あいつらの東京ドームをサポートしたっていう。まあ、そんな感じなんじゃないかなっていう風に思っております。素晴らしいライブ、ありがとうございました。来てくれた皆さんも本当にありがとう!

<書き起こしおわり>

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