ランジャタイ国崎 ドンキーコングBGM作曲家デビッド・ワイズ来日ライブを振り返る

ランジャタイ国崎 ドンキーコングBGM作曲家デビッド・ワイズ来日ライブを振り返る ニッポン放送

ランジャタイ国崎さんが2024年4月29日配信のニッポン放送Podcast『ランジャタイの伝説のひとりぼっち集団』の中で自身が大好きだったゲーム『スーパードンキーコング2』のBGMを作曲したデビッド・ワイズさんの来日ライブに参加した際の模様を振り返り。ライブ後の打ち上げなどについても話していました。

(国崎和也)私事なんですけども、この間……あなた、『ドンキーコング』ってやってました?

(伊藤幸司)やってましたよ。スーパーファミコンの。

(国崎和也)そう! スーパーファミコンの『スーパードンキーコング』っていうのがあるんですよ。で、僕はたぶん小学校1年生の時に親戚のおじさんの家に行って、みんなでやった時に衝撃を受けて。ものすごい面白かったじゃない? リアルで。で、たしかジェットコースターの面だったのを覚えてるんです。

(伊藤幸司)革新的だったね。あの当時。動きがすごくて。

(国崎和也)で、これ以上ないとさえ思ったじゃない? ゲームって。グラフィックが綺麗で。「うわっ、すごいな、すごいな!」と思って。小学校1年生で衝撃を受けて。それで小学校2年生の時に『スーパードンキーコング2』っていうのが出るのよ。もう、革命! 何が革命って、音楽がさらに一段と……たぶんね、容量が増えたのよね。そこでソフトの容量とかが増えて、音楽を組み込んでいる中でのゲームがものすごい面白くて。それで気が付けば僕、小学校2年生から中2まで、それをやってたんです。

(伊藤幸司)長いですね。それ、1個だけ?

(国崎和也)ひとつだけです。

(伊藤幸司)ドンキーだけを?

(国崎和也)『スーパードンキーコング2』をひたすらやっていたんです。

(伊藤幸司)もうクリアしてるでしょう?

(国崎和也)もちろんです。

(伊藤幸司)クリアしても、何回もまたやるの?

(国崎和也)好きな面とかに行って。

(伊藤幸司)じゃあ、相当好きだ。

(国崎和也)もちろん、他のゲームもやるけど。必ずその中で1回はやるっていう。

(伊藤幸司)1日に? それは相当好きですね。

(国崎和也)それでこれで、中学校2年生の時に気がついたのが「このままだと、ダメになる」と思ったの。これをやり続ける人生。自分の人生に……わかるやんか。14歳。影響を及ぼすと思って。「これを毎日、やっている。その時間を換算すると……7歳からやってるから人生の半分、これをやっているんだ。これはダメだ」と思って。それでその中学校2年生の時、覚えてるんですけど。休みの日1日、『スーパードンキーコング2』だけをやるの。で、そのね、トゲトゲのバラの面があったんですよ。そこがすごい、なんでかわかんないけど、よかったの。小さい頃から大好きで。その音楽が好きで。ずっとそれだけを見て、1日が終わったの。で、そこでやめたのよ!

(伊藤幸司)それを最後に決めたの?

1日中、とげとげタルめいろをやってそこから一切、やらなくなる

(国崎和也)14歳よ? で、それを最後にそこから、やってなかったの。『スーパードンキーコング2』は。

(伊藤幸司)それで「今日が最後だ」と決めたんだ。

(国崎和也)「さよなら!」って思って。

(伊藤幸司)泣いた?

(国崎和也)ほろりよ。それでディクシーとディディっていうのがいて。主人公2匹。でも「さよなら!」って思ってやめて。それで、時を経て。僕はそれこそ東京に出ていって、芸人になって。言ったら今、それから22年後。今、36歳になったじゃないですか。ある日、カミナリのYouTubeで「デビッド・ワイズの曲を聞く」っていうのがあったの。「『スーパードンキーコング2』の神曲を聞く」っていう「えっ、『スーパードンキーコング2』? すごい好きだった!」って思って、その動画を見たら、その『スーパードンキーコング2』の曲は全て、イギリスのデビッド・ワイズっていう人物。おっさんは作った曲だったんですよ。それにちょっと、衝撃を受けて。で、僕がやっていたのは「とげとげタルめいろ」っていう面だったの。そのデビッド・ワイズが作ったやつ。もちろん名曲がバーッてあって。「えっ、これも? これもワイズなんだ!」って。

(国崎和也)だから「テレレ、テレレ、テレレレレレレ♪」とか、あるじゃない? あれもワイズ。ほぼほぼワイズがバーッとドンキーコングの曲を作ってるんです。

(伊藤幸司)ほぼ全部の?

(国崎和也)ほぼほぼ。

(伊藤幸司)全部ではない?

(国崎和也)全部ではないんじゃない? でも『スーパードンキーコング2』は全て、BGMは作っていて。それでちょっと衝撃を受けて、追っていたんですよ。そしたらカミナリがYouTubeで会いに行って。

(伊藤幸司)えっ、デビッド・ワイズに?

(国崎和也)イギリスの方に行って、ワイズの家を突き止めたんですよ。どうやったか、わかんないですけど。それで行ったんですけど、「ワイズ、いねえな」ってなって。「ダメだ、これ。近くのファミレスに行こう」っつってたら、デビッド・ワイズが道端にいたんですよ!

(伊藤幸司)えっ、道端に?

(国崎和也)「ワイズでねえの!」って言って。「ワイズ、ワイズ!」っつって。で、カミナリがそのドンキーコングのTシャツを見せて。「俺ら、大好きなんだよ! お前!」って。で、ワイズとトークをするんですけど。そこからあれよあれよという間に仲良くなって。ワイズが「日本に行くよ。日本でライブ、やるよ」って言うのよ。

(伊藤幸司)立ち話で仲良くなって?

カミナリがイギリスでワイズと仲良くなり、来日ライブ決定

(国崎和也)仲良くなって。そこで、日本のライブ……カミナリってグレープカンパニーじゃないですか。それでライブをやるってなってこの間、カミナリに「すごい僕、『スーパードンキーコング2』が大好きなんだ。大好きだから、ちょっとよろしく伝えておいて」っつったら、たくみが「ライブをやるんです。ゲストで来ませんか」って言ってくれて。で、3日前かな? 一昨日かな? 行ってきたんですよ。デビッド・ワイズのライブに!

(伊藤幸司)その話を聞いてからだと、ちょっと感慨深いものがあるね。

(国崎和也)感慨深いですわ……。だって1500人のキャパに殺到したらいいの。言ったらもう、芸人ファンじゃない。お笑いファンじゃなくて、音楽の人が……。

(伊藤幸司)世界のワイズのライブ。

(国崎和也)世界のワイズの曲を聞きたいってなって。演奏するかはわかんないけどね。それでバーン!って来て。そこにゲストで行けて。でね、ワイズの質問コーナーとか、いろいろあったんですけど。それの二つ目のコーナーで、会場の大スクリーンで『スーパードンキーコング2』をやって。それでオーケストラでそれに合わせて演奏してくれるのよ。

(伊藤幸司)ワイズがこうやって? 指揮をするの?

(国崎和也)ワイズは見ていた。

(伊藤幸司)ああ、見てるんだ。指揮じゃないんだ(笑)。でも、音楽を演奏しているのをワイズが見ているんだ。自分が作った曲を。

(国崎和也)それで僕がやっているのを……それで僕、22年ぶりで。あれから、やめていたから。

(伊藤幸司)「今日で最後だ」って決めたもんね。

22年ぶりの『スーパードンキーコング2』

(国崎和也)だからすごい感慨深くて。最後にやめた22年後に、曲を作った本人の前で。オーケストラで演奏されるなんて、思ってないから。ものすごい感慨深くて。「うわっ、すごい!」と思いながらやって。それでとげとげタルめいろとか、いろんな面をやって。そこでまたワイズが乗ってきて。自分でバーッと演奏し始めて。それがすごい……会場、もうの人たち、みんな泣いてるのよ。よすぎて。たぶん僕みたいのがいっぱいいたんでしょうね。子供の頃にやっていた。

(伊藤幸司)泣いてるんだ。

(国崎和也)カミナリ、もう2曲目で泣いてるのよ? まなぶとたくみが。

(伊藤幸司)カミナリも本当に大好きで。

(国崎和也)それを見て……霜降りのせいやとかもいたんだけど。せいや、引いてるの。2曲目で泣いてるから(笑)。

(伊藤幸司)せいやも同じ熱量で好きなんじゃないの?

(国崎和也)そうなのよ。でも、せいやはでも『ディディーコングレーシング』が好きで。

(伊藤幸司)それもワイズが作ってるの?

(国崎和也)ワイズが音楽を作ってるの。せいやなんか、パーカーも着てきて。たぶんものすごいフリークなの。それでもう、もうはしゃぎすぎて。打ち上げがあったんですけど。ちゃんこ屋を取ってくれて。あれ、カミナリのまなぶが全部手配したんですって。ワイズの飛行機から、ワイズの旅行先。ちゃんことか店とか全部、ワイズのを。日本のものを食べさせたいっていうので。それで本当に僕、よくなかったんですけど。もうなんか、いい日じゃない? それで酔っ払って……横にいたのがせいやだったんですよ。で、せいやってさ、武田鉄矢さんのものまねをやっているじゃないですか。それでずっと僕、武田鉄矢さんにしゃべるテイで失礼を働くっていう。

(伊藤幸司)はいはいはい。

(国崎和也)「僕は『織部金次郎』しか見てない。あなたのことはオリキンで知りました」って言ったら、せいやが本当に……「あの、お前な、本当にお前、失礼な奴だな? 君はどこなんだ? 事務所は。あと、もう話しかけるなよ。お前みたいなカス芸人は俺に話しかけていい存在じゃないんだ。死ね、お前は!」「いや、本当にオリキンを見て……」「そんな奴はいないんだ。金八を見てこい、このクズ!」みたいな。そういうネタなのよ。クソみたいな武田鉄矢っていうネタで。

「金八をまず見てこい!」「なんすか? 金八って。知らないんですよ。怖いですよ、鉄矢さん」「わかった、わかった。殺す。俺は、お前を殺す。必ず殺すから。簡単だよ? 業界は全部、牛耳っているから。警察も仲いいんだよ。俺。全部、抹消できるから。お前、どこだ? グレープカンパニーだろ? 事務所ごと潰すよ? 事務所ごと、潰すからな」って。そしたらもうまなぶが酔っ払っちゃってさ。なんかもう、武田鉄矢さんなんだけど。この鼻ぐらいの距離で中指をずっと立ててるの(笑)。まなぶがずっと武田さんに(笑)。

(伊藤幸司)ずっと?(笑)。しゃべってる武田鉄矢さんにずっと中指をね。

(国崎和也)武田さんっていうか、せいやなんだけどね。「わかった。本当、殺すからな。お前は誰だ、坊主? お前、わかってんのか? これは、コトだぞ? これ、戦争になるからな。対グレープカンパニーだ」って。で、たくみをめっちゃ慕っているのよ。「たくみ! お前がいるから来たのによ、なんだ、こいつらは?」って。気づいたらずっと俺……ワイズに質問したりしたかったのに、ずっと武田鉄矢と口論になっちゃって。

(伊藤幸司)ああ、そこにワイズもいるんだ?

(国崎和也)いるいる! それで(武田鉄矢のものまねで)「ワイズちゃん、聞いてよ? 今から、ジャパニーズ殺し。ジャパニーズ殺人、見せてやるよ」って。

(伊藤幸司)ワイズ、そのネタを知らないじゃん? そのクソみたいな武田鉄矢っていうのを。どう思っているの? 中指を立てているのとか、見て。

(国崎和也)ワイズは「Oh!」みたいな(笑)。わかってないから(笑)。まなぶがずっと中指をせいやに立てているから。ワイズも「空気がおかしい。このテーブルだけ、ピリついている!」ってなっていて。そこで「じゃあ、打ち上げを終わりましょう」っつったらワイズが「カラオケ、カラオケ!」ってなって。たぶん、ないんですよ。日本みたいなのは。で、「カラオケ、行きましょう!」ってなって。カラオケに行って。そしたらまた、武田鉄矢さんがいるから。カラオケに。それで横にすぐついて。「武田さん」「お前、本当についてくるなよ」「あの、海援隊、歌ってください」って。で、ワイズさんが歌っていたんですよ。「割り込んでください」って言って。

(伊藤幸司)それは、あなたが言って?

(国崎和也)はい。「武田さん、割り込んでください。お願いだから割り込んで、海援隊を歌ってください」「お前な、殺すぞ? お前、本当に殺すからな。顔も覚えた。写メも撮った。(パシャパシャ)。今、全部仲間に連絡したから。明日から道中、気をつけろよ? 必ず息の根、止める!」って。

(伊藤幸司)すごいですね(笑)。

(国崎和也)いや、すごかったですよ。

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