(伊藤幸司)それ、でもあなたが悪いんじゃないですか? あなたがずっと煽っていたんでしょう? なんかよく聞くと。あなたが振り続けて。
(国崎和也)そう。ずっとその失礼を働いてたんすけど。でも、せいやも3時間やるとは思っていない。それ、3時間やってたんですよ(笑)。
(伊藤幸司)長い! 人格、乗っ取られんじゃない? 大丈夫?
(国崎和也)いや、すごいですよ。もう武田さんで帰っていきましたよ。帰り、タクシーだったんですけど。なんか「どけっ!」みたいな。俺に(笑)。
(伊藤幸司)ちゃんと抜けたかな? 大丈夫かな?
武田鉄矢のまま帰っていく霜降り明星・せいや
(国崎和也)いや、抜けてないよ。タクシーで「運転手さん、あいつを殺してください!」みたいな(笑)。「お前は、あそこで突っ立っておけ!」みたいな(笑)。
(伊藤幸司)「お前がタクシーに頼んで轢き殺してやるからよ!」って(笑)。ギリで止めないんだ。「僕は死にましぇん」じゃないんだ。
(国崎和也)「ゆけー!」だよ(笑)。タクシーに乗りながら「ゆけー!」って(笑)。ちょっと、すごかったですね。おもろかったですね、でも。
(中略)
(国崎和也)それでさ、さっきのカラオケの話になるんですけど。「うわっ、すごいね」と思って見てたのがせいやが演じる武田鉄矢さん、いるじゃないですか。結局、『ジンギスカン』を歌ったんですよ。あれを。武田鉄矢で歌うんですよ。で、歌詞を全部変えて。ずっとワイズに対して歌っているの。ワイズに対してアンサーみたいな。日本に来たワイズに対して、ちょっと忘れちゃいましたけど。ものすごい綺麗な歌を歌うのよ。しかも、武田鉄矢さんでよ?
(伊藤幸司)それは日本語で? 通訳さんもいるの?
(国崎和也)日本語。通訳さんもいて。ジェームスっていう、まなぶくんの……。
(伊藤幸司)ああ、全部、伝えてはくれてるんだ。通訳さんは。
(国崎和也)通訳さんは伝えてはいるけども、キャパオーバーなのよ。日本語の言葉とあれが、通訳で合わないから。でも、ものすごい器用なのよ。武田鉄矢で『ジンギスカン』をアンサーソングとして歌うって、なかなかじゃない? その場でそれをやって、ものすごい盛り上がっているのよ。「すごいな! 器用だな!」って思って。みんなで歌って。僕はワイズに『POISON』を……。
(伊藤幸司)言いたい事も言えないこんな世の中じゃ? 歌ってあげたの?
(国崎和也)はい。聞こえないぐらいに歌って。
(伊藤幸司)誰か、それを突っ込むの?
(国崎和也)それは武田鉄矢さんが突っ込んでくれました(笑)。
(伊藤幸司)全部やってくれるじゃん(笑)。
(国崎和也)それでね、マイクを「ポイズン」の時だけワイズさんに向けて。「POISON!」って言ってくれんのよ(笑)。ノリノリなの。で、やっぱりね、楽器ができるって素晴らしいと思ったのが、マイクを向けて「POISON」って言った後、もう1回、マイクを向けたらサックスを取り出してきて。その『POISON』に合わせてセッションしてくれるのよ。
(伊藤幸司)そんなの、すぐできるの?
(国崎和也)すぐできるの! それでなんか、みんなテンション上がっちゃって。オーケストラの人たちも。ヴァイオリニストの人がいきなり、カチャカチャってやって、自分のヴァイオリンを取り出して弾くんだけど、聞こえないの。サックスの音がデカすぎて。かわいそうだったよ(笑)。
(伊藤幸司)でも、すごい空間ですね、それ。
(国崎和也)夢のような空間でした。本当に、みんなで盛り上がって。で、こうやって叩く人たちもいるし。だからオーケストラさんのって、楽しいかもね。打ち上げって。あんな打ち上げなんだと思って。誰かが歌って、誰かが演奏してとか。
(伊藤幸司)ああ、なるほどね。芸人の打ち上げとは、ちょっと違うというか。
(国崎和也)ちょっと違いました。音楽家の人たちの打ち上げなんだなと思いながら。
(伊藤幸司)素敵ですね、なんか。
(国崎和也)素敵でしたね。ちょっと面白かったですね。
デビッド・ワイズ来日&ライブ
<書き起こしおわり>